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■2001/02/19 (月) 野口体操の書籍が出版中止などで・・・

体の使い方の基礎を教えてくれて目からうろこが落ちるような体操が”野口体操”です。
私も、野口体操の本を数冊読んで、強い衝撃を受けたことを昨日の日のように記憶しています。

しかしなにやら先ほど野口体操のHPを見に行ったらいつのまにか野口体操の本が版元の営業中止や出版中止などでてにはいりづらいか、またはラッキーに書店に在庫があるだけでそれを手に入れるか古本屋にいくかしなければ手に入らない状況になってしまいました。

これはゆゆしき状態!残念だし大切ななにかが崩壊していくようなさみしさを感じています。

野口体操のインターネットのHPにも大変重要な体の使い方やあり方の概念のエッセンスがつまっていますが、やはり書籍のページ数には内容的にまったくかないません。
私にとっては書籍「原初生命体としての人間」(注)はもっともボディワーカーや身体を積極的に繊細にコントロールしなければならない方だけではなく、すべての方に必要な参考書だと確信しています。・・・ちょっと普通の方には読みにくく分かりひくいけど、繰り返し繰り返し読むことで今まで気づかなかったような自分の体との出会いがあります。何度よ見返しても新しい発見が在り続けるまったく不思議な本です。

(注):「原初生命体としての人間」
岩波書店同時代ライブラリー
東京芸術大学名誉教授・野口三千三著

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「野口体操・感覚こそ力」
「野口体操・自然直伝ー野口三千三語録」
(↑上記2冊は比較的わかりやすいです)
「原初生命体としての人間」岩波同時代ライブラリー (※ 在庫切れのためご注文いただけません。そして少しこの本は難解なところが在り、それが魅力につながっています・・)

とにもかくにもぜひぜひ今のうちに興味があります方は一度野口体操のURL におとづれてみてはいかがでしょうか。
http://noguchi-taisou.server.co.jp/Default.htm

そして今しかこれらの本は手に入らないかもしれないので、とりあえずボディワークに関心があるかたやからだの使い方の基礎を知りたい方は購入に走ってください!!

■2001/02/17 (土) 楽しいヨガレッスン

以下のHPはヨガのポーズを紹介したものでたまたまネットサーフィンで見つけました。一週間単位で曜日変わりメニューで、さまざまなヨガのポーズをとることができるという構成。
実用的でなかなかやりやすいポーズから難しいポーズまで用意されているすばらしく良心的なHP。
http://www.kagawabank.co.jp/yoga/yoga-3/yoga-3.html

僕は、無理なくできそうな無難なものだけやっています。
最近筋肉を使うとしてもワンパターンの筋肉を使いすぎる傾向が強くなってしまったので、疲れがぬけにくくなっていることを感じます。そんなこんなで短時間で手軽にできるようなヨガは楽しい。
呼吸法や体の力のぬき方などをきっちりと押さえながら行うためにはやはり先生の元でアドバイスを受けながらでなければと思います。けっこう鏡を見ながら客観的に自分の取っているポーズがよいのかどうかを判断することが難しいものですから。それに力任せに体を使おうとする習慣がある方(実は一般の方はほとんどの方がそうなのだと思われますが)ポーズによってはかなり危険を伴うときがあると思います。けっして無理をしないでゆっくりとこの程度までできれば十分という意識で取り組んでください。僕は自力の40%前後の力や柔軟性が出ればそれで十分だという気持ちで取り組んでいます。その気持ちがないとかえってからだに力みが入ってしまってうまくポーズをとることができませんので、そういう心持ちの方がよい結果が出ると信じています。
あと始めはヨガをしてきて筋肉が緩みはじめると今まで気づかなかった身体内部の疲労して硬直してきたところで神経が麻痺していたみがわからなかったところの痛みが分かりはじめてきます。それはけっこうつらいことなんですがそのときにはいったんペースを落として気長に対処するということがよいのでは。これがヨガスクールに通わずに自分でマイペースを計算して負担をかけないようにしていくことができる最大のメリットですから。

あとちなみに図書館で今借りている本なのですが、中高年にもできると銘打っているだけあって比較的容易なポーズがわかりやすくかかれている良書です。トライしてみてくださいね。

