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■2003/12/29 (月) 身体に悪い実験の余談
Memo
←まねしないで下さい。頚椎をゆがめた状態でどうからだに変化がおこるか実験するなんて。肉体的な腰痛や肩、背部痛もひどかったが、それ以上に精神的な鬱傾向への転化が感じ取れた。

身体をわざとゆがませる実験をした際。

通常僕の血圧は上が「124」くらいで正常というか理想的。
それが実験途中「100」付近まで落ちた。
「100」を切ったら実験は即座に取りやめる予定だった。

それは筋膜のリリーステクニックを使うにしても、
セルフカウンターストレインでと考えていたので。
血圧の上が「100」を切ると復活まで長期間かかる事がわかっていたからだ。
しこりが溶けるスピードが極端に遅くなりだすから、血圧が下がり過ぎる事は怖い。

血圧低下した際、身体の冷えを強く感じ始めたり朝動けないとか体験。
心臓の調子も悪くなった感があり動悸を感じる。いや〜な感じ。
背部筋群と大胸筋・肋間筋などの硬化により心臓が締めつけられていたからだろう。
三半規管も調子悪く、真っ暗な部屋を歩くとき頭が右下方へ引っ張られる感じ。

今は血圧が上が「118」。血圧検査にも引っかからない値。
ひとまず安心。

--

アメリカのネイティブインディアンの呪術師は、自らさまざまな病を得て、
それを克服するたびに一皮むけていくといわれています。
すさまじい浄化法があったものです。

僕は素直に苦しくなると、健康のありがたさを痛感いたします。
低血圧の方のつらさが身をもって解ったことって、
大きな収穫だったように思います。

■2003/12/29 (月) 自分の身体を自分でリリース
Memo
身体にダメージが及んでもリカバリーが効いた。そのとき自分の知識に深く感謝した。体の変化プロセスの検証を自分の人体でするのはつらい・・・。でもこりずにまたやります。

【 芸は身を助ける 】

ここ数カ月の間、
自分の身体を使って、日頃の疑問を仮説検証した。
身体に歪みを生じさせて、その経過を観察するものだ。
その付けで、かなりの肉体的・精神的負担を強いられた。

初めからそうなる事は承知の上でした事だが、
やっぱり後になって『馬鹿なことしたなぁ』と泣き言が出てくる。
通常、体内にしこりを着ける場合、徐々に付いていく。
骨の間際の深部層筋へとしこりを沈殿(?)させる。
身体が変調をきたす時期は多少か、またはちょっと強く痛みや不快感を感じる。
だがしばらくするとその痛みや感覚は『神経のマヒ』によって減少する。
体内に炎症している筋肉をもっても鋭い鮮烈な痛みとは感じなくなるのだ。
しこりにより血行を悪化させる事で炎症を悪化させるのではあるが、
同時に血行を悪化させる事で神経に血液が回りにくくなりマヒを生じさせる。
「痛覚」という知覚神経の一つは、運動神経よりもはるかに容易にマヒを起こす。
すでに体内にしこりを持ってしまわれている方は、ほとんどの方であるが、
マヒを起こして炎症に気づかないことの恩恵を受けている。

僕の場合、痛みのマヒがおきる筋肉硬化までは突き進めなかった。
深部層の筋肉が日頃のトレーニングにより、以外なほど柔らかかったからだ。
するとマヒしてくれない分恐ろしく痛みが出た。

ちょっと耐えきれるかどうかと思えるようなもの。

さすがに実験終了日、その日から自己調節を頑張った。
そのまんまでいると、肉体的以前に精神的にまずい状態になっていたからだ。
自分で壊したという原因がわかってなければ大変なことになっていただろう。

「昔とった杵柄?」というか「芸は身を助ける」で、
復活は4〜5日でバランスがとれはじめた。
自分で壊してみたものだから、それを組み立てる方法も的を得ている。
筋肉も「ぐにゃ」と気持ちよい柔らかさに戻れた。
カウンターストレインと姿勢法のエクササイズで復活。

だが今回、身体に悪い動き方のパターンを強制的に身につけた。
一度強制的に付けた動き方の悪癖は、運動神経が忘れない。
「この悪癖を抜いていくためには」という課題をクリアするために、
以前以上に身体の使い方を学んでいこうと思う。

窮地に追い込まれるとき、実力以上のパワーが発揮できるものだ。
そのいいきっかけづくりができたようだ。
初心に返って頑張ろう!

■2003/12/29 (月) 首が伸びれば顎関節がよくなる?!

【 かみ合わせについて 】
Memo
顎関節と胸鎖乳突筋や上部僧坊筋、起立筋との深い関係。
首の骨で頭の重さを支えるパワーが不足すると、
奥歯がしっかりかみあわなくなる。

仮説として推測していた事だが、やはりそうだった。
頚椎をゆがめる実験をしてみたとき観察していて理解できた。
頚椎をゆがめる姿勢で長期間いればいるほど、奥歯の噛み合わせが悪く感じた。
それは前歯の上下の歯の中心の揃い具合がずれていく事からも観察できる。
噛むために使う筋肉群を、頭を支えるために流用することに理由の一端があるのだろう。

筋肉の機能は、一本一本決まっている。
その筋肉の持つ本来の役割を果たすように利用していればよい。
筋肉はしこりにならずに、柔らかい筋としてパワーアップを果たす。
その筋を働かせるときだけ鋼鉄のごとく固く縮むのだ。
筋肉本来の力がより強くなる。

だがしこり化してしまえば、その筋肉は弱体化する。
縮む事によって力を発揮することはできないからだ。
長期間筋肉の使い方の誤用があれば、筋肉は過重な疲労をためだす。
それが体内にしこりを造り上げる。
それを体感するためには、3カ月くらいの実験期間は必要だ。

そして、もう一つ気づいた事。
首がゆがみながら奥歯を噛みしめたとき、
同時に肩と首筋に不必要な筋緊張が加えられる。
首が伸びている状態で奥歯を噛みしめるときには、
噛みしめている顎関節周辺のみに力が入っていることが意識されるのに対し、
大きな緊張を強いられている事になる。
すると肩や首の硬化を生じやすくする。
左右片側に偏った筋硬化を作りやすい。

奥歯が噛み合わさらなければ、集中力を持続できない。
軽くでもいいからかみ合わせてあるかどうかが重要。
だが顎が前にでてしまっていたり・・・となると、
肩や首(胸鎖乳突筋など)に片側に偏った筋肉を付けてしまい、
頭が左右どちらかにかしいでいく。
すると自然に奥歯が噛み合わさらなくなる。
頭が右に倒れていれば、左の上下の奥歯が空いてしまうのだ。
すると左側の奥歯の空きを嫌って、いつも左顎を噛みしめる。
そんなことからも左側の顎の筋肉をしこり化させる。

僕もこのしこりをここ数カ月で作ったわけだ。
だが不幸中の幸い、解き方を知っているので、
3〜4日で、このしこりは一般的なバランスの範囲内にまで解放できた。

■2003/12/26 (金) 首の歪曲度をあげる実験--(1)

『首』と体重移動

『首』の伸び方をみれば、その方の体重移動をコントロールする力が推し量れる。

バレエダンサーを観察すると、首がまっすぐのび、とても長い事に気づく。
優れた格闘家も、首が太く見えて短く見えても、筋肉が付いてそう錯覚するだけで、
首の骨はよく伸びている。

知り合いのダンスレッスンに通っているものの頚椎をゆるめ、
伸びやかにするワークをすると、次の日レッスンで疲れが明らかに少なくなる。
そしてダンスのパフォーマンス能力が向上する。
運動性能と能力に関する重要な部位だ。

<体重移動>の重要性。
人体は、立位では、二足で支えられた塔のような構造だ。
地面に接している面積は、身体の体表のわずかな『足裏』部分だけ。
頭部という、5〜6Kgか。大変な重さが塔のてっぺんに乗せられている。
非常に倒れやすい構造体だ。
体重移動をするとき、常に倒れる力を帳消しにしながら、体を支えつづける。
一番楽な支え方はと問われれば、『骨』を使って支えることだ。
頭でいえば首の骨をダンサーのように伸びやかに、頚椎の7つの連綿とした骨を、
連動性を活かしたコントロールをする事。
なれれば頭のウエイトがゼロになる感覚だ。
そして体重移動は、伸ばした首の上にのっている頭を、
数ミリ目的方向に倒すか回転させればいい。
それで勝手に身体は動くようにできている。

だが首の伸びを失ったとき、身体の体重移動にぎこちなさが生まれる。
[頭が首の骨で支えられるより割合]:[頭が首の筋肉で支えられる割合]
この比率が問題になる。
筋肉で支えられる割合が、少なければ少ないほどいい。
正確に言えば、喉側の胸鎖乳突筋や舌下筋などの首を支える機能を持たない筋肉を使わないで支えなければならない。

■2003/12/26 (金) 首の歪曲度をあげる実験--(2)

以前より首の使い方には関心があった。
首の歪曲と腰椎の歪曲の関係。
首の歪曲と仙骨、尾骨の歪曲の関係。
首の歪曲と精神の関係。
首の歪曲と呼吸の関係。

頸部の曲がり、寸法にして1cm〜4cm。
アゴが前に突き出される状態にする。
それがいったい身体に対してどのような影響を与えるのか?
首の1cm歪みを作った状態で、1週間後はどうなるか?1カ月は?
・・・・
首の4cm歪みを作った状態で、1週間後はどうなるか?1カ月は?
段階を分けて、自分の身体で実験をしていた。
今年の6月から10月くらいまで。
それに時間を割いてデータを取ってみた。
首の縮みにより、確かに尾骨の右曲がりと、仙骨および腸骨の捻転が起こった。
精神的に起きた変化も、予想した通りだった。
声も弱々しさがまし呼吸力が落ちる。
また顎関節症手前になることも確認。
丹田へ重心を置く事ができない不安定さがある。
歩き方や立ち方も、理想とほど遠い。

呼吸の苦しさと背部痛や腰痛などなど、かなり多様な症状が起こるものだ。。。

僕の身体は、柔軟性や血圧など正常値。
かえって体調の良いものがわざと歪みを作ると、
筋肉の歪みは非常にスムースに現れる。

教科書で読んで身体の見方や情報を知っても、
自分の身体で人体実験してみなければ、見えてこないものがある。
この見えてこないものに気づくためには、客観的であると同時に、
主観的に見つめなおす方法もある。
体験を通した生の観察は、予想以上の成果をもたらしてくれる。
今後のワークに活かしていきます。

ここ数カ月元の身体の使い方を取り戻そうと努力しています。
身体裁きの基礎から再認識することができた。
自分の身体を追い込んでみて、データを取ることはリスクがあります。
だが、自分を『無職』に追い込みながらの作業が、一番つらいんです。

最後に、首の歪曲をあげるだけで、
人がいかに身体をもろくも崩させるか、
そのことを少し記憶にとどめて頂ければ幸いです。

首は急所でもあり、その人の生命線でもあるように僕には見えるのです。

■2003/12/25 (木) 精神的ストレスがあるとき『首』の緊張が溶けない
Memo
首と喉と精神的なストレスの関係

『首』は、人間の急所のひとつ。
特に『喉』はそうだ。

肉体的に解放感があるとき、喉の周囲の緊張も緩む。
精神的に解放感があるときも。

だが肉体的・精神的に嫌なストレスが感じられているとき、
喉の急所周辺の緊張が溶けなくなる。
この緊張の度合いは個人差が大きい。
肉体に出てくるかも個人差が大きい。

個人の資質やライフスタイルによる。
ストレスを自分の筋肉の緊張をさせつづけるために全部利用するか、
それとも運動や趣味でエネルギーを使う事により、
体内を固める緊張をゆるめられるかで変わる。

日常生活でストレスに対処できている方をワークするとき。
仙腸関節をゆるめ、尾骨周辺の筋をゆるめ、背部がゆるめられれば、
同時に首の周りの筋肉がある程度緩みだす。
その機に乗じて頚椎の周辺筋をリリースすればよい。
解放される方も、まったく違和感なくくつろげる。

ストレスが喉周辺にきてしまい、
首の椎間板が縮んでいる、または頚椎3〜4が前側に極端に歪曲 しているとき。
ある程度首だけが固いだけならば、上記と同じような変化をたどる。
その際は、ときとして頚椎をリリースされて、ワーク中に寝入っているとき、
「嫌な夢を観た」という報告あり。
だが3〜4回頚椎がリリースされるに従い、それはなくなり、
「冒険活劇ものの夢を見た」という報告に変わったりもする。
悪夢はみなくなる。
この場合も、ワーク回数の増減で対応できる。

--

だが上記のパターンとも異なることもある。
この問題が、僕には解決できていない。

頚椎の縮み等のパターンがあり、そのリリースをする。
仙腸関節のリリース等、しっかりと前手順を踏む。
だが仕上げで頚椎のリリースをするとき。
頚椎のカウンターストレインをほとんど受け付けられない。
前手順でリリースした箇所も含め、瞬時に固められる。
私が知る上で、最もパワフルで安全、効果的なリリース方法だが、それが利用できない。

『徐々に』という段階を踏めば効果は三歩進んで二歩下がる式で、一歩ずつ進む。
非常に長期間を要することになるだろう。
他に対応する方法を見つけたい。

さまざまな研究を自分の身体を実験台にトライ中。
自分の身体を通して理解できる事も多い。
今の時期でなければできない苦しいし危険な実験中。
何かヒントを見つけたいです。

頑張らねば!!

■2003/12/24 (水) 『ピラーティス』の新しい本 [2冊紹介]
Memo
個人的には『強くしなやかな身体をつくる本』のほうが参考になりました

最近、雑誌や芸能人にも『ピラーティス』がとりあげられています。
身体のコアを鍛えるエクササイズで、美容や健康によいと評されています。

(1) 取り組みやすいピラーティス本

書名: 暮らしの中のピラーティス
副題: 忙しい人でも手軽にできるシンプルなエクササイズ ガイアブックス
著者: アラン ハードマン (著), Alan Herdman (原著), 橋本 佳子 (翻訳)
価格: 1,600円
出版: 産調出版

美しいカラー写真で説明。
この本の中のエクササイズは、事務労働をしている最中でも、
ちょっと手を休めて簡単にできるものが多数紹介されています。
積極的なリラックスが体験できるでしょう。
エクササイズ初心者にぜひともお勧め。

(2) 本格的なピラーティスエクササイズ

書名: 強くしなやかな身体をつくる本―ピラーティスをベースとした
著者: ティア スタンモア , Tia Stanmore , 豊倉 省子 (翻訳), 内山 陽彦
出版: 産調出版
価格: 2,620円

美しいカラー写真で説明。
筋肉の位置をしっかりと理解しながら、ボディトレーニングを積極的に志す方向け。
本の判型が大きく、開いたときに閉じにくいのがうれしい。
内容的には、これ一冊をしっかりマスターすれば、私がピラーティスビデオを、
数本観た内容をほぼカバーしていました。

(2000/10)に産調出版からでたピラーティスの本も大変優れたわかりやすい本です。
『ピラーティス―エレガントでしなやかな身体をつくる新しいボディコンディショニング ガイアブックシリーズ』
ピラーティスに興味がある方は、数冊同時に目を通せる書店で比較してみると良いでしょう。

僕は『強くしなやかな身体をつくる本―ピラーティスをベースとした』が好き。
参考になります。

また洋書のピラーティスも多数出版されています。
友人の所有するものを数冊みせていただいたり、
大きめな洋書を置く書店に出かけて手に入れます。
今日も青山ブックセンター六本木ヒルズへ行った際、
『ピラーティス』と『ヨガ』の融合したものを見かけました。

勢いありますね!

