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■2002/11/29 (金) 適切なワークテクニックを身につけると・・・

自分もワークテクニックは、深く究めていきたい。
究めると自分にもクライアントにもよい結果をもたらす。

ひとつ適切なワークテクニックの理論を身につけると、
それと同時に「どの部分の筋膜の解放が大切なのか」「体の呼吸や消化器や循環器などの自立&協力体制はこんな感じ。」などが、本で読んだレベルではない、深い発見の驚きと感動をともなった理解にまで到達する。体験学習です!

そうするとたとえば私の中では「あぁ〜ぁ。なるほど。やっぱり膝裏のしこりってない方がいいんだなぁ」というように本能的につぶやきます。そして頭の中のイメージで、その部分をクライアントにワークで解放しているテクニックを使っている体感をともなった感じを持ちます。すると膝の膝蓋骨、腓骨、脛骨、大腿骨などの骨の動きが関節を挟んで感じ取れ、その関節のずれが生じているところがあるように感じたときにはそのずれを補整するような位置にミリ単位の繊細さで移動させ関節をはめ込むようにリアルにイメージします。
するとそれだけでかなりゆるゆるになります。

そしてこのイメージによる関節矯正および筋緊張の解放は自分の体の各部すべてに応用できます。
クライアントの身体改善をともなったワークをする側の体験と強烈な右脳の集中力を発揮させたイメージングがポイント。(ただイメージ力を発揮するためには、僕としては一度解剖学の本をしっかりと頭にたたき込んであるかどうかで、細部に至るイメージが描けるかどうかの差がでてくるものだと感じます。)

いくつかの主要なワークテクニックを身につけてみる、それもご自身を変革していくための大きな助けになるでしょう。ご家族もその恩恵を受けることができるようになるかもしれません。

ファミリー向けのワークテクニック講座。
いつか僕もやってみたいですね。

個人的に一般の方にワークテクニックを伝えていくためのノウハウを研究してみたいとも考えています。
いつかどなたかにワークテクニック講座を試行するときの生徒さんになっていただけるよう、依頼するかもしれません。
条件として一般の方限定で。
伝えるテクニックは安全で安心してとりくめるワークテクニックを中心として。そのワークテクニックを身につけた方が、ご家庭でどのようにそれを活かしてくれるのか、考えただけでもワクワクします。

■2002/11/27 (水) 映画「AIKI」

合気道をおこなっているクライアントがおられます。
その方が今年のお正月映画の「AIKI」(主演:加藤晴彦/ともさかりえ http://www.aiki.cc/ ←かっこいいFLASH映像あり!)に、ちょっとだけでているそうです。ちょっとだけ・・・投げられている後ろ姿と無心で高笑いしているところをとられていたと、試写を観られて語っていました。

合気柔術:岡本正剛先生の指導の下に合気シーンはつくられているので、すばらしい出来になっているのではないでしょうか。演武指導は、東大の院生で頭の切れる清田さん(猫のような受け身をとることを得意とした方です)がご尽力とのこと。
かつてこちらの合気道道場に見学させていただいたことがあります。

合気道って、伸筋力、呼吸力、イメージ力、重心などの総合芸術です。
興味ある方がおられたら、ぜひ!!
AIKI http://www.aiki.cc/

■2002/11/25 (月) バレエレッスンをされているクライアントが・・・

バレエレッスンをされている方がこられています。

「なかなかバレエがうまくなりません。踊れないんです」「週に3回もレッスンスタジオに通っているんですが・・・」とおっしゃられていました。

ストレッチでは180°開脚も楽々こなしているし、体のラインもバレリーナ向き。
ですから見栄えはいいんです。そして基礎体力もOK。

僕がおこなえたアドバイスとして次のように答えた。「バレエはバレエスタジオのなかだけておこなうものではないんですよ。たかだか週に3回90分レッスンしても、バレエレッスンをしていない日常があるかどうか、思い起こしてください。もしバレエスタジオの外でもバレエを意識して振る舞えればあなたはなぜバレエがうまく踊れていなかったのかわかりますよ。」

バレエスタジオにいく意義を、日常の振る舞いがクォリティアップして完成度があがったことを確かめるため、という主点をひとつ増やしてもらいました。
それから彼女は、より凛々しく磨かれていきました。なぜうまく踊れなかったのかの意味を、自分の体を通して理解してくれました。

■2002/11/25 (月) 姿勢を選ぶ

いま、自分はどんな姿勢をしていますか?

まっすぐですか?
前に傾いていますか?
あごが出ていませんか?
腰が緊張していますか?

