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■2004/12/31 (金) TFT療法とは

TFT(=Thought Field Therapy)をご存知でしょうか。

心理的なトラウマや不安定な状態を取り除くためのアプローチ方法のひとつ。
過去に起こったトラウマになるようなシーンを思い出す。
悲しみや不安、恐怖、動揺など心痛があったときのことを思い出す。
すると体のなかにその感情に関連した化学物質が体内に分泌される。
それにより不快感を感じることもある。

そのときの思いや記憶にチューニングをあわせて、
その過去に起こり現在も無意識の中で支配している気がかりを知る。
その辛い事実は事実は書き換えることはできない。
だがTFTにより感情面の苦痛は緩和されるそうだ。
その感情面の心を混乱させ続けていて、
辛い反応を起こし続けているものも感情面の苦痛が緩和されることで癒される。
そういう仕組みだそうだ。

書籍には『実践編』として、
具体的なテクニックが紹介されている。
興味がある方はそれを参考にしてほしい。
やり方は簡単。

問題箇所を探り、
それからタッピングを体の特定箇所に施したりハミングしたりすればいい。
たとえば著者はラジオ生出演中、
恐怖症を感じる方を募り5分程度のTFTを実際に施した。
その結果の赤血球連銭状態を調べる。
※赤血球連銭状態とはストレス等により隣り合う赤血球同士が癒着をし連銭する常態を調べるもの。
赤血球連銭状態を調べた結果、
身体変化が10分くらいのTFT治療でかなり改善しているようだ。
大変興味深い。

実践編をやってみてわかるように、
やってみて効果がわかるものと解りづらいものがいる。
でもやってみて損はない。

詳細は下記書籍に譲りたいと思います。

『TFT<思考場>療法入門』
出版:春秋社
著者:ロジャー・J・キャラハン

関心がある方は図書館で借りて、
トライしてみよう!

■2004/12/29 (水) 立つときの自分を眺めてみよう

立つときの姿を眺めてみます。

人体を大の字にして立ててみて。
見る方向からパターンわけしてみましょう。

前・後から。
上・下から。

※前後はイメージしやすいが、上下はぴんとこないときがあります。
※頭部側からみたときが上、足の裏側からみたときが下です。
※人体模型を手にして実際に上下から眺めてみてください。

すると筋肉の特質を捉えれば、
下からと後から。[陰]---イメージ力で動かすエンジン部
上からと前から。[陽]---意志の命令で動く方向指示ハンドル部

この二つに分けることもできます。

かなりマニアックな分け方で、
これ自体わかりにくい人が多いでしょう。
でも立ち方を精査して感じ取れるようになると、
体でこの意味が解ってきます。

[陰]部分が充実したとき[陽]部分が次に『勝手に』充実する。
ちょうど陰陽の言葉の並びと同様。

陰が先で陽が後。

[陰]にあたる部分と地面とのかかわりを密に保つこと。
その係わり合いがかみ合い、
抗重力筋と骨との関係が絶妙に作用すると、
体の中に地面からの反力を受け取れる。
その反力を[陽]部分が活用して自在に体の舵を取る。
まるで[陽]部分は空中に溶け込み無重力空間を漂う。
動かしたい方向を指示する。
わずかに「それをもうしてしまった・・・」と完了形の、
イメージを持てば済む。
そのとき思い描いた脳内シュミレーションイメージに沿った動きがかなう。

不思議なほど悪癖の入った動き方が抑止された良質な動きができる。
力みがなく疲れない動きです。
それに力の集中力や透徹力、方向性なども、
かなり自由にコントロールできるようです。

アレクサンダーテクニークで行うような、
動きを抑止して、動きの悪癖を取り除こうとしなくても、
かなりの割合で良質な動きを自然に取れるようになるようです。

ただマギー司郎ではありませんが、
「これはね〜。近所の私の友達の長谷川君に大好評で・・・」
といういかんせんマニアックなことであると思います。

ただ体が整わないと、
体を支える陰の力を理解できません。
体の方向を指示する陽の部分を陰の補完部品として使ったりします。
この点をカバーするためにボディワークの筋膜をリリースする作業が
必要になるのです。

■2004/12/29 (水) 神経がブロックされているとき・・・

ペインクリニックという医学的療法を聞いたことはありますか?

投薬として、テグレトール、抗うつ薬、抗不安薬、ステロイド、モルヒネ、拮抗性鎮痛薬、筋弛緩薬などがあります。
また刺激鎮痛法や鍼治療による鎮痛法や末梢神経刺激による鎮痛法やレーザーもあります。

そして他に有力な対処方法として脚光を浴びている
『神経ブロック療法』をご存知でしょうか?

神経ブロックは、行う部位によって約50種類ありますが、
現在行われているのはそのうちの約20種類です。

それらをブロック目的別に大きく分けると次の二つ。
「知覚神経ブロック」痛みの刺激を脳に伝える神経を遮断する
「交感神経ブロック」血圧や脈拍、体温などを調節する神経を遮断する

ブロック箇所をあげます。

・後頭神経ブロック
・浅頚神経ブロック
・星状神経節ブロック
・胸部交感神経ブロック
・肋間神ブロック
・腹腔神経そうブロック
・腹部交感神経ブロック
・正中神経ブロック
・尺骨神経ブロック
・陰部神経ブロック
・後脛骨神経ブロック
・浅ひ骨神経ブロック
・総ひ骨神経ブロック
・外側大腿皮神経ブロック
・坐骨神経ブロック
・大腿神経ブロック
・とう骨神経ブロック
・腰部神経根ブロック
・胸部神経根ブロック
・腋か神経ブロック
・肩甲上神経ブロック
・腕神経そうブロック
・頚部神経根ブロック

また頭部三叉神経領域として
・眼か上神経ブロック
・眼か下神経ブロック
・上顎神経ブロック
・下顎神経ブロック
・ガッセル神経節ブロック
・オトガイ神経ブロック
・顔面神経ブロック

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体内の神経を血管や筋膜のしこりなどで
圧迫して神経がショートすることがあります。

その場合、両極端な反応として現れることがあります。
知覚神経に影響を与えた場合。
ときとして激痛が発生しますし、
逆に痛みがわからなくなりもします。
痛みがわからなくなっているときには、
ケースバイケースですが痛みが強い場合よりも痛みが感じにくいときのほうが
体の状態を安定させるまで大変です。

交感神経では血圧や脈拍、体温などの調整力が乱れます。
低血圧になっていて・・・という場合、
これも体の状態を安定させるまで大変です。

ボディワークでは、
どこで体内の神経ショートが起こっているのか?
体内の神経位置と関連筋を探りアプローチします。
そのときに見えない神経の存在を肌で感じます。

■2004/12/28 (火) 『脳呼吸』の本を読んでみて

『脳呼吸』とは。
一種のイメージ力を発揮させた呼吸法でしょう。

興味深いエクササイズが掲載されています。
気功色が強いエクササイズです。
特にこの脳呼吸をしている協会が
テレビでは透視能力の発揮をうたっています。
かなり好き嫌いが分かれるでしょう。

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脳呼吸について。
肺が呼吸をする際に、
収縮膨張します。
それと同様に脳をイメージ力で、
収縮膨張して呼吸のリズムを作り出す。

どのような効果がこのエクササイズから発揮できるのかはわかりません。
おそらく多年にわたる訓練が必要なものでしょう。

丹力がないものがこの修行を行えば危険を招くこともあります。
ですがある程度修練を積んだものには、
頭蓋仙骨治療に類似した脳脊髄液の全身への排出を助ける作用がでるのでは?
自分で脳脊髄液のリズムを測りながら、
脳呼吸を試しに幾度かしてみました。
脳脊髄液のリズムに変化が起きた感覚があります。

頭蓋仙骨治療は、施術者から受ける手もありますが、
少なくても数回のセッションは受けるべきでしょう。
ですがかなり高額な費用を支払う必要があります。
自分でできる脳脊髄液の循環促進には役立つかもしれません。

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脳呼吸を主催している会社のホームページ
ダンワールド
http://www.dahnhak.co.jp/

ワークショップやトレーニングを主催されていますが、
私は通うことはないでしょう。
でも興味がある方は一度アクセスしてみるとよいでしょう。

■2004/12/27 (月) 身体能力にも優れた友達たち---1

体の使い方について伝えるとき。
優れた身体能力をもつ人間の体を、
触っていただく機会があればわかりやすい。

私が「体が変わっていくと〜こんなことが起こる」と、
説明をするときに誇張して表現しているように聞こえることがあるだろう。

たとえば体を『点』で支える感覚を身につけたものに起こること。
それを身につけることで、
計り知れないほどの一点集中できる強力な力を発揮できる。
スターバックスの木製椅子に腰掛けた瞬間、
その椅子が二つに割れる。
別に椅子を割ろうとしているわけではなく、
極々自然に座っただけの感覚。
スパンッと割れる。
またうまく力が制御できないときには、
ボールペンを軽く握ったつもりが「バキッ」と二つに。
まさに万力さながらの強い力が、
体のすべての場所から発揮できる。

一点に体の力を集中することなどは、
彼らの能力の一端に過ぎないのだが。

このようなものが体を制御すれば、
体外物に与える作用力が驚異的に増す。
また何気ないしぐさが芸術にまで昇華する。
そう見えるときがある。

力は無駄に発揮れば作業効率が悪いだけではなく自滅を招く。
力の使い方や制御に意識が薄ければ体内のしこりが着実に増す。

だが力を集中させたり発散させたりと、
自在に制御できるようになれば、
それにあわせてボディの筋肉の質が変わる。
私のワークを受けても、
彼らには圧痛点すら存在していない。
もちろん体型は抜群にいい。理想的。
年齢も常に若さが維持され続けている。
体の組成している筋年齢や基礎代謝など、
理想値をキープしているから当然のことだ。

そして力学的な力を制御する能力と同時に、
自分の人生を制御する能力をも身につけている。
常にモチベーション高く目標を持ち続けている。
自分の人生を大切にいきている。
どこに力を注ぐべきかを見定めて、
そこに勢力を注ぎ込み続ける。
能力が人並みではないものなので、
難しい夢も現実のものにするのは時間の問題だろう。。。

