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■2003/06/22 (日) 身体の左右を使い分けると、

身体の偏りは、顔の左右が対象でなくなることを意味している。
そうなりたくないですよね !

女性ならばいつまでも美しい顔だちで、という欲求は強いはず。

知り合いのダンサーは、
身体の左右を意識することなく使えるようになった。
そのおかげで俳優のように顔の左右が対象になった。
それはとても見栄えが良く、美しい仕上がり。
そして左手でも右手でも意識することなく使えるようになればなるほど、
よりその顔は整っていった。

それをまざまざと観ている!!
驚きをともない、人の身体の神秘に触れている感じがした。

きっと身体の左右が整えられるよう理想的に使えている方は、
肉体的に若々しく美しい。そして生命力に満ちてくる。
だから魅力的に輝いているのだろう。

身体の左右を分けて使えるトレーニングは整えられたボディをつくるための基礎になる。
それをりかいしてトレーニングをしていくといいでしょう。

■2003/06/22 (日) キューバ野球のすごさのひみつ。

キューバでは、子供が野球をやるときに、
右打席についたら次は左打席に、と交互に打席にたつルールがある。

身体がまだできていないうちに、左右どちらかの打席ばかりに立ちすぎると、
その子に身体的な悪影響が及ぶことが理解されているからだ。
身体は20歳くらいならなければ固まらない。
だから高校生もこのルールに則っている。

僕はこの考え方は理想的だと思う。
もし片側だけ続けて打席に立てば、
その子は知らず知らずのうちに身体の片側だけ鍛えられてしまう。
右打席で身体を癖づければ、右側の靴底が大きくすり減るような身体になる。

だが日本では、早いうちから左打席のほうが有利だからという理由で、
無理やり左打席に立たせられることもある。
たとえ右打席だけに立ったとしても、結果は似たようなものだ。
片側の筋肉を過度に使うパターンを身につければ、数点の不都合が生じる。

○ 身体の左右の筋肉を繊細に使い分けられなくなる。
『 バランス能力 』『 重心点 』を失う。

○ 片側の過度に使い続けられた筋組織の癒着率の大幅アップ。
それによる筋収縮運動がスムースにできなくなり運動機能の低下。

ただきっとこのことは野球の打席についてだけではなく、卓球やテニス・ゴルフにも当てはまる。
もちろん他の片側を鍛え続けるスポーツ競技には、多かれ少なかれそうだ。

将来の成長を阻害せずに飛躍させるために、
より身体の機能を満遍なく使っていくこと。
そのような習慣を持っていくことが大切なのではないかと思う。

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ちなみに合気道は、かならず右側の技をかけたら次は左側でというように、
交互に技をかける練習をする。
そうすることで身体の偏りをとっているんですよと教えられたことがある。
その練習をされた方のほうが、臨機応変に相対峙することができるのだろう。
武道では『 身体の偏り 』は、それ自体弱いところを露呈しているといえる。

■2003/06/20 (金) お気に入りフリーソフト 紹介

テキストデータをHTMLに自動変換してくれるWindows対応ソフトです。

一日にメールマガジンやメーリングリストが多量に来ます。
30〜50通くらい。
かなり欲張りすぎているんです。
健康関連など直接仕事に関わるものはすべて押さえてます。
そうなるとそのメールを見るのも一苦労です。
テキストデータの平坦な文字を追っていくと、
10〜20通くらいで、少しずつ苦痛モード。
20〜30通で忍耐モード。
30〜40通で自己崩壊モード。
・・・

と、そのメールマガジン等を、
どうにか観やすくできないか考えていました。

それで『 勝手にHTML変換 』を見つけたときには、
ほんとうに嬉しかったです。

メールソフトから、ヘッダ付きのテキストデータで、
多量のメールマガジンを吐き出させます。
それを今まではテキストエディタで観てました。
スクロールするのがうっとうしい、ヘッダ情報付きです。

泣きながら観ていたんですが、
今では『 勝手にHTML変換 』にお世話になり、
問題はほぼ解消できました。

・ヘッダ情報を表示しない設定 → 文章量が減りました。すっきり!!
・任意キーワードの装飾化設定 → フォントのリサイズ/マーカー/文字色変更 etc...

メールマガジンを読むのが、今までは地味でくすんでいた作業でしたが、
カラフルで読んでいて楽しくなりました。

大量の文章を読み込まなければならない方は、一度ぜひ試してみてくださいね。

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「きまぐれツールひろば」のソフト紹介ページに「勝手にHTML変換」があります。
http://chiji-hp.hp.infoseek.co.jp/

■2003/06/20 (金) 実利的な選択で迷いが消える?