もし腰に不必要な力を入れているとしたら、その力みをいれているのはなぜでしょう。
あなたは腰に力を入れたいのですか?
腰に力を入れて、わざわざ腰を痛めても仕方ありません。
ただもし無意識のうちに「腰に力を入れている」のでしたら、あなたには「腰の力を抜く」という意識をもち、「脱力を選択」することが必要です。
それは無意識でおこなっている体の使い方のプログラミングが、すでに体を破壊するためのバグが生じているからです。
自分では自分の体に無理な仕事をさせていないつもりでも、気づかないうちにでも筋肉の負担は継続してかかっているのです。

もしあなたの無意識におこなう姿勢のプログラミングが間違いがあれば、意識の力でよりよい状態を選択しつづけ、それを習慣にすることです。
そしてこれは姿勢を注意深く選ぶだけではなく、他の日常生活での動作にも及ぼしてください。そして気づかないうちにできた姿勢や動作中に含まれるバグの改善をしていくゲームにトライしてください。そのゲームに勝利したとき、「ずいぶん自分も変わったものだな」と驚かれることでしょう。

そのように皆様がしていただければ、ボディワイズの仕事は必要なくなります。そうなれれば一番いい、そう思っております。

■2002/11/24 (日) 運動解剖学の本を読んでみて

体の動きかたを体内の骨格と筋肉の動きを記した本を読んでみた。
かなり目からうろこが落ちる発見があった。
身体の動きを研究されている方は、応用筋肉学の書籍と合わせて読んでみましょう。
科学技術新聞社の「動きの解剖学」という書籍は、好きでよく見開いてみてました。その内容をより深く理解するすばらしい参考になる書籍です。

ベースボールマガジン社
運動解剖学図譜
5300円

■2002/11/21 (木) バレエの見学をしてみました。

先日スタジオ・レイという、西永福にある呼吸法を教えている加瀬先生のところで、バレエも教えておられるとのことで見学にいきました。
スタジオレイの方々に多謝!!
(スタジオレイのHP:http://www.studioray.gr.jp/)

ベルコモンズのダンシングスクエアやチャコットでも教えておられる長谷川恵子先生のレッスンでした。
とても参考になりました。感謝!!

以前にも他の場所で他の先生のバレエレッスンの見学もしたのですが、生徒が多くて先生の目がいきとどかなくって、骨盤のコントロールの意識がもてていなくって腰に負担がかかってかえって体型を悪くさせるようなレッスンをしている人がいても注意できなかったり(危険すぎです)、少人数でもその注意があまり適切ではないと思われるときがありました。
バイオメカニズム的な見方から、またはボディワークをしているものとしての見方から知らず知らずのうちにシビアなチェックをしてしまいます。
たとえばグラウンディングができていなくって軸がずれていたり、呼吸器がうまく動けないようなうでの使い方をしていたり、肋骨・肩甲骨のコントロールができていなかったり、伸筋の意味と場所と使い方の秘密を知らなかったり、と・・・本当はもっと自由に楽しく踊れるはずなのに・・・と口惜しく思いながらの見学続きでしたので。いくつかの基礎的な体の使い方のイメージを改善するだけでも、飛躍的にその動きはよくなるときがあります。それを僕自身多く見てきましたので。。。

・・・ニューヨークシティバレエDVDワークアウトに出演のトップダンサーにも、うぅぅん、と違和感がある動きをしているなぁとぶつぶつ言ってます。カルロス・アコスタやマラーホフだったら、そんな動きかたはしないぞぉぉ!っと。

最後にきっとバレエは観客側に立つよりもやってみることに価値がありそうだ、と感じました。バレエはとても奥が深そうです。そう思います。

■2002/11/20 (水) 近所のタイ式マッサージ店がClosedに

去年の終わり頃に近所にタイ式マッサージをするところができた。
研修旅行などで店が締められているときがあり、とても熱心にお仕事をされているところなのだろうと思っていたので驚いた。
一度いってみたいなぁ、っていつも思っていた矢先だったからだ。

タイ式マッサージ自体、とてもすばらしいワークテクニックだ。
熟練したワーカーがおこなえば、リラックス面や身体の改善の度合いなど、
他に負けることないメリットがある。
だが効果がある反面、その体の変化と同時にリスクもある。
それだけ大きな変化があるということは、リスクもつきものとなる。
私が持っているタイ式マッサージの英語の本には、たくさんのドクロマーク・コメントがある。
そのドクロマーク・コメントは100以上あった。
ある意味とてもこの本は親切なテキストだ。
だからこそ、安全にワークをおこなうためには、
どうしてもそこには熟練したところまで修行をしていくという必要性がある。
そしてワーカーにとっても、ワークをするのが疲れる・・・という行為ではなく、
かえってワークをする施術者側の体が緩んでくるという。
しっかりしたやり方を身につければ、ワーカーにもとてもやさしいものとなる。

もともとタイ式マッサージをタイで教えているワットポーでも講習会を開いていて、
初級では一カ月もかからない比較的短い期間でその講習を受けられる。
それはそれでとても興味深い。
できればいつかは私もその講習をタイ旅行にいく機会があれば、または機会をつくって、
現地でトライしてみたい。

・・・つくづく近所のお店が閉店されたのは、残念だ。。。

■2002/11/15 (金) すばらしい解剖学データベース HPを発見!!!