そのような者達を観ていてとき、
神々しささえ感じるときもある。
(たま〜に、ですけど^^1)

僕の知り合いで2-3名ほどこのようなものがいる。
この様な力を持つ人間。
めったにいるものではありませんから。

■2004/12/26 (日) 身体能力にも優れた友達たち---2

そのようなものに実際に会い話を聞き、
自分との異質感を肌で感じるとき。
短時間でも得られるものは大きい。

私が1日かけて体が使えるとどう変わるかを言葉で解説するより、
10分会って解っていただければ話が早いだろう。

そのような方々は謙虚であり、
自分の能力をひけらかさない。
お調子者でしたら皆さんに紹介できるのですが。

だが
そのような能力を持つ方も、
悩み苦しみ生活をしている。

神経が繊細で眼力が深遠な分、
僕などには感じ得ないほどの人生への葛藤を感じ続けているはず。
苦渋の表情をするときもある。

彼らは普通に生活をするには既に多くのものを得ている。
だが常に自分の人生を追求し、
自分の深部を見つめ続けている。
美しい面もそしてその大逆も観ている。
美しい面だけを見れば楽に生きられるが、
虚飾を嫌い現実的な目を持ち続けている。

そういうものに限って、
厳しい局面に身を置き問題を打開し続ける様子が伺える。
常に自分が成長し続けることを、
受け入れ続けて前へ進んでいく。

『この思考スタイルをもっていたから、
彼らはここまでの身体能力を極められたのだろう・・・』
そう思った。

そんなとき「体の使い方を極めれば思考スタイルも変わっていく」、
という言葉は説得力を失うだろう。
そう感じてならない。

彼らの体の能力を研究すると同時に
彼らの持つ人生に対しての取り組み方を、
私なりに学ばなければならないと感じる。

■2004/12/24 (金) 体の使い方の常習性との付き合い方

今までの動き方を手放すとき。

誰に教わるともなく立ち方を学び取り、
歩き方も身につけてきたもの。
ランナーが幾度も繰り返したフォーム。

容易に手放すことができないことに気づく。

体の使い方は、常習性と呼べるような強いプログラムが潜んでいる。
良質な動き方を机上で学んでもそのとおりに動くことは難しい。
それは以前から繰り返し行われた動き方に慣れ親しんだからだ。
その体の使い方を抑止する動き方が含む動き方や姿勢すべてに、
ある種の禁断症状を起こさせる。
以前の体の使い方を再現したくてしょうがなくなる。
気づかないうちに改良後の動きに以前の動き方が混じりこむ。

良質な動き方をしようとしたとき。
実に多くの以前の動き方が混じる。
武道などや職人さんなどで、
修行に多年を要する一因だ。

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ですがこのもどかしさを感じる状態に浸りきってはいけない。

『できない!!なぜできないんだ!』
そう思えば思うほど変わらない。
その問題にストレスを感じれば、
体の硬化につながる。

強い北風がオーバーを剥ぎ取ろうとしている。
寒いから必死にオーバーを放すまいとしている。

そのなかでオーバーを脱ぎ捨てるのは苦行。
辛いことです。

その迷宮を歩みきった末に悟ることもある。
だがそれを一般の方に求めることは難しい。

ここで視点を変えてみよう。
変革にはパラドックスがある。

人は、自分のなかに
「変わらなくてもいいすばらしい部分」
があると気づいたとき、
安心して変化を受け入れることができます。


自分のなかの変わらなくてもいいすばらしい部分を探す。
それに気づいたら変えてもいい部分が見えてくる。

「これは変えてもいいんだよな。。。」

太陽がやさしくオーバーを脱がしてくれるように。
着込んだ重いオーバーを脱ぐことができるだろう。

『自分へのやさしさ』は体の使い方の常習性を和らげます。

変革のパラドックスを受け入れれば、
狭い視野を広げる力もあるようです。

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■2004/12/23 (木) 横になって動くトレーニング---1

体を不安定な倒れる力をもつ「立つ」という中に、
倒れる力や位置エネルギーなどのパワーを秘めている。
自己の重心を制御して「倒れの力」を引き出すことで、
一部の筋力に頼らない全体の筋が連動する動きが容易にできる。
だからこれができるのが最終目的。

ですが日本では立ち方のトレーニングを「立禅」といい、
中国では站椿功(たんとうこう)といいます。
立つこと自体が修練です。

これは直立姿勢での立ち方の練習ではありません。
肘関節や股関節・膝関節などを多少曲げゆるめた姿勢です。
これはよりよい位置へと関節を収める繊細な動きを感じ取れるようにする、
関節が曲がればそれだけ筋肉と骨の協調性を試されます。
シンプルに直立するよりも型が大きく崩れて感じられます。
概要からもそう観えるでしょう。
この立禅や站椿功をすることにより、
最終的に『高貴な立位仏像のような姿勢』に近づく。

上野の博物館めぐりをするときに木彫りの大きな仏像を観察します。
そういう目で木彫りの仏像を射るような目で観察するのが好きです。
もともと仏像は安定悪く作られていると倒れますから、
構造力学的にもいい指針を示しているものです。
立ち方研究の参考になります。

『自我なく立ち続ける立像』。
私の胸のうちで何かを象徴しているような気がします。

立つ私なりの理想像はそういうものではないかと考えています。

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だが立ち方のトレーニングをする真の難しさを知れば、
かなり道のりが先にあり、
立てなければ何も手付かずになるんじゃ・・・。
というご心配が浮かびますよね。

「体を立てるということは不安定な状態になる」こと。
不安定な状態だからこそ、
安定を求めて四苦八苦する。
(※ ここでいう立ち方は数重もの注意点をクリアしたものを意味します)
(ほとんどの方は、「何を言っているのだろうか?」という反応です。)
(ボディワイズで立ち方を伝えられた方にはその難しさがわかるはず。)

それでははじめから横になって安定すればいいのでは?

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■2004/12/23 (木) 横になって動くトレーニング---2

うまく立てる感覚がもてないとき。

断然トレーニング効果が上がるのが
『横になって動くトレーニング』です。

体を地面に横たえた姿勢で、
頭部・背部(腰部)・仙骨部を常に正しい位置をキープ。
この状態で望みの動きをトレーニングしていきます。

このときのトレーニングの質はいい。
脊髄神経を緊張させない動きが可能です。
立位で常にこのキープをできているものは達人です。

脊髄神経を緊張させすぎた動きは呼吸が浅くなり、
全身の関節が硬直していく。
つまり頭部・背部・仙部が連携している動きができていれば、
椎間板のクッション力が引き出せて椎間板のちょっと上の脊髄神経が
出入りする穴を確保できる。
自律神経系にも関係しますが、
もちろんこれは運動神経系にも影響しています。

運動や感覚情報量が削られて大脳辺縁系で削られたデータを補完予測してはNG。
ということです。
この状態で質のよい動きを求めようとすることは、
闇夜で懐中電灯一つ持たされて風景画をかくようなものです。
この点が『センス』とか『選択眼』にもつながるのでしょう。

脊髄神経が緩まない状態でトレーニングしては、
関節がはまっているかどうかさえもわからない。
動きの質が低下するのは否めません。
腰部を固めて動けば内臓が柔らかさを保てない。
これでは重心取りができません。

脊髄神経が緩んで動けていればメリットが生まれてきます。
神経は電気信号のやり取りです。
そのデータの受け渡しが潤沢に行える情報に満ちた状態で動くのです。
これが運動パターンを改善するために大切です。
動きへの注意力が増えていきます。
「こうしたほうがいいのでは?」
というような気づくことが多くなります。

自分の中での気づきの量と、
体の使い方の新しいプログラムを受け入れる度合いは比例します。
この気づきこそが『内なるあなたの師匠』です。

どんなにすばらしい運動理論があったとしても、
その理論の重要性を肌で感じて取り入れる気づきがなければ役立ちません。
最終的に貴方の中にいる内なる師匠が教えてくれたことしか受け取りません。
そういうものだと思います。

動きについての、
出発点は人それぞれです。
そして目的地も人それぞれです。

■2004/12/23 (木) 肋骨1〜6番目くらいまでの強いつまり

ワーカーは、いやな痛みが出るところをよく知っている。
最初からそのようないやな痛みが出るところを処理することはないが、
その痛みがでる箇所の周囲の外堀を埋めていく。
そして最小の痛みで納まるように下処理をして、
それからそのいやな痛みが出る箇所をアプローチしていく。

そのいやな痛みが出るところのひとつ。

脇の下の肋骨1-5番にかけて、
肋間筋が緊張短縮した状態で固まっていることがある。

そして脇の下に大きなしこり状の筋肉を作るときもある。
その部分は脇下リンパ節の機能を抑制させ、
手に渡る神経や血管を圧迫させる。

この部分のしこりを持つものには、
胸部に悪性腫瘍ができやすいようだと話をすることがある。
医学的な論文等で知った話ではなく、
経験則的に
「そのようなしこりを感じない人に胸部悪性腫瘍(乳がんを含めて)が、
あったためしがない」というもの。

そういうお話からくる。
だから脇下が固くなると胸部に何らかの負担がかぶさってくる、
という信憑性は薄い。

だがあまり感心できるものでは無いのは確か。
胸式呼吸効率は大幅に減じられている。
いったんこの肋骨1-6あたりが短縮緊張してしこれば、
関連胸椎や胸肋関節を調整しても先には進めない。
肋骨上部の短縮緊張によりまたすぐずれるからです。
心臓や肺も圧迫を受け続けています。
それによる影響は小さくありません。

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どういう人が肋骨上部の短縮緊張があるのでしょうか。
簡単に観てみると。

●左右の肩の高さは並行か?
(※左が落ちている人が多い)

●左右の肩の高さは両側とも上がっていないか?
(※首が短い人、アゴが前に出ている人、呼吸器が弱い人などは上がりやすい)

●大胸筋の硬さはどうか?三角筋の硬さはどうか?
(※たいてい利き手側がしこり化している)

このような初期状況を見て肋骨上部のつまり方を予測する。
すでに肩が上がっているだけで肋骨上部は当然詰まっています。
だがどこまで深く詰まっているか?
それは外側を触るだけでは解りません。
その状況を把握するためにその周囲の筋肉群のしこり化状況を見ていく。
それでどれほどの肋骨上部の短縮緊張部の筋膜変質が深いかを知ろうとします。