広池秋子先生著
らくらくヨーガ
主婦の友社

■2001/02/16 (金) こどものからだのこと

先日クライアントの方との会話・・・。

極々偏見を持った一般論的なことなので恐縮だが・・・

たとえば
最近の子供たちの姿勢はとても悪くなってきた。
呼吸器や生殖器、消化器などのさまざまな機能低下がみられる。出生する3/4のこどもたちに何らかのアレルギー反応が出ているということからもうなづけるところだろう。町角で歩いている若い人のスタイルをみると結構カッコよく見える人もいるのだが、眼力が備わったワーカーの目で見ると身体の側湾傾向があるかどうかなどは顔の歪みや肩の左右の高さのさ、あごの出方、歩き方などでごまかすことはできない。
体格はよくなってきたのかもしれないが体力が落ちてきている。それは官公庁が発行する白書にも明らかだ。
そしておまけに最近の学校の勉強カリキュラムはだんだんと平易なものとなってきて、国際的な競争に放り出されたときに戦えるだけの能力がかけてきているそうだ。やはりビジネスの世界に突入すると弱肉強食のシビアなもの。

そしてそれらを総合的に考えて未来の自分たちのことをシュミレーションしてみる。

私の親の年代が年齢が高くなって働けなくなる。
子供たちは体が弱く体力がなくって戦力にならなくなる。
そうするとある程度の体力を備えた私たち、20代から30代のものたちは定年制が撤廃されて体力が続く限り働き続けなければ日本を支えることができなくなる。

そうならないためにはどうすべきなのか。

●50代以上の方へ、身体の機能の改善をしっかりと意図して取り組んでいってほしいです。
筋膜を解放することによって、多くの方が若いときのようなスタイルや体力が回復するでしょう。そして多少の身体の使い方のトレーニングが必須要項になるでしょう

●子どもの方へ、体の使い方を勉強するチャンスをもってもらいたい。まだ筋膜の癒着等でからだの自由が効かないということもなく、スムースに身体能力を向上発揮させることができます。そして少ない労力ですばらしい将来をつかむきっかけになります。体の使い方をしっかりと勉強すれば体を使うということがすごい楽しいものだし、それが本能に要求されているものなのだということに気づき出すでしょう。身体の使い方がトータルでできるようになれば頭脳の能力等も飛躍的に向上することができます。子どもに対してのこの教育は親の考えによってそのチャンスが与えられるものとなるでしょう

■2001/02/16 (金) ・・・失敗談・・・ミルマグ編

最近、ミルマグという緩下剤というものに興味を持った。
ミルクとマグネシウムが主成分です。

これを飲むことによって腸内を洗浄してくれる効果があるということで、健康な人も使っているというインフォメーションを得て興味を持ってみた。副作用、常習性もないそうだ。便秘薬にもなるそうだ。
そして近所の薬屋を渡り歩きその薬を購入してみた。

腸内の老廃物が多くあるとそれが常に酸化した毒素を出し続けてしまいます。それがなくなればよいということで、アーユルベーダなどではまずはマッサージ以前に体の中の毒素をよりスムースに排泄するということを心がけている。まずは体内毒素を排泄して、それから体質を改善していくというのがインド的な体質改善のプロセスなのでしょう。私がワークをするときも、どうすればスムースに体内毒素を排泄できるようになるだろうかということを計算している。その計算があうときに初めてスムースな体質変換ができるのです。。
それにより弱アルカリ性の血液はさらさらになり、体の柔軟性は増していく。筋膜ははがしやすくなる。肌はすべすべして吹き出物などが出なくなる。疲れにくくなる、その他多くのメリットがあるのだ。それは断食をすることによってかなえられる効果とオーバーラップするところがあります。
そしてそれを薬によって手軽に実現することができればかなり画期的なことかもしれないと思って自分の体を犠牲にしてチャレンジしてみた。

そして飲んでみた・・・2時間後・・・お腹がぐるぐるしてきた・・・げっぷがでてくるしい。・・・4〜8時間後トイレに行きたくなるとかいてあった説明書の言葉を期待していたが・・だめでした・・・・。
そのひよりお腹の調子が悪くなって10日間、今にいたる。(涙)

おそらく数週間前からヨガのポーズのトレーニングを一人密かにしはじめていて、それによって腹筋が硬直化してお腹の調子が悪くなったという可能性もある。
とりあえず体調を見事に壊したんで、復活してから再度ミルマグを使ってみようと考えています。
・・・だってあと100錠以上あるんだもの。

いつかそのリターンマッチのチャレンジ後の結果をご報告することがあるかもしれません。

(参考:西式健康法を知っている人は”スイマグ”という緩下剤はご存知でしょう。それとにています。あとは”イオナミン”という薬もマグネシウムが主成分の緩下剤です)