本をみて独学する場合。
気づかないうちに「ちゃんとやっているつもり・・・」となって、
身体にダメージを与えることもあるのがエクササイズの怖いところです。
ですが比較的受け入れやすいピラーティスの良書もあるので、
注意深くトライし、日常生活に取り入れる事をお勧めします。

■2003/12/22 (月) 女性の『閉経後』の身体の変化

Googleで『閉経』をチェックしたときにある整体師のページを見つけた。
更年期を順調にむかえ、その一つのステップが閉経で、(更年期 = 老い) ではないと明言。
「あまりいつまでも月経が続いていると、かえってからだが消耗してしまいます。」
更年期時の骨盤の開閉をあげ、説明していますが..。

--

[更年期障害の身体的変調例]
顔がほてる.汗をかきやすい.腰や手足が冷えやすい.息切れ、動悸がする.寝つきが悪い、眠りが浅い.怒りやすく、イライラする.くよくよしたり、憂うつになる.頭痛、めまい、吐き気がよくある.疲れやすい.肩こり、腰痛、手足の痛みがある

ですが「腕と胸の付け根・鼠蹊部のしこり」をリリース、
胸椎の動きを改善したり胸骨、胸肋関節、肋間筋etc..の呼吸器機能を低下させるしこりをリリース、
頚椎周辺のしこりや胸鎖乳突筋や舌下筋などをリリースなどを時間をかけて行う。
その他主要部分を解放。
『筋肉の癖』が減少し骨格も正しい位置になりました。
すると「更年期障害」と言われる方に不快感の減少があったと報告。
更年期障害といわれる不快感のいくつかは、
上記のしこりなどによる血行不良や呼吸機能の減少によって起こるところも、
あるように感じます。

◇閉経の症状に[骨粗鬆症]があります。

10代後半がコラーゲンの体内生成量のピーク。
以降、緩やかに減少しますが、閉経後は急激に減少。

コラーゲンは、骨も作ります。
同時に身体の全体にわたる組織の生成にも関わります。
関節のクッションである椎間板や関節軟骨もですし、
皮膚もコラーゲンです。
全筋肉もコラーゲンに関与しますし、
臓器もすべてそう。(←臓器はみな筋肉でできてますから)
(×) コラーゲンの生成量が減れば、肌はしみや皺ができやすい状態へ。
(×) 関節のクッションであるコラーゲンが減れば、関節痛の心配。
etc..

骨粗鬆症には、身体全体のコラーゲン量減少という裏があるのです。
そう考えると閉経に、抵抗してみたくなります。
「緑黄色野菜を多く食べている女性ほど、閉経になる割合が低かった」
というデータがあり、試してみたくなりますよね。

□ 女性にとって生理が蘇って肌の艶がみちがえたというメリットは大きいはず。
生理が蘇った50代の女性はこれを喜び、「精神衛生上効果大」と評していました。

閉経は自然現象ですが、<自発的選択の余地>を見つけたいです。

■2003/12/21 (日) 『閉経』と『生理の再開』
Memo
閉経後の生理の再開報告

女性が加齢してくると、身体的変化が起きます。
その一つに『閉経』があります。

以前に読んだ整体の解説書に、『閉経』についての項目がありました。
整体を受ける事で、閉経されていた女性に生理が戻ったエピソードがありました。

生理痛が軽減したり消えたり、
子宮筋腫や子宮内膜症の進行が遅くなったり改善に向かうことは、
ボディワーク屋さんらしい筋肉の牽引力と体内の血液等の代謝の改善に結びつけ、
またクライアントの改善報告により実感あります。

ですが閉経についての知識は、参考文献も少なくて、
ほとんど持ち合わせていない状態でした。
あるのは閉経後に体内でのコラーゲン生成能力が減少し、
骨折率が上がるなどの注意点を述べたものばかりでした。
生理が止み閉経するメカニズムが、把握できません。
だから整体の本を読んで閉経状態から生理がもどるといわれても、
仕組みまでは説明されておりませんでしたので、心もとなく感じました。

そのようなときに何が功を奏したのか解りませんが、
閉経されていたクライアント女性に、「生理がきた!」と報告がありました。

ボディワイズのクライアント女性には20〜30代の女性が多く、
閉経後生理の再開の報告という場面は滅多に状況としてもありません。
その方よりお知らせをいただいたとき、
体調がかなりよくなられて、肌の張りなどは変わってきておりました。
若々しく変わられた事で、
そういうこともあるものだろうなぁ、言った記憶が。

この方は20回近くワークを受けにこられて、
段々と、「次にどこの身体のケアをしようか」と僕が悩み始めるくらい、
身体が柔らかくなられていたという下地で起こった事なのだろう、と。

しかし情けない事なのですが、
ワークで閉経から生理がくる状態になったのかどうかまったく解りません。
効果の再現性はデータの蓄積がないので、自信なし。
説明ができないのです。

ただ以前読んだ本のように、何らかの作用で生理がくるように変わる事があるのだなと、
体験を通して知った次第です。

いまそのクライアントはバレエのレッスンを楽しんでおられます。
楽しく身体を動かせるようになったと喜んでいただけて、
「よかったですね!」というやりとりをしてます。

---

たまたまアクセスログのキーワードに『閉経』という言葉を見つけ、
そのことを思い出しました。

■2003/12/20 (土) クライアントレポートをよみながら・・・(3)
Memo
ワーク中にぐっすり睡眠。筋膜の癒着をリリースするテクニックを痛みがないかいた気持ちよい程度まで軽減しました。

『痛い』との訴えがある反面、ワーク中寝てしまっている方が、
いかに多いか再認識。
9割近くの方が、レポート中に『ワークの途中眠くて意識失う』と、
書かれておりました。

受ける側にとって、身体の変化量の多いハードなワークだけど、
同時にリラックスできるときもあるのですよね。

ちなみに身体があまりにも緊張し過ぎて・・・というワーク初期状況では、
余裕で目覚めてワークを受けることができます。
ですが筋膜のリリースが進んでくる回数になると、気を失うように寝ます。
そして過半数の筋膜のリリースが終わる回数になると、
半数が目覚めて、半数が睡眠モードです。

ワークは絶対に痛くないと明言することはできませんが、
ワークは痛くて恐ろしいというだけのイメージでは正確ではなく、
余裕で眠れるようなものでもあるのです。
少し、ご安心を。^^)

・・・クライアントレポートを読んでいると、
脳裏にワーク中のときの会話がすごくよく思い出せる。
お顔や身体の特徴も手にとれるようなリアルな感じに想起される。
「あれっ、このかたは数年前にこられた方だったんだ」って、
思い出の文集を読むような懐かしい。

手書きでレポートしてくれた方も多い。
手書き文字って、書く人の人となりをよりよく伝えてくれる。
息づかいが感じ取れる。

クライアントレポートを書いていただくのは、
クライアントご自身のためですと伝えてきました。
身体を見つめ文章化する事で、身体に対しての関心を深めてほしい、
そして次のワーク計画のプログラムを組むために協力してくださいと。

ですが、いま、時間をかけて丁寧に読み返してみると、
僕にとってかけがえのないプレゼントをいただいたような気がする。

■2003/12/20 (土) クライアントレポートをよみながら・・・(3)

『痛い』との訴えがある反面、ワーク中寝てしまっている方が、
いかに多いか再認識。
9割近くの方が、レポート中に『ワークの途中眠くて意識失う』と、
書かれておりました。

受ける側にとって、身体の変化量の多いハードなワークだけど、
同時にリラックスできるときもあるのですよね。

ちなみに身体があまりにも緊張し過ぎて・・・というワーク初期状況では、
余裕で目覚めてワークを受けることができます。
ですが筋膜のリリースが進んでくる回数になると、気を失うように寝ます。
そして過半数の筋膜のリリースが終わる回数になると、
半数が目覚めて、半数が睡眠モードです。

ワークは絶対に痛くないと明言することはできませんが、
ワークは痛くて恐ろしいというだけのイメージでは正確ではなく、
余裕で眠れるようなものでもあるのです。
少し、ご安心を。^^)

・・・クライアントレポートを読んでいると、
脳裏にワーク中のときの会話がすごくよく思い出せる。
お顔や身体の特徴も手にとれるようなリアルな感じに想起される。
「あれっ、このかたは数年前にこられた方だったんだ」って、
思い出の文集を読むような懐かしい。

手書きでレポートしてくれた方も多い。
手書き文字って、書く人の人となりをよりよく伝えてくれる。
息づかいが感じ取れる。

クライアントレポートを書いていただくのは、
クライアントご自身のためですと伝えてきました。
身体を見つめ文章化する事で、身体に対しての関心を深めてほしい、
そして次のワーク計画のプログラムを組むために協力してくださいと。

ですが、いま、時間をかけて丁寧に読み返してみると、
僕にとってかけがえのないプレゼントをいただいたような気がする。


■2003/12/20 (土) クライアントレポートをよみながら・・・(2)

別のクライアントのレポートから。

『前回のレポートにも書きましたが、背中をワークされている時の、
ゴリゴリと音が鳴るような感じが、あまりしなくなりました。
1〜3回目のワークの時の痛さがウソのように、軽減しています。
臀部筋のワークも、あまり痛くありませんでした。
うつらうつらできるほどです(笑)。

帰宅後は、やはり夕方からだるくなってきました。
でも、痛いというような事はありませんでした。
右足の膝裏、及びふくらはぎから下は、重たい感じしてました。
膝裏の重たい感じは、ワーク3回目の時にはあまりありませんでしたが、
前回と今回は、数日続きました。』

一年前にワークを受けられた方です。

ワークを受ける事で、身体に変化が起こるのですが、
それは心地よい感覚だけを伴うものではありません。

気づかないうちにできてしまった筋膜の癒着(=筋肉のしこり)は、炎症を持っています。
ですが筋肉のしこりが血管を圧迫し、血流を悪くさせる事で、
神経を鈍らせてくれます。
それで遠くにある痛みのように感じます。マヒで痛みが軽減します。

このままではその炎症を持った筋肉が、
新鮮な血液の栄養素供給と血流によるクールダウン効果により、
痛んだ炎症部の組織を理想的な状態に癒すことができません。
それにマヒを起こした組織は、
無理が利くので不用意に過度に使われつづけ状況を悪化させます。

血圧の上が110前後あれば、筋肉のしこりは自力解放が期待できます。
しこりの成分は、<ゼラチンの水分を失って硬くなったもの>で、
正常血圧があればしこりは溶かされます。
血液やリンパ液が「温かいお湯」で、固まったゼラチンを溶かすようなもの。

しこり化した筋肉を筋膜リリーステクニックで、要領よくゆるめられます。
血流を悪化させる原因の血管を圧迫してている筋肉のしこりを解放します。
それで血流がスムースに。

ですがその際に体内にためた多量の老廃物を体外に流しさろうとし、
すごくだるくなったり眠くなりします。(一般的に数週間でおさまる)
血流の悪化により痛みがマヒしていたが、
血液が巡り痛覚神経まで十分に酸素が行き渡ると痛みを素直に感じとれます。
本当に痛いです。でもこれが正常な身体からのメッセージ!
メッセージは貴重な情報を含んでいます。
それを読み取り知恵を深めましょう。

身体が変わっていく過程で、身体的なストレスを伴う事もあるのです。

■2003/12/20 (土) いま、クライアントレポートを読んでみて

ここ数日、クライアントレポートを読み返しています。
そのなかから、一部抜粋させていただきます。

『実は今回のワーク中とても眠くて(すみません・・・)足をぐるぐる回されて
いるときや、背中をといている時は、ちょっとうつらうつらしてました。
痛気持ち良くて、身体がほぐれていく心地よさを感じます。
でも、痛いところは、しっかり痛かったということで、
ふくらはぎや太ももの筋幕はがし、は、いつものようにとても痛かったです。
とくにふくらはぎは毎回足がつってしまいます。
太ももは、ゴリゴリとしこりの動く感じが気持ち悪く感じました。
骨盤をまっすぐする時に押す(仙骨??)のは、やはり痛くて、
ワーク後もしばらく痛みが続きます。(これはいつもの事ですが)
首のつけね、今回はじめてだと思うのですが、ピリピリと、とても痛かったです。

鈴木さんに、ここは痛いでしょう?と聞かれて、たいして痛くなかったとき、
そういうと、そうですか・・・と残念そうに言われると、??ここはとっても
悪いんだー・・・??と思ってしまいます。

ワーク後は、いつも身体が軽くなったような感じ、とその反面、軽い
倦怠感などがあります。下半身は軽く、上半身にだるさ、があります。
今回は、筋肉痛のような痛みが特に腹筋まわり、それと上腕と肩と首にあり
ます。全部ガチガチに固まってしまったような、それと息苦しさを感じます。
足はむくみなどがとれて、軽い感じです。ふくらはぎの裏に筋肉痛のような
痛みはあることはありますが。。。

ワーク中に腕をぐるぐるまわされている時思ったのですが、鈴木さんの腕は
温かいなと。その時私の腕は冷たかったです。
身体が冷たいという事は、代謝が悪い?とにかく良くないのですね』

丁寧にいつもレポートしてくれる方です。多謝。
適切にご自身の身体を状況判断されていて、
私が何を言おうとしているのか察知しておられました。
前回のワークレポートを次回のワークまでにメールで送っていただいてました。
ですから、次回のワークのときにレポートに目を通し、
『なにを伝えれば良いか』考える時間を与えてくれました。
同時に、身体の変化状況を事前に理解できるので、
次回のワークに活かせたのです。
事前に何をすべきかを具体的にします。
関連する本でワーク前日の真夜中に学習して寝ます。

それが日課でした。

■2003/12/19 (金) なぜかワークのときに圧をかけられると力が緩む。

ボディワーク中に、圧をかけられるとき。

圧をかける方向によって、クライアントの身体が緩むか硬直するか決まる。

鉛直線上の直角のラインで適量の力で加圧し、下に床やベッドなどの支えがある場合。
とても緩みやすい。

だが斜めからのベクトルで圧がかかるとき、身体の中心部分を硬直化させる。
それは反射的に起こる。
身体が倒されるときに起こる反応と同じだ。
力が身体を抜け倒されたり傾けられるとき、
とっさに手が出て受け身を取り、同時に身体が倒れた衝撃に耐えるため硬くなる。
斜めから圧を受けることで、過去転んで倒れたときの恐怖心がよみがえる人もいる。
だからその加圧方法にはとても注意が必要となる。

オイルマッサージをするとき軽くさするようなときでも、
力の方向は常に鉛直線で落ちるベクトルにする。
その圧をかけられているだけで床と自分との身体の密着度が上がり、
同時に身体が緩み始める。

『身体が落ち着いた』状態になる。
これは『身体を床との密着度をあげられるほど、地面と身体が一体化していく』感じ。
精神的にもリラックスできる。

このように身体が「落ち着いた」ときに自然に緩みだす。筋弛緩へ向かう。
シンプルだけど、これは身体を緩ませるための基本中の基本。

だが、常に鉛直線の重力の落ち着く方向へ圧をかけられる場合ばかりではない。
そのときには擬似的な鉛直線方向を作り出す。
アレクサンダーテクニークのモンキーときいて、ぴんと来る人ならば解るはず。
横たわるときなど、この姿勢を応用すればいい。同時にイメージ力も使えば強力。

