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■2004/02/28 (土) ボディワイズで働いている関根さん

ワーク休業中、僕は自分の身体で多少の無茶をすることで、
身体についての気づきを深めるのも目的のひとつ。
ここまで身体に負担のかかることをしたら次の日に、
ワークを提供することはできないというようなことも、
いまだからできるし、トライしている。

貴重な充電期間となっている。
かなり身体がぼろぼろになって痛んでるときもありますし。

反面、うちで働いている関根は、
身体が柔らかくなりました。

ボディワイズでのワークを休業により別の面では、
私は体力的に余力もあるのが現状です。
そのため研究活動に関根に協力してもらっているのです。
ワークテクニックを試させていただくため実験台になってもらってます。
いまは様々な書物を読み込み勉強する時間が多くあり、
その実験項目についても増加。
内容と量的にも飛躍的に増えています。
そのためワークの実験台になってもらうことが多くなり、
僕としては感謝しております。

同時に関根自身とてもよく身体の使い方について学習し、
トレーニングをしているのもあいまって身体の状態が僕が驚くほどに。

人の身体は外圧をかけるワークだけで深く変えていってはなりません。
あとで身体の使い方ができていないで身体が柔らかくされると、
その柔らかい筋肉を維持できません。
そしていったん柔らかくなり理想の筋肉状態になれば、
少しの筋肉の張りでもかなり痛みだします。苦しくなります。

そうなることが心配のないぐらい関根の身体の使い方も理解されました。
筋肉のしこりを解けるだけもう解いてよいだろうという状況。
このレベルにたどり着ける方はあまりおりません。

だから以前は脊椎の棘突起を背側から圧をかけても、
バラバラにひとつずつ動くことはありませんでしたが、
いまはぐにゃって動きます。
筋肉はしなやかになり上腕二頭筋も柔らかくて、
上腕骨の形状が細部まで解ります。

あとは肋骨の動きが出てくること、
大腿骨と骨盤のジョイント部分を深くリリース&はめ込みし、
骨盤の開きを調整して閉じる方へと動かせればかなりのもの。

とてもよく人の身体が変化していく変遷の理想系を見せてくれています。

■2004/02/27 (金) 『スポーツマンの生理学』というコラムHPの紹介

株式会社 健康体力研究所(http://www.kentai.co.jp/top.html)
のホームページの中のコラムコーナーに、
楽しい生理学のページがある。

50近いコラムが掲載されている。

内容はスポーツマンのと銘打っているだけあり、
スポーツに関するコラムだ。
しかし『ターザン』などを定期購読しておられる方は、
ついつい興味を引いて読んでみたくなる。

たとえば
「大腰筋パラドックス!?」
「速筋線維を増やす方法」
「なまけものはスプリンターに向いている?:運動と筋線維の変化」
「体脂肪をめぐる最近の話題:3. 脂肪燃焼のための最適トレーニング」
などなど。

スポーツマンの生理学
http://www.kentai.co.jp/column/physiology.html

■2004/02/27 (金) 腸骨筋のつづき・・・(1)

腸骨筋に着目して気づいたことは、
この筋肉を動かし腸骨を制御することで、
少しだけ勁力というものが見えてきたこと。

【寸勁】という、技術があります。
あまり聞き慣れない言葉ですね。

通常、野球投手がボールを投げるときには後ろに振りかぶります。
振りかぶることで力を溜めて、鞭の原理でボールを加速させ手放す投法。
だから力学的な力を溜めるためには、距離を稼がなければなりません。

それを寸勁では、距離を稼がずに拳に加速力をのせて撃ち抜く技です。
前出で説明した野球投手の投法とは異なった力の原動力が存在しています。

なぜそのようなことができるのだろうか?
人体の可能性を知るために、
このような不思議な現象を追っていくことも、
理解を深めるための役に立ちます。
不思議に見えても物理的に起きている現象ですから、
しっかりとした力学的な理屈があるわけです。

現在では勁力を分析している解説書が出版されており、
とても参考になります。

ですが「身体の中の内部感覚や細かい使い分け」により、
その力を発揮するもの。
書籍を読んで理解しようとしても限界を感じるときがあります。

そのようなときに腸骨筋の作用に着目したわけです。
すると膝や股関節を使うだけでは対応できなかった、
「前方向へ」または「後ろ方向へ」突進する非常に大きな力が、
ここから取り出せるのでは?と考えました。

そして実験してみると、いい感触でした。

野口整体の創始者野口晴哉先生は、
身体の理解も深く施術中の動きは伝説となっている。
以前より寸勁のような、すぅ〜っと体内に入り込んでいく浸透力ある力。
このすばらしい力が使われていたのではないかと考えていました。

残念ながら僕の場合、研究段階。
その力を十分に体現できていません。

だがやはりこの腸骨筋を意識して利用する動きは、
かなりいいようです。
ボディワークをする際に、この腸骨筋の動きを意識しています。
すると身体の裁き方が向上してワークに反映していることを感じます。
地面に吸いつくような動きにもなりますので、
上半身のバランスが崩れなくて疲労も減少。
体軸のバランスも崩れません。
微妙な動きを作り出すだけで、OK。
力の発揮量が大きく変わります。

筋肉量の大きい下半身の脚力(ハムストリングなど)や背筋の力を伝えることの、
大きなヒントが隠されています!!

つまり寸勁の力を、武道で用いれば武器になる。
ワークで使えば役立つ道具にも変わります。
使い方次第ですね。


■2004/02/27 (金) 腸骨筋のつづき・・・(2)

普段デスクワークをしていれば、
腸骨筋は動きません。
そして猫背になって座っていれば、
腸骨筋は腸骨に癒着し始めます。
下腹がぽっこりと前に出っ張っている方もその傾向が強いです。
日常生活の中で長時間、腸骨筋が固めていることになります。
仙腸関節が動けなくなるように固定化することになります。

すると骨盤調整をうたう整体院などのお世話になる必要がでてきて、
不経済なことです。

腸骨筋が硬化するということは?
腸骨の内側に腸骨と同形状で位置しています。
骨盤の内側から仙腸関節が動けなくなるように、
まったく骨と同じくらいの硬さにまで固まってしまう。
これは比喩ではありません。
本当に骨か筋肉か触ってみて解らないほどです。