解剖学用語がすばらしく詳しく語られているデータベース!!!!!!
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/~funatoka/

そのページをつくられた先生は下記のようにおっしゃっておられます。
「私が慶應義塾大学医学部 解剖学教室に勤務するようになって13年が経過しました。このホームページは、医学生のために役に立ちたいという思いでつくりました。」

解剖学テキストはイラストもあり、とても解剖学の勉強にも役立ちます。
からだに興味を持った貴方!
一度のぞいてみてみてね。

■2002/11/06 (水) 3D CGソフトの原因不明のクラッシュ

体という質量重さ形状骨格・筋肉などの複雑な情報をもっているものを表現するためには、将来的には3D CG でより直感的に立体的に理解できるようにすべきだと考えています。
僕は、ぼぅ〜っとしたイメージでクライアントの体を見ているわけではなく、体を現状チェックできる範囲内で理解してそれを脳裏に画像として描き出します。
たとえば左腰部のしこりの横幅9cm・縦幅15cm・厚み5cm・硬度強。そして腸骨陵と下部肋骨11・12との癒合状況強・・・。
・・・などなど体の大切なポイントを、さっさっさっ、とチェックして読み取り、そのデータをもとにして画像を描いてから始まるのです。
おそらくそのチェックの正確さがワークのクォリティに反映するものと思います。
そしてその表現をしていく仕事が、私が進むべき次のステップだと感じています。

そのためにBLENDERという3Dの総合ツールを使っていく予定です。
非常によくできたフリーソフトです。
もう1年近く使っていて、かなり使い方も理解できるようになりまして、未熟ではあるが作品作りにまでもっていけそうなスキルにこぎ着けました。
と、そんなさなか急にそのソフトが起動と同時にバグってしまうようになりました。今では旧バージョンがどうにかこうにか動く状況。困ってます。。。

これはメールアドレスが使えなくなった先日の状況以上に深刻。。。

ちゃんとした製品ソフトを購入すればすむのですが、かなり使い込んできたソフトなのですでに愛着があります。
一度ハードディスクをフォーマットして再インストゥールすればよいのですが、かなり60GB分のデータをバックアップ取るのってしんどいですよね。
今度の休日を使って、その作業をしていかなければなりません。

■2002/11/06 (水) 筋膜とは記録テープのようなもの。

オステオパスのなかでアメリカのみではなく、日本でも有名な先生にDr.アプレジャーがおられます。
彼は次のような示唆に富んだ言葉で筋膜を評しています。
「筋膜とは、過去の感情、体調、すべての記録を残す記録テープのようなもの」

どういうことかというと、たとえばとても悲しい思いをしたときに、その悲しさにうちひしがれている姿勢をとります。胸を張って悲しむ人は少ないですよね。たいていがうつむき加減で、胸の詰まりを感じ腹の底の辺から「うぅぅっ、うっ」と、強い横隔膜の痙攣のようなものを感じます。そして猫背のようになり、前胸郭を閉じて呼吸がしにくいスタイル。呼吸困難な状態をわざとつくりだしてます。そしてそれはそのときの強いストレスを体に感じたくない、心に感じたくないというような本能的な防御を試みるために、呼吸をスムースにできないようにして体内の酸素量を低下させるのに役立ちます。
すると血液中の酸素量が減ると平行して体内の知覚神経はその機能を低下させられ、それと同時に外界との情報のやりとりができない不安から強く体の筋肉を硬化させて外界から自分の身を防衛しようとします。実はその際に、筋膜の癒着を非常につくりやすい状況になります。そしてそのときに癒着をしてしまった筋膜があとあとまで継続して体内に残ってしまったときに、「すべての記録を残す記録テープ」とよばれる存在になります。その記録テープにアプローチするときに、過去のそのつらかったときの思い出などが、ふとこころのなかによみがえってくることがあるからです。そしてその筋膜の記録テープとは、筋膜の癒着によって傷つけることで成り立っているので、その癒着が解放されると、その悲しかったときの記録がクリアされて心身ともに自己解放につながるという仕組み。

ときおり楽しかったことを思い出させてくれるような作用がなんでないんだろう、と考えます。きっと楽しかったことは今を大切に生きるためには封印しておくより忘れ去っていった方がいいのかもしれないですね。
若々しい5〜6才の男の子や女の子が、過去の楽しさに浸ること想像できますか?
子供は今を楽しんでいて一日400回近く笑うというデータがあり、それに比べて大人は15回前後。
今を楽しんで生きていけば、楽しかった思い出をわざわざ筋膜の癒着として残す必要がなかったことがわかりますよね。

■2002/11/04 (月) メールが使えない!!かなりの衝撃

1昨日から私どもが利用させて頂いているメールアドレスを提供して頂いている、FREECOMのサーバーが落ちていました。

あまりにも突然で、急遽他のメールアドレスに変更しましたとのことをHPに書き出したのですが、本日無事にFREECOMが復活。事なきを得ました。(ほっ)
まるまる2日間メールが使えない状況でしたのでかなり右往左往していました。
いつも使っているメールアドレスってやっぱり大切ですよね。
つくづく思いました。



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