またこれもできないとき。
クライアントに違和感のない力加減で、『状態崩し』をかける。
受け側は何をされているか解らない。
身体には「このポイントを押されると簡単に崩れる」箇所がある。
そのポイントを踏まえて軽く呼吸のリズムをみながら揺する。ごく軽い圧。
その力を「波」として伝える。
すると斜めからの圧をかけられても抵抗反射が減じられる。
これは身体を落とす方向をずらされる感じの圧を受ける事で、
身体が落ちていく方向に錯覚を覚えることで起こる。

色々な実験を繰り返しより受ける側の快適さを求め続けます。
ボディワークはさまざまな工夫を盛り込める仕事だと感じます。
100人ワーカーがいればそれぞれ独自路線をきわめていかれる事でしょう。

■2003/12/18 (木) ボディワイズのアクセスログの検索キーワード

アクセスログ解析を行うと、まったく予想できない事が起こる。

『肩こり』『腰痛』などが、検索キーワード上位になると思いきや、
月に1〜2名のみ。
腰痛を主に取り上げているサイトが、
検索上位に登るので、ボディワイズは下位になるからだろう。
腰痛などの専門サイトには太刀打ちできない。

だがなぜか、他の意外な言葉が上位に登る。
ひとつだけあげると『偏平足』。
なぜなのだろうか?
偏平足というコンテンツが多いとは思えないうちのサイトが検索されているのは。
でもここ数カ月、確かに検索キーワードとして上位になっているから、
偏平足についてのコンテンツを増やさねば申し訳ないという気になる。
でもなぜ『O脚』よりも多いのでしょう。

また他の検索語も、僕の予想が外されている。
自分がこの知識について自信ありというものが検索語の上位にはこないものだ。
逆にこの検索数が少ないキーワードを見ると、
「もっとそのキーワードについてしっかりした内容を載せてね」と、
叱咤されている気がする。

アクセスログは、暗黙のうちに「ホームページを書くための方向性」を、
みなさまから教えていただいているようだ。

だが、体験談をお書きいただいたクライアントの仮称を、
「渡辺まりな似」という事で「渡辺まりな(仮称)」とさせていただいていました。
すると月に1〜2名、「渡辺まりな」で検索してこられる方がおられます。
さぞや予想外のページで、驚かれた事でしょう。
反省しています。
お許しください。 m__m1

■2003/12/18 (木) なぜか、身体にしこりが付いてしまう。

なぜか、身体にしこりが付いてしまう。

『他の人が落ち着けているかどうかを見抜く目』をもてるようになったとき、
その『なぜか』の理由が見えてきます。

ワークを受け、身体の使い方のレクチャーを受ける過程で。
自分が立ち方に興味を持ち、ある程度上達したときに、そのセンスが備わります。

それまではなかなか<理想的な立ち方><悪い傾いた立ち方>の写真をみていただき、
「このようにまっすぐなのが良いのです。」といわれても実感を持てません。
「そういうものかなぁ。。。」という漠然とした感想です。

ですが自らがまっすぐ立つ練習に入り、その難しさを知ると、
まっすぐに立てているモノが実はすごい強者のように見えてきます。
体験を通した学習が始まります。
今まで見えなかった、意識できていなかった、認識できていなかった、
多くのものを感じ取るきっかけを得た事となるでしょう。
そして少しずつ立つ感覚が芽生えてくると、
他の人がまっすぐ立ててない事が、気になってきます。
許せなくなってきてお節介を焼きだすときもあります。
そのレベルまで進むと、感覚的に目の前の人が立てているかどうか、
察知できるようになります。
もちろんまっすぐ立てている人の前に行くと気持ちよく、
そうでないときには多少違和感を感じます。

頭で得た知識ではこうはいきません。
身体の体験を通したとき、認識力は変容していきます。
合気道では相手の力量を推し量る能力を身につけた事になるでしょう。
この見抜くことは特殊な能力というよりも、
本能的にしこまれたものではないかと思います。
一瞥した瞬間に読み取れますから。

そして美的センスにも通じるものだと感じます。
著名な画家や演奏家には、身体を立てる能力を遺憾なく発揮した逸話が多数あります。

まっすぐ立つ能力も本来特殊なものではありません。
赤ちゃんが立つときは、みなこの強者のスタイルです。
だから多くの方々がその強者だった経験があるのです。
そのときを忘れ、体内に複雑なしこりを付けてしまえば、
赤ちゃんのときの落ち着いていた状態を手放したのかも知れません。
それを取り戻す事は、意外なほど手間がかかります。

強者に自分が変われば、
『なぜか、身体にしこりが付いてしまう。』から、
『なぜか、身体のしこりがなくなってしまう。』へ理想的な転身へ。

保証します!

■2003/12/18 (木) 『身体を落ち着ける事』

『落ち着く』状態。

精神的に落ち着くという表現もあります。
身体を落ち着けるという表現もあります。

『落ち着く』とは、『落として着陸させる』ような意味合い。
身体の落とし方を研究することを通して、
身体を自由で健康的に変えてくれる方法を模索しています。

〇立っていても〇座っていても〇寝ていても、
常に身体は地球の中心方向へ向けて落ちつづけています。
うまく身体を地球に落とす事ができれば、
疲労なく身体を支える事ができます。
最小限の筋力を使い身体を倒れないように支える妙技。

ダンサーの知人がいます。
すばらしい身体の落とし方をしていました。
地球と一体になり、身体から下方へ根っこが深々と伸びているイメージ。
導線がくっきりと見てとれました。
これを落ち着いた状態といいます。

とてもいい立ち方をしているのです。

それに対して危険な倒れ方をしていても気づいていない方もおられます。
地球に対して『落として付ける』状態になっていない。
抗重力筋が萎縮し、立った瞬間に自分が倒れている事に気づけない。
倒れている体を支えるために、筋肉を骨の代わりに使いつづける。
例えば足を踏ん張って立っている。
足はほとんど太い筋肉群。
これが踏ん張って固められた瞬間、
大量の筋収縮がなされています。
同時にそれは牽引力を持ち身体全身の筋肉を固めます。

日頃特段の運動をしていないにもかかわらず、
足、臀部、背部に強いしこりができているとき。
うまく身体が落とせていない可能性があります。
抗重力筋群は、うまく身体が落とせない限り硬化を進めます。

気になる方は、早めのケアしましょう。

ただ抗重力筋は、太く激しい硬さにまで変質する筋群。
それにセルフマッサージでケアするとき、体を起こしてマッサージをすれば、
すでにその抗重力筋はかたく身体を支えるモードになり、マッサージ効果が大幅に鈍ります。
その際にはパートナーにオイルマッサージ等をしたほうがよい結果を生む。

本格的に落ち着く事ができない状態の方。
仰向けに寝て、腰の下に手が入ってしまうほどの隙間が開きます。
腰痛だけではなく消化器や生殖器、泌尿器などの内臓に負担がかかっています。
腰部や臀部の筋肉がしこりになり、そのすぐ前にある臓器に圧迫を与え、
骨盤が前傾することで骨盤の上に内臓が収納できていないのです。

■2003/12/18 (木) 甲野 善紀 著『古武術に学ぶ身体操法』を読んで

以前I氏にお借りしたビデオとセットでみてみると良い内容だ。
『古武術が眠れる能力を開花させる
バスケットボール革命』
出版:日本文化出版株式会社
時間:60分
価格:4762円

ビデオで実演されたなんば歩き、肩甲骨の動きや、方向転換、タックルなど、
イラスト付きで解説されている。
うねりのない動き、居つきのない事の重要性、身体を分けて使う事なども。
僕は、良書だとおもう。

面白い事にAmazon.comの<カスタマーレビュー>を読むと、
4名とも読者の読解力を要すると評していた。
僕も同感。

『「ねじらない、うねらない、ためない」身体の使い方とは?』と、
いわれてもとっつきとしてはどうしてそれが大切なのだろうかというものが、
ぴんとこないのだ。一般的に。
合気道などやっておれば、その意味合いは身体を通して解るから問題ない。
だが本書は新書判で出された一般書だから、講読されるものの過半数は、
昨今の甲野氏の活躍を知り興味を持った方々。
かなりつらいところがあると思う。
そして全員★★★☆☆。

だが甲野氏の著書で身体操縦法を取り上げない本のほうが、
★★★★☆以上と評価が高い。

これはとても興味深かった。

甲野氏の本を読んでいても、ぬるぬるしてするりとにげられてしまうような、
触感を感じるときがある。
もう少しで分かりかけているのだがという感じがつかめても、
それを応用へまで押し上げていく事が想像付かない。
そんな感じ。

身体操縦法に関しては、身体を通してこの書かれている事は実際に取り組んだときに、
皮膚感覚的に見えてくる代物。
ぬるりとしていて概念だけで追っていく事は難しいもの。
その部分は不要と感じられる人が意外に多いかもしれない。

純粋に甲野氏の書籍は哲学書やエッセイ的(?)な読み方をされ、
共感を得ているのかもしれません。
それも大切な事です。

でも僕は氏の身体操縦法に純粋に興味があるのです。
きっと身体操縦法にマニアックな方の個人評価は、
Amazon.comの<カスタマーレビュー>では星の数が変わってきます。

書名:古武術に学ぶ身体操法 岩波アクティブ新書
著者:甲野 善紀
出版:岩波書店
価格:700円

■2003/12/18 (木) 翻訳ソフト&ページ『Pop辞書』

翻訳ソフトで、全ページ対象に翻訳してくれるサービスは、
AMIKAI(http://www.amikai.com/)提携で、
Yahoo!!・Infoseek・Exciteなどに無料翻訳コンテンツとして提供されている。

英語は読めるが、部分的に解らない単語がある場合。
「POP辞書エンジン」が役に立つ。
解らない単語の上にマウスを持っていくと、
ポップアップインフォメーションで、
単語の意味が表示される。
意味が複数あれば複数表記される。(これが英語の勉強になるみたい)
ただ時事ニュースでよくでる『SARS』など、表記されない言葉もある。
日本語・中国語・英語・ドイツ語・スペイン語に対応。

現在は、ソフト提供はベータバージョンが無料でダウンロードできる。
Windows 2000/XP 対応なので、私は使えない。TT)

「POP辞書エンジン」のデモサイトもあります。

「POP辞書エンジン」のデモサイト
http://www.popjisyo.com/WebHint/Portal.aspx

■2003/12/17 (水) 肛門周辺に血流を確保するために座骨を活かす

『痔』の、ケアの一つにもなるのですが、
肛門周辺の緊張をゆるめる事が大切です。

そのやり方の一つ。
座骨の癒着を解放すると、それは同時に肛門周辺をゆるめる事になります。
座骨は、座る骨とかくだけあって、椅子に正しく座ったときに座面に突き当たる特記した骨の事。

その骨はある程度動けるものなのですが、
臀部筋や内転筋、縫工筋など座骨を付着点にしていたり、
または直接付着点でなくても影響大の太い筋肉が筋硬化を起こしている場合。
座骨の動きは正常な動きを持てなくなります。
また座骨の骨膜に、その周囲の筋肉(筋膜)が骨と同じほどの硬さとなり、
癒着を起こします。(ここはほんとうに骨と変わらない硬さになります)
痔になられている方で、このしこりがない方を知りません。

これをゆるめるテクニックを用いて座骨を動かしていくわけです。

また、座骨が正常に動く事は、まっすぐ立つ能力を取り戻すためでもあります。
ちょうど座骨が垂直に地面に突き刺さるような姿勢が理想の立ち方。
ですが座骨周辺にしこりがはびこりますと、すでにまっすぐ地面に座骨のベクトルを、
向ける事は不可能です。
当然座るときにも座骨を座面に垂直に下ろさなければならないのですが、
それができません。
だから座り心地が悪くて良い姿勢を長時間キープしておく事はできません。
座骨自体左右対象に整っている事が理想ですが、
臀部筋の癒着量は、あなたの利き足の具合で変わります。
利き足とは良く使う足ですし、靴底をみて良く削れる方の足です。
そちら側の臀部が硬くなってますから、
都合、そちら側の座骨の方がより強く癒着が進み固まります。

(豆知識:「利き足」や「利き手」は身体の歪みを、必然的に作り出す)

座骨の癒着度合いをみて左右座骨の動きを調整していく。
この操作をしておいた方が、仙骨や尾骨の動きをつけるときに役立ちます。
また言葉を進めれば、この操作をしないで仙骨や尾骨の調整をしても、
すぐ元通りの歪みへと戻されるでしょう。繰り返し施術が必須になります。
これは経済的ではないです。

僕自身、教科書にはないやり方で無痛で調整する方法を考案したのですが、
それを行うようになってから成果が飛躍しました。
痔やそれに生殖器など下腹部全体の血行が回復し、
機能が向上していくようです。

座骨の調整も、小耳にはさんでほしいお勧め情報です。



■2003/12/17 (水) デスクワーク付いていて気になる事・『痔』

デスクワークを長時間すると、腰の硬さや臀部筋全体の硬さが強くなる。
これは物理的な筋疲労から起こる現象だ。
それに座面に臀部が継続的に圧迫を受け鬱血する。
なおかつ尾骨(尾っぽの骨)が、明らかに変形してくる場合がある。
そうなると『痔』に成りやすくなる。

通常は仙骨の尾骨に近い方の凹部分や凸部分をチェックして、
そこから肛門付近に伸びている神経の流れをみる。
その凸凹部分が変位しているときは、
うまく神経が脊髄から分岐して出て行けないだろうという事でそこを重視する。
それも一理ある。

だがなかなか仙骨は繊細でダメージを与えたら大変な事になる箇所。
誤った外圧がかかれば呼吸を止めかねない。
だから仙骨がすでに変位(変形)しているとしても、
そこにつよい瞬間加圧をかける事は考えられない。
危険な事は、絶対に避けるべきだからだ。
頭蓋仙骨治療では、非常に弱い力の圧をかけつづけての調整を行う。
このやり方ではリスクは少ない。
患側(歪みそれている方向)をなでるような緩い力で、
呼吸のリズムや脳脊髄液の流れのリズムに同期させたりわざとちょっとずらしたりして、
仙骨の変位して癒着している箇所をゆるめていくのだ。
かなりの技術力が必要となる難しいもの。
時間がかかり地道な作業だ。

そしてそのやり方を応用して尾骨を動かすやり方がある。
尾骨が肛門側に曲がっていたり、後ろに反り返っていたり、左右に曲がっている場合もある。
自分でこれはチェックできるはず。
物理的に曲がっている。
そしてこの尾骨が曲がると、肛門周囲の筋肉がわずかな尾骨の曲がりでさえも、
容赦なく血行を悪化させる。
これが怖いのです。

痔になったとき、患部を清潔にする事は当然。
それに異論ありません。

同時に、尾骨や仙骨の変位があれば、それを正して臀部筋全体をゆるめます。
肛門付近に流れるきれいな新しい血液を確保できる環境にしてください!