腸骨筋の硬いところを指摘された場合。
ご自身でそこの筋を触り、骨と勘違いされる方も多いです。
今触っているのが骨ではなくて筋肉だと解ると驚きます。
実際にそこまでの硬さにいたってしまえば、
なかなか自力で解くことは困難です。
他力で解くにしてもかなりの技術が必要です。

腸骨筋はその位置関係上、
骨盤の臀部側からアプローチすることができない筋肉。
腹部側から腸骨筋に直接手で圧をかけて解放するテクニックもありますが、
これは強い苦痛が伴います。
私としてはこの方法は利用したくありません。

それに変わる手法で、痛みがほとんどないやり方もあるので、
時間はかかりますがそちらを採用します。

腸骨筋をリリースする方法には、
腰仙関節・仙腸関節を緩め、
腸骨筋および大腰筋のカウンターストレインを駆使することで対応します。

■2004/02/27 (金) アスリートの方は大腰筋・・・だけではね〜。-(1)

最近『大腰筋』についての、著書が多く出版されている。

それに大腰筋を特別な筋肉と言い放ち、
過大にその筋肉の効力や効能を挙げ連ねることがある。

かくいう私も大腰筋の重要性は、
ずいぶんと以前より気づき密かにここは大切な筋肉で〜、
と言い続けてきた。
現在のブームになるかなり前からです。

大腰筋は大切な筋肉であることは確かですが、
一方でその筋肉のみをクローズアップし過ぎては誤解を生むでしょう。
特にアスリートを目指している方々には影響は大きい。

大腰筋が骨に付着している起点と終点。
腰椎1番当たり(みぞおちの奥の方にある脊柱あたり)と大腿骨の内側に付着している。
そして鼠蹊部の前を通り、梃子の作用で強い力を発揮することも可能だ。
大腰筋が短くなることによりその2点間が近づき、動きを作り出す。
脚が90度以上に持ち上がる動作。

だが脚を持ち上げるのが主な機能なのです。
大腰筋の作用は。

身体の中心軸をとらえて、中心軸を巻き込むような強い動きは、
他の作用から生まれます。

サッカー選手であれば、破壊力のあるボールを蹴らねばならない。
そのときに大腰筋ももちろん働きますが、
同時に腸骨筋を『操作』して前方へ直進させる方向へ力を発揮させます。
この操作があって初めて、
「おぅ〜!!」といううなるような脚の使い方ができるのです。
身体をわけることの第一に重要な箇所。
ここでは骨盤の腸骨と仙骨の間の仙腸関節を緩め僅かにずらすこと。
非常に重要な動きです。
それに従属して、肩甲骨も(あとおそらく側頭骨も)分けて動きだします。
または動きやすく変わります。

それにより動きの質が緻密になり向上するでしょう。
同時に脚のパワーも向上します。

その【秘密】の、隠された存在、それが腸骨筋です。

■2004/02/27 (金) アスリートの方は大腰筋・・・だけではね〜。-(2)

よく骨盤を取り囲む筋肉の動きを分解して考え、
実験すれば得心いきます。
私も解剖学の面から思考し至りましたから。
ですので関心のある方は腸腰筋の動きを筋の機能をとらえ、
解剖学的に追って考えていただければよいでしょう。

そして先日たまたま書店で立ち読みをしていましたら、
沖縄空手の本の中でも同様の重要性をあげておりました。
そのことにより自信を持ちました。
(でも内心その本を見つけたとき、ちょっとショックでした。
自分なりに「すごいこと見つけちゃった!」と思って喜んでいたのに!^^1)

その先生は「腸骨をぶつける」という表現を使われており、
その表現はとてもわかりやすいと思いました。

僕は腸骨をぶつける前過程に、いくつかの予備動作が必要で、
そのことに意識がとらわれ過ぎていました。
かなり複雑な筋肉の連動した動きを指示していたので、
概要を理解してくれる人も少なかった。

正確に伝えるより、情報を丸めてわかりやすく伝えるほうが通りがいいです。
ただお伝えした人に腸骨・腸骨筋をぶつけるような動きをみせて感覚が解ると、
私のいっている説明について「なるほど」と納得してくれますが。
本当に言葉で動きの概念を伝える力を持つことは、
センスが必要なのだと思います。

まだ自分の身体では突き詰めて試せていないのですが、
アスリートや武道家に必要な次の課題(ブーム?)になるのではと、
考えています。
(ただ私が言うまでもなく機知のこととして実践している方もおられる方も、
ずいぶんとおられるでしょう)

また腸骨筋の動きをよく観察し、
合わせて大臀筋などのいくつかの筋肉の協調性を考えると
なんとなく機能的にも美容的にも理想的なお尻がどんなお尻か?
というものの回答が持てまして、これも楽しいものです。

そして腸骨筋の動き仙腸関節の動きに関係します。
この仙腸関節が適度に動いている状態にするために、
骨盤調整をするほどのものです。重要なワークポイントなのです。
ですからこの腸骨筋の動きを意識的に作り出せれば、
骨盤調整をプロにしていただく費用もかかりません。

とてもすばらしいことだと思います。

ただ大腰筋の使い方以上に、腸骨筋の使い方は難しい面があります。
この腸骨をぶつける感覚を体得したい方は、
トレーナーの指導の上で少しずつ感覚をつかんでいくとよいと思います。

■2004/02/26 (木) 食養生しましょう!

身体をつくるために必要なもの。
あたりまえだが食べ物。

人間も動物である以上、食品を口にする。
その食べたものが血肉となり、エネルギーと化す。
健康であるためには、たべものの質と量を吟味して、
適正化していくことを忘れてはなりません。
食養生ですね。

健康を考えた食事に贅沢?をすれば、
すごく幸せな気持ちに浸れます。

最近ではユニクロのSKIP(http://www.e-skip.com/)や
大地を守る会(http://www.daichi.or.jp/cgi/index.pl)などの、
低農薬栽培や有機農業をしている契約農家から、
インターネットを通して安心な食品を入手できるようになりました。

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SKIPはユニクロブランドの会社が仕掛け、
品質のよい農作物をショップまたはネットで購入できる。
『お試しセット』『定期便』など利用しやすい。

-

大地を守る会については
「農薬の危険性を100万回叫ぶよりも、1本の無農薬の大根を作り、
運び、食べることから始めよう」。
農薬、化学肥料漬けの近代農法ではなく、土作りに力を入れ、
自然の力を生かした有機農業を生産者と消費者がともに手を携え、
育んでいく。そのことが農業公害を追放する道であると考えたのです。