肩を日頃から持ち上げている人の場合。
本人が気づいてなくても肩があがっていれば同じことです。

禅などの修業で緊張を解きほぐす時間が必要かもしれない。

■2004/12/21 (火) 知人の先生の成果

お世話になっている国家免許所有の先生がおります。
その方が特別なワークをされています。

その方はそのスキル向上に余念がありません。
先日、メールで成果をお伝えいただきました。
筋膜マッサージ系を私は得意にしております。
ですが彼はマッサージとは異なるアプローチで、
筋膜リリースでは考えられない成果をだしました。

『おぉ〜、それはすごい』
私もたいへん驚く成果です。

彼にアプローチを受けた被験者の方が、
自分の体の変化に一番驚いたことでしょう。
そして嬉しく感じたことでしょう。

知人の先生の日頃の熱心さが実を結んだことを知り、
とてもうれしい気持ちになりました。

先生は経済的に苦境に立っても、
あきらめずにご自身の私財を投げ打ちご苦労をされてきました。
さまざまな不安がよぎるときもあった末に得た成果でしょう。
その中でご自身で夢をかなえていく姿が印象的です。

あらためて筋膜リリースするというワークも、
体を統合するツールのワンピース(ひとかけら)と感じました。
私もあらためて、より多岐にわたり精進しなければならない。

そう教えていただきました。
感謝いたします。m__m

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※ その先生の利用する技術について。
技術の管理元の規約により詳細は語れません。

施術業界等は部外者への秘密保持の縛りがきついことが多いです。
秘技を開発するまでに高額な投資がなされます。
投資に対してのリターンを求めるのは一般のビジネスの道理です。

技術の修練チャンスを得ることは大変なんです。
同業者の方々はよくわかりますよね。
ほんとうに大変なんです。

■2004/12/21 (火) 中国の小学校で鍼授業

洗足図書館で東洋医学系の一般書を読んでいた。

そのなかに中国の医学事情が紹介されていた。
そのなかでは針麻酔を受けて手術を受ける患者。
それもその本の筆者に向かい患者が挨拶をする。
このようなすばらしい成果があるということは、
以前別の書籍でも目にしたことがありますし、
テレビでも放映されていました。

だがさらに驚いたこと。

中国の小学校で、
授業中に生徒自らが足三里のツボに針をさす写真。
子供が微笑みながら写っている。

中国では針治療は伝統医療。
その分野の国立大学がある。
大変認知された効果的な療法で、
文化的な誇りを持っているのだ。

このような背景により、
中国では小学生にこのような医療行為実習を授業に取り入れたのです。

教える先生方も針に対しての理解が深く、
安全性も衛生面も注意深く指導しておられるでしょう。

どれほどの割合で中国の小学校で針の授業を行っているのでしょうか。
興味を持ちネットで検索しました。
ですが見つけることができずに断念。

学校の授業でセルフケアの方法を教える時間を取り入れている国は、
中国だけではない。
確か他のノルウェーなどでもマッサージの授業があったはず。
その他の国でも実践的なセルフケアを取り入れている国もあるかもしれない。

日本でもそういう授業時間をゆとり教育に導入してほしい。

■2004/12/20 (月) ワーカーは姿勢が大切【命門】の気づき

腰部にあるツボ。
『命門』がある。
命門(めいもん)の位置は、 第2腰椎棘突起の下です。

このツボ。

気功をするものにはなじみがあるでしょう。

腹式呼吸をするときに空気を口から吸引する。

気功を実践するものはご存知でしょう。
気が口からが入ってくるのではなく、
命門から入ってくるルートがあることを。
丹田で気が渦を巻き出入りする。
その力を体感することでしょう。

この命門が開く腰の姿勢。
その姿勢をとっているかどうか。
これは僕の実力あるワーカーかどうかを見分けるための、
チェックポイントのひとつです。

命門の活きた姿勢でのワークは、
力学的なパワーも強まる。
質の違う力が発揮できる。
体の前面の意識をした瞬間、
体は前に傾きだし安定性を手放します。
うまく背面にある命門を開き続けること。

でもつかれてくるとまだまだ。。。
体は自然に前面に意識が向いていきます。
そうなったときにガッツで背面の意識へ。
この戦いを長時間ワークをするときには、
いつもしております。

きっと疲れたときにもずっと理想の腰部の位置をキープできれば、
体をもうちょいと体を楽に持たせることができるでしょうに。
^^1

----

そしてボディワイズでワーク中にお伝えしている腰の位置。
実はこの命門が活かされる位置です。
「ずいぶん猫背に感じる」
「立ちにくいなぁ〜・・」
そういう感想を持つ方が多い。
このポジションを極々自然にできるようになれば、
徐々に生命力が強まっていくはず。

この姿勢を自分のものにするには修練が必要です。
自慢ではありませんが私もまだまだ。
日々確認作業にいそしんでおります。

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歌唱力のいい本物の歌手と認められるものは、
腰で息をするといいいます。
過去ワークをさせていただいた歌手の方は、
よく腰の浮き袋を膨らませておられました。
その息とはまさにこの命門からの気の交流力が活かされたもの。
だからあれほど人を魅了する。生命力を持つ。
そう感じます。

----

ここまでいっておきながら、
実際に命門からの気の交流があるかどうか、
見えるものではありません。

ですが「いわれて納得」という成果はありました。
人体の丹田部分への重心キープを行うためにも、
活かされるので安定感あるムーブメントを可能にします。
バイオメカニズム的に有用性を証明できるのでは?

■2004/12/19 (日) 太極拳の本のコラムで『未病』の大切さを解説

【未病(みびょう)】

病気の一歩手前の状態をさす言葉。
中国では古来、最高の医学は未病医学(予防医学)とされ、
古代医学書にも

「聖人はすでに病みたるを治さず、未だ病まざるを治す」

あるいは

「上工は未病を治す」

と記されています。
真の名医は、病気を予防する医者とされています。
太極拳を習い行うことは未病に対応できる健康法。

(『フィットネス太極拳』より/高橋書店/楊名時)

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体内にある小さな病因を積むために。
日頃からの取り組みが重要です。

ボディチェックを受けるなどして体の中の状態を、
概要でも把握できたとき。

整体的に自分の体を見つめると、
思いもしなかったアプローチが見つかることもあります。
なにげなくボディチェック中にしこりをこりこりされていて、
私は勤めて深刻そうな顔をしないようにしています。
深刻そうな顔をすればやはり私が受ける側でしたら、
動揺して不必要なほどの不安が増す。
それよりも重要な傾向やポイントを淡々と解りやすく伝えること、
それに徹します。

でも実はチェックされているときの小さなしこりにも、
今後大きなしこりになる種のようなものも含まれています。
だから意外にそのようなものも「なにかしこりがあるな」と、
気づいたときにはその存在を記憶しておかれるとよいでしょう。

体のバランスを釣り合いの取れた若い状態、
シンメトリックな状態でキープしたい方にはお勧めです。
未病促進につながると太極拳同様お勧めいたします。m__m1

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余談ですが太極拳の中国つながりです。

中国気功で動画ページを持つホームページを見つけました。

『動画で見る中国気功』
http://takigyou.hp.infoseek.co.jp/muvie1.html
(湘南気功実践会 http://www.cityfujisawa.ne.jp/~himeno/kikou.html

一般の方には怪しそうに見えます。^^1
自発功が入っているので特にです。

ですがおじいさん、おばあさんが元気に公園で気功を練習している雰囲気が好き。

■2004/12/19 (日) 四肢を解くときに足の手間がかかる理由

四肢を解くとき。

足を解くのに時間をかけます。
前面と後面合わせて1時間以上かけることもあります。
強力な解き方です。

このリリースには非常に大きな労力を割きます。

それに対して腕のワーク。
以前は腕のワークをするときに、
かなり痛みの強いワークを幾度もしなければなりませんでした。
でも現在では肩関節・肘関節・手首関節などをリリースするだけで、
かなりの深部まで解けます。

ときにはあっけなく解けてしまったようにさえ感じられた、
そうおっしゃる方々が多くおられます。

私なりに大関節をリリースする方法を、
1年半かけてワークを休業してまでも追い求めてきました。
その研究成果がたたきこめられていますから不思議はありません。

個人差はありますが腕と脚部(および臀部)の筋肉のしこりの差はどうか。
解放するためにどれほどの時間と労力を必要とするだろうか?

個人的な感想なので数値は主観的ですが、

腕:脚部(臀部)=1:10〜50

同じ四肢の一部ですが、
これくらいの開きがあります。
これが私の実感です。

中間〜深層の大腿骨・ひ骨・脛骨などの骨膜に癒着がかなり進んだしこりが
ふんだんに蓄えられているときは大変です!