ボディワーカーになりたい方が相談にみえた。

身体を動かすムーブメントを主にするワークがよいか、
身体にプレッシャーをかけたり刺激をするマッサージ系がよいか決めあぐねている。

「 どちらが好みですか ? 」と尋ねると、
「 どちらも同じくらい好きです 」と答えが返ってくる。

もしこの時点で好みがはっきりしているか、優先順位付けができていれば、
間違いなく現在関心が強いほうを選ぶべき。
そのほうが勉強するのに熱がこもる。
情熱的に学習したほうが、短時間でより多くの成果が期待できる。
そしてどちらかひとつを習得すれば、他方をも比較的短時間で修められる。

だがこのような方の場合、二者選択で行うのは勇気が要る。
結果としてその方と縁の強いほうを選ぶことになるだろう。
または直感という、ロジカルな思考とは相反するような判断を優先させるのもいい。

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だが先日、互いに自分が行っているボディワークがもっとも優れているといって、
言い争いをしている方を見かける。

それぞれの主張を傾聴すると、大変もっともな内容がうかがえる。
両者とも正しい内容が含まれている。
その場合には、相手の意見に同意できるところもあれば、
さっさといったん相手を受け入れてしまう。
そして現実的に役に立てば維持すればいいし、
役に立たねば捨ててしまえばいい。

役に立つか立たないかという、
実利的な選択をしっかりとする。

日本人は、宗教も文化もいったん受け入れて飲み込んでしまい、
それを昇華させるのがうまい民族。
そんな実利的な選択眼をもっていた。

■2003/06/19 (木) 読書感想 『スプリット』

武術家の甲野先生の本を読んでいて、スプリットという書籍を知った。

武術家 ・甲野善紀 ( http://www.shouseikan.com/ )
精神科医・名越康文 ( http://www11.big.or.jp/~dialogue/ )
歌手 ・カルメン・マキ ( http://www.carmenmaki.com/ )

という三人の対談。
この本を読んでみて、人の存在について・運命について考えさせられた。
自分のなかにうごめいている精神の奥底を、容赦なくちらちらと見せてくる。

異業種である三者が、互いに相手を深く理解し、影響し合っている。
その雰囲気がいい。

個性的な三人のはずが、ぶつかるようなこともなく、
本人が気づかなかったほど深くお互いをみつめているのである。
そんな 『 親友 』『 よき理解者 』が、赤裸々に語っている。
その感触が楽しい。
三人の個性がくっきりと浮かび上がり、
魅力的に輝いている。

そしてこの本は精神科の医師が語る、概念的な精神論ではない。
「運命はすでに決まっていて、そしてそれは自由だ」という。
一見すると 運命が決まってしまっていて一定のレール上しか歩めない
には強烈な拘束感がある。やりきれなくなり放棄したくなるような。。。
しかしそれは自由だ・・・という言葉が活きている。
一定のレールしか見えない精神的拘束感。
そこから脱却していくことで自由になると。

スプリットしていく生の絶え間ない意志と運動によって、
新たな展開が萌芽していくということ。

曇りなく透明な瞳が、そのスプリットしていくありのままのすべてを受け止める。
そんな感じ( ↑まったく意味不明の文章になっててごめんなさい)。
ですがそんなところに、身体が硬く癒着してひとかたまりにして使うことの意味が感じ取れる。
いかに身体がわけられずにぎこちない使い方をし、投獄されているのか。
身体をスプリット(分ける)して、断片をとらえ、それを統合したときに自由になる。
実際にそういう使い方をすれば、いくら身体を酷使しても筋肉がしこりになることはありません!!!

そして精神もスプリットして使っていく。
そうすることにより、それは自由になる。
そんなことを感じさせてくれる本だ。

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書 名 スプリット
副書名 存在をめぐるまなざし
著者名1 甲野善紀 / 名越康文 / カルメン・マキ‖著  
出版社 新曜社
出版年月 1998.5

■2003/06/17 (火) 『 キャラネティクス 』 を日々の日課に

『 キャラネティクス 』をご存じですか ?

キャラン・ピンクニーが、
バレエのエクササイズをまとめた感じのトレーニングです。
正確に動くときついんです。
でも無理のない程度に行うだけで、
ボディをシェイプアップしてくれたり、
ラインを美しくする効果があります。

随所にキャラネティクスのビデオを観てみると
内側の筋肉を意識するように
アドバイスされていることからポイントを押さえていることがわかります。
大変良質な動き方や姿勢を身につけるために、
骨盤をたてるようアドバイスを随時されます。

わずか10回 60分のエクササイズを繰り返せば、
信じられないほどの効果があると本に書かれています。
が、それは正確にキャラン・ピンクニーが期待通りにした場合。
なかなかそこまでは独力でいくのは難しいでしょう。

ですが最近ブームになりつつある ピラーティス と比べても、
とてもやりやすいしいい印象を持っています。
ただ日本で キャラネティクス をしている教室がありません。
それが残念。

もしキャラネティクス・トレーナーがおられましたら、
遠方までも数回通ってみたいと思います。
それぐらい個人的に有益なエクササイズだと受け止めています。

効果としてはダイエットや老化防止のみにとどまらず、
ダンサーや気功の静かな動きの静功をされる方々、
深部筋を大切にしている方に恩恵を与えます。

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資料:書籍
キャラネティクス・エクササイズ
キャラン ピンクニー (Author), Callan Pinckney (Original Name), 神品 正子 (Translator), 山岡 有美 (Translator)
出版社: 大修館書店
価格:¥2,200