よいワーカーはクライアントの尾骨や仙骨の歪みをチェックした時点で、
『痔』かどうかを感じ取ってます。
尾骨の変位している量が多いとき、可能性が強いのでケアします。
現在は痔になってなくても、将来的な不安を残す事のないようにします。

痔は、知り合いの鍼灸師曰く心臓への負担の係具合が強いと特になりやすいとの事。
痛いのはつらいですから、ひどくならないうちにケアしたいものですね。

■2003/12/17 (水) 『ボディワイズ』ホームページの書き換え着手

トップページのみを書き換えるという、やはりまたマイナーバージョンアップ。
根本的なコンテンツに手を出せていないのが申し訳ないところです。
でも着実に前進して、ひとまずは普通レベルのホームページの見た目に近づけたい。

はじめからやり直した方が速いとは思い、でも逃げている。
それを繰り返しているところが情けない。ーー1

でもインターネットはやはり大事なツールですから、
そのアクセスポイントとしてのホームページは、
もう少し手をかけなければと思っております。

現段階でのホームページトップの代替えは、以下の通り。
まだ未完成です。画面がすっきりするよう心がけました。
http://bodywise.hp.infoseek.co.jp/hhpp/top3.html

今表示しているトップページにすげ替えてしまえば、
すぐにでも上記ページがトップページになります。
もうちょっとだけ手を加えてからそうする予定です。

■2003/12/16 (火) 身体を改善していくプロセス管理

[ プロセス管理主義<->結果主義 ]

結果主義は、結果がすべて。
その結果が出るまでは成果を勝ち得た事とはならない。
結果が出るまでは、認められる事はない。
評価はずっと先だ。

プロセス管理主義は、結果を得るための段階を設け、一つずつ解決して進んでいく。
一つの段階がクリアできれば、それは成果であり誇れる。
それが重なり合い、結果が出るかどうかだけが重視されない。

プロセス管理過程では、モチベーションを持ち続けやすい。

身体の改善は、結果主義になじまない。
理由。

(1)身体を改善するためには、身体を利用するためのスキルを学ばねばならない。
それには時間がかかる。

(2)ボディワイズでワークを受けていく際、すでに体内にできたしこりなどの量が多量の場合。
そのしこりや不具合を減じる処置をまずしておくこと。
身体改善プロセスを、スムースにしてくれる。
この過程がない場合、身体改善に対しての強い精神力と動機がない限り、
途中で挫折するケースが多い。
身体のしこりや不具合が改善されていく事は、
身体を改善する過程の一つのプロセスだ、という意識がある。

ボディワイズの存在意義は、ワークを受けている期間、
身体改善プロセスを他のものの目で提示され、進んでいけるところにある。

『いい感じに進んでますね!』
『何か無理しましたね。思い当たるところありませんか?』
『歩き方の練習。どうですか?』
『なかなか立ち方、うまくなりましたね!!』
etc...

そんな言葉をかける。チェックが入る。
そして歩き方や立ち方の補習。靴のセレクトに対してのアドバイス等。
不思議と他のものからの意見は、良くいわれたい。
人情である。^^1
だから頑張れる。これが大きいんですね。
(いくつかのステップが配置されている。
常にそのステップも改良し手を加えられる。
クライアントがやりやすくなるように。)

そしてワーク最終回。

『おめでとう。これでワーク卒業です。これからも身体の使い方、頑張ってくださいね』

その言葉で締めくくられる。

自分の身体を自分で管理する『オーナーシップ』意識。
その維持促進は、並大抵ではない。
よく解る。
僕もそう。
プロセス管理をするシステムが自分に合う形で提供されていないからだろう。
長い道のり途中、孤独にならずに進んでいけるといいですね。

■2003/12/15 (月) オイルマッサージをするときの手の力の入れ方

業務用のマッサージオイルでオイルマッサージの練習。

だいぶん専門的になるが、大切な事がある。

セルフマッサージ・パートナーとのマッサージ共に、オイルを使ってマッサージする際、
人指し指や親指にムダな力を入れない。
小指にはしっかり力を入れる事。

これを間違えるとマッサージ効果が半減する。

(×)人指し指や親指に力を入れないこと。
局所的に攻撃される痛みを感じるからだ。
やられている人が痛みを覚え、抵抗する。
それで筋肉が硬くなり柔らかくなりにくい。
痛みがでやすくなるので、これでは力を抜かざるをえない。
安易に力を抜き過ぎれば深層までオイルを届かせることが難しい。

同時にパートナーマッサージの場合は、
マッサージをする側の身体の中心が前後左右に大きくぶれる。
マッサージをやる側の負担も大きくなる。

よいところがないのだ。

(〇)小指に力を入れている場合、
しっかりとフィットされている安心感が得られる。
力を出すときも不思議なほど楽に出せる。(<-伸筋の協調作用による)
受け側も多少痛みがでる程度の力をかけられても、痛みはあまり感じられない。
筋肉は効率的に緩くなる。

パートナーマッサージの場合、
マッサージをする側の身体の中心は常に中央にコントロールされ、
重心を保ちやすい。
マッサージをやる側の負担は小さい。

---

オイルマッサージをするとき、
小手先の腰の入らない動きをするのはいけない。
マッサージをする側が、自分の身体の全体をうまく機能を引き出せるか。
相手の筋肉の硬さや質を見抜き対応してリズミカルにマッサージ。
深いレベルまで至るのは難しいでしょう。
ですが比較的一般の方でも、2〜3コツをつかめば、
マッサージをしてあげるのが楽しく感じられるのが、オイルマッサージ。

オイルマッサージの際『あの人の手はいい』といわれるとうれしいものですよ。

■2003/12/14 (日) 『ボディワイズ』ホームページを使いやすく

昨日から夜なべしながら、ボディワイズノートの手直し。徹夜です。

ボタンをつけたり外したり、ページを削ったりという、
マイナーバージョンアップ。
内容的に着手するのは、これから行うにして、
ずっと気になっていたところを着手。

2〜3時間はかかる事は覚悟していたが、丸々二日費やした。
ページ数が多かった。。。

相変わらず今どこの階層ページにいるのかを表示する機能は付いていない。
だがどのページからも『トップページに戻れるようにしよう!』が目標。
それは達せられただろう。

白状します。
どのページからもトップページに戻る事が不可能に近い状態でした。
検索サイトからボディワイズのHPのページ半ばへジャンプされた場合。
自分はどこのだれのページをみているか、
判からないはず。
得体の知れないホームページと感じられた事でしょう。
迷宮にさまよう事しばし、誠に申し訳ない。

その点を改良したことは意義が大きい。

というか、よくもまぁここまで、といわれそうです。
野球していてゲームが進まないと思ったら、キャッチャーがいなかった。
それに監督が気づいてなかった。そんな感じです。

ボディワイズノートも以前よりは使いやすくなりました。
内容的には、日記を書く以外、あまり更新ないのですが、
12月末に自由休みをとったとき更新をと考えています。

『Blender』(3D-CGソフト)の解説本を購入し、
グラフィックを使った解説モノを考えています。
お楽しみに。

■2003/12/13 (土) お勧め書籍『太極拳と呼吸の科学』

健康法として、太極拳は人気がある。
ゆっくりよどみなく動く動き、呼吸の妙がそこにある。

一朝一夕では身につかない、奥深いもの。
私も若いころやっていました。
老人たちが馬歩(=空気椅子)をしながらルンルン気分。
その中でぶるぶると膝が震えだす初心者たち。

その当時になんでこの本がなかったのだろうと思う一冊。

呼吸について、横隔膜の動きや脊椎の動きを詳細に確認。
動きの質は、関節のかみ合い、筋肉の力の流れ。
脊椎の立て方については、私の考えとぴったり。
(僕の指向性原点がここにもあったという感じ)
イラストが役立つ。

身体走法の概念的な問題を飛び出し、常に太極拳上での技の進化を志す実践派の知識が、
ここにあります。

身体の予備知識がなくても十分理解できる。
身体の動き方を重んじるボディワーカーの方々ならば、
「そうそう!!こんな説明やイラストが欲しかった」というだろう。
ぜひ、書店で一読願いたい。
実践的な身体走法から生まれ、経験を積み重ねた知恵や技には説得力がある。

書名:太極拳と呼吸の科学
著者:楊進‖共著 雨宮隆太‖共著 橋逸郎‖共著
出版:ベースボール・マガジン社
価格:\2500



■2003/12/12 (金) 献血美容法

先日テレビを見ていたとき、『献血美容法』を発見。

30代後半の主婦が、献血をした結果、
皺やしみが消えていく。
テレビのいう事だから、初め半信半疑だった。
実証シーンでは、成果がうたわれている。

だが僕も思い当たる。
昔読んだ本で、出血後、消失した血液を補充するため、
造血作用を促進させ身体が若く生まれ変わると書いてあった。

身体の中の巡っている血液が常に新しい理想的な状態であれば、
献血して血液を抜かれても変化はないかもしれない。
だが、個人差はあるものの生活を送る上で血液の濁りは生じているという。
血液は生まれ落ちた瞬間から酸化していく宿命を持っているのだ。

赤ちゃんの血液は、赤くそして清水のようにさらさらしている。
粘りけがない。
これが理想状態。

粘性が弱いことは、それだけ身体の中の細い血管まで容易に流れる事ができる。
そうすれば皮膚に張りがでて白くなってきたり、表面的なしみなどは容易に薄まる。
そして十分皮膚の表面にまで血液が届きだせば、シワも目立たなくなる。
小さいものはすぐなくなるだろう。
血液の流れと皮膚のコンディションの関連性はとても密接だ。
(たとえばボディワークを受けて血流が正常化すると、
肌コンディションはきまってよくなることからもいえよう。)

献血で大量に抜かれた血液分は、新たに造血作用で補充される。
赤ちゃんの清い新鮮な血液が造血される。
造血によりすばらしい潤滑液を自力輸血(?)されるのだ。
にごって粘性がある状態の血液と、清水のような血液。
どちらが健康や美容に良いか見当がつくだろう。

生理的にもさらさらな血液が体内にいてほしい。
誰もがそう望む。

--

そして私が提供した血液が、困っておられる誰かのためになると考えたとき。
ちょっと自分をほめたくなる気分。
こころの美しさを引き立てている。
その思いやりの気持ちが、身体へフィードバックするのかもしれない。

■2003/12/12 (金) 身体を研究していく喜びと意義

クライアントのなかには、スポーツ選手や同業者のウエイトも多い。
すると話をしていて、かなり突っ込んだ話をする。

体について話し合うとき。
まさに我が意を得たりという反応が返ってきたとき、
ワーカーとしてというより、一人の話者としてよどみなくわき出る清流の源のように、
言葉が生まれ出ていく。
楽しく話ができる。

体について関心をもったもの同士、究めていく事が喜びにつながり、
日頃の考えや思いが交わせるとき、すばらしいアイデアが飛び出す。
自分の意識の流れが促進される場。
せわしくなくなった今、場はチャットに変わったが、
やはり会う事がないと寂しいです。

--

その身体研究者に向けられた、よくある質問。
「そんなに身体のことについて理解して、何がしたいの?」という質問がなされる。
僕の場合、「仕事ですから」。
でも他業種で無心に趣味で体を磨いている方々も多い。
いずれも身体に起こる腰痛や肩こりなどの不快感をぬぐい去る以上のことを求める人々。

きっと周囲からみて呆れられている方もいるだろう。
だが僕は身体について学ぶ事が、『生きる事の質』に関わると信じているので、
その質問を投げかける事自体に疑問を持つ。

誰だって動物として生命を受け、親から肉体を受け継いだ。
肉体は、この世に生まれついたときにいただいた唯一の財産だ。
それを大切にして、研究していくスタイルは尊いはずだ。
そのような心持ちになっていないとき、「そんなに身体の〜?」となる。
そう思いませんか?

--

視点を変えてみよう。
ユーザーという言葉も、一般化しました。
パソコン使い手を、パソコンユーザーのように。

ボディについても同様。
僕は『ボディユーザー』という概念を持っています。

----------------------------------------------------
よい『ボディユーザー』になることは、
幸福になるための生涯資産を増やしていく事になります。
悪い『ボディユーザー』になることは、
将来発生する資産の流出用にお金をためる必要があります。
それにかかるお金と時間、労力を前に投資するか後にするか。
慎重に考え僕は、前倒しを選びます。
----------------------------------------------------

それが質問者への回答です。

■2003/12/12 (金) 書き込み投稿をすることで想った事

健康情報を知りたい方が質問し、知っているものが回答するページがはやっている。

『腰痛を改善させるためには?』
などの質問をすれば、それに対して疑問を解消させてくれるのに有効なホームページURLを教えてくれたり、
または回答者自身の体験談を話してくれる。

口コミの世界。
閲覧者は多いが書き込みがなされるのは少数。

自分のわかる情報を見つけると匿名で書き込みをしている。
そこにはいくつかの利点がある。
・回答を受け取ったものも、多少参考にできる。
・回答をしたものも、文章でどこまで質問者が理解してくれたかレスで確認できる。

--

文章で身体の基礎知識の少ない方にアドバイスをするときには、
多少でも込み入った話の場合は、決断を迫られる。

(1)勇気を持ってわかりやすさを取り、必要な事を1〜2つに絞りあとを隠す。
(2)意味合いが歪曲しても、イメージがつかめるようにたとえを話す。
(3)労を惜しまず自分の知識の全部説明する。

(2)のイメージ先行型の説明は、印象に残りやすいが誤解を招く。
悪意を持って説明するわけではないので被害は少ないかもしれない。
・・・といいたいところだが、
誤解を蔓延させる発信元として高名になるリスクあり。

(3)で労を惜しまず説明をすると、以下のレスがくる。
(下記レスはほんとうに返ってきたレス文を掲載)
----------------------------------------------------
<回答に対するお礼>
専門的にありがとうございます!
ちょっと自分には難しかったですが
最後3行に励まされます、
回答ありがとうございました!
----------------------------------------------------
難しい人体の名称や病名などは、一切書かないように工夫しました。
励ましの気持ちは届いてよかった。^^1
でもきまって玉砕されます。

そうなってくると、やはり(1)のポイントを絞って伝えた方が良いのだろう。

筋肉の絡みになると、滑車や牽引や関節や骨が絡みだす。
それらの理屈は、整備工と同じ感触の話になる。
ただ人体の場合、故障パーツの交換ができない。
そうなるとその故障部分の修理方法を模索し、故障原因を知り、発生をくい止めるためにはと話を続けたくなる。
だから終われない文章になる。

だが使えない知識を多量にもらうより、使える知識を1〜2個プレゼントされた方がうれしいはず。

これを優先ですね。

■2003/12/11 (木) 女性にやさしい医療系HP アイヘルス

アイヘルスは総合医療系の大規模なホームページ。
デザイン・内容ともに女性を意識したページ雰囲気。
ですがシニア・男性・子供・赤ちゃんの項目も充実。

コンテンツは、
・多数医師と協力しさまざまな診療科目Q&A(☆☆☆)
・美容の話
・健康の話
・病気の話
・治療の話
・ママと赤ちゃんの話
・オギノ式簡易計算機
・ドクター訪問記
etc
とても豊富。

アイヘルス
http://www.ihealth.co.jp

■2003/12/10 (水) 猫の生き方へ想う

我が家は私道に入った2件目にある。
その近所に80代の女性が独り暮らしをしておられる。

その猫の名前はボス。
雄か雌か不明。
薄茶のみけ。
ボスの両親は野生猫。
その血統を受け継ぎ、決して人に媚びる事のない猫だ。
ただし飼い主は別格。

面倒みのよい猫で、4年前、2匹の友達猫をつれてきた。
黒猫と黒としろのブチ猫。成猫だ。
自分の餌をこの猫達にあげようとして、勧める。
結局は、主人はその猫の餌をも負担する事になった。
餌代だけでも大変なものになっていた。
猫達は仲よさそうにのきさしの上で、夜の人通りを眺めていた。