とのこと。

こちらのホームページは、農業をされている方々の汗と喜び、
そして現状の農業の問題点に対しての姿勢などが語られています。
とても硬派な内容もお気に入りです。
そして『交流会』という、会員対象の農家まで訪れての交流の模様もよい感じ。
興味がありましたらぜひ一度ホームページをチェックしてみましょう。

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他にも調べてみるといくつもの有機農業でつくられた農作物を通販で購入できる
ホームページを見つけることができました。
食養生、大切ですよね。

■2004/02/25 (水) 友達の日記からトレーニング内容の転載--(1)

バレエレッスンに通っている友達の日記から転載許可受けました。

レッスン内容は通常のバレエレッスンとは異なります。
まさに身体を自在にコントロールするトレーニングメソッド。
その延長線上にバレエダンスがある感覚です。

(『たぶん・・・日記』 より〜転載)
http://www4.diary.ne.jp/user/410957/

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今日のレッスン

03.11.8(24:45) 
今日はレッスンだった。
レッスンの前夜は緊張して眠れないことが多い。
本当はコンディションを整えておかなければいけないのに、
なんとなく緊張しているみたい。
そんなわけで朝から始まるレッスンに寝不足を感じながら
電車に乗ること1時間ほどでスタジオに到着。
今日のレッスンのテーマは下丹田を意識して座てる。
そして下丹田によって四肢の末端を操作すること。

まず脚を延ばして座り下丹田と座骨を意識し徐々にハムストリングから足先までのつながりを
感じたら内腿が集まることで脚がアン・ドゥオールになって、
足先を内にかきこむようにプリエしてゆく。
下丹田と腕〜手先のつながりを感じつつ脚に合わせてアン・バー、アン・オーにする。
それから、床にうつ伏せになって下腹の下と足に台を起き、カエルをする。徐々に下丹田から
座骨を意識して脚、上体を浮かして足の台を外し、カエル(プリエされた状態)から脚をのばし、
またカエルにもどるを繰り返す。

バーについて床で意識したことを使ってプリエを繰り返し、それからルルヴェ・・・。
レッスンで行う動作はそんなにハードではないけれど、
体の内部のインナーマッスルを意識してそれらのわずかな動きを感じたり、
あらゆる体の感覚を研ぎ澄ましてエクササイズを行うと驚くほど短期間に体が変化してゆくのを感じる。

先生曰く
「いかに正しく体(筋肉、骨格、五感)を使って密度の濃いレッスンをすることが大切で、
ただ何となく長時間レッスンをしても意味がないばかりか下手をすると体にとっては
大変な負担を強いることになることがある」
レッスンをするたびになるほどなぁと思うのだった。

■2004/02/25 (水) 友達の日記からトレーニング内容の転載--(2)

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(『たぶん・・・日記』 より〜転載)--(2)
http://www4.diary.ne.jp/user/410957/
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レッスン日記

03.11.16(23:05)
昨日は一昨日のハードレッスンで体中筋肉痛でアイタタ・・・の一日。
レッスンテーマは下丹田の意識とともに恥骨〜前の腸骨の出っ張り部分
(つまり前のパンティーラインのこと?)を長くすること。
そのためには中臀筋と座骨〜前鋸筋をキープして上体を保つ。
レッスンではまず床にうつ伏せでプリエを繰り返す。
そして仰向けになり、脚を浮かした上体で片足ずつプリエをする。
ついつい爪先の意識が抜けそうになる、腹筋を使いそうになる。
腹筋ではなくて下丹田、座骨そして恥骨から前腸骨のラインの引っ張りによって
あしを持ち上げられなければならない。
脚をぷるぷるいわせながらさらに両足でプリエをくりかえす。
それからバーの前に立ち2番でプリエを繰り返しルルヴェ、2番から1番になるために、
下丹田および恥骨〜腸骨ラインの引っ張りによって両足が自然に近づくようによせる。
片足に重心をのせ片足だけを寄せるのではなく、両足ともに寄せなければならないのだが、
これがなかなかできない。
補助つきでやっとよせて、1番のプリエからルルヴェをくりかえし、片足をパッセにして
その反対側の骨盤をもって行かれないように恥骨〜腸骨ラインを保ちながらデヴロッペ、
ひざ上をゆるめる事によって自然にッパッセに戻り1番に戻す、を繰り返す・・・。

延ばした爪先の意識が抜けそうで、足裏がぶるぶるとつりそうになりながら
なかなか思い通りならない自分の体を何とか動かしてのレッスンでした。

■2004/02/25 (水) 友達の日記からトレーニング内容の転載--(3)

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(『たぶん・・・日記』 より〜転載)--(3)
http://www4.diary.ne.jp/user/410957/
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レッスン始め

先日、今年になって初めてのレッスンにいってきた。
今年のお正月は何かと体調を崩し、激しい食あたりのような症状に苦しんでいて
正月が明け帰宅してもしばらく調子が悪かったのでレッスンにいけるかどうかの状態。
幸い、レッスンには行く事ができた・・・。

初レッスンでは、手の平、足の裏を意識する事で腕、脚の動きを作り出すことがテーマ。
例えば、足の裏が骨によって押しつけられて曲げられる(爪先を伸ばす)のではなく、
裏の筋肉が(パンが発酵するように)自然と盛り上がるような感覚で集められる事によって
爪先が伸びてゆく。
前者だと、それによって前脛骨筋や前太腿の筋肉(大腿直筋等)が張ってかたくなるうえ、
足首が鎌足になるが、後者の感覚を持って行うと爪先がきれいに伸び、純粋に脚の裏側や内側の筋肉が使われる。
どうしても外側の筋肉の張りを感じてしまう時があり、なかなか難しい。

レッスン後は結構疲れたけど、爽快感もあってとっても気分がよかった。

■2004/02/25 (水) 友達の日記からトレーニング内容の転載--(4)

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(『たぶん・・・日記』 より〜転載)--(4)
http://www4.diary.ne.jp/user/410957/
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手の動き