もちろん外側の浅い層の筋肉を解くのに
手間取っているのではありません。
皮膚に近い浅い層の筋肉などは、
股関節と仙腸関節の可動性を改善すれば、
それで事足りることがほとんどです。

-

なんで毎回脚部をこれほど必死に解いているのだろうか?
そうワークを受けていて思う方がいるでしょう。

脚部という体を支える強い筋肉群。
抗重力筋でももっとも筋断面の太い筋肉群。
ここは一般の方が気づかないうちに、
大きなしこりが入っている事も多い。
それに脚部は解かれたあとにも、
理想的な立ち方や歩き方などの所作振る舞いができないうちは、
必ずまた固めるような使い方をする。

ですのでお客様が立ち方や歩き方がある程度のレベルになるまで、
気を抜くことができません。
解いただけではまた必ず硬くなる。
それだけでは解いて固めて解いて固めての
いたちごっこから抜け出せません。

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私は脚部が深部まで解放されていて柔らかくなっている人で、
重い疾患を負っている方を見たことはありません。

脚部が深部まで柔軟な筋肉であること。
それは美脚の要素であり、
同時に健康の象徴でもあります。

■2004/12/18 (土) カラダの知識を獲得するための苦行

メール交換をさせていただいている指圧・鍼灸・柔道整復師などの免許を持つ勉強熱心な先生がおります。

先生が最近になされた大変な体験をお話いただきました。
オリンピック選手・そのトレーナーの方々とお会いしていつも以上に触発され、
大腰筋のトレーニングをいつも以上に勤められたそうです。
それによりご自身でも楽しくなるほど動く状態に。
ですが人に動きを見せる機会があり「また割」を披露するとき。
坐骨周辺に激痛。
ですが先生いわく、
ご自身のカラダの激痛、そしてそれを通り越して麻痺を起こす。
その状態になっても下記のようにメールでしたためていただけました。

『痛みで寝れない毎日を幾度となく経験しましたが感じれるうちは幸せでした。
麻痺は感じる事ができません。
でも!麻痺したおかげで身体のメカニズムを実感する事ができました。
それに以前の治療からかなり変化もしました。

痛みや症状が身体を変えるチャンスだということも体感できました。』

やはり痛みがでるときには不安もぬぐえません。
でもこの体験を通し一段と自分が成長していく実感を持たれたそうです。

一般の方には「なんでそのようなことをするの?」といわれそうです。
ですが体の使い方を研究する人たちのなかには、
「すごくよく解る!!」というものもおります。
私には痛いほどよく解ります。

簡単に手に入れられるものにも価値あるものも多い。
ですが苦労して勝ち得たものには価値以上に感動が手に入る。
この感情の火が感じられる経験をなさっている方がいると思うだけで、
勇気付けられます。

とても熱い人だと感動しています。

■2004/12/18 (土) バレエレッスンビデオを拝見して

モニターワークをお受けいただいているお客様が、
スタジオでレッスンしているときにビデオをまわされたのです。
そのビデオをお貸しいただいて拝見させていただきました。
(感謝!)

バレエレッスンは先生ごとにレッスンの進め方はずいぶん変わる。
実際にどのようなレッスンをされているか、
見せていただくととてもよく雰囲気が伝わってくる。

そしてレッスン中のムーブメントや体軸感覚なども、
その動きから理解できる。

とても楽しく拝見させていただきました。

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自分の動きを把握するときに
ビデオに記録することはお勧めです。

自分を客観視することができる。
その冷静な目を持つことができるかどうか。
それは大きな飛躍を可能にするかどうかの、
分岐点につながると思います。

筋感覚はビデオには写らない、
そういう提言があります。
ですがある程度眼力があれば、
筋感覚の具合までも
手に取るようにその人のビデオ映像中のモーションから読み取れます。
しっかりと映っています。
注目点がわからなければ、
その映っているところを把握できない。
それはその通りではあります。

そのときにはぜひビデオに映った姿をバレエの先生とともに鑑賞。
バレエの先生に注意点を指摘していただければ幸い。
実際に動いていたときに指摘されるとき以上に、
ビデオで客観的に自分を見ているときのほうが、
「先生の目線に立ってみること」が普段より容易です。
いわれていることがすっと頭に入るチャンスです。

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踊っていて楽しいという感覚と、
それを観る観衆も楽しいという感覚、
その両者は相乗して互いを高めあいます。

そう意識するためには、
自分自身こそが自分をよく理解する観衆の一人であらねばなりません。
普段より自分自身を観衆として楽しませるビデオ撮影もすばらしい試みです。
自分の動きのほかの人が目を引かせるようなポイントも、
普段から自分を客観視すれば見つけ出せるでしょう。
これはとても大切なものです。

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バレエの場合は、
身体能力を芸術という域に押し上げることが、
見栄えをよくするという要素になるでしょう。

ビデオなどで客観視することができる人は偉いと思います。

また立ち姿や歩き姿などをビデオ化してチェックするというのも、
賢い方法です。
動き方の練習をするときにちょっと取り入れてみるのもお勧めです。

■2004/12/17 (金) 『東洋武術で脅威のカラダ革命』

とっても楽しいムック本。

『東洋武術で脅威のカラダ革命』
学研
1000円

たとえば紹介されている『大成拳』。
站椿という立ち方の練習法。
この站椿をすることで病気が治ったり、
拳法が強くなる。

「病院に通っても治らないような慢性病が、
ただ立っているだけで治っていくんです」
一見眉唾物に聞こえます。
ですが随意筋を鍛えるという背景を理解すると、
そのすばらしい効果もあるだろうなと感じます。

奥深くまではムック本で書き記せるものではありません。
道場に長年通うことなくして得られるものはない。
適切な指導が必要です。

ですがなかなかお気に入りのすばらしい本です。
体の使い方の妙を知りたい方にお勧めです。

■2004/12/17 (金) 『ココロノマド』のWebカウンセリング

ココロノマド(http://www.kokoronomado.com/user/item01.html
というWebカウンセリングサービスを有料で行う会社がある。

たまたまそちらの会社で発刊している書籍を拝見して知った。

Webカウンセリングのみではなく、
電話および面談でも受け付けてくれる。

ただWebカウンセリングが一押の模様です。
Webカウンセリングでは、
カウンセラーが有料でカウンセリングしてくれる。
3往復6000円(の模様)。

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アメリカなど欧米では、
カウンセリングを受けることはココロの免疫力を向上させる効果が高いもの。
そのように認められている。

だが日本ではまだ抵抗があるひとが多い。
カウンセリングを受けるなんて、
自分の弱さを認めることになる。
自分の問題処理能力がないことをみとめるのは。。。

身の回りで心理カウンセラーがサポートする話を聞かない場合。
いくら費用がかかるか?
その効果はどのようなものか?
信頼関係をカウンセラーと果たして結べるのだろうか?
などいくつもの疑問をもたげてくる。

だから欧米ほど心理カウンセリングは日本では浸透していない。

だが厚生労働省の傷病分類別にみた受療率のURLを見てください。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/02/2-2.html
すると精神及び行動の障害の受療率が多い。

欧米並みに日本も
心理カウンセリング能力をもつカウンセラーの活躍が待たれています。
Webカウンセリングは顔をあわせないので抵抗感が少ない人もいるでしょう。
カウンセリングとは?という感触をつかむために利用できると思います。
Webでのメールやり取りがメインでは、
面談と比較するとその効果が疑問視されるかもしれません。
ですがそれはケースバイケースです。
各自のニーズを満たせるものを選択すればいい。

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メンタルヘルスケアは、
ボディヘルスケアと同様に大切なヘルスケアツールです。
そのツールの使い方を理解するよう求められる社会に
移行しているのかもしれません。

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■2004/12/17 (金) 足の親指の巻き爪

テレビでみたお話。

今年の女性の靴は、
ヒールが高い。
それもピンヒール。
そしてつま先が細いものも多い。

それと親指のつめの切り方で、
爪の両端を切ってしまう深爪状態にする。

そうすると足の親指の巻き爪傾向が強まるそうです。

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テレビに出ていた女性の足の親指の爪の色が黒く変色して膿んでいた。
爪は巻かないようにするためにワイヤーで固定されていた。
痛々しい。

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足の親指は感覚神経も多い。
痛みが強い場所です。

注意しましょうね。

■2004/12/15 (水) 足の親指の力

足の親指の力は、
腕一本以上のパワーを秘めている。

なぜこんなに力持ちなのか?
それは一見小さな筋肉しかついていないように見える足の親指。
その裏には[長母指伸筋や短母指伸筋]-[長母指屈筋や短母指屈筋]がある。
そして前脛骨筋という強力な筋肉。
見掛けは小さい。
だが体を支え、歩き、走るために足の親指の機能は大きい。

それに見合うだけのパワーが割り振られている。

だから体をちょっとでも前に前傾させるならば、
足の親指に強い力が入る。
この瞬間に貴方の立ち姿はゆがんでしまう。
この親指を力ませてしまったら膝裏が硬まる。
そして膝関節は閉じる。
膝関節の間にある関節包というクッションが強力につぶされるからだ。
そしてひ骨がずれる。

これだけで下半身や上半身すべてが既に総崩れになる。
『親指に力みがはいっているだけで』だ。

それだけで体全体がミスアライメント状態。

『理想的な立ち方』に要求される注意事項は非常に多い。
親指の注意はその中のたったひとつだ。

立ち方の注意点について、
羅列してあげることはできる。
だが適切な指導を受け体感しない限りその意味は解らない。

文章で正確に書かれていても、
それは見慣れない数学の公式を見るのと同じようなもの。
その公式の基礎概念を理解できれば意味内容をくみ取れる。

だが要求される注意事項ひとつひとつすべてに、
たとえば
(S^2=q(q-a)(q-b)(q-c)  条件 q=(a+b+c)/2)
のような公式が隠されています。

ちなみに上記はヘロンの公式です。
ヘロンの公式を知っていて3辺から面積を・・・とピン!とくれば、
何を言っているか解る。
だが始めてみた人は「文字としては読める」が「意味がよく解らない」。
すると字図らだけを追ってしまう。
致命的な誤解が生じることも多い。

私も本などで字図らだけを追ってしまい迷宮に入り、
必死に考えてることが多い。
後に公式の意味がわかって問題が氷解するときがある。
解りだすと「ははぁ〜ん、なーるほど」というものだ。
その繰り返しでひとつひとつ公式を頭に入れていかなければならない。

立ち方や所作振る舞いを精査して理解しようとすればするほど奥深い。

ワーカーや運動機能を向上させることが主目的の方でなければ
そこまで必要とはしなくてもいいだろう。
だがこの体の中の公式を多く理解することが、
自分の身を救うことは確かです。

■2004/12/15 (水) 『冬季うつ病』は日光浴で解決!

昨日テレビで『冬季うつ病』を知った。

冬になると落ち込む。
春になるとけろっとしている。
その原因が日照時間が少なくなってきたことが原因のひとつに。
その場合「光療法」が効果的だそうです。

強いライトを一定時間当てる。

それだけで冬季うつ病の症状が、
かなりの割合で解消されるそうです。
(日光浴もいいそうです)

冬季に特に落ち込むようでしたら、
一度医師に相談をすることもよいヒントをいただけるのかもしれません。

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たまに厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/)のホームページをみます。
ページ内検索で[うつ病]といれると248項目該当。

厚生労働省という役所で書いたものだけあって、
商売っ気ある書き方は一切していません。
その点がお気に入りなのかもしれません。

プレーンな文字や簡単なグラフがほとんど。
ですけどかなり利用価値があるサイトです。

今後どのような疾患が増減するだろうか、
などの情報もこの中の白書などを眺めていくとつかめます。
健康関連の事業者は多かれ少なかれ企画立案時には、
このページはお世話になるのでは?

