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■2002/12/04 (水) 筋硬化は脳の疲れを引き起こす

筋肉が硬くなった状態がこりと呼ばれるような状態。
慢性化したこりは筋膜の癒着が、長年にわたり累積してたまってしまった状態。

大脳へと常に体の筋肉の状況がどの様な状態かを知らせる仕組みがある。
たとえばそれは大工さんが繊細にかなずちで釘を打ったり、カンナでしゅるしゅると木を削るときなどにも筋肉の状況が今どのような感じかを大脳に伝えている。
だからその筋肉をどのように動かせばよいかの情報をくみ取っているのだ。
それでは筋肉が緩んでいるときと緊張しているときでは、その大脳へと流れていく情報量はどうなるのだろうか。
筋肉が緩んでいた方が神経系統はスムースに働く。だから筋肉の状態を少ない大脳へのメッセージの送信で済ますことができる。
しかし筋肉が緊張しているときには神経組織は動きにくくなる。だから筋肉が緩んでいるときと比較して、たとえば緩んだ筋肉の場合には1秒に1回の情報を伝達すれば事足りているのに、1秒に2〜3回と情報伝達をしなければならない。そうすると脳はとても絶えず体中のメッセージをひっきりなしに伝えられて緊張状態。リラックスできないのです。

そんなところにも筋肉が緩んでいた方がいいですよ、という理由があるんですね。



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