先日のレッスンで手の動きについての内容があった。
手のひらは常に自分に向けられていること(実際にそういう場合と意識としてそうする場合も)というのが基本だそう。
例えばバレエの手のポジションでは、内側に手のひらを向けるとき力を入れることなく、
体と手の間に球体を抱えるようなイメージ。
手の甲の骨で押さえつけるように手の形を作るのではなく、
手のひら側の肉が自然に集まることによっておこなわれる。
私の場合、ついつい手に力がはいってぎこちない動きになることが多い。
先日のレッスン中も、言われてすぐなかなか簡単にはできなかったけれど、
手の使い方によって内面というか、気持ちが自然と変化するような気がした。
手の甲で押さえつけるように手の形を作り動かしていると動きの大変さしか感じていなかった。
でも、自然に集められるような感じ(先生曰く、愛しいものを包み込むような感じ)で
表現をしているとなぜか自分のなかに、
やさしいようなというか簡単に言い難いけど感情が湧きあがってくる、
感性が少し豊かに慣れるような気がした。

究極的に、身体全体が常にそういう状態でいることができるならば、
自然でリアルな気持ちを表現することができて、
舞台(例えば、バレエや演劇、ダンスなど)でも自然と何か引き込まれるような表現ができるのかもしれない。

■2004/02/25 (水) 友達の日記からトレーニング内容の転載--(5)

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(『たぶん・・・日記』 より〜転載)--(5)
http://www4.diary.ne.jp/user/410957/
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鶴のような首

バレエでは首のラインも重要。
ほっそりしていても、しなやかな筋肉を感じさせる鶴のように長い首が理想。
先日のレッスンでアラベスク(片脚を伸ばしたまま後方にあげる)をしたときに、
先生は脚から体幹、首がちょうど円を書くようなラインを意識する。
そして首、顎、口腔、鼻、頭部(前、後、側)、それぞれが離れて
解体されるような意識を持つと首が伸びるらしい。

と言うことで、説明に従ってやってみたところ
いつもよりも脚が楽に上がるし体のバランスも取りやすい、
しかも首が伸びて美しいアラベスクができた。
でも、レッスンが終わって数時間したころに首の胸鎖乳突筋に痛みがでてきた。
いつも以上にのばされた為に起こったらしい。
逆に、いつもはそれほど首を伸ばして使っていなかったのだろう。
レッスンのたびに今まで使われていなかった筋肉を使うことによって筋肉痛が起きているけれど、
筋肉痛が治まると、必ずその部分がとても柔らかくしなやかな筋肉に変わっている。
筋肉に刺激が加わり、ほんの僅かな破壊が起こることによって、
その部分の筋肉に血液が集まり、良質な筋肉に再生される。
そうしながら、体は段々と作り替えられていくのだ。

■2004/02/24 (火) 財団法人健康づくり振興財団『健康ネット』紹介

財団法人健康づくり振興財団により運営されているサイト。
健康づくりに役立つ多くのコンテンツが用意されています。

財団法人健康づくり振興財団は健康運動指導士の認定もしています。
ホームページの中で、
「健康運動実践指導者養成講習会のご案内」にて、
その取得方法の詳細も紹介されています。

健康関係に興味がある方は、第一ステップとして、
健康運動指導士を取得、お勧めです。
講習会に参加し、認定試験を受け、財団に登録。
比較的広く多くの人に健康について理解するチャンスを持っていただくため、
他の健康関連の試験と比較すれば容易に取得できます。

健康ネット
http://www.health-net.or.jp/index.html

■2004/02/24 (火) 腰椎一番周辺が硬いと、『悪夢』を見る?

さっき均整術系の整体の本を読んでいました。
そのときに気になることを見つけました。

「腰椎の一番がずれが生じていたりして硬くなっていると悪夢を見ることがある」
そうなのです。

均整術を造り上げる過程で統計的に確認し、
この傾向を見つけたものと思います。

僕は子供の頃、仰向けに寝ていると悪夢をよくみていました。
横向きですとそうはなりません。うつぶせでもそう。
昔ほどではありませんが、疲れたときいまもその傾向があります。

ということは・・・腰椎1番あたりがまだ硬いということ。
その自覚があるので納得しました。

早く悪夢を全く見なくてもよいように、
すこやかに眠れるようになりたいです。

とりあえず腰椎一番周辺を深めにリリースして、実験してみようと思います。

■2004/02/24 (火) 筋肉が緩む過程は、強さの入り口。

合気道を身につけるとき、いくつかの過程があります。

概要を以下に記します。

(1)屈筋のリラックスを体得し、
(2)伸筋の感覚を養成。
(3)伸筋の強化に入る。

通常のスポーツでは(1)に筋肉トレーニングがくるでしょう。
筋力をつけることで運動対応力を伸ばすためです。
ですが合気道では屈筋群のリラックスを先行します。
力をつけるよりも「力を抜くほうが先」です。

屈筋が硬くなれば、身体の全身が緊張し硬直。
同時に身体が浮き上がるような軽いものに化します。(重心があがってくるため)
上腕二頭筋は屈筋のひとつです。
心理的なストレスがあれば本能的に緊張して硬直。
緊張しやすい屈筋を緩める術を体得します。

次のステップで伸筋群の利用感覚をつかみ、伸筋力の習得に移ります。

まずは身体の鎧になるような筋肉を緩めて次に進むのです。
効率よく伸筋を鍛えるためです。

ですがこの伸筋を鍛えるところへ進むまでの前の屈筋のリラックスが難しい!
日常的に緊張状態を強いられる仕事をされていたり、
すでに屈筋の力をまず最初に出して力みながら動く、
という運動パターンを身につけているのでそれを手放すことに一苦労。
そしてすでに屈筋に大きなしこりが出来上がっているとき。
このしこりの筋収縮状態では、意思力で屈筋をリラックスさせようとしても、
しこり化していればすでに意思力の手の届きにくい彼方にある。

-

そのような現状を踏まえると、
まずは屈筋の筋肉がリラックスできるよう、
そのしこりを解放していく手助けができればと思いつきます。
そこにボディワークなどで筋膜をリリースする意義を見いだせます。
この合気道を身につける過程に関心があり、
少なからずこのことを意識しながらワークをしています。

そして屈筋のしこりが軽減しリラックスできれば、
新たに伸筋を目覚めさせるきっかけになると思います。
実際屈筋のしこりがなくなってから伸筋を開発するトレーニングを受けると、
めざましい運動能力の向上という成果が上がるのです。
それは合気道の習得に限った話ではなくダンスも他技芸一般も。
実例も多く存在します。

ただ屈筋のリラックスはあくまでも入門に位置します。
その入門過程をクリアして、その先があります!!