だが2年後、黒猫は、自分の死期を悟り、餌をもらっていた主人に別れをいい、
どこかに去ってそれ以来見かけなくなった。
信仰心の篤い方なので、猫のこころがわかるのかもしれない。
そう感じたといわれた。
そしてその半年後白と黒のブチも死んだ。
ブチは、本当はどこかに去ろうとしていたのだろう。
だがどうにかやっと最後のお礼をするのに主人の前に現れ、
そこで3時間後息を引き取った。

ボスも、気落ちした事だろう。
野生猫は、都会では2〜4年生きられるかどうかだ。
でもかならず最後には顔を見せてから、この世を去って行った。
こころから猫を世話していた気持ちが伝わったからだ。

だが今度は主人の80歳の女性が癌で、入院・退院を繰り返すようになった。
入院前にはボスは落ち着かない様子。
入院後は、うちの母がエサと水やりを頼まれてお邪魔するが、
主人のベッドの中でずっとじっとうずくまる。
それでエサも食べられていない。
痩せこけていくボス。

主人がいなくなれば、生きる気力を失せていくように見える。

ボスの様子を気づかって、主人も早く帰りたいが、病状が思わしくない。

だが主人はボスの、その声なき強い念を受け取っているはず。

・・・

最近、主人は通院で抗ガン剤を受ける治療へ代わり、退院。
やつれたボスは6日して体力が戻った。
またパトロールに明け暮れる。

『猫は家に付くという言葉』
本当に愛情をそそぎ、育てている飼い主には当てはまらないのだろう。
今、主人にとってボスは、かけがえのない同居人になっている。
命をやりとりするなかでは、その猫の痛々しい純粋さが身に沁みてくる。

純粋なこころを受け止めるのも大変です。
ですが、がんばってほしいと心より祈っております。

■2003/12/10 (水) お勧め書籍『痛みと歪みを治す健康ストレッチ』

健康促進のためストレッチは奨励されている。

だが適切なストレッチ本は?と問われるとなかなか「これだ!」といえるような、
一般知識のない方にも勧められるものは少ない。

そのなかでお勧めできる一冊。

著者は伊藤 和磨氏という、元ベルディ川崎のゴールキーパー。
現在は東京都中目黒で治療院を開業されています。
そしてキネシオロジストでhitomiのトレーナーで有名なジェフ・ライベングッド氏に師事されたと著者紹介にあります。

僕がこの本で特に気に入ったのが、
ローテータ・カフ(肩・肩甲骨周辺)のストレッチ
それについてはこの本だけで事足りる充実した内容だ。
他、元スポーツ選手であった著者がセレクトした内容のストレッチは、
かなり効果的なものを選んでいる感じ。

第三章の「日常の正しい動作」については、
アレクサンダーテクニークやフェルデンクライス・メソッドを学んだ方には違和感を感じるところがある。
うちにこられたフェルデンクライス・メソッドを受けている方々が見たら、
きっと突っ込みを入れると思うので先にいっておきます。
僕もここには違和感を感じる。

だがそれを差し引いても、
一般の方が参考にしてもよいストレッチエクササイズが紹介してある良書です。

書名:痛みと歪みを治す健康ストレッチ
著者:伊藤 和磨
価格: ¥1,300
出版: 池田書店


■2003/12/10 (水) ■ダイエット情報と雑記■のHP/やせるけろ/

ダイエット関係の一般に出回っている本のほとんどを網羅したホームページ。

男性が制作者。
雑誌の発売に合わせて平日ほぼ毎日更新を目標とされているそうです。
ダイエット関連のホームページにも触手がのびてます。

広く網羅されたダイエット情報は、圧巻です。
まさにデータベース価値を感じます。
そして、「そうそう昔こんなダイエットあったね^^)」っていう思い出にも浸れます。
ダイエットの流行はこのページでおさえられるでしょう。きっと!

ダイエット情報ホームページ
やせるけろ

http://kerokero.cside2.jp/diet/index.html

■2003/12/10 (水) デスクワークのときのひと工夫

僕は視力が弱い。
ディスプレーの文字を近くで見たくなる。
いつのまにか顔がディスプレーに近づいてる・・・。
猫背状態だ。
この状態で長時間のデスクワークをする事は、自殺行為。

デスクワークのウエイトが大きい時は工夫をすべし!!

(1)ディスプレーの表示文字を大きくする事
(2)顔がディスプレーに近づかないように、デスクから針金をのばす


(1)フォントサイズ変更。
ディスプレーの文字を大きくするには、エディターやブラウザのフォントサイズを変更すればいい。

ブラウザでは以下の設定変更をすれば確実に文字の巨大化可能。
[インターネットオプション]->[全般]->[ユーザー補助]
[書式設定]□Webページで指定されたフォントサイズを使用しない
をチェックしフォントサイズを大きめに設定
または
[ユーザースタイルシート]□自分のスタイルシートでドキュメントの書式を設定する
CSSを作製する必要が出る。
だが一度行えば同様なフォント表示スタイルですべてのホームページを見ることができる。

(2)顔がディスプレーに近づかないようにする仕組み。
【用意するもの】:60〜80cmの針金/セロテープ

ディスプレーと目の距離が十分とれた状態で、キープしたい。

最初に理想的なディスプレーとの距離を保った状態で座る。
座り方のホームポジション。
その際に頭が肩にのっていて軽く感じる状態にする。顎が引け後頭部が後方に引けています。
針金の先をお腹(みぞおち周辺が理想的)に当たるようにして、
デスクからお腹まで針金を伸ばしてテーピングする。
それでOK。

「お腹を押さえつけられると、人間はそちらの方には絶対にいけなくなる」という、
生理的な反射を使います。
みぞおち周辺を軽く抑えられただけでも、極端に嫌う。
ピンポイントでの圧迫でしたら尚更。

すると、おなかが前にでてきたスタイルで座れない。
背筋を伸ばした座り方がましだと、無意識の選択眼が判断し矯正へ向かう。

(注:日頃理想的な座り方ができていない方は、最初腰に違和感がでます。
違和感がで過ぎる前に、一時中止します。
腰の違和感が緩くなってから再度挑戦!)

椅子の背にバックハガーも良いが、長時間経つとバックハガーがあっても
かまわず猫背を作る人がいます。
その方にもお勧め!!

ウエストも細くなりますよ!

■2003/12/09 (火) 身体のトレーニングは大変・・・

しみじみそう思う。

ここ3日間、かなり苦しい体験。

自分の理想としたフォームで歩いた。
ハードなトレーニングです。

時間にして2時間。

かなり歩いているときは順調。
耳が音がした方へ「くぃんくぃん」と向く。
背筋が立ち、脊椎のセンサーが働くと同時に、耳が動く。
動物的なパワーのようなものが身についていく強い感触。

快調、快調!

だがあまりに長時間、強烈な意識を入れ過ぎた。
内転筋群が強烈に働く。
それをキープさせつづけた。

通常2時間の散歩などでは疲れるはずもない。

だが2時間過ぎたころに、内転筋の疲労感が頂点に達した。
普段でも内転筋を使うトレーニングをしている。
だが最近は、ワークがないので身体がなまっていた。
だからなのだろう。

2〜3日、悲惨な思い。

内股がつっぱっていく力は、外側の大腿四頭筋よりも数倍強い。
強力な収縮力あるバネがそこで縮んでいく。

初日は足が全体くまなく痙攣を起こした。
強烈なパワーで内股がつっぱっていたらだ。

二日目は多少発熱。
発熱と同時に鼠蹊部のリンパ節が腫れた。
いんのう炎になった。く、苦しかった。
こんな体験は初めてで、「丹力」が全く働かない。
全身から力が抜けてふにゃふにゃってしてる。
爆笑問題の田中さんの苦しみを理解できた。つらかっただろう。。。
この日は寝込む一歩手前(昨日の事)。

三日目、多少鼠蹊部が腫れている程度。
図書館に本を返しにいけてよかった。
軽くセルフオイルマッサージをするだけで、身体の他の各部は完全回復。

--

今回したこのトレーニングメニューは間違っていない。
こりずにまた翌週にでもトライしてみよう。
数度やってみてチェックする必要あり。

身体を作り替える過程には、いろんな事がありますよね。

腰痛や背部痛・呼吸困難等は多々ある。
内腿の股擦れみたいなものも多少ある。
だが今回の不安感。はんぱではない。
これは今までにない危機感を覚えた。

できれば二度としたくないから、一工夫を加えねば。
身体がいくらあっても持たない。^^1
こんな所に危機感を持って真剣に学ぶスタイルが確立するのであろう。

■2003/12/09 (火) 『ワーク知識』から『技』へのブレークスルーへ

ボディワーク関係の書籍は、かなり多く出版されている。
専門書店の「谷口書店」「医道の日本」などの専門書店に行けば、
すぐに手に入る。
また池袋のジュンク堂では、デスクと椅子付きで長時間参照してもOKだ。(ノート類で書き写す事は厳禁)
学ぶメディアは書籍だけでなくビデオもあり、よりわかりやすくなってきている。

【『知識』から『技』へ】
[Step1:知識なし]->[step2:知識あり]->[step3:技化]->[step4:技の応用化]

「知識がなかった状態」から大きな飛躍を遂げる。
都立図書館では、オステオパシーの書籍等多く所蔵している。
誰もが知識を獲得できる。

だが知識から技への転化が、難しい。
(注:ワークテクニックの種類により大きな開きがあるが、僕の目指すものに限っていうと)
それに書籍だけでは知り得る事ができない、行間に隠れた知識を、読む側が理解できねばならない。
読むものの力が試される。
行間を読み取れるほどそのジャンルの基礎知識を熟知しなければ、
書かれている表面しか見えてこない。
専門書は文筆家が書いた書籍ではない。
なおさら行間を読み取れ!という傾向が強い。

文章データとして、データベース化することは問題なくできる。
だが、そこで歩みをとどめてしまってはならない。

次のステップに進むため『技』として身につけなければ役に立たない。
知識自体は、広く世の中に交付されているが利用できなければ、利益はない。

他の方からワークテクニックを教えてもらうとき、
自分の知識になるか技に直結するものか、分けてとらえる。
相手が説明している言葉と言葉の間の行間がイメージできるとき、
技としてすぐ吸収し再現できます。

書籍などの解説の行間がわかるように、広く多くのものを学ぶ必要があります。
同時に自分の身体能力を向上させる事が『技』を身につけるための基礎課題です。
自分の身体をよく知らなければ技を身につける事が難しいと思います。

我が身を実験台にした研究によって得るものが大きい。
ストイックになりますよ。

例でいえば太極拳の稽古をするために、
太極拳の解説本を入手した状態。
この本を手に入れたと同時に太極拳をマスターできた事にはならない。
その太極拳の技を身につけるトレーニングが欠かせないのだ。
トレーニング時の、試行錯誤した経験が実になる。
ワークテクニックもそういうものだと思います。

■2003/12/09 (火) 生理痛を止める技もそれなりに難しいのです

生理痛を止めるためのワザも、しっかりしたスキルがバックグラウンドに必要だ。

どこの整体院でもよいというものでもない。
私が以前通った事がある大手整体院の学校のテキストがある。
そのテキスト通りしても生理痛の痛みを瞬時に大きく軽減または消失する事はできない。
あってもちょっと軽減する程度。
2〜3時間すればまた痛みだす。
何を求めて施術を受けにきたか、その目的を達する事ができていない。

だからこそボディワーカーは卒業後、独自に修行を積むことが必要。
それを積んだ先生も多い。
研究会等へ足しげく通われて自己投資に余念がない方もおられます。
だが通信教育で整体院の講座を開いている時代です。
通信講座はプロ養成とうたっております。
そちらのテキストをチェックする機会を得たのですが、
施術事故を考えれば、用いる事を憚る内容が記されていました。
(せめて危険性の高い手技には(危険マーク)を明示して欲しかった)

残念ながら、治療院の質の善し悪しを看板だけで一般の人が見分けることはできない。
民間医療同業者は、予備知識や業界情報を持ち合わせているので違いを見抜けるでしょう。
でも一般の方にとっては、メールでお問い合わせしてもどこをどう尋ねればよいのかも、
わからないという意見を聞きます。

プロフェッショナルな方が必要とすることは、学校ではそこまで教えてくれない。
独立心あり、責任感があり、研究熱心な施術を志すワーカーを見つける事。
それが必要。

探す手間を省かない事につきるでしょう。
初めに「ここの治療院だけでよい」と決めつけないで、いくつもの情報網を持つ。
自衛手段として多少移り気なクライアントになってみてもよいと思う。
ボディワイズにとっても、経営的に自らの首を絞める一言だ。

でも、やはりうちも選ばれて最後に残れるように努力しつづけることを目指そう。

■2003/12/08 (月) 生理痛の血液の逆流について

生理痛は何で起こるの?という質問を受けた。
その方の場合、腹部に多量の血液がたまり起こる。
腹部にたまる異常に多量となった血液量を減らせばいい。

筋肉のこりを腰部・臀部・鼠蹊部などにためると、脚部へ血液を流す血管を圧迫する力を持つ。
あなたが考える以上に、しこりのもつ血行を阻害する力は数段高い。
そして血液が腹部に逆流のようなイメージでたまりだす。
生理痛が毎回ある方はそれが恒常的に起こっている。

例えば理想の血液の体内に対しての分布量が
頭部:胴体・腹部:脚部=3:3:3だとする。
だが、脚部に流れなくなると
頭部:胴体・腹部:脚部=3:5:2と変化する。
同時に頸部・背部にこりがでると頭部に血流が悪化。
頭部:胴体・腹部:脚部=2:6:2と仮定しよう。

生理の際の血流は、下腹部へ多量の血液が集中する。
通常の2倍近くの血液が集中する事で、血液を外に絞り出す仕組みだからだ。
特殊な状況だ。

すると上記の体内の血液量分布割合が変わる。
脚部の血行不良の時。
頭部:胴体・腹部:脚部=3:6.5:1.5
脚部・頭部の血行不良のとき。
頭部:胴体・腹部:脚部=1.5:7:1.5
のように。
すると腹部には血液の多量な滞留が起こり危険サインを『生理痛』として送る。
頭部への血流が少ない方の場合も同様に危険サインを送り出し、血液量減少により『頭痛』という警告を発する。
足首に血圧計を巻きチェックしてみるもよいでしょう。
プロならば脚部の温かさや筋肉の質によっても推し量れます。
筋肉は血液をためるための貯水装置にもなっているので、脚部にちゃんと貯水されているかどうか観ればいい。
ちゃんと貯水されるようになると、重心が下方にあるため立っていても安定しやすくなる。日常の疲労感が少なくなる。

生理時に、
頭部:胴体・腹部:脚部の血液量バランスを、理想に近い状態にすればいい。
頭部:胴体・腹部:脚部=2.5:5:2.5にすれば血行により発生する生理痛は、
瞬時に軽減するか消失します。

医師に相談の上、婦人科や内科系に異常がない場合、試してみるといい。

(注--頭部:胴体・腹部:脚部=2.5:5:2.5の数値は参考までの数値です。
体全体の血液の分布割合の正式データは医学書でお調べくださいね)

■2003/12/08 (月) キャットショーの体験

私の友人がペルシャ猫(エキゾチック)を飼っている。
かわいい猫で、日頃自由奔放に暮らしている猫なのですが、
キャットショーの独特な熱気にお疲れ気味。

のた〜っと、ばててしまった様子でした。
痛々しい。

大変いい猫なのに賞を取れなかったのは残念。
でも飼い主にとっては賞を取りたい気持ちよりも、
ブリーダーさんにキャットショーに出場する約束した上で、
猫達を引き取ったので、その約束を果たせた事にほっとした様子。

会場の熱さや人々の熱気で、ゲージから出て行きたくなさそうにして抵抗してたら、
ブリーダーさんが飼い主の友人の断りもなく爪を切り出してしまい、
ちょっと飼い主とブリーダーさんとの険悪模様。

そのような雰囲気の中、無事キャットショーがお開きになり引き上げました。
私と同様にキャットショーを見に来ていた他の友人もいて、
その方に帰りうちの近所までくるまで送っていただきました。

彼は咳が常にでてしまって大変そうなのです。
そのことについて大丈夫ですかと聞いてみると、
数年前のとある銀行勤めをしていたときが、咳込みがひどいピークだったそうです。
当時は睡眠時間も3〜4時間。
健康を害しているときの短睡眠はつらかったそうです。

経済通の彼も今は充電期間。
庭に100個もの球根を植え、飼い猫4匹と家族に囲まれて幸せに暮らしています。

頭の切れる方ですので、充電期間を終えて、お忙しく働きだすときがあるのでしょうか。
将来の事を的確に言い当てる能力がある方で、周りのものを驚かせます。
『占い師』もいいんじゃなかろうか。
密かにビジネス誌を片手に持った『シャーマン』になる才能を秘めた方だと観てます。

■2003/12/08 (月) インターネット・エクスプローラの故障?