■2001/02/15 (木) TSラインについて

頭蓋骨は、一枚板の大きな丸い骨ではありません。
それは前頭骨や側頭骨・後頭骨・その他いくつもの骨が
ぎざぎざした縫合部によって結ばれて一つの頭蓋骨になっています。

そしてその頭蓋骨の中でも側頭骨と蝶形骨を含む外周の縫合部位を”TSライン”と呼んでいます。
実はこのTSライン上に、わかりやすいイメージでいいますと足裏の反射区と同じような各内臓と関連したところに痛みやしこりができるというチェックポイントがあります。

それにより腎臓、小腸、副腎、肝臓、直腸、盲腸、生殖器、生殖せん、結腸、副鼻腔、心臓、肺、たんのう、胃、横隔膜、膵臓、脾臓などの内臓諸器官にダメージがあるかどうかを、頭蓋骨を触るだけでチェックすることができます。
私がこめかみ付近をなにげなくチェックしているときがありまして、
そのときには身体の中の内臓の機能がどうなっているのだろうか
というものをしこりの有無によって判断しようとしています。
医師ではありませんので対応する内臓のここが弱いのではないでしょうか、と進言することは直接的には控えることがおおいのですが身体についてより深く知りたいというニーズがあるクライアントの方(同業者でワークを受けにこられている方のような身体の基礎知識を持った方にのみですが)には、参考までにしてくださいと前置きをしてお伝えするのもいいのでしょう。

また、このTSラインには痛みやしこりができるという性質がありますが、それと同時に足裏を圧して痛みがでる反射区の対応した内臓の機能を改善できるのと同様に、TSラインのしこりがあるところを軽くたたいたり押してみることで内臓の動きがよくなるようです。
この効果は意外に大きなもの。

人のからだには思いもよらないチェックポイントがもっともっと隠されているようです。ちなみにAKという応用筋肉学では他にもさまざまなチェック方法があります。どこの筋肉の力がなくなってしまっているカなどをけっこう器用にみつけることができるので助かっています。

(個人的にOリングテストをしてもなかなか思わしい判断ができないケースが僕の場合多いので、それよりも確からしい判断材料を多方面から得てワークの進み具合とか推し量っています。)

■2001/02/14 (水) 初動負荷理論について

フィットネスクラブのトレーナーをされている方や、御自身でかなり体の使い方のトレーニングをされている方は身体のトレーニング理論の一つ、
小山裕史先生の「初動負荷理論」についてご存知の方もおられるでしょう。

普通はあまり初動負荷理論といってもどんな負荷を体にかけるものであるのかをイメージすることが出きる人は少ないでしょう。
しかしこの理論に基づいて今現役でスポーツ界を引っ張っている選手たちがトレーニングをしているということをしれば、その実力を知ることができるでしょう。たとえば短距離のアスリート、東洋で100m10秒の壁を破れる伊東選手、マリナーズ移籍したイチロー選手なども初動負荷理論に基づいてトレーニングをしたことがあるそうです。

という私も具体的なことはクライアントのフィットネスクラブでトレーナーをされていた方からいろいろと口頭で教えていただいたという知識しかありませんでした。しかし先日大変ありがたく感謝することに他のクライアントから以下の書籍を貸していただきました。多謝!
小山裕史著
新トレーニング革命
「初動負荷理論に基づくトレーニング体系の確立と展開」
¥3200 講談社

僕自身初動負荷については伸筋力を使って行う運動は、多分に初動負荷とおなじような動き方をすることができるであろうとイメージしていたので、それを裏付けることができるようなトレーニング方法やそのトレーニングをするためのマシーン(このマシーンは大変高価なもので1000万円前後するもようです^^!)についての知識を得ることができました。

恐らくトレーニングをするときに初動負荷をイメージしたトレーニング方法を採用することにより、かなり粘りのある優れた力を持続的に、またシュンパツ的に発揮することができるようになると予想されます。

アスリートの方は必読でしょう。

ちなみにきっとボディワイズのワークを受けた方で、大腰筋をつかったあるきかたを身につけた方は少しぴんとくるところがあるはずです。しかし、あまりにも普通の力任せのトレーニングをしている人の場合は、初動負荷理論をいかしたトレーニングはできないでしょう。頭で理解できても体ではまったく理解反応してくれませんから。

■2001/02/13 (火) 風邪の季節・加湿器をつけましょう!