そして病院の精神科に通われている方々が、
大変増えている現状もデータとしてかかれております。

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今日はワークをしていたので、
一日中家にいました。

冬季うつ病にならないように私も気をつけねば。
冗談じゃなく、本当にそう思っています。

暖かい日は外でワークしようかな。。。
多摩川沿いなどで。
・・・タイ式マッサージ屋さんと一緒ならば雰囲気的に悪くないかも。
僕一人でh心細すぎますけど。^^1

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■2004/12/14 (火) 体の使い方の学びを修行の一貫でおこなう

『自分』とは、
・『自らを分ける』
・『自らを分かる』
のような意味があるように受け止められる。

『自分探しの旅』のとっかかりに、
カラダを深く理解することも自分にいたる道に通じます。

これは僧の『修行』のようものに思える。
あえていえば極々個人的な『修行』です。

誰と優劣を比較することもない。
比較されて気に病むことはない。
個人的な『修行』なのだと思う。

進歩に一喜一憂することはしない。
落ち込むこともないし、
おごり高ぶることもない。

常に初心者として入門時の気持ちを思い出せる。
自分が成就するまでの道程です。

道のりは遠いですが、
だからこそ取り組み続けられる。
飽きが来ない。

この修行では謙虚さを保ち続けることを教えてくれる。
動き方を少し分かったとしても身につくことはあるのでしょうか?
子供時分に覚えた体の使い方の記憶を消し去れないものです。
できることは常に愚直なまで謙虚になり続けること。
「自分はそれをマスターする」と。
「自分はそれをマスターした」と思えば隙ができます。
その隙は自分の進歩を阻害し後退させます。

私ごとですがワークをするときに、
自分が体の使い方がうまくなってきたと確信すれば
結果がどうなるのかを知っています。
間違いなく体はぼろぼろになる。
このような確信ほど邁進と紙一重のものはない。

そして未熟なほど邁進しやすい。
鼻持ちならない人になります。
そうなるよりも澄んでいたほうがいい。

そういう点を注意し続けることは
ココロの『修行』です。

カラダの運用方法を追求するとき。
人体解剖知識を理解し、
それ以上の仕組みを知る。
それは自然との交わりを深めることにつながる。
自然の中にある物理的な法則を人体に見つける。
神秘的で合理的な事実が少しずつ発見される。

そのような修行を自分探しの始まりにする。
それもよいのでしょう。

修行中、雑念や妄想から身を守り、
バランス感覚を死守すること。
そんな人になってみたいです。

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■2004/12/13 (月) 多分に気分の問題

体の中に大きなしこりを見つけたとき。

そのしこりを苦々しく、憎憎しく思う。
するとそのしこり周辺の筋肉はより硬くなって、
憎しみに対して逆襲をしてくる。

そのしこりを「ずいぶんがんばって働いてくれたね」
「こんなに身を粉にして固まるほど私を支えてくれたんだね」
そういとおしく思う。
するとそのしこり周辺の筋肉は落ち着きリラックスをし始める。
愛情に対して愛情で返してくれる。

自分の体の中にできたしこりは、
自分と別個の存在ではない。
自分と同体です。

その自分を憎しみ恨むことは、
自己否定という根深い緊張を強います。

そして自分に対して愛情をある言葉や思念を送れば、
やはり愛情ある反応で心開いてくれるもの。

自分の体を『いとおしく』思えること。

その言葉を自分の体の中のしこりにプレゼントできる人は、
自らをいとおしく思えると同様に他のものもいつくしむ心のゆとりが生まれるでしょう。

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ストレス=[ストレスの原因となるもの]×[受けとめ方]

このような公式があります。
ストレスの原因は同じでも、
受け止め方を変えるだけでストレスに変化が生まれます。

自分の体内のしこりをいとおしく思える心配りがあればストレスが減ります。

私もムチャしたトレーニングをしたりワークで体がぼろぼろになることは
よくあります。
筋肉の柔軟な部分が多いのでいったん固まるとその苦しみは、
張りだったり腹痛だったり呼吸が苦しくなったり。
どれも強烈な反応です。
気を失いかけるときもあります。
そんなときに「受けとめ方」を、
自分に最適な未来が訪れるようなものを「意図的に選択」します。

本能的にはつらいので恨み言が出ますけど、
そのようなことをしていてもストレス値が上がって苦しみが増すばかり。

そう割り切ります。

そしていとおしいパートナーとして、
頭の中で声をしばらくかけます。
するとその強烈な苦しみの禊や祓いが終わります。
気づいたら心が穏やかになり、
痛みや苦しみも先ほどまで腫れ物に触る感じだった。
だが、
まだ痛みや苦しみはあるが恨み言を言う敵がいなくなったときに、
腫れ物に触る感触は消えていた。

「あぁ、痛いんだなぁ・・・」と痛い感覚を確認すると、
すっと痛みが減じられていく。

痛みは心のわだかまりを食べて強くなる。

そう感じている。

■2004/12/12 (日) 体が緩んでくることで起こる転職気分

ワークを受けられた方で、
たまたまなのかワーク終了間際に
「転職をします」と打ち明けられる方が立て続けたことがあった。

『なぜ?』と聞くと、
今まで踏ん切りがつかなかったがそれを今つけるべきだという気がしてきた。
それが理由。

そして新たな自分の望む仕事を見つけそれに挑戦していかれた。

職業を変えて成功することの難しい時期。
そう考えると手放しに、
「がんばってくださいね」とはいいにくい気持ちがあった。
だが今までの体のパターンが変わっていくにつれて、
それは心境の変化にも通じるところがあるのかもしれない。

このたび一年半かけて、
大関節のリリース方法を修練。

おかげで少し自信がもてるようになった。

不思議なものでワークスキルが上がれば、
それに追いついてワーカーの体も少なからず変わる。
「人体の捉え方の概念」が進化していくにつれて、
ワークスキルやテクニックは変容する。
そして自分の体の捉え方も変容していく。
自分の体を捉えるイメージ像も変わりだす。

すると、
以前私に転職をしますといわれた方々の心境が響いてくるのがわかる。
自分自身の生き方を見つめなおす。
自分は今までのことでよいのだろうか?
・・・。
そのようなことを考えては生活に支障をきたす。
だが自分の納得できるようにしかできなくなる。

または自分が納得できるように動ける体力という力を得て、
その糧により新たな一歩を歩いてみる決心をつけるように。
今までは頭の中で「こうなればいいのに・・・」という、
イメージだけだったがそこから現実の世界へ歩を進める。

自分もここ一ヶ月ワークをしていき、
それなりの肉体疲労は溜まった。
だが同時に感性は鋭く研ぎ澄まされていく。

ワークを受けて転職に到った方々がした、
勇気ある次のステップを実行することを切望するようになる。
そんな気がしています。

散逸したやりたいプランならいっぱいあるんですけど。
あとはそれを現実に取り込めるように落とし込める才能がほしいかも。

■2004/12/12 (日) 太極拳学習に際しての戒めより・・・

太極拳の学習には、
8つの戒めがある。

・【停】途中で練習をやめてしまう。
・【漫】漫々とやる。ワンパターンでやる。だらだらと惰性で練習する。
・【急】あせること。早く上達したいがためにせっかちになってしまう。
・【怠】怠けること。サボること。
・【散】練習にムラがあること。
・【傲】おごりたかぶること。
・【偏】偏ってしまうこと。
・【固】固執する。一方的になる。かたくなになる。

----

体の使い方のトレーニングを志す方も同じことです。

「自分のためにやっている」
その意味が解った人だけが、
この戒めを守ることができる。
自ら探究心の固まりになり、
自分を変える。

それが自分自身を助けることとなる。

もしあせったり、なまけたり、おごりたかぶったり、やめてしまえば
修得まで進めないで終わります。

極々個人的な取り組み方の問題。

体の使い方について縁がない人。
その取り組み姿勢の8戒を手放した人。
その中の一握りの方々には、
無情にも少なからずそのしわ寄せが押し寄せます。

そこに健康維持のためのルールが横たわっている。
多くの方の体を観させていただいて、
つくづくそのように感じます。

■2004/12/11 (土) 『快快』というグッズ

本日こられたお客様。
健康関連グッズに広く興味を持たれ、
切り込み隊長のごとく真っ先に試してみる方です。

その方が『快快』という整体シールでその利用体験を教えてくれました。
お客様のご子息も利用して、
顎関節の違和感が減少したとのこと。
興味深い。

口の中にある「迎香」のつぼを刺激することで、
体のゆがみを調整してくれるものだそうです。
面白いグッズがあるものだ、
もしよさそうなものならば、
ワークサポートとなればと思いさっきネットで調べてみた。

すると予想以上に高額でした。
24000円で解説ビデオつき。

エレキバン程度の値段かと思っていたのですが、
この快快を開発するために25年かかったものらしい。
私は試用として買うには値が張るので購入しません。

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迎香というツボは皮膚の上では
小鼻の脇の溝にとる。
口の中でも経絡の体内に入り込むところなので、
その小鼻のちょうど裏手下方あたりのはず。

経絡の刺激は即効性がある。

『繰り返し刺激をすること』という条件はあります。
ですが自宅にいるときとか、
鍼灸師に相談の上
迎香のツボを刺激してみるのも面白いでしょう。

■2004/12/11 (土) 姿勢のメモリー

ストレッチポールを新規購入または自作で試されている方へ。

『(1)まずはストレッチポールに乗り、
背中にポールの存在を感じましょう。

そのときに・・・
肩甲骨はどうですか?
左右肩甲骨は近づいてきませんか?

腰のそりはどうですか?
だんだんおなかを突き出すようなそりが少なくなっていきませんか?

そして背中のポールと当たっている部分の筋肉、
背部筋群に意識は配りやすくないでしょうか?

そしてアゴはどうですか?
アゴを容易に引くことができませんか?

頭頂が上に延びていく感じはありますか?