僕には想像もつきませんが伸筋力を養成・強化をたゆまずにおこなうと、
神業のような技をごく簡単な力学ですよと言いきることができるのでしょう。

■2004/02/24 (火) 合気道の本の禅問答のような定義=チカラには

【力には、力強く感じる力と、力強く感じない力とがあるが、いずれも筋肉の働きである】

これは書籍「合気道の科学」(著者:吉丸慶雪/ベースボールマガジン社)の中の
一節である。

力(ちから)とは?
この言葉の一節を聞いて戸惑った。

「力強く感じる力」は分かる。
筋肉質なボディビルダーのような力こぶが、上腕二頭筋に盛り上がる様子。
ちょっとやそっとでは負けないぞ!!という、強さの象徴のようなもの。
そんな感じだった。

では「力強く感じない力」とは?
一瞬それはバランス力などの筋力に直接関係しない力を指しているように感じた。
だがそうではなかった。
力みを入れて固める筋肉の裏に隠された、
もうひとつの筋肉の存在をいい現したものだった。

いくら力を外界に発揮しても、
当の力を出す本人には力を出している感じがしない。
その感覚がない力のことだった。

実際に腕を伸ばしてイメージの力で『曲がらない腕』をつくったとき。
『曲がらない腕』とは、
相手がまっすぐ突き出した腕を曲げるよう外圧をかけ、
それに耐えるデモンストレーション。
「力強く感じる力」がでているときは簡単に曲げられてしまう。
「力強く感じない力」でただ自分の重心を整えて立ち、
手先からエネルギーが放射されているようなイメージを持つと曲げにくく変わる。
イメージ力を用いるので「気の力」と呼ぶこともあるが、
それは曲げられないように抵抗する筋力が働いているから曲がらないだけ。

-

日頃使えていない筋肉が、
自分の体の中に存在していたことを知ったときの驚き。
その筋肉が、いままで自分が筋力のたくましさとして一目置いていた筋肉より、
はるかに強い力を発揮してくれる。

解剖学的に、「力強く感じない力」を発する筋肉の筋断面を観てみると、
明らかに「力強く感じる力」を発揮する筋肉よりもどこも拮抗筋が倍以上太い。
そして胴体の中心にある支柱である【体幹】が筋肉の付着点になる。
絶妙なバランス力を発揮できるわけだ。

身体を活かすには、隠れていた筋力が鍵だった。
生活の中で「力強く感じる力」を手放してもいい。
それで非力となることもない。

そして、
「力強く感じない力」は特別な人しかできないものでもない。

禅問答のように見える定義も、
言い得て妙なことを伝えている。

■2004/02/24 (火) たにぐち書店の案内

たにぐち書店という、
鍼灸、指圧、整体、カイロプラクティクス、オステオパシーなどの
主に専門書を発刊する出版社がある。

業界の方はご存じでしょう。

そのたにぐち書店より[セミナー新刊書案内]が送付してくれた。
6枚のパンフレット。
書籍とセミナーの紹介です。

パンフレットには、興味をあまり引くものではない治療法のパンフもある。
だがとても役立つ新刊の情報やセミナーのお知らせもあるのでありありがたい。

たにぐち書店の2階、セミナールームで治療師対象のセミナーが開催される。

もし興味がある方は、たにぐち書店に案内書を請求してみるとよいでしょう。
ちなみにたにぐち書店の図書目録は数年前のものはとても充実していた・・・。
資料請求のときは図書目録も同封してくれるように頼むとよいでしょう。

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たにぐち書店
〒171-0014
東京都豊島区池袋2-49-1
電話 03-3980-5536
ファクス 03-3590-3630

(※現在たにぐち書店はインターネットサイトはない)

■2004/02/24 (火) 指先に神経を集中=第三の脳

スウェーデンのローランド博士によると、
指先に神経を集中すると、
大脳の感覚野にある指先の部分の血流がよくなる。
神経活動が増強されるそうです。
そして注意力を発揮するときの中枢である、
前頭前野の一部にも血流の増加が起こる。

つまり注意を払っているかどうかで、
大脳皮質神経細胞の刺激、
そしてそれに対応する反応は大きな違いが生まれる。

体のチェックをすると一般の方がみている世界と、
ボディワークを生業にされている方のみる世界とは違いがある。
一般の方は事前にチェックする箇所がどうあるべきかの情報も乏しく、
何に注意を向けていけばよいのかがわからない。
そのときは情報を得て次の対応策をはじき出すことはないでしょう。

ワークをするものは事前にポイントを押さえており、
情報を要領よく読み取ることに集中できる。
指の感覚ができてくると、
必要に応じて深く細部にわたり情報を読み取る。
指先と脳が直結している感覚。
そのように脳が働きだす。

(中国では/第一の脳は頭脳/第二の脳は内臓/第三の脳は手・指という)

繊細な感覚モードになったとき、
僅かな脊椎のずれや筋肉の体内のしこりがはっきりと目に映る。
私は体の筋肉の硬さをチェックするとき、
アバウトではあるが10段階ぐらいに評価している。
10がベストで、5が標準、1が筋の骨化のピーク。
そして頭の中のメモリーにその情報をインプットしておく。
次回のワークのときに状態変化を知るためだ。

数年前と今の僕とではみている体の世界は違うでしょう。
そして今後もそう感じるでしょう。

お客様との接点となる手や指先が、大切なデバイスになるでしょう。
繊細な指先でよりリアルで本質的な理解を得られれば、
きっと複雑な身体に現れる現象も、
いくつかのシンプルな公式に基づいてのこととわかるのかもしれない。
そのような期待があります。

中国式の『第三の脳』である【指先】が思考することは、
『第一の脳』の【頭脳】よりも概念的な思考ではない。
指を触れたときの感触で具体的な現実を把握できる。

そのことの大切さを開眼させてくれる、
重要なツールが指先のような気がする。

■2004/02/23 (月) 書籍紹介:全脊椎の作用と性質

書籍:「全脊椎の作用と性質」の著者:黒川瀞雄先生は、均整術の権威。

詳細な脊椎に関するデータが記されています。
均整術は身体に対しての負担が少なく、調整法も興味深い。
身体均整法創始者、亀井進氏の講義記録の内容を各椎骨別に編集したもの。
均整術師にはもちろんですが、