風邪の季節:幸いにして去年のようなインフルエンザに苦しむことの少ないその意味ではありがたい年になりました。(看護婦をされているクライアントの方が去年は何万人ものインフルエンザ患者がでたのに今年は3000名前後だったと教えてくれました)

私の場合、風邪をひいたらワークをするときに多くの人にうつすだけではなく、こちらからワークをキャンセルさせていただくことになるのでできるだけ風邪を引かないように注意しています。

たとえばアロマオイルのユーカリオイルをつかって部屋中を殺菌することと、湿度を最低60%以上をキープしておき喉を乾かさないようにしています。
ユーカリオイルはかなり効果的だと思います。けっこう経費的にはいっぱい使っちゃうとかかってしまいますが、うちで使っているカリス成城のユーカリオイルは1590円くらいで一月持ちます。普通でしたらアロマポットを焚くのですが、水を入れたガラスの小鉢に数滴オイルを入れておくという方法を採用しています。なんとなくこれでも実用に耐えられているもので。
加湿器を使って湿度を上げているのですが、実は湿度が下がるととても寒く感じ、湿度が高くなると多少寒くても暖かく感じるという温感特性があり、加湿器をたいておくだけでわりと寒さを感じません。ちなみにうちの加湿器はKAZ社の一番チープなやつで東急ハンズ渋谷店で数年前に4000円前後で購入。

また湿度が60%程度になると、テクノストレスも少し水蒸気のイオン供給効果で軽減したり静電気が発生しにくくなる等のメリットがありますので、アレルギーなどの体質を持たれている方にはぜひお勧めいたします。

あと風邪を引きそうなときには、左右肩甲骨の間のちょうど肩と肩の真ん中あたりがすごく硬くなっています。つぼでいう風池あたり。このポイントが硬くなると頭への血行が悪くなったり呼吸器系の動きを制限させたりといくつかの風邪を引きやすい状況を作り出します。また日ごろよりこの個所が固い方は、やっぱり風邪をすごく引きやすい体質なのかもしれませんのでそちらを調整しておくようにして、風邪を引かなくてすむようにしましょうね。
運悪く風邪を引きそうな場合、そこを使い捨てのカイロなどを使って暖めるようにするとよいようです。

■2001/02/13 (火) タキオンパワーの小さな水晶

いつも大変よくしていただいているクライアントの方に、タキオンパワーのはいった小さな水晶(直径3mm前後)をいただきました。
ちょうどピップエレキバンのような形で、ばんそうこうで皮膚にはることで疲れを癒すというものです。

そしてそれを実際に使わせていただいての感想。
直感的にそれを持ったときに「頚椎の1の左4cmと頚椎の3の右5cmに貼りたい」と本能的に感じました。で、そのとおりはってみました。
すると不思議と頭が軽いキィーンという頭痛状態。しかしいやな不安が募るようなパターンとはちょっと異なり、まるでそこのつぼを誰かに押されているという感じの痛気持ちよく、深くまでその刺激が入っていくのを感じました。
面白いものだなと思いましたが、そのような反応が感じられたのはどうやら私で実験したときのみで他の人では「?」と無反応。

私の場合かなりプラシーボ効果もあるとは思われるのですが、その状態が丸一日続いたので、かなり影響が出たのは確かです。

しかしタキオンパワーについて、私自身資料が少ないのでお勧め!とお伝えすることができないのが残念。

■2001/02/11 (日) 体とこころの気づきの大切さ・・

先日、約1年ぶりにボディチェックだけをさせていただいたかたがお見えになりました。

そのときの身体の変わりようが大変すばらしいものがあり「Ohh!すばらしい」と驚きました。
なんでなんだろう!と思って不思議に考えていたのですが、そのときにそのかたが他のボディワーカーにワークをしていただいているということですのでそのおかげかと。。。
しかし翌々はなしをお伺いするとそれだけではどうもないらしく、御自身が体に対しての気づきを大切にするようにずっと心がけていたとのこと。
そのかたは将来的にヒーラーとして一線でがんばろうとされていてさまざまなワークを受けていてそして最終的に感じ取ったのが次の言葉です。

「意識の変化が結構あったので、
それに連動するように体の状態も変わっていたようです。
ボディーワークに頼り過ぎず、自分の中から
意識を変えていくことも大切だなぁと実感しています。」

さすがだ!

この意識を変えていくことも大切だなぁという一言がなければたとえば慢性的な症状が出ているような体の不都合があるところなどは縁が切れることはないでしょう。
このことばがかたられるようになれるまでけっこう山あり谷ありなのですが、気づいてみると非常に納得できるものなのです。



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