その他さまざま気づいたことを、
筋感覚としてメモリーします。

----

(2)そして日常生活の中で、
このストレッチポールに乗っているときの姿勢メモリーを思い出します。

肩甲骨はどうでしたか?
胸は開いていましたか?
腰のそりは?
アゴは?
頭頂部が伸びる感じは?
背部筋のどこがポールに当たっていましたか?

そして全身がリラックス。

おそらくポールを利用しているときを思い出すだけで、
体は反応します。
あたかもポールに乗っているときのような反応が起こります。
イメージ力が良好な方は、
ポールに乗っていたときよりも緩みだします!』

■2004/12/10 (金) 我が家にIHクッキングヒーター

先日自宅にIHクッキングヒーターを入れた。

義理の兄が母へプレゼントしてくれました。
兄は東京電力に勤めていて、
社員に一台IHクッキングヒーターを購入する義務があるとのこと。

東京ガスと東京電力はキッチン周りで競っています。
その競い方が激しい。

IHクッキングヒーターを入れるため、
電気工事が必要だった。
その際に東京ガスの工員が手配されて、
今まで使っていたガスレンジを撤去していった。
そんなもの僕ができるのに、
と思いつつありがとうございましたとお支払いをした。

そのときの東京ガスの局員および工員の2名が、
投げやりな雰囲気。

IHクッキングヒーターを入れるために、
東京電力の工事の方が4名ほどいる。
そこを兄は部署違いですがどこぞの所長で、
工事の具合を逐次チェックしてくれていた。
わざわざ休暇をとってもらって工事日に付き合ってくれた。
工事の方々は兄に見られていて、
緊張気味でしたね。^^1

----

東京ガスと東京電力。

競合する企業同士の戦いを感じました。
地道にお客の取りこぼしのないようにすること。
大企業もそのようなOne to Oneマーケティングをして競っているのですね。

パートナー企業として提携することを選ばなければ、
企業同士かならず戦が始まります。
陣取り合戦はシビアな生き残りをかけたもののようです。

ボディワイズのような弱小企業もがんばらねば。

■2004/12/09 (木) FILIホームページへの広告・・・

FILIより広告しませんか?
という営業メールが来た。

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このたび、より多くの皆様にフィリをご利用
いただけるよう、掲載料の毎月払いを可能
にしました。
広告宣伝をお考えの際にご検討いただけ
れば幸いです。
http://www.fili.co.jp/info/keisai.htm

-----------------------------------------

Filiの雑誌への掲載ではなく、
Filiホームページへの広告掲載という内容。

インターネット広告だから以下のように安価。

個人契約 6,300円(税込)/月
法人契約 12,600円(税込)/月

雑誌広告の掲載料は、
版下入稿料など計算するとかなりかかるはず。

Filiというニューエイジ系の雑誌ですと、
読者層がヒーリング関係に興味をもつ方です。
Filiに広告をだすというイメージは、
ボディワイズのワークとはジャストフィットしてはいないので。
Filiに広告掲載を依頼したらどうなるのかな?
と想像しただけで終わりました。

----

■広告掲載してみたい雑誌は

武道系やアスリート系の雑誌に『運動能力の向上目的』で、
というところでは可能性が高いはず。
そちらにならば広告は出してみたい。
成果をだす自信と密かに実績はあります。
ワークをするときも笑顔とマニアックな体談義に花が咲きます。
私も大いに勉強させていただくありがたいチャンスに恵まれます。

ですがボディワークなどの医療イメージに準じるようなものは
『いかがわしいもの』扱いをされることが多いのです。
海のものとも山のものともわからないもの・・・。
それにより掲載を断られる(ことが多い)。

メジャーなボディワーカーとして認知されてタイアップ記事広告をするか、
雑誌編集者などを知り広告代理店に話を通してくれるかされないと困難。
残念なところです。

■2004/12/09 (木) オリジナル解剖説明イラストがほしい

多くの解剖学の本があります。

でも自分のジャンルでほしい解剖学のイラストを
要領よくまとめてある本を見つけることは少ない。

また解剖図以外にも有益なイラストもあります。
自分のいま説明したいことを助けるイラストは各本ごとにちらばり、
それをみていただこうとおもって本を探し出すこともある。
ですがたいてい見つけることができずにお茶を濁してしまう。

その点をいつも残念に感じています。

主に私が必要とする図はというと以下のようなもの。

・骨格、筋肉、神経、血管、関節、断面図など
・関節の可動やそれに関係する関連筋などの様子がわかるもの
・体にできやすいしこりマップ
・筋肉のしこりにより発生する不具合をイラストで表現したもの
・しこりの占有率や神経系の誤作動率や循環器の低下率や内臓影響率など
(独自の視点でチェックする項目があるのですが、
数値化できないが確かに存在する不具合を直感的に理解してもらえるイラスト)
・筋膜の癒着過程を表現した時系列イラスト

いつかオリジナルでほしいイラストを編集してまとめてみたい。
書籍をそのまま切り抜いて利用すると著作権上問題が生じますから、
自分で苦労して書き起こす必要があるでしょう。
デザイン意匠が著作権侵害にあたるものもあるので注意は必要ですが。

そうする過程で勉強になると思います。
学ぶことも多いでしょう。
気づくことも多くなるでしょう。

クォリティの高いオーダーメイドな人体イラストレーションは、
説明のストレスを緩和さて、
同時に理解率も向上させる。

でもそれには時間が必要です。
人に見せられる誤解を生まない程度のクォリティも必要。

ワークを受けていて先生が説明をしてくれるが、
結局何を言われているか解らずも、
なんとなくうなずいたという経験から抜け出せる。

医療系専業のオリジナルイラストレーション屋さん、
CGアーティストが増えそこに活路を見出すものも生まれるのでは。

ちょっと狙ってます。^^1

■2004/12/08 (水) 見えない腹部のしこりが怖い

体を触ってみるとき。
ある程度筋肉を緩めていくと骨格筋のしこりは触って解るようになりだす。

だが腹部内奥のしこりは解りにくい。
自分の腹部の硬さをワークをうけるまで
認識したことがなかった方も多い。
見つかったときは驚かれる。

腹部のしこりは下記のような太い腹部内部の動脈静脈を圧迫する。
大動脈・大静脈・内腸骨動脈・
外腸骨動脈・総腸骨動脈・総腸骨静脈・
大腿動脈などの重要な動脈や静脈。
体調に与えるダメージは大きい。

『腹部の血管系』を把握すれば、
腹部にできたしこりの位置で
上記のどの血管を圧迫するか想像できる。

腹部のしこりは骨格筋とは比べ物にならないほど、
解放に注意が必要です。

不用意に圧をかけてしまうことを、
慎重なワーカーはしないでしょう。

内臓をいきなりぐりぐり圧をかけて解くことは、
危険で責任問題に発展しかねません。
『内臓は危険な場所』という認識があります。

ですからできることならばアプローチをしたくない。
極力以下の操作だけで済ませたいと考えています。
内臓部のしこりに影響を与える関連した骨格筋を緩めて、
それにより内臓部のしこりを柔軟なものにする。
それでまかなえればラッキーです。

ですがケースバイケースです。

周囲の骨格筋を解放しただけでは、
内臓部分のしこりが抜けないことも多い。
すでに内臓内部でコラーゲン物質同士の癒着が長期化している。
癒着が組織を一体化させている。
そういう方も少なくありません。

そのときには内臓に関連する骨格筋のリリースだけでは、
焼け石に水のようです。
手をこまねいていても、
内臓は柔らかくなってはくれません。

そのようなときは苦肉の策として、
内臓のマニュピレーションを行います。
内臓の動きをソフトに誇張させて働きをよくする手技です。

事前に内臓周りの筋肉を柔らかくしてからアプローチします。
一見遠回りだが安全性をあげるため、
その下ごしらえをしたうえでの手順を守るべきです。
りリスクを低減のためです。

ちなみにアトピー性皮膚炎の方ならば、
肝臓とみぞおちの交わる箇所やへそ下部分が強い硬化がみられます。
またちょうど腹直筋下全体も硬化傾向があります。
などなど。
症状により腹部のしこりがでる部位が変わります。
(参考:『血液循環療法』の書籍に解りやすいイラストが公開されている)

■2004/12/06 (月) 鎌倉でサーフィン観察

今日は鎌倉へいきました。

JR横浜からJR鎌倉へ。
そこから江ノ電に。

お昼を腰越のしらすやでいただき、
それから江ノ島へ。

江ノ島では、かなり無防備に昼寝する猫たち。
江ノ島には魚がいっぱいいるからといい、
この地で猫が捨てられている。
もとが飼い猫たちだから無防備なのだろう。
とても気持ちよさそうな寝顔でした。

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たまたまプロレスラーの高山を発見。
江ノ島へ歩いていくときにすれ違った。
ちらっとみて喘息があるということはすぐ解った。
以前テレビで試合後に尋常ではないほど息が切れて苦しむ彼の映像を見た。
吸入器を使う姿が痛々しい。
その苦しさを出すことなくリングで活躍する姿。
それに感動した記憶がある。
そのような彼も彼女同伴で幸せそうでした。

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そんなこんなで日が暮れて帰り際、
由比ガ浜の海岸沿いにあるガストへ。
もうすぐ日が暮れる時刻PM5:00少し前。

続々とサーフボードを小脇に担いだ男女が丘に上がりだした。
ガストの前を歩いている。
体のラインがウエットスーツ越しによく解る。
その方々の姿勢を観察。

比較的姿勢がよい人が多いことに驚く。
背中がキレイに立っている人もいた。
街中で見つけることは至難の業。
めずらしい。

彼らの路上にぬれた足裏のマークがつく。
土踏まずが理想的なアーチを描く。
それにも感動。

水の上にボードを浮かべて波に乗る。
それにはバランス力が必要です。
波の状況や移り変わりを読み予測する力が必要です。
総合的に波乗りに必要とされる能力はどんなものがあるのでしょうか。
興味があります。
波乗りはやったことないので、
想像の域を出ないがすばらしい体を造る要素があることは確か。

「波乗りというバランストレーニング方法があったのか!」

もちろん眼下のサーファーのすべての人が
私をうならせる方ではない。

ただ・・・。

今日はあったかい一日ではあるが、
夏ではない。
それなりに水も冷たい(触ったら冷たかった)。
それをものともせずサーフィンを楽しんでいる。
若い人が多いかと思えば近づいてみると、
おじさん顔の方々もずいぶんいた。