他の運動系機能を回復させるためのアプローチをするボディワーカーには、
とても興味深い。有益な書籍だ。

均整術は運動系機能を治療の鍵として施術をする。
人体機能の三大法則(平衡性・可動性・強弱性)を、
(圧迫・屈曲・伸展・叩打・運動・擦過・痛・くすぐり)で対応する。
この8種類の基本刺激を利用し治療をおこないます。

■---書籍の内容紹介---■

脳の貧血、歯、目、内臓全般のコントロール
頸筋の張力・脱力のコントロール
左吸気中枢・迷走神経の中枢
吸気中枢・胸鎖乳突筋・性交の中枢・シャックリの中枢
甲状腺の中枢・四肢貧血中枢
呼気中枢・甲状腺の中枢、C7神経は迷走神経の中枢
血管中枢・発声の脊髄中枢・呼気中枢・迷走神経の中枢
・脊髄神経の収縮中枢・頸部の脈管中枢
骨組織の中枢・脳の基底動脈・椎骨動脈の中枢
筋肉痙攣中枢・内臓位置安定挙上中枢・散瞳神経の中枢
・脊髄の血管運動神経の中枢・椎骨動脈の中枢
酸化中枢・延髄の呼吸中枢〔ほか〕

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書名:全脊椎の作用と性質
著者:黒川 瀞雄
出版:たにぐち書店 (2003-08-08出版)
価格:\12,000(税別)
ページ:251p 
判型:[B5]

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また黒川先生の専門図書には、
以下の書籍もある。

書籍:秘蔵 黒川ノートと身体均整法
出版;たにぐち書店
価格:\10.000(税別)
ページ:706p
判型:[A5}

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■2004/02/22 (日) 食料消費を少なくするために人間を小型化?

昨夜、タモリと稲垣の司会進行の『未来予測TV』をみた。
http://www.fujitv.co.jp/miraitv/midokoro.html

そのなかで興味深い特集があった。
食料難に備えて、人間を小型化していくという「ウルトラQ」を地で行く発想。
今、最も深刻な問題が、人口爆発による食糧危機だ。
その対応策としての一人当たりの食料消費量を少なくする。

そのために生まれてくる人間を、大人になっても身長1メータくらいにする。
ロード・オブ・ザ・リングの主人公が属するホビットくらいの大きさだろうか。

小型化された人間は食料の消費量がそれだけ少なくなる。
今後予測される爆発的人口増加に対応するために、
食料を増やすという発想ではなく、
食料の消費量を(ひもじくなく?)減らしていくという発想は面白い。

またもう一つのアプローチとして、提案。
【体の使い方の質を変えて食料の消費量を減らすこと】

体の使い方で無駄や無理やムラが少なくなっていくと
エネルギーの消費量が少なくなります。
すると食事は美味しく、そして量も少なくなる。
内臓も筋肉の集まりですから食べたものを消化するには疲労する。
そのエネルギー消費も少なくなる。

もちろん体型の維持も理想的です。

■2004/02/21 (土) 妊婦になると体バランスがよくなる理由のひとつ

妊婦の女性の体をみると、
脊柱、特に腰椎や胸椎10〜12などはバレエダンサーに近くなります。
腰の前方向(腹部方向)への反りが緩くなりだすのです。

妊娠初期では変わりませんけど、個人差はあるでしょうが、
安定期にはそうなります。
赤ちゃんが腹部に位置してその場所を占めます。
すると腹部の腹直筋方向へも圧迫を加えますが、
同時に内臓の奥側から腰骨へも圧迫を加えます。(←ここがポイントかもしれません)
すると妊娠前の腰の反り過ぎた状態が減少します。
そのときの姿勢が腰が入った姿勢になれるのです。

腰が前方向へ反り過ぎている状態が自然に調整されればどうなるか?

メリットを考えると・・・。
大腰筋を普段使えなかった方が、いつのまにか使えだします。
大腰筋が働きだせばバランス力がよくなる。
そして腰の骨が理想的な並ばれ方に近づけば、
『骨』という体を支えるべき本来のパーツが有効に利用できます。
そして重力に対して倒れないように抵抗するための抗重力筋群が、
効率的に働き始めます。

構造上そうなってくるようです。
だから自然にバランス力がよくなる。
バレエダンサーなどは、この体型にするために血の滲むような努力をしています。
でも妊娠されて順調に進めば、体の骨格構造は自然に理想に近づいていく。
本人が「そうしよう!」と努力も意識もいりません。

そのことに気づいたとき、神様はよく考えておられると感動しました。

(妊娠中、関節を緩めるホルモンが少しずつで続けているので、
より腰椎の位置の矯正がうまくいくのかもしれません。
出産時にはその関節を緩めるホルモンは最高頂にいたり、
骨盤の頑強な関節達が大きく開くことができて自然分娩が可能となるのです)

-

でも、年々骨盤の周囲の筋肉の硬化が非常に強い女性が増えておられるそうです。
関節を緩めるホルモンがでていても骨盤の関節が緩みきれない方が増加している。
そう考えると複雑な気持ちです。

妊娠なさる前に骨盤回りの筋肉をチェックして緩めるようにすると、
妊娠中もそして出産後も安心度があがるように思えます。

■2004/02/20 (金) 『機会費用』と『のれんわけ』

■『機会費用』とは。

例えばある会社(A社)がホームページを作りネット販売を企画したとする。
すると次の手段がある。

(1)自社で作るか
(2)ホームページ制作会社に制作依頼をするか

他社で作れば当然、高額の依頼料がかかる。
例えば300万円かかるとしよう。
自社で担当を決めて任につかせ、兼務させれば安上がりだ。
だが担当者が育つまでの「時間」と「費用」を忘れてはならない。
立派に成長できるかどうかも未知数だ。

概算し300万円以上の経費がかかるし時間もかかるとすれば、
A社はネット販売サイトがほしいだけだから他社のホームページ制作会社に依頼した方が賢明だ。
差し当たってその方が、立ち上げが短時間でスムース。
有能な経営者は時間を稼ぐことの重要性を考えるから、
なおさら自社でノウハウを育てていくか他社のノウハウを買うかの意識が高い。

■数日前に匿名でボディワイズへメールをいただいた。

手技医療系専門学校等に入りたいが入学金が高額でそれがネックとおっしゃられていた。

その気持ちはよく分かる。
確かに金銭の感覚は人それぞれだが高額だ。
国家資格として認められた鍼灸・指圧専門学校等は数百万かかる。(各学校による)
国家認定以外の民間資格を手に入れるにもかなりの費用と期間がかかる。