2〜3週刊前より、IEのクッキーが正常に受け付けできなくなった。

Web Mail を使うときに、暗証番号を入れても「ログアウトされました」
とでて受け付けてくれない。

メールマガジンを発刊しようと考えていたのに、
その際にもクッキーで認識しているようで利用できない。

どうしてよいものかHelpで調べたり、知人に聞いてもダメ。
おそらくはキャッシュソフトの早読み機能により発生しているトラブルだとは、
突き止めたがそんなもの入れた記憶もなくって。

ほとほと困りました。

「Opera」はエンジンが違うから大丈夫かと思ったが、×。
最後の手段、再インストールの地獄をみるしかないかと諦めかけた。

そのときふとNetscape 7.1 を入れたらどうなるか、ダメもとでやってみた。
すると正常にクッキーを認識して動いてくれるではないか!!

やってみるものですね。

■2003/12/08 (月) ワークテクニックのデータ化作業

主に書籍・ビデオ・インターネット等のワークと健康に関しての情報を、
データベース化してます。
この作業にかなり多くの時間を割いています。
書籍「データモデリング入門」をみて、データベース設計を参考にしました。

【データベース化することのメリット】
(1)データ入力時に、手持ちの書類情報に触れることができる。
(2)データベース化する事で、ワークテクニックの分析力がつく。
(3)データベース化する事で、見落としが減少する。

(1)について。
手持ち書類はたまります。
それを紙や書籍でためておくと部屋におけません。
検索に時間がかかるというレベルまでデータ数が揃ったので。

(2)分析に役立つ。
入力されたデータを同類項目で串差ししてテーブル表示する。
それだけでも今まで気づかなかった視点が持てます。
例えばホームページ『ことばの贈り物』のキーワードボタン検索で「愛」をクリック。
( http://thinketh.kt.fc2.com/manselect.html )
すると「愛」のキーワードで検索されたものがずら〜っと並びます。
それをみていると「愛」についての視点が多面化します。
それを「腰痛」や「O脚」や「生理痛」その他多くのテーブル表示します。
関連項目や類似項目を際立たせます。
そうすることで浮かび上がってくるものが多い事に気づきました。

(3)について。記憶に頼る
ワークテクニックは常に新たな書籍や教え、アイデアにより書き換わります。
そして更新前のテクニックは、その後忘れ去る事もあります。
身についているところもあるのでしょうが、次に得られたより良質なテクニックを手に入れると、
そのテクニックを多用するようになりますので、意識の中で薄くなりやすい。
だが後にしばらくすると振り出しのテクニックのよさを再発見することがあります。
それは遠回りで効率が悪い。
その出戻りテクニックも、ちゃんとデータ登録しておれば認識できます。

データベースソフトは『MySQL』を利用してます。
きっと10年前なら、高額なソフトでしょう。
それがフリーで使えるのはうれしい限りです。
商用で本格利用の際には、利用料を支払う事が必要になりますが、
今のところは個人利用に留まっているもので。

■2003/12/06 (土) 治療院の選び方は難しい、僕も真剣にそう思う-(2)

自分の求める治療院を探索できるサイト(プログラム)があると理想的。

そのために必要なもの。

(1)足で情報を稼ぐ人材
(2)最新治療院データを更新しつづける事
(3)治療院評価基準を作る事
(4)多大な投資資金がある事
などだろうか。

整体やカイロプラクティック、ボディワーク、ヒーリングの中立的な情報を得るために、
多大な経費と時間がかかる。
足で情報を稼がねばならない。
僕の頭ではその経費は試算ができないのが残念。
野村総研等に試算を依頼するのでしょうね。

数多くの治療院のデータが必要だ。多ければ多いほど理想的。
マッチした治療院を選択できる確率が増す。理想度も。
同時に、最新の実情に合うデータに更新し続ける必要あり。

治療院の評価基準を設けることが至難の業だ。
トップダウンでデータベースを設計し、ボトムアップで項目に落としこんでいく。
それらのデータを重み付けして依頼者の希望とマッチングする仕組みを作る。
プログラム自体はJAVAとSQLで作れるみたい。
評価基準は100人のうち100人満足できるようなものは困難。
だが評価測定ノウハウをためていけば少しずつ精度も上がる。
その精度が上がれば治療院側や利用者のクレームも下がるはず。
それまでご理解と協力をいただけるよう説得しつづける必要がある。

これを資本力ある起業家にビジネスモデル化されればと期待してやみません。
すぐ日銭が入るシステムではないから、中小企業が核にはなれない。
コーディネートは可能だが。

このシステムができれば、民間医療全体の信頼度も向上する。
民間医療協会のような団体があれば、その団体員の中だけでもよいからサンプルとして、
打ち立ててくれたらうれしいのだが。

そのようなシステムがあれば、真っ先に利用者になりたい。
すばらしいワーカーと確証がとれ、安心してワークが受けられる。
施術を受ける側の立場で、メリットを享受したい。
高額な施術費でも、遠方でもいい。
誰を選べばいいのかわかっているからだ。
納得した上で訪れる事ができるほど安心し期待が膨らむ事はない。

昔から頭の中でこの様なシナリオを作り考えてます。
『 夢 』ですよね。

--

理想とは遠いのですが、
治療院紹介のみのメールマガジン発行だったらできるかもしれない。
頭で考えてるだけではダメですね。
行動的にならなければ。

■2003/12/06 (土) 治療院の選び方は難しい、僕も真剣にそう思う。

月に何通かメール・お電話で、問い合わせを受けます。

[内容]
質問1 ::ボディワイズと同じワークをしている治療院はないですか?
質問2 ::お勧め治療院を紹介してほしい?

(質問1::について)
ボディワイズと同じ事をしているところの紹介は、
僕の知る範囲、同じワークをしている方を知りません。
知り合いの治療師に、ボディワイズのワークを、〜式整体や〜式マッサージと、
ジャンルを設定する事はできないといわれています。

(質問2 ::について)
他院のご紹介について。
申し訳ありませんが、現在行っておりません。

過去紹介した際、紹介先の治療院でトラブルがありました。

『鈴木さんがいうから、私は信用したんですからね!』
とおっしゃられたとき、私の一言が影響大になる事もあり、
その期待を裏切られたときの気持ちは、やはり大きな痛手でしょう。

紹介の際も紹介料をいただくこともなく、
電話等で問い合わせをしてからいかれるとよいでしょうと念は押しました。
ですが紹介した僕もいたたまれない気持ちになります。紹介の難しさを痛感。
それ以後極力紹介をさせていただく事を控えさせていただいてます。

---

ですが他院の紹介依頼のお問い合わせをいただき、私としてはできればご紹介したい気持ちはあります。
それは以下のエピソードがあるからです。

僕自身、18年前父が重い椎間板ヘルニアで手を尽くして施術院を探した経験がある。
施術院の本を幾冊も買い、コンタクトを取り、施術を受けた。
そして幾度通っても症状が変わらないことがありました。
受けた施術に希望が持てればよかったのですが。。。
当時はインターネットはありませんでした。
情報を集めるツールがなく、無駄に時間を引き延ばす結果を生みました。
それが致命的でした。
その後父はすぐ他界したのですが、治療院を知り得ていたら、寿命は延びていたはずです。

その経験があるので、よい治療院を知るためにはどうすればいいのだろうか、
他人事ではない気持ちです。

適切なクライアントと治療院を結びつけるコンサルタント。
それがあれば僕は父の病床時、依頼した。
もし高額な料金でも、時間と知識を買った。
お金の使い方として生きたお金の使い方だ。

だが高すぎないと、うれしい。^^1

信頼できる情報を提供してくれるコンサルタントは、
依頼者同様に良心的な治療院には歓迎されるはずだ。

■2003/12/06 (土) 解剖学フリーイラストレーションを提供しているサイト

フリーの骨格解剖イラストを提供しているサイト。
提供ジャンルは2Dイラストです。
色使いは親しみがもてる印象を受ける。

イラストインデックスは以下の通り。25Pics。

● 全身骨格
■ 頭 蓋
■ 鎖 骨
■ 肩甲骨
■鎖骨・肩甲骨・上腕骨の上から見た動きの変化
■ 肋骨・胸骨
■ 脊 柱
■ 骨 盤
■ 上腕骨
■橈骨・尺骨
■ 手の骨
■ 大腿骨
■ 膝蓋骨・脛骨・腓骨
■ 足の骨

● 全身の関節
■ 顎(がく)関節
■ 肩関節
■ 肩関節・肩鎖関節・胸鎖関節(上から見た図)
■ 肘(ひじ)関節
■ 股関節(こかんせつ)・仙腸(せんちょう)関節
■ 手の関節
■ 膝(ひざ)関節
■ 足の関節

整体やカイロプラクティック医院などでは、ホームページ素材にに役立つ。
またイラストをメールに添付させていただき、説明の助けにすることもできる。
ビジュアルが入れば説明力も向上し、訴求力が発揮される。

『Digital Design Officeアイリス・アイリスは、
おもに人体・医学看護系のイラストを作成しています。
医学系イラストのフリーウェアがあります。ご利用ください。』
(アイリス・アイリスのホームページ・Contactページより)

ホームページをリニューアルするときやパンフレット制作時に、
解剖学的に正確なグラフィックを担当していただければ心強い。
そう思いませんか?

Digital Design Office アイリス・アイリス
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/irisiris/index.html

■2003/12/05 (金) 身体の使い方は人に伝えてモチベーションをキープ

身体の解放が進み、まっすぐ立てる感覚が身についたと思っても油断は禁物。

油断すればすぐに過去行ってきた姿勢になる。
姿勢とは自分の【 意識 】で制御する事もできる。
腰を猫背気味に後方へ反らすことなど、意識的に行う事は可能だ。
しかしその制御の大半は【 無意識 】の領域で行われている。
『習慣』だ。

いつのまにか過去の習慣に、姿勢が引き戻される。
三つ子の魂で習得した習慣は、強力だ。
過去に得た習慣は根強く生き続けている。

過去の習慣が、理想に近ければ問題はない。
だがそ過去の習慣的な姿勢を、理想状態で身につけている方は日本では少数派。
それは足裏重心計測値の統計からもわかる。

結論としていえば、次のたゆまぬ行為が必要。
いったん身体の使い方が理解できたとしても、
意識して姿勢をコントロールし続けることだ。

過去の習慣から抜け出すためには、常に自分を律せねばならない。
新たな過去の習慣をプログラミングする。
その際、感情を伴って『この姿勢の方が楽だな』と思うと効果的。
学習は感情を伴えば忘れにくくなる。
そして喜びが伴えば潜在意識がそれを受け入れやすくなる。

このリプログラミング期間には、個人差が出る。
戦列に理解できればすぐに至るが、そうでもないならば長期間を要す。
一生難しい方もおられる。

だが悲観的になる必要はない。
自分の覚えた身体の使い方を、多くの人に伝える習慣を持てば、
学習能力も向上し、問題意識を強く持つようになる。
なぜ正しい姿勢が必要なのか人に説明するときに、自分の脳に教え込む。
実演する事で身体に教え込む。

模範の『 型 』まねをしていたレベルから抜け出せる。
『型』の裏側に潜む『技』が必要だったことに気づけば、
習慣的に利用した神経以外の部位を働かせなければならない事がわかる。
立ち方などの所作振る舞いに命が吹き込まれる!
ここは過去にプログラミングがなされていない領域。
習慣の書き直しではなく新たなる学習がそこにある。

この方法が最も過去の習慣を強力に書き換える力がある。

常に人の身体の使い方をチェックしたり、
自分の身体に意識を集中する事が大切だ。
常にという言葉を強調する。

身体の使い方をレクチャーする先生ならば、
基礎に立ち返り技として深みをもたせたい。

先生が一番モチベーションをキープできて、幸せですよ。


■2003/12/05 (金) 腰の反り過ぎについて---(補足)

腰が反りすぎかどうか判断する事は難しい。

その評価する手段の一つとして次の実験がある。

まっすぐな壁を背にして立つ。
壁に、ピタッと臀部や背中や後頭部が密着状態。
そのときに腰と壁の隙間に手を入れる。

◎ 五指が入らないほどであれば、プロバレエダンサー並!!!!

〇 てのひらが入って抜けにくいならば、大変すばらしい!!!