『若者ばかりがサーファーじゃない!』
そんなノリでがんばっている人がいた。

楽しみながら姿勢がよくなっていく。
それ自体がすばらしいですよね。

■2004/12/05 (日) 両利きになるトレーニング

ワークをするとき。

ワーカーは右手も左手も、
両方とも感度よく保つこと。
利用感覚をそろえること。

利き腕側のみが繊細に使えるのでは、
ワークをするときに片側のみワーク精度が高くなる。
もちろん片側のみが子供の頃より使い続けている利き手ならば、
そちらのほうに脳神経のセンサー感度も多く発達している。
後天的に利き手側ではない腕や足の利用を促進して、
左右の利きを平均的に引き上げる。

このトレーニングが必要。

僕も自分なりに工夫して、
利き腕や利き脚以外の使用頻度を意図的に増やすなどして、
筋肉の左右の量をできるだけ均一にしたり、
指先の感触などの左右差もなくなるようにしています。

慣れるまでは難しい作業です。
調子がいいときに限って、
右手と左手の区別がつかなくなるときもあります。

地道に日々訓練して維持するしかない作業です。

今日ボディチェックを受けに来て頂いたお客様のご主人が、
以前太鼓のプロフェッショナルだったとお聞きした。

私はたまたまこの方のご主人の所属なされていた太鼓のチームの
テレビを見ていました。
そして左手で確か文字を書いたり箸を持って食事をするシーン目撃。

『この方々ならば、
リズム感、体力、気の力、そして繊細なタッチなどをもち、
いい整体屋さんになれるだろう』と感じました。
そんなことを考えながらみていたのは僕くらいでしょう。

腹にずしんと来る和太鼓の響き。
勢いがあっていいです。
そして太鼓を外功をはなれて内功を意識して打たれており、
その力がワークのときの圧をかけるとき浸透力を発揮します。

外功を学び、
次に内功に到る。
その過程を通り体が真の統合へ到る。

いまさらながら内功に思いをはせていた過去の自分。
・・・できていなかったんだなぁ。
その思いが、外功を体の動かし方を学び解ってきて、
始めて気づきだしたこのごろです。

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余談でありますが、お客様は佐渡という遠方よりおいでいただき感謝。
実は昨夜雨風がひどく、佐渡からフェリーが出るのだろうか?と、
心配していました。

ぶぅ〜んとすごい風を感じると目が覚めていました。
こんな風が吹くと解っていたら早めにメールで
「天候によりやむをえない場合にはキャンセルOKです」
とご連絡差し上げればよかったと思って後悔。
前日より東京で宿泊なされておられたそうなので、
それをお聞きしてほっとしました。

■2004/12/04 (土) ストレッチポールを体験された方からのメール

先日ストレッチポールをお勧めした方から、
「ポールに乗っているよ!」
という報告メールをいただきました。(感謝!)

私が書くよりも、
ずっとよさが伝わる文章なので転載させていただきます。
S様ありがとうございます。m__m

『ストレッチポール、試してみましたよぉー。ベットパットで自家製ストレ
ッチポール。なかなか良い感じ。ちょっとラクになった気が、、
でもちょっと物足りなくて、早速通販で本物を頼んでみました。
昨日の夜届いたんですけどね。ただ上に乗っかって(基本姿勢のみ)
10分以上、ボーっとしてただけで、首の痛みがラクになりました!
びっくり。。。子供も気持ち良いとか言って、もう奪い合い(笑)でした。
不思議です。本当にラクになったんですよ!
ただ、、、もどきの時は平気だったのに(柔らかいからかな)、本物の
ストレッチポールに乗っかっていると、仙骨が、とーーっても痛くなる
んです。ピリピリビリビリ。その痛みに耐えれず、降りてしまう、という
感じなんですよね。まだリラックスしてポールに乗り切れてないので
しょうかね?まだ腰に力が入っているのかな?それとも仙骨が飛び
出ているから?ストレッチポールに乗り続けてストレッチしてると、
仙骨が引っ込んだりしてくれるのかな?(ちょっとキタイ)

余りに気持ちよくなるから、今朝は出勤前に乗っかっちゃいました!』

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(注意)仙骨部分の痛みは、
はじめは腰とポールの間にタオルなどを挟み、
腰とポールの間の空間をふさいで密着させるように。
脊椎全体が起立筋が緩みだすと緩和されていくはずです。

【ストレッチポール効果】
ポールに乗ると背中側の体の重さを支える抗重力筋群への意識が向きます。
体の背部の筋肉に軸が感じ取れることがうまく骨で立つポイントのひとつです。
普段は背部の筋肉にポールに乗るときほど背部の筋肉に意識を向けることはないはず。
ストレッチポールに10分程度乗ると、
明らかに立位姿勢がよくなるようです。

■2004/12/04 (土) 柔らかさは生命

道教のなかに。

『柔らかさは「生命」の象徴、
硬さは「死」の徴候』

という一説がある。

柔らかい体で生まれ、
死すると硬くなってくる。
そのことを述べた一説。

ですが単純に肉体の生死のありようのみを語った言葉のようには感じられない。

「柔らかさ」のなかに変化に富み対応力豊かであり、
進化の兆しを予兆しているかのようです。
『柔らかく生きるといい』と勧められているように感じる。

おそらく肉体的に固めないことしこりをつけないこともひとつ。
同時に精神や心も固めず柔らかく保つことを死を遠ざけて、
不老長寿をかなえるものといっているのだろう。

■2004/12/04 (土) 上半身を動かすためには・・・

母に上半身を動かすためのレクチャー。

僕が見本を実演する。

よく見て観察するよう指示。
なかなかできない。
観察点がずれている。

私が言葉でポイントを説明しても、
要点が理解できない。

いつもの独自の上半身の動かし方を引きずってしまう。

-

[例]上半身を立位で回旋するとき。
重要なポイントは二つ。(ほんとはもっとあるけどとりあえず・・・)

1.体を脊椎を軸にして回旋するときには、
軽く向く方向に顎・鼻先・眼球を向ける。
これが進行方向へ体をスムースに誘導する。

2.それと同時に股関節の回転力を発揮させる。
上半身は骨盤の上に置かれている。
積み上げられている。
骨盤をうまく回転する感触。
腸骨筋を活かす。
回転方向に向かう腸骨はだすことになり、
反対側の腸骨は出した分と同量だけ引く。
おそらく腸骨を引くほうが、
大腰筋との連動が活きて強力な力を発揮させてくれる。

-

回転座椅子に『30kgもある重いもの』を上に載せる。
上に載せられた『30kgもある重いもの』の方向を変えるには、
回転座椅子部分を回転させればいい。

わざわざ『30kgもある重いもの』を持ち上げる必要はない。
座椅子のスライド回転する面を回転する方向へ押せばいい。
もちあげて方向を変えさせるより楽に動く。

ここでいう『30kgもある重いもの』とは上半身のこと。
骨盤下の股関節が回転スライドベアリング面。
骨盤が座椅子の椅子の面。

回転スライドベアリング面を柔らかく緩める。
楽に作動できるようにするため。
[骨で体を立たせて直立できなければこれは困難。
この時点でできる方とできない方が分かれる]

そして骨盤というコアを含む部位を回転させる。
すると上半身が勝手に回転している。

この動きと目や顎などのリードを同期させればいい。
呼吸が楽なまま体が回転できる。

そのことに気づくはず。

-

母に40分手取り足取り羽交い絞めで教える。

-

体の使いこなしは合気道でいう『技』です。
自分で十分に研究をして見つけるものです。
『自分で気づく』ことが、
脳内の化学反応を起こしてくれる。
新たな身体運動定着を促進させる。

【先生】が気づいていても、
あなたが十分な努力をして、
自分で気づかなければ意味がない。

動きの重要性を知り、
可能性に胸膨らませるものは取り組むことができる。

そのような方は幸いです。

■2004/12/03 (金) 20代女性の3人に1人は『痔』

これもテレビから。

20代女性の下半身の血流量を調査しての結果、
血行が悪い方が予想以上に多いそうです。

ヒール高の靴を履き脚部の血行阻害を起こすことにも関係があるとのこと。

私はそれだけが原因ではないと思います。
正しく脛骨やひ骨、大腿骨を使って立つことができない方は、
・ひらめ筋、ひふく筋などにしこりを造る
・ソケイ部にしこりを造る
・ひざうらにしこりを造る
などにより血行阻害要素を持つ。

要所要所のしこりにより血管を継続的に圧迫。
それにより下半身の血流量が減少し、
脚部に血液を行き渡らせにくくなります。

またこの状況では体の重心は丹田よりも上に上にと移動。
重心がコアから離れるほど体は倒れやすく不安定になります。
それにより立った瞬間その不安定さを嫌って極端に力をいれて力みます。

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20代女性の3人に1人は『痔』。

痔の方を観察すると、
座骨の動きが悪くなったりして肛門閉鎖筋が固まったり、
仙椎のずれにより肛門部分に血液が流れにくくなります。

下半身が冷えるから痔になるという感じでテレビでは結論付けられていました(模様です)。

ですが下半身が冷え性でも痔になっていない方も多くおられますので、
直接的に下半身冷え性と痔との関連を結びつけるのはぴんときませんでした。

ですが【風が吹けば桶屋が儲かる】式の関連は確かにあります。

3人に一人という割合は非常に多い数字です。

■2004/12/03 (金) 来年のスギ花粉は、今年の30倍

テレビより。

来年のスギ花粉による花粉症被害は大きくなるらしい。

『来年のスギ花粉の飛散量は、今年の実に30倍

今年は去年が冷夏の影響でスギ花粉量が少なかったから、
花粉症の被害を例年感じている方も症状が強くなかった。
だが今年の夏の酷暑、それによりスギ花粉の量は今年と比べて30倍。
例年と比べても1.5倍だそうです。

花粉症に今までなっていない方も安心はできません。
もちろん今年軽くてすんでいた方々も、
早期にアレルギー対策を考えておいたほうがよいそうです。

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●アレルギー体質の方のチェックをしてみると・・・

肋間筋しこり化で肋骨可動性が悪くなっている。
胸腺周りの筋肉が硬化して胸腺から免疫物質が排出できづらい。
副腎に関係する脊椎部分のゆがみがある。
漏斗胸ぎみである。
肋骨下端の肋軟骨の大きなしゃくれ上がり。
みぞおち部分の硬化。
内臓深部のしこり化。
それに一部または全身に及ぶ代謝不足傾向。
などなど。

アレルギー体質の方には、
他にもいくつもの身体的な特徴があります。

花粉アレルギーを引き起こす引き金をお持ちの方は、
つらくなる前に改善プランを立てて実行しましょう!