するとここで『機会費用』の判断が必要になる。
(1)独学で学習メニューを手さぐりし学んでいくか
(2)すでにある学習プログラムとノウハウを得るか

やはりここは後者に分が有るだろう。
そしてしっかりとした教育機関を選択すれば、『のれんわけ』のように、
その教育機関卒業とプロフィールに書くことができる。
そしてその「のれん」は、施術院などを選択するお客様にとっては、
とてもインパクトの強い判断材料であり安心材料になる。

その職で生計を立てるならば、長い目で見ればこの『のれんわけ』は、
大きな価値がある。

-

理性的に考えれば、そうするといいのでは?
と思います。

-

■2004/02/20 (金) また肩の使い過ぎで便秘 TT1

■普段慣れていない運動を取り入れることがある。

理由は
・自分の身体に気づきを増やすため
・普段使われない筋肉に筋力をつけるため
・好奇心から

念の入った身体のトレーニングをする。
そのときに本を観ながらするならばいいが、
頭の中で描いたイメージをもとに動きを作り出すときもある。
開拓精神があるからだ。
アイデア先行型で、きっとこうなるはずだ!と思いやってみて、
思った通りの成果がでることもある。
が、たいていおまけとして、何か付いてくる。

肩甲骨の周囲の筋肉を鍛えることをテーマにがんばった。
詠春拳の手の動かし方を思い出しながら、
ゆっくりと腕の意識を消しながら肩甲骨を動かす。
少し要領がわかってきて楽しくトレーニングしていた。
それから数日間、胸椎の関節がパキパキいう。
なんか危険な雰囲気。

合い気あげなど合気道の手の使い方トレーニングで、
肩甲骨を酷使した状態に似ている。
だがそのときとは違い呼吸の制限が少ない。
息苦さで思考力が激減するまではいかない。
事態に対応するための精神的余裕がある。

と思っていたら、見事に便秘の洗礼になってしまった。

便秘になると臀部筋や大腰筋、大腿直筋、大腿筋膜張筋などを緩めると、
たいていはスムーズに復活する。
だから緩めるためのカウンターストレインをおこなう。
だが今回は当てはまらない。
筋が緩んだ後になっても腸の動きが感じられない。

「お、おかしい!なぜだ?」

-

不安感におびえながら、状況を再追跡する。
すると詠春拳での肩甲骨の運動に行き当たる。
息も楽々できているから背部筋の状態も大丈夫だろうと思っていたが、
起立筋の深部が固められているのは確か。
思い込みの甘さがあった。
腰方形筋も硬くなり、
腰椎を触ると腰椎の2番・3番・4番の並びがいつもと違う。
棘突起同士がいつもより2〜4ミリ程度離れている。

・・・で、結局仰向けに寝て改善した。

仰向けに寝た状態で手を開き万歳格好をする。
アメリカの警察ドラマで、ホールドアップ!といわれて、
浅く手をL字型に曲げてあげた状態。
肩甲骨の奥の筋を緩める姿勢です。
それで2〜3時間、昼寝をしてみた。

起きて20〜30分するころに
ごろごろごろ〜と、お腹が鳴りだし一件落着。

もともと消化器が強い方ではないのでこたえます。
こんな身体に負担がかかってますよ〜というメッセージの出方もあるんですよね。

■2004/02/19 (木) 『目の運び』で身体が軽くなる、楽になるんです

パソコンに向かい長時間の仕事をされている方。

どうしてもディスプレーを見続けてドライアイになったり、
目の疲れがとれなくなりませんか?

そしてその状況で仕事をし続けると、『目の運び』が悪くなくなります。

目の運びとは?

たとえば右後ろから友達から声をかけられて振り返るとき。
自然に友達の姿を求めて目をそちらに向けます。
友達のいる方へ意識を向けて目が動いたとき、
スムースに首がぐにゃって回せます。
これがうまくできるのが目の運びがよい状態。

眼球が動く方向へ反射的に首が動くようにできています。
武道の練習をするときも目の運びに気をつけ動きを導きます。

ですがディスプレーなどの定点を見つめ続けると、
眼球を動かすことを忘れがちになります。
眼球を自由に動かすための筋肉群に強張りができるためです。
すると上下左右に眼球を動かすことによる首の自然な旋回動作ができず、
首にたまるストレスを解放できません。
首こりになったり肩こりになりやすくなるでしょう。

-

首を左右横に向けるストレッチをする人を見たとき。
その人の眼球が右に首を向けるときに、
眼球が自然に右に動かされているかどうかを見ます。
それがうまくできている人は首や肩は比較的柔らかい。

対して首だけを動かし目が動かない方は、
複数回その首のストレッチをすると首の筋肉を固めています。
ストレッチをして身体を緩める人、固める人。
その違いは大きい。

-

目を意図的に動かすことを『目配せ』ともいいますね。
目の動きは意識の動きを象徴しています。

身体を動かすときは常に目の運びが身体の動きを導くようにする。
この意識を日常的に持つことができれば、目の運びはよくなり、
目の力量は強まるでしょう。

身体全体の動きの大きさにより眼球の動き量を割り出して、
必要な分だけ動かすのです。
僅かミリ単位で人に気づかれない程度動かしているときもあります。

ボディワークをするとき、
僕は目の動きに主導権を与えます。
眼球の動きに従い身体の各部を整然と動かす。
すると集中力も持続します。
無駄な筋肉への負担も減少し疲れにくくなる。
目の運びがよくなると、意思力も強まるように感じます。

-

この簡単な目の運びに気をつけることをしただけで、
ダンサーの友達の動きがまったくの別物になりました。

身体(と心)を動かすための重要なポイントなのです。

■2004/02/18 (水) プロフェッショナルビデオシリーズ『ジャパンライム』

【メディカルビデオ販売会社 -ジャパンライム-の紹介】

ビデオから手技を学ぶことも多い。
そのようなときに役立つシリーズを販売しているのが、ジャパンライム。

ビデオはプロフェッショナル用で、高価なもの。
ですが文章やイラストの身の書籍ではつかめない情報が詰まっています。
英語版のビデオは、吹き替えで邦訳されて提供されています。

ジャパンライムはサンプルビデオを提供してくれるので、
事前に概要をチェックしてから購入できる。
たま〜にジャパンライムの営業の方が直接電話で
「いまキャンペーンです。ディスカウントするから買ってくれませんか?」
というありがたいお誘いがある。
それに季刊でパンフレットを送ってくれる。