△ 手首まですっと入る

× 余裕で手首がすり抜ける

--
(注意)
× 余裕で手首がすり抜ける方で、仰向けに横になり腰と床との空間が余裕で手首がすり抜けるとき。
強い慢性的な腰部や臀部、背部の硬化がみられるでしょう。
腹部(内臓)に関する負担が強くなる場合もあるそうです。
そのときには医師にご相談の上、腰部等を解放する手段を取りましょう。
腰痛だけではなく便秘や生理痛、脚部の末端冷え性の状態も改善されるケースがあります。
その際、腰部等の筋肉の解放は深部層の筋までおこなわれる必要があります。
皮膚に近い浅部層の筋肉の解放だけではもの足りません。

■2003/12/05 (金) 久々の長時間ワーク

ワークレクチャーの際。

ワークの全容を知りたいとのリクエスト。
簡単に言えば、ワークのテクニックをぶつ切りで、こういうのがあってああいうのがあって、
という教えよりも、ワークのテクニックのつなぎ方を見たいという事。

テクニックも連携により、作用を助け合いもすれば殺し合いもする。
助け合いの連携パターンを参考にしたいということだ。
これは後でワーク連携が悪かったところを指摘してくれることも期待できる。
そうなればうれしいのだが、脳裏には・・・。

『 これは難しいリクエストだ 』と浮かんだ。

でもぜひにという事でワークの最初から最後まで観てもらった。

時間にして、だいたい4時間40分

ワークを受けている方は、受ける事で学ぼうとされていたが、じき就寝。
見学している方も、途中で飽きた。
見放された感じ。

『 やはりこうなったか! 』

だが最近通しでワークを行うチャンスがなかったので、続けてみた。
僕の頭の中には、「このレベルまでは解放したい」というハードルが設定されていたからだ。
そのワークには新たなテクニックも取り入れた。

自分としてはハードルを高めに設定し目標レベルまで達せられたと思う。
それに5時間弱、まったく集中力途切れなかった。これもよかった。
見学された方が最後に「ちゃんと観ておけばよかった・・・」と、
ワークを受けた方の身体を触れた瞬間にうなってくれた。

腕が落ちてなかったという自信がもてた。

だが久々の長時間ワークで、僕の身体がぼろぼろ。かなり悲惨。
ワークから離れてワーカーの持つ筋が細くなったのだ。
これを建て直していく事は、一筋縄ではいかないと思った。

普通の人ならすぐ音を上げる姿勢をワーカーは長時間キープし続ける。
ボディバランスをコントロールし続け、けっこう力仕事でもある。
神経を研ぎ澄ます。頭の中では現状把握と計算がうなるようにぐるぐるしてる。
疲労するのは道理であろう。
だが、対応力を持たねば、ほめられた話じゃない。

とりあえず基礎に戻って、伸筋トレーニングメニューをこなしていこう。
また、新しいテクニックをする際に、ワーカーの身体に響かないやり方をもっと考えなければ。
ワークを遠のくと、ここが一番見落としがちになる事を肝に銘じられた。

これからも修行が続きますね。

■2003/12/05 (金) 腰の反り過ぎについて

うまく身体を使うには腰のそり角度を物理的な構造体を観察する発想で割り出すこと。

その角度を追求すると、人それぞれ解釈が入る。

僕は、次のように考える。

呼気の際、腰の反りをまっすぐに近づく。背骨がまっすぐなるイメージ。
(生理的な前方への反りはあるので正確にはまっすぐにまではなる必要はないが、
『感覚的にはまっすぐ』になるのだ)
吸気の際、腰の反りが適度に発生。下腹部が自然に盛り上がる。
身体全体をくまなく利用するには呼吸がスムースで楽である事が絶対条件。
腰の反りはその要である。

腰部回りには起立筋や腰方形筋や臀部筋など大きな筋肉がある。
それらの筋肉が立った状態でリラックスしている姿勢は?
まっすぐに伸びていている状態が、起立筋や腰方形筋や臀部筋など共に緩む。
中心の骨が垂直に重なり合い、『骨で身体を立てる』状態を作れるからだ。
このポジションを身につけておれば、慢性的な腰部の筋疲労を訴える事は皆無になる。

だがこれは難しい。

プロのバレエダンサーのような、背骨のまだ柔らかいときに、
背骨をまっすぐに立てる感覚を身につけなくてはならない。
身体バランス機能は、立ち木のような背骨の状態で発揮される。
これが身についた後、変化形の背骨を故意に反らしたコントロールも可能にしてくれる。

だが多くの方は、気づかないうちに腰の過剰な反りを作り出す。
結果、体をこわばるパターンを持ち全身の筋肉を無意識に緊張させつづける。
一部分の筋肉のみに大きな負担をかけて生活する。

立ち姿でもおなかが前につき出され出っ張っているとき、
腰部にかかる筋疲労は必ず発生している。
座っている状態もそう。

おなかが出っ張っているとき、鼠蹊部の鼠蹊靱帯が硬化する。
結果、脚部への血流を悪化。
股関節のはまりも浅くなり、みぞおちに強い突っ張り感が生まれる。
みぞおち周辺の動きのある浮遊肋骨は横隔膜の上下運動につれて動く。
みぞおちの突っ張り状態は浮遊する肋軟骨の動きを止めてしまう。
腹式呼吸を抑制させる。
(みぞおちが緩み肋軟骨が正常に動くと、驚くほど深い呼吸が可能)

これを嫌うため腰の反り過ぎを解除する。
その腰部・関連筋の硬化をワークで解放。
深部層の筋まで解放することが、必須。
腰部の深部筋は石のように固まる。
それを解放するのは、大変な作業。

頑張ってます。

■2003/12/04 (木) 合気道の技を磨く師範語録について

いくつかの佐川師範の語録『ことばの贈り物 HP』に取り上げた。
関心のある方はぜひご覧ください。
下記URLのインプットボタン【佐川幸義宗範】をクリックしてください。

http://thinketh.kt.fc2.com/manselect.html

後日、語録を増やす予定です。
かなり個性的な名言ホームページになりそう。

僕は師範の語録に触れるたびに、「身体を鍛える大切さ」を身に沁みて感じる。
下記にまた書籍『透明な力』より師範の語録を抜粋させていただいた。

『長い間の努力・訓練・工夫・研究によって少しづつ出来るようになるのです。毎日の努力もしないで出来るようになるはずがない。非常に深いのです。

たとえどんな段階に達してもこれで完成ということはないのです。だから、どんなときでも決してそれでよしとしないことが大切だ。

どんなものでも軽く自由に倒せない限りどこか悪いところがあるはずだと考えて常に反省しなければならない。絶対に、これで良いとかこのままやっていけばよいと思ってはいけない。また大家のつもりになってもいけない。そう思った途端に進歩が止まってしまうのだ。

自分で良いと思ってやっている限り、いくらやっても変わらないものだ。自分はここが駄目だからそこを直そうと思って一生懸命やらなければ変わらない。 』

深く心にとどめておきたい言葉だと感じている。
僕のワークを『 技 』へと歩ませるには、知識や経験がほしい。
それ以上に師範のような姿勢が必須だ。

■2003/12/04 (木) 『 技 』 の神秘的なまでの輝き

合気道といっても想像しにくい方がほとんど。

ときにはあまりに合気がかかってしまったとき、神秘的な現象をみているように思われる。
体の小さなものほど有利。
体が柔らかい女性の方が、筋骨隆々の男性よりも上達が速いときもある。
そこでは『力と強さ』の既成概念が崩れさっていく。

筋力に頼らない、『技』が生きる世界。

そのような興味深いものに私が関心を寄せないわけがない。
岡本正剛師範の大東流合気柔術六方会にお邪魔させていただくと、
目の前で合気をかけられて大男がバランスを崩されへたり込んでいく。
師範は1925年生まれで78歳。顔色は健康的。

僕はボディワークの手技に、この合気道の『技』のイメージをダブらせている。
合気道の技はワークにも応用が利く。

たとえやり方の型を見てまねても名人に至るには至極険しい道のりだ。
その点も同じように感じる。

大東流合気武術 佐川幸義宗範の貴重な語録がある。
合気道を究めるための姿勢だ。

『合気は技術だから時間がかかるのです。陶器作りだって何だって技術を習得して名人になるには時間がかかるでしょう。今から言っておくが長い時間をかけてやるものなのです。本当に合気ができるようになる為には、血のにじむような死にもの狂いの修業がいる。中途半端にできるようになるのは簡単だが……。合気がわかれば、どんなに強く押さえられたって関係ないのですが……。』

『この体合気は才能ある者でも二十年、三十年やったってとてもできるものではない才能がない者は何年やろうと絶対にできないよ。相手が全く力が入らなくなってしまうんだからね。合気は技術なんだから年とって八十歳、九十歳になつても体さえ動けばできるのだ。むしろ理もわかってくるから益々上手になってくる。年とってできないようでは、それは単に力でやっていたという事になる。みんな年とったらヨボヨボして実際は何もできないと思つているがとんでもない事だよ。体が本当に大切なのだ。体をもっともっと鍛えなければいけない』

鬼のように合気道に情熱を注ぎこんだ様が、見えてきます。
この師範の本を読む事で何度身を引き締めたことでしょう。
同時に賢明な姿勢を学びました。

語録は下記書籍より引用させていただきました。

書名:透明な力―不世出の武術家 佐川幸義
著者:木村 達雄 (著)
価格:1,700円
出版: 講談社

■2003/12/03 (水) Xoopsについて

Xoopsとは、自分でYahoo!!のようなポータルサイトを構築できるツールの事。
無料でダウンロードして利用できる。

Xoopsの走るレンタルサーバーを借りるか、独自にサーバを立てればよい。
Xoopsを動かすためには、PHP4+MySQlなどがインストールされている必要がある。

最近このソフトについてわかりやすい入門書がでた。

書名:XOOPSでつくる自宅ポータルサイト for Windows
   ―あなたのWebサーバが第2のYahoo!になる

著者:豊崎 直也
価格: 2,800
出版:すばる舎

一年前からこのツールについては教えていただいていた。
クライアントの大学で助教授をされている方よりお教えいただき、
Xoops日本公式サイトに訪れていた。
Xoopsを利用したサイトを訪問したが、ネット開発者情報がほとんど。
なんとなくそこに自分の居場所を見つけられずに放置してしまった。

だがそれから一年近く経つ今になって先生のいわれた意味がわかった。
「Xoopsで簡単に自分のサイトを持てるから、そちらでコミュニティをつくっていけばよいでしょう」
というアドバイスの意味が。
ほんとに簡単にできるものだったのですね。

ここまで理解できるまで遠回りしてしまった。
あのとき先生の言葉に従ってレンタルサーバを借りて、コミュニティ運営に励んでいればよかった。
Xoopsは、費用もかからずローリスク。
おそらく失うものは幾ばくかの費用・時間だけだ。
目標を持って行動できれば得るもののほうが大きい。

僕は黒子役で活躍したいと希望していたので、
多くの方のコミュニケーションをバックアップをする場を創りたかった。
そのようなことを助教授をなされていたクライアントの方の前で話した記憶がある。

ずいぶん遠回りしてしまった。
だが、楽天的に考えれば少しは先生の考えに近づいてきたのかも。。。^^1
うまくXoopsで立ち上げられた暁には、感謝メールをお送りせねば。

Xoops日本公式サイト http://jp.xoops.org/

■2003/12/03 (水) Weblog(=ブログ)について

最近ネット上で『Weblog』がはやっている。
インターネット雑誌でも取り上げられているし、Blog入門書も複数出版されている。

Movable Type( http://www.movabletype.org/ )などを利用することができる。
独自にサーバを立てたりレンタルサーバを借りたりしてインストールし行うこともできる。

だが無料でレンタルし利用する事もできる。
いくつかレンタルブログをしているサイトをあげてみる。

Doblog       ( http://www.doblog.com/ )
マイプロフィール  ( http://www.myprofile.ne.jp/ )
Seesaa BLOG    ( http://blog.seesaa.jp/ )
はてなダイアリー  ( http://d.hatena.ne.jp/ )

ほとんどHTMLを理解しなくても、簡単に自分の日記ページを公開可能だ。

初めはレンタルサーバーを借りて、Movable Typeを設定してやって試してみるつもりだった。
Blog入門書を読んでみても、設定は難しくない。
何事も経験だと思っていたので、日頃のクラフト感覚でやってみたくなった。

その前にBlogとはどんな感じのものかを体験するため、Doblogに登録してみた。
NTTがやっているだけあってすでに巨大なBlogポータルサイトだ。
小気味よくは動いてくれない。デザイン等の設定変更が混雑のためしづらい。
だが日記を書くための機能としては、僕レベルの用件なら十分。
ジャンル機能もある。
【ボディワーク関係】【日記関係】【サイト紹介】などで分けられ、
ボディワーク関係の情報だけみたい方は、それのみを表示してくれる。
そういう機能を数日自力でプログラム書いてたので、手間が省けた。

他のレンタルBlogサイトのサービスを調べてみると、機能の呼び名は変われども、
類似したサービスになっているようだ。

いまボディワイズでお借りしている「さるさるの日記」ページは、システムダウンが多い。
検索機能が強力になったが、過去の日記情報を書き直す必要がでたときに、書き換えできない。
そのような状況下、Blogへの転機は近い。

(当分はここのページで書いた原稿を、Blogページへ移植する形をとるでしょう。
こちらにも愛着がありますので。)

■2003/12/03 (水) まじないのような言葉

元巨人軍、中畑清の『絶好調!』ではないが、自分の気持ちや感情を高ぶらせるために、
自分なりの言葉を持つと有利だ。

僕は、元気よく『 I can do it !』という。
たとえ自分には絶対できそうもないような問題を抱えても、

『 I can do it !』。

声に出してみる。
人前では恥ずかしいので、そのときにはつぶやくように。

すると「アイ キャンドゥ イッツ.」といったとき、【ドゥ】の発音に差しかかったとき、
自然と集中力が増す。
その問題に取り組んでいこうという気分に入る。
それは、【ドゥ】のなかの【 ウ- 】という発音の中に、意識を集中させるサウンド(響き)が入っているからだ。
実は、ただ【 ウ- 】と唸り音をだしてみても効果はある。
犬が敵に襲いかかるときにだす唸り声の、【 ウ〜〜 】には、意識を前方のみに集中する作用がある。

実験してみればわかるだろう。
【 ウ〜〜 】と2分間口をすぼめ突き出すように発声しておれば、
眉間に意識が向けられ鋭く前方を凝視する。
同時に左右、後ろへは意識が向けにくくなる。
集中力の強い人ほど前にしか意識は向けられなくなる。

このサウンドの助けを借りる事は応用範囲が広い。
それは【 ウ 】以外にも、人の意識や気持ちに作用させるサウンドがあるからだ。
言葉に、人の意識を集中させたり解放させたりさせる魔法の仕組みをパッケージできる。

そして『 I can do it !』には、
自分の胸の内で、「できない」と反射的に判断したイメージを消し去る力がある。
否定モードから肯定モードへ瞬時にスイッチングされる。
問題解決のアイデアは、自信とともに湯水のごとく出てくる。
だが自信を放棄したときには、でてこないものだ。
自信などは、多分に気持ちの持ちよう。
できる、できないは、実際やってみなきゃ誰にもわからない。
少しでも自分に有利に働くように取り組み姿勢を整えた方ができる確率は高くなる計算だ。

何度かフレーズを繰り返す。
すると「アイ キャンドゥ イッツ.」の【ドゥ】のところで、
右手を強く握り拳にしている。
無意識に身体が動いた瞬間、心も動いているのかもしれない。

■2003/12/03 (水) メールマガジンで息の根が止まるほど驚いた

今さっきの話です。

『 ボディワーカーの夢とお仕事 』の日記を書くペースがつかめてきた。
そこでメールマガジンで、その週の日記を3つほどセレクトし週一度間隔で送信しようと思い、
送信の手続きをメールマガジン発行コーナーで行おうとした。

そのとき初めて『ボディワイズのメールマガジン(=ボディワーカーの夢とお仕事)』が、
発行できなくなっている事に気づいた。
『ワーク受け付け再開の告知などのご連絡など』を期待していただき登録された方もおられるからだ。
「ワーク再開のお知らせ待ってるからね。メルマガ、期待してるからね」とおっしゃっていただいていた。
息の根が止まるほど茫然自失。
本当に申し訳ない事をしてしまった。

このページをお読みいただいている方で、メールマガジンにご登録いただきました方へ、
深くお詫び申し上げます。
今後このようなことの起こらぬように、メールマガジンを発行に細心の注意をはらうようしていくことをお約束いたします。

---

現在『まぐまぐ』その他のメールマガジン発行スタンドへ、発行申請を行っております。
今後は週一回のペースで情報をメールマガジンで発行していきますので、
どうかよろしくお願いいたします。

■2003/12/02 (火) 頭続きです・・インディアンヘッドマッサージ

インディアンヘッドマッサージと、初めて聞いたとき。
僕はアメリカインディアンの特別なマッサージ法と思った。
アメリカインディアンのフェイスペインティングがくっきり目に浮かんだ。
だが、よく聞けばインドのマッサージの一つだった。(恥ずかしかった)

インディアンヘッドマッサージは1000年以上もの間、インドにおいて行われてきました。
アーユルヴェーダの流れを汲み頭、首、肩、上腕を中心に行うマッサージです。
とてもリラックスできて気持ちよいマッサージ。