日本語ビデオは入手できません。廃盤になりました。
しかし英語版ではAmazon.comで取り寄せることが可能です。

■2003/06/16 (月) 『ドライアイ』 による肩こり・鼻づまり

『ドライアイ』 になると、鼻づまりになるということに先日気づいた。

連日 AM5:00 まで資料整理や読書で、起床は AM9:00 。
ワークをしていたときには、翌日のワークに支障をきたさないよう体を無理させすぎてはいけないのでセーブをしていた。
そのセーブがなくなり、かなりハードなパソコンを使った作業が続きました。
それにより、自分では気づかないうちにかなりのドライアイになってました。

鼻づまりになることは過去あり得なかったのですが、ここ6月より詰まって苦しかった。
なんでなんだろうと思い、首の周囲の筋肉を解放していくが、鼻は通らない。
そうこうしているとき、辛いわさびを食べたとき鼻にツーんと来て涙が出た。
そのときに鼻が通った。
しかし数分後また詰まった。

そのとき初めて自分の目がドライアイでかなり厳しい状態であることを悟りました。
とりあえずは蒸しタオルを目に当てて横になるという、野口整体の手法をとりいれて目を休めます。
とても気持ちがいい。
目の疲れが、その疲れが解放されるときの感覚でよく分かる。

しばらくすると肩の張りも解放されていくことに気づく。
そして鼻の詰まりがかなり軽減されている。

その 「蒸しタオル」 や 「あずきのモイストヒートパック」 を使ったケアを数日続ける。
そうしたときに鼻の詰まりが気にならないほどまで改善。

ただ悟ったのですが、できればもうちょっと目を酷使することを控えること、
それがドライアイの対応には必須です。

常時、勤務時間中にPCの前で作業されている方々の苦しみが、身に沁みるこのごろです。

■2003/06/14 (土) ボディ・トレーニングは自己責任で・・・

休業中、翌日にワークが控えていないので、自分の身体を使って実験ができます。

身体の使い方のトレーニングには、細分化させた動きと統合させた動きがあります。
その際、細分化させた動きのトレーニングのときリスクが発生します。
肉体の特定部分に意識集中をして動かすと、普段の使い方を逸脱した動きとなります。
その時に体調を崩します。
予想していなかった事態に身体がおかれるのです。
たとえば知り合いの優れたボディワーカーは、大腰筋の鍛えすぎにより、内臓に悪性腫瘍ができました。丹田周囲を固めすぎるのも自然界にはない異常事態です。
「使い方を探るとき慎重さが必要なのですよ」教訓になります。ただ、それほどまでに真剣に打ち込んでいるからこそ、そのボディワーカーの進化は本物です。
一見、そんな体を壊すなんて信用ならない〜という評価が下りそうですが、身体がダメージを受けているのに気づかずに壊しているのか、気づきながらも試しているのかの違いは大きい。
同時に、何で悪性腫瘍ができたのか得心できているので、冷静に賢明な対処法をとり解放に向かわれています。

今まで使われていなかった筋肉を使って極度の筋肉痛になる、それは理想的なバランスを取り戻すために正しい筋肉を使っていく際にはよいでしょう。
しかしその正しい動き方は、個人個人の現状の体癖を考慮しなければならないので、パターンは無尽蔵にあります。

自己責任において、現状よりも上を目指すためには大きなリスクがともないます。
そのリスクを軽減させるために、いくつかの要素があります。
【観察力】【判断力】【予備知識】が必要です。

ボディワーカーで生計を立てている方でも、賢明な方は他の先生に自分の動きが正しいかどうかモニターしてもらいながらトレーニングをすることがあります。
客観的にみつめるためです。そして自分の持つ身体についての予備知識以上に、他の先生の知識を取り込んでより安全に身体を変化させていくためです。
費用はかかりますが、費用対効果を考えればそれは活きたお金の使い方だと知っています。

ただ賢明でないところがある私は、無謀なチャレンジャーです。
今丹田の意識を強めるトレーニング中。
同時に内臓の動きが抑制される結果となり、劇ヤセです。
周囲のものからだめだしされています。

ちょっと休もう。

■2003/06/04 (水) ボディワイズの将来のための、読書の量と質

数年前より、いそがしく仕事をしながらも多ジャンルの書籍を読み続けていた。
健康関連の書籍を筆頭に、武道、スポーツ、経済学、統計学、物理学、ロボット工学、企画、プログラミング、インターネット関連など。
かなり専門書に近いものも読みました。

ひとつのジャンルの本を5冊程度読んでみると、そのジャンルの最低レベルの基礎知識が理解できる様になるといわれます。

ですから少しはそれらの知識を身につけることができた様な気がします。

いまボディワークの提供を休止して時間ができて、今まで読んだ本のなかで、
重要なものと思われるものを再度読んでみてその知識を定着させてみようと考えてます。
次のボディワイズのステップを方向づけるための準備です。
そのナレッジを活かして、自分にあった活動ができればいいんですよね。



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