プロの方に、お勧めしたい会社です。

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プロフェッショナル メディカル ビデオシリーズ >>

内容の具体例としては

・カイロプラクティクスのセミナービデオ
・タイマッサージ
・PNFトレーニング
・キネシオロジー
・マイオファッシャルリリース
・オステオパシー
・スポーツマッサージ
・解剖学
・その他
かなりのエントリーがある。

ジャパンライム株式会社
http://www.japanlaim.co.jp/html/index.php3

■2004/02/17 (火) ピラティスのCat Back(キャットバック)で-(1)

一昨日、I様より、『ピラティス』と『ウォーミングアップドリル』と『左右脳』の資料をいただきました。
感謝しております。

その資料によりピラティスについて、ピラティスの解説本では語られていない
競技者がピラティスを取り入れている様子を知ることができました。

ピラティスのビデオや本を観ながらピラティストレーニングをしているときには、
コアのイメージと※Cat Back(キャットバック)とあまり意識できてい
ませんでした。

【※Cat Back(キャットバック):四つんばいになり、猫が寝起きにするような、
ぐぐぐっと背中を天に伸ばすエクササイズ。
腰部、背部、その両方など分けて上に伸ばす。
猫はこれでずれた脊柱を自己調節している】

ですが資料に掲載してある【インストラクターと初心者との背骨のアーチの差】を観て、
少し考えたことがあります。

インストラクターの背中はやはり初心者の背骨と比較すれば、
ずっと繊細に腰のアーチ、胸椎のアーチ、腰椎と胸椎のアーチ、
など使い分けができているのですね。
各部のパーツが独立、協調し動くことができている。

それに対し初心者は一枚板のよう。分化していません。

背中の骨は、腰椎5個、胸椎12個、頚椎7個の合計24個の椎骨が分かれています。
ということは本来は蛇腹のような動きができるほど、柔軟な構造です!
脊柱の合理的な使い方は分けて使えるように分割して作られてますから、
設計通りにそうしたほうが使い勝手がいい。

■2004/02/17 (火) ピラティスのCat Back(キャットバック)で-(2)

一見すると椎骨同士靱帯で強く結ばれているので硬く感じます。
だが実情は違います。

椎間板という椎骨と椎骨との間のクッションは、
特にその核はゼリー状で柔らかいぐにゃりとした伸び縮みする素材です。
その柔軟な素材がはさまれた脊柱で、身体の支柱ができているということ。
それは構造物として極端に不安定にもなれる。
だが不安定だからこそ、少しの動きで崩れて動きだす。
身体を少しでもずらしたりするだけで容易に動ける。
その動きは自然に動きだすような筋力で無理やり制御する動きではないから、
自力で頑張って動こうという意志もあまりなく、動いていて楽しい。
鋭敏に身体が次々と形状を変えていくので、
それをとらえ続けるように身体を制御し続けることでOK。
最初はバランスをとるための努力が必要だが、
もともとある仙骨や尾骨のバランス能力を発揮しやすくするための感覚をつかめば、
あとは自動制御されて勝手にバランスをとってくれる。
身体を移動したい方向へ2〜3ミリ倒せばそちらに無意識に歩きだす。
方向を変えるときには倒す方向を変えればいい。

ということが脊椎が柔軟である方がずっと滑らかにできる。
すごく大事なポイントです。

背骨の軸を柔らかいまま制御できれば、まさに柳のような柔軟な
しなやかさと素早さが出てくるでしょう。
押す力も一方向へと集中させることも容易ですから、強くなるでしょう。

コアの概念が僕の場合腹(=丹田周囲)におかれていて、
背骨という中心軸をピラティスではコアとも認識している、
と説かれているようでそれを理解できたことは大きな進展です。
(誤読かもしれませんがそう感じました)

いわれてみるととても府に落ちます。

まさに脊柱という脊椎の24個の骨と椎間板と、それを取り巻く起立筋や靱帯も、
身体を動かすための軸というよりも、前後左右斜めの中央に位置するコアです。
脊柱を丹田のコア(身体を使うための中心体)と同等なものと実感しました。
するとすごく身体がかる〜くなったような気持ちです。

丹田に意識がたまり過ぎていたのだと反省しました。

漫然と本を観てやっていた自分が恥ずかしくなりました。
これからは脊椎をより柔らかく動かせるためのエクササイズを
自分なりによいものを見つけ取り入れていきたいと思います。

■2004/02/17 (火) 背骨を動かす気功トレーニング法

知人で気功師をしていた方で、脊椎を一つ一つ分けて使うトレーニングを、
入門編としてびっちりとやられたとのこと。

そして気功の師匠は仙人のような方で背骨がお尻側から頚椎の方まで、
見事に波うたせうねらせることができていたそうです。

それを目標に身体をガチガチに引きつらせるほど背骨のトレーニングをし、
ついには背骨を一つずつ動かすための筋力と感覚を身につけていかれました。

なるほど〜と、思って僕もやってみたら身体がぼろぼろになってしまい、
途中であきらめてしまった。
昔よりもからだ裁きに力みが減ったから、またトライしてみようかな。。。



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  腸骨筋のつづき・・・(1)
  腸骨筋のつづき・・・(2)
  アスリートの方は大腰筋・・・だけではね〜。-(1)
  アスリートの方は大腰筋・・・だけではね〜。-(2)
  食養生しましょう!
  友達の日記からトレーニング内容の転載--(1)
  友達の日記からトレーニング内容の転載--(2)
  友達の日記からトレーニング内容の転載--(3)
  友達の日記からトレーニング内容の転載--(4)
  友達の日記からトレーニング内容の転載--(5)

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  たにぐち書店の案内
  指先に神経を集中=第三の脳
  書籍紹介:全脊椎の作用と性質
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  妊婦になると体バランスがよくなる理由のひとつ
  『機会費用』と『のれんわけ』

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  また肩の使い過ぎで便秘 TT1
  『目の運び』で身体が軽くなる、楽になるんです
  プロフェッショナルビデオシリーズ『ジャパンライム』
  ピラティスのCat Back(キャットバック)で-(1)
  ピラティスのCat Back(キャットバック)で-(2)
  背骨を動かす気功トレーニング法
  『スポーツマンの生理学』というコラムHPの紹介
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