インディアンマッサージの本を探してみたのだが、和書では見当たらなかった。
その探索の際、下記のヘッドマッサージの本を見つけた。
瞑想法も加味したヘッドマッサージ方法を紹介しているスピリチュアルな雰囲気。
写真が大きくわかりやすい。
マッサージ知識がなくても十分挑戦できる内容。

このヘッドマッサージにはフェイスマッサージ要素もあり、
フェイシャルエステのような効果も期待できるだろう。
フェイシャルは、顎の張り・目尻やまぶた・頬などの筋肉の強張りがなくなれば、
人相も変ります。
美容効果にも強力に影響するマッサージ方法。
多くの方は受けているとき、気持ちよく気を失うように眠りに就きます。
そしてしてあげる側も体力の消耗も少なく、なれてくればすぐにテキストを観なくても、実践できるレベルに達するでしょう。

美容面の効果が期待できるので女性にお勧め。
またストレスを多く感じる方、頭脳労働者の方などには大変喜ばれるでしょう。

書名:ヘッドマッサージ―癒しのメッセージを心身に伝える新しい手法
ガイアブックス

著者:アイリーン ベントリー (著), Eilean Bentley (原著), 竹田 悦子 (翻訳)
価格: 2,600円
出版: 産調出版

■2003/12/02 (火) 頭蓋仙骨治療について---2

頭蓋仙骨治療といっても、いくつかの流派がある。

オステオパシー系の頭蓋仙骨治療(=クラニオサクラルテラピー)。
カイロプラクティック系のキネシオロジー(=AK)の頭蓋骨調整法と仙骨調整法。

前者のオステオパシー系は、ソフトな持続圧をかけるアプローチ。
5グラムとは、1円玉5枚。非常に軽い圧だ。
10ステップアプローチの信頼できる定型スタイルがある。
一度だけ受ければそれでよいというテクニックではない。(場合が多い)
事故リスクは大変少ない。

後者はキネシオロジー系。
この場合は圧のかけ方は前者よりも強くなる。
インジケーター筋をテストする。筋の硬化した部分を解放ができたかどうか判断するためにチェックする筋だ。
硬化した筋肉のトヌース(=緊張)を下げるとインジケーター筋が緩む。
調整は場所によるが2〜4Kgの圧をかけ調整するときもある。
蝶形骨付近などは鋤骨がある。ダメージを受けたら取り返しのつかない部位だ。
だが比較的調整される量は大きく、一回の施術で劇的な変化を感じ取れるときもある。

どちらを選択すべきかは、両派を見比べてみたり、ワーカーを見比べてみる必要がある。

----------------------------------------------------

頭蓋仙骨治療以外にも、さまざまなワークテクニックにも流派がある。
流派というと語弊があるが、身体の一つの部位を調整するにもさまざまなテクニックが存在する。
知識がない方には見分けがつきにくく迷われるところでしょう。
本当に難しいのです。

■2003/12/02 (火) 頭蓋仙骨治療(=クラニオサクラルテラピー)について

頭蓋仙骨治療の問い合わせをいただいた。

頭蓋骨と仙骨をメインに調整するテクニック。

【 蓋骨 】
頭蓋骨には、側頭骨、頭頂骨、蝶形骨などその他いくつもの骨々で構成されている。
それらのパーツが、頭部はギザギザした関節状部分により縫合されていて、
一つの頭蓋骨になっている。
顎関節は関節形状は、とても特異な関節だ。

【 仙骨 】
仙骨は骨盤の後ろ側にある三角形の骨。
一枚板骨に見える。
だが仙骨はいくつもの骨が背骨のように椎骨状に連なる形状。
仙椎というパーツごとに分かれる。
児童の時はこの仙骨は柔らかく動きが目立つ。
年齢と共に仙椎は癒合していく。動きが少なくなる。

そして以前は仙骨も頭蓋骨も、不動関節と思われていたそうだ。
不動関節とは、関節はあるが、手首や膝や肘などのように、
大きな関節の動きがないので可動する関節としては観られないものをいう。
だが実際には脳外科の手術中その頭蓋骨の動きが観察される。
そして仙骨にも動きが観察できる。
頭蓋仙骨治療を創始したDrアプレジャーはそういう。

呼吸のリズムに従って頭蓋骨や仙骨は動いているという。

だがその頭蓋骨や仙骨は目に見えるほど大きな動きが観測されるような部位ではない。
知識と経験がなければ頭蓋骨と仙骨の動きが正常にあるかどうか判断しにくい。
もし正常であれば頭蓋骨には吸気で顔や頭は横に広がり、呼気で横が狭くなる。
といっても訓練を積まなければその動きを関知するのは難しい。
だが脳内で頭蓋骨が動くと概念を受け入れられたとき、
「あぁ!!動いてる」と声をあげたくなるほど感動。

頭部のギザギザしたひびが入ったように見える縫合部分が、動きを抑止された状態のとき。
脳脊髄液という脳の硬膜とくも膜の間を流れている透明な液体が頭部で滞る。
脳脊髄液は、頭蓋骨の開閉の力を借り、そのポンプ運度で脳から胴体などへ送り出される仕組み。
それは脊髄神経などの大切な神経へ送られる栄養源となる。
そして仙骨の方まで流れ着き送り届けられる。
それが滞ればどうなるか。
不定愁訴などの不快感が出てくることもある。
それだけではない。

その流れを取り戻すテクニックが頭蓋仙骨治療。
呼吸反射が楽になり神経が正常になる。
それにより自然治癒力を回復。
精神的な面でのメリットも。

頭蓋仙骨治療は、強力な『サブ』テクニックです。

■2003/12/02 (火) 僕の趣味のページ『ことばの贈り物』名言DB

少しずつ手を加えて、ホームページを作っていくのは楽しい。
お仕事ページでなければ尚更です。

自分の使いやすいように進化させたいので、
デザインを大幅に変えてみやすくしたり機能を付け加えてみました。
人物セレクトページ( http://thinketh.kt.fc2.com/manselect.html )の
キーワードボタンをいろいろ付け加えた時点から、
気に入ってきました。

ウェブユーザビリティの勉強の意味をこめて進化させようと思います。
ご訪問のほどよろしくお願いいたします。 m__m

『ことばの贈り物』
http://thinketh.kt.fc2.com/index.html

■2003/12/02 (火) 手押し・・・続きでごめんなさい。

『手押し』をしないためには、手先から肩までを腕の付け根と考えるのではなく、
肩甲骨も含めなくてはならない。

手を前につきだす動作をするとき。
手の使い方を知っている方は、右手を突き出すならば右肩甲骨を後ろに突き出すことで、
強力な前を押す力が楽々と取り出せることを知っている。
後ろに引くことで腕の伸筋が自動的に働き始める。

前に腕を突き出して力を出そうとしてはならない。
前に身体が倒れることとなり身体の中心がぐらつくからだ。
倒れないように足腰が踏ん張ろうとして、力が出なくなる。

逆に肩甲骨を後ろに引いた分だけの力が前側に伝わるようにすれば、
常に身体の中心軸を保てる。
作用反作用の物理的な法則がそこにある。
その視点に立てばワーク中、うまく身体をコントロールできる。

肩甲骨は腕の一部。
肩甲骨は胴体より離れて活躍するもの。
驚くほど肩甲骨は大きく動く。めくれ上がる。
それが正しい状態。

だがデスクワークなどで、上半身を固めるように酷使していると、
肩甲骨は胴体に癒着を起こす。
肩甲骨とは天使の羽のイメージ。
この骨をうまく羽ばたかせることができなくなれば、
腕の使い方の理想形とは遠くなる。
呼吸がしづらくなるし、慢性的に肩こりや首こりが感じられるようになる。
だからボディワークを試しに習ってみたいとおっしゃられる方には、
まずは「腕が使える」状態にするよう勧めている。

ワークをする側は、肩甲骨の動きが理想に近くなるようトレーニングをする。
やはりハードなワークを日々繰り広げると、筋疲労がたまり硬化しやすくなる。
そこを肩甲骨を自在に動かすトレーニングをまめにして回復させるようにする。
だがこのトレーニング、力みが入ると菱形筋が硬化して思考力が消滅するほど苦しく気分悪くなる。
僕の場合はなんどか吐くこともある。

知識として手押しはいけないと理解しても、実際に理想的な圧のかけ方ができて、
初めて身体が理解できたこととなる。

手押しについても実質、書籍や諸先生から習えるものでもなかった。
自力で最善を求めて考えつづけて造り上げていくことが必要だった。
悩み苦しんだが、身体を探る過程が貴重な経験となる。

そういうところを乗り越えて自分の身体を作っていき、動きを学んでいくことで、
人の身体の仕組みがより実践的に理解できワークスキルも向上すると考える。

■2003/12/01 (月) 『手押し』の続き---2

手押しで圧をかけないためにはどうするか。

そのポイントはいくつかある。

一つは身体の遊びをなくす使い方。
身体の一部分の筋肉だけが働いて、他の大部分の筋肉はその仕事の助けてくれないのでは効率が悪い。
ほとんどの筋肉が遊びだらけだ。
全身の筋肉を一つの作業、たとえば押すプレッシャーをかけるという仕事をするときには協力させる。
協力して各部の筋肉が各々自分に与えられた動きを理解し、別々に使われるようにする。
そのときに遊んでいる筋肉がなくなる。

二つ目は筋力を出し惜しみする工夫。
特に細い筋肉に負担をかける動きを割り出し、それを回避する。
もちろん細い筋肉もしっかりした働きをしてくれることは大切だが、
その筋肉は細いがゆえに大きな負担がかかれば正常な機能は簡単に果たせなくなる。
細い屈筋よりも太い伸筋を利用するためには、という特殊な技術を必要とする。
またより進めば『骨』という疲れ知らずのものの存在を感じ取り、その『骨・コツ』を活かす動きを身につける。
これは難しい。できれば最初は解剖図で主要な骨や筋肉の位置関係を、cm単位でチェックするといい。

三つ目は身体の重さを利用する工夫。
筋力は出せば出すほど疲労する。
だが体の重さは疲労とは無関係だ。
手押しをしないためには身体のバランスを制御しつつ、
自分の体の重さを的確に圧の力に転化させていくことが要求される。
この疲れない力を味方にできるかどうかが、
ワーカーとして最大の武器になる。
ワークは体力消耗戦だからだ。

この重さをかけるためにはワーク時のワーカーのフォームがポイントになる。
美しいフォームを描く方もおられる。

圧をかけるときのワーカーの『手』なのですが、
ワーク中、手の存在感は消えます。
手で押すのではなく、手以外の筋力や重さ(体重)を意識するところが大きいためでしょう。
手の存在感は僕の意識の中から忽然と消えます。
手は身体の状況を把握するための『センサー』であり、
クライアントの身体と僕の身体をつなげるための『クッションの役割』になります。
クッションの役割にするためには、ワーカーの肩や肩甲骨の使い方と手の力みのない使い方が必要になります。
クライアントに瞬間圧がかからないように調整するものとして利用します。
そうすることにより安全性を確保していくのです。

■2003/12/01 (月) 『手押し』の続き

『手押し』で筋膜マッサージをすれば、押される側も身体に悪影響があるし、
押す側も自らの呼吸器系に関する筋をしこりと化す。
呼吸器を窮しては次第にワークをすればするほどワーカーとしての能力が低下する。
だからそれだけやってはいけないことですよ、というだけではない。

手は非常に多くの圧感センサーや温度感センサーがある。
どれだけの硬さか、筋の粘り方をみる。
筋表面もわかるのは当然だが、
より深い筋肉の情報をもつかむ。
その情報をつかむために、指先でわずかな凹凸を感じるトレーニングをしたり、
わずかに筋を指先でくにくにっとずらしたりスライドさせ、温度を感じる。
職人芸といえるような敏感さと高精度のセンサーがあればあるほど理解が広まる。
そして深められていく。
だが『手押し』で筋膜マッサージをすれば、すでにその手は硬直し使い物にならない。

毛細血管血流を悪化しているからだ。
神経が働くためには、血液が必要だ。
たとえばしばらく手首を強く握り止血してみればわかるだろう。
ちょっとつねられたくらいでは痛みはしびれてしまって感じない。
腕に力みがはいれば筋硬化が起こり自らの筋肉で血管を圧迫する。
自分では血流が止まっているようには思えないかもしれないが、
十分に血流が確保できなくなっていることは血流計を使った実験でも確かだ。

そのような手には感じ取る能力がかけている。
僕が他の先生のワークを受けるときには、その能力を感じ取る。
手押しされそうなときには実験台になりたくないので逃げる。
生理的に相手の手を知った瞬間に鎧を着るか脱ぐか決める。
昔からそうだった。

それはその知識を持つものであれば、一目で見抜くことができるようなもの。
概念的な問題ではなく、野球のバッティングフォームの分析と同じような感じ。
ワーク中に圧をかけている写真一枚でも、押す側の肩の入り方、肩甲骨の位置がわかればわかる。
よい例と悪い例とは違いがあるのだ。
このような玄人好みの見分け方を理解できればだいぶ先生探しにも役立つだろう。

ただそのようなマニアックなところまで書かれている書籍にはお目にかかったことはない。
ですがとても大切なことだと思います。



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  クライアントレポートをよみながら・・・(3)

  クライアントレポートをよみながら・・・(2)
  いま、クライアントレポートを読んでみて
  なぜかワークのときに圧をかけられると力が緩む。
  ボディワイズのアクセスログの検索キーワード
  なぜか、身体にしこりが付いてしまう。
  『身体を落ち着ける事』
  甲野 善紀 著『古武術に学ぶ身体操法』を読んで
  翻訳ソフト&ページ『Pop辞書』
  肛門周辺に血流を確保するために座骨を活かす
  デスクワーク付いていて気になる事・『痔』

  『ボディワイズ』ホームページの書き換え着手
  身体を改善していくプロセス管理
  オイルマッサージをするときの手の力の入れ方
  『ボディワイズ』ホームページを使いやすく
  お勧め書籍『太極拳と呼吸の科学』
  献血美容法
  身体を研究していく喜びと意義
  書き込み投稿をすることで想った事
  女性にやさしい医療系HP アイヘルス
  猫の生き方へ想う
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  お勧め書籍『痛みと歪みを治す健康ストレッチ』
  ■ダイエット情報と雑記■のHP/やせるけろ/
  デスクワークのときのひと工夫
  身体のトレーニングは大変・・・
  『ワーク知識』から『技』へのブレークスルーへ
  生理痛を止める技もそれなりに難しいのです
  生理痛の血液の逆流について
  キャットショーの体験
  インターネット・エクスプローラの故障?
  ワークテクニックのデータ化作業

  治療院の選び方は難しい、僕も真剣にそう思う-(2)
  治療院の選び方は難しい、僕も真剣にそう思う。
  解剖学フリーイラストレーションを提供しているサイト
  身体の使い方は人に伝えてモチベーションをキープ
  腰の反り過ぎについて---(補足)
  久々の長時間ワーク
  腰の反り過ぎについて
  合気道の技を磨く師範語録について
  『 技 』 の神秘的なまでの輝き
  Xoopsについて

  Weblog(=ブログ)について
  まじないのような言葉
  メールマガジンで息の根が止まるほど驚いた
  頭続きです・・インディアンヘッドマッサージ
  頭蓋仙骨治療について---2
  頭蓋仙骨治療(=クラニオサクラルテラピー)について
  僕の趣味のページ『ことばの贈り物』名言DB
  手押し・・・続きでごめんなさい。
  『手押し』の続き---2
  『手押し』の続き