花粉症がつらくなってきて呼吸器がより働きにくくなって免疫力が落ちれば、
その時期に効果的な手を打つことは困難傾向となります。

[※:呼吸器機能が正常な方は胸腺の免疫排出量が正常で、免疫力が強い]
[アレルギー傾向がある方は、
ボディチェックを受けると呼吸関連筋に炎症を持っています]

■2004/12/03 (金) ボディチェック体験ワークのお知らせ希望の方へ

外を出歩くと風邪をひかれている方が多い。
寒暖の差が激しくなると厳しいですよね。

モニターをなされている方で、
初めてキャンセルがありました。
風邪を悪化されたそうです。

今週の土曜日午前中がフリーになりました。
これから「ボディチェック体験ワーク」を急募するのも、
明日の話なので難しいでしょう。

ボディチェック体験ワークをご希望する方がおられれば、
仮登録を受け付けてワークのコマに空きが出たらメールでお知らせするという
ようにしようと考えています。

できるだけワークのためにあけた日時はワークで消化したいので。

■「ボディチェック体験ワーク」に関心を持たれている方がおられましたら、
下記URLフォームにご記入ください。

[[ボディチェック体験ワークのお知らせメールを配送受付]]

http://form1.fc2.com/form/?id=881

こちらからあなたにボディチェック体験ワーク受付可能日時が決まり次第、
メールでご連絡をさせていただきます。
[[上記受付可能日時はモニターワークをお受けいただいている方が、
ご予約いただけなかった空きの日時となります]]

どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。

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私はワーク日以外は連日AM5:00まで起きて作業をしています。
いろいろとやらなければならない作業って、
津波のように押し寄せてくるものですよね。

夜の冷たさが厳しくなると、
気を抜いて寒い中で作業してしまい翌朝喉がやられそうなときがあります。
自分でも注意しなければそう反省する今日この頃です。

皆様、体調管理には十分ご注意くださいね。

■2004/12/02 (木) ボディチェック体験ワークのご利用の仕方

ボディチェック体験ワークでは、メインが以下の2点です。

・自分の筋肉のコンディションを理解すること
・ワークを実際に体験することでどのようなものかを理解する

この二点の現状を知るだけでも、
目からうろこが落ちることがあると思います。

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[[ボディチェック体験ワークで役立つこと・私どもの考え]]

正しい体の使い方を順調に学びとる助けをするために
身体の筋のしこりを取ります。
身体の中の筋肉のしこりは、
ご自身の体の使い方の癖により発生したものです。
負担のかかる筋の使い方をされたとき使いすぎにより、
十分筋を休めてあげることができないうちにまた繰り返し使った。
それにより筋硬化が恒常的になった。

そしてそのしこりが残っておりますと、
自分では気づかないうちに以前の偏った動き方を再現する。

体の使い方を意識的に変えても、
無意識になった瞬間にまた以前の癖のある動き方へと、
身体の中のしこりにより導かれるのです。

その癖をなくすために、
ワークで筋膜の癒着をその方に必要な分取り除く。
そして一端からだの癖を押さえた状態にして、
『新たに立ち方や歩き方を学ぶ』のです。

赤ちゃんのような柔らかい筋組織に書き換える。
しこり自体、『骨化』と呼ばれるような、
硬化プラスティックのような硬さにまで変質します。

このようなものを自分の努力、
たとえばヨガを習ったり太極拳を習慣づけたりすることで
やわらかくしていくこともできます。
一般的に時間はボディワークで解放されるよりもかかりますが、
同時に身体のよい使い方が学べます。
その選択をすることもいいでしょう。

筋膜をリリースするボディワークを利用するのも
ひとつの手段です。

現状のお体のニーズにより、
どのような手段で今後ご自身の身体の中にあるしこりを
処理していくべきか。
ぜひボディチェックを受けてしこり部分を指摘された後に
考えてみてください。

ご自身では予想もしていなかった場所に、
大きなしこりなどが発見されて驚かれることが多々あります。
それを気づかずに放置するか、
気づいて対処するかにより身体のケアの方法が違ってくると思います。

■2004/12/02 (木) 体を診る目---1

ワークを受ける前。
自分自身の体の中の筋肉の状態を、
正確に把握している方は少ないと思います。
体内の見えない部分にあるものですから、
把握しにくいものですし専門的な知識がなければ、
骨と筋肉のしこりを見誤ることさえあるものですから。

深層筋まで突き進んでリリースする経験をつんでいきますと、
人の体を観察するときに表層筋を突き抜けてその下を状況をイメージします。
かなり具体的なイメージでしこり化している部分の大きさを測ります。

しこりの大きさ(エリア)と層の深さを観ます。
そしてその皮膚の部分の温度などを感知ししていきます。
これを元に私の頭に全身のしこりのイメージ図を描いていきます。

このイメージ図を元に私はワークをする際に、
「これほどのしこりが内在すれば今後どれくらいの作業量が必要になるか」
と『体の現状を把握』します。
『ワーカーの技量』を加味して考え作業量の概算見積もりを立てています。
(注意:あくまでもこれは「概算」で、
ふたを開けてみるまではなんともいえない部分が多々あります。
ですがこれはワークを先に進めるための大切な指針となります)

『ワーカーが観て感じている体のイメージと、
お客様の持つ自分自身の体のイメージとはかけ離れている(ことが多い)』


ワーカーとお客様の間に大きな『イメージギャップ』ができるところです。
このイメージギャップの取り扱いはとても難しい。

たいていの場合は、
見積もり項目を列挙して詳細を把握しているワーカーのほうが、
実情にあった見積もりができるわけです。
主要筋ごとにチェックして評価して、
それを総合して把握していますから。
そして一般的な主要筋とは異なるポイントをも複数チェックしているので、
かなりの詳細な把握がなされています。
その見積もりを知れば、
これから行わなければならない作業量の多さに驚くこととなります。
ワーカーはお客様より先に作業量の多さに頭を抱えていることがあります。

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■2004/12/02 (木) 体を診る目---2

8年位前(?)ワークを受けたお客様にしこりの位置を事細かに指し示し伝えました。

そのお客様は自分の体は別にそんな悪いところがあるわけじゃない、
でもちょっと興味があってきたという感じの認識です。
ですが自分の体を事細かに知るにつれて様子が変わってきました。
体のしこりの分布をご自身の手で触っていただきながら、
どれだけの量がどれだけの硬さでどれだけ炎症を持っていて・・・などの
状態を把握していってもらいました。
予想以上に思わしくない部分が多々あり、
驚かれて『自分は死人のようじゃないですか!』
とおっしゃられたことがあります。
10回のワークで改善なされていかれましたが、
自分の体のことを知ること事態がストレスになる可能性があると感じました。
ですがこの方が特別に体の状況が他の方よりも悪かったわけではない。
この方よりも体の状況が思わしくない方は少なくないのです。
そのことがあって以降、
体の説明図の上に書く絵はラフなものにするようになりました。

ワーク中に小出しに自分のしこりを理解してもらうほうがいい。
そう考えるようになりました。
そうしたほうが精神的な重圧を少なくできる場合が多いようです。

特に自分の体についてネガティブな先入観を持ちすぎていただきたくない。
客観的にしこりの位置や量を把握していただけるワーカー同士でしたら
話は早く率直に状況を伝えてたほうがいい。
ただ一般的には主観が先走って、
今まで気づかなかった大きなしこりの存在に気づいたとき。
急に気になりだしてしまいます。
気になる部分はクローズアップ認識されていきます。
その負の効果には気づいていなければ
まったく不都合を感じずに普通の生活ができています。
ですが気づいてしまうとあたかも無の世界からいきなりしこりがありの
突如として生まれてきてしまった錯覚を覚えます。

しこり自体は自分でそのしこり化した部分の筋肉を使いすぎなどで
過用するなどしなければできるものではない。
でもあたかもそこに突然現れたように感じてしまい、
気になりだしてしまうことがあります。
女性が美容に関係する部分でこのような気になりだす部分を感じると、
特に強い違和感を感じ続けます。

■2004/12/01 (水) 体を診る目---3

またワーカーがもつ見積もりを知れば、
それを解放することなく体内に内在し続けて、
しこりがより大きく育てばどうなるのか怖くなります。
私が自分の体の内部のしこりを逐次指摘されたら、
やはりかなりブルーになるでしょう。
呼吸器や生殖器や消化器や血流などなど、
多くの組織にちょうど負担をかけている部分があると知ればなおさらです。

ただ信頼できるワークを受けている途中で見つかるならば、
ワークでいずれ解放していくので心配は無用かかなり減少するでしょう。

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ですが
「数回のワークで体が簡単に書き変わる」
という信念を強く持っている方には、
その方の体の現状によってある程度の実情を知るほうがいいかもしれません。

ただワークを数回受けていくにつれて、
イヤでも自分の中にあるしこりとは対面しなければならなくなります。
そうなればみずから簡単に体が書き換えられるものではないと感じるでしょう。

ワーカーの地道な継続した努力の跡を、
感じられることがあるかもしれません。

■2004/12/01 (水) 急募『ボディチェック体験ワーク』---受付終了

12/2のお知らせ。
下記日時につき定員満員となりました。
ありがとうございます。m__m

----

急募 『ボディチェック体験ワーク』をご希望いただける方

下記の日時にワーク日時に『ボディチェック体験ワーク』をご希望いただける方を
先着順で募集いたします

2004/12/4 土 (2)13:00-15:00
2004/12/5 日 (1)10:00-12:00

詳細はこちら http://bodywise.hp.infoseek.co.jp/hhpp/rinjibodycheck2.html



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