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■2004/03/31 (水) 個人的に過労モードでした

ここ数ヶ月、睡眠時間を大幅に削ったり不規則にしながら、
体のデータ整理や学習などに時間を割いていました。

かなりやせてしまって肉体的なコンディションは最悪。
人に「体の健康を第一に」と説得することができない状態。
それで結果的にここ2日間、時間を浪費してしまいました。
何事もほどほどに、がよろしいようです。

今日、パソコン修理の部品調達で秋葉原にいきます。
よい息抜きになればと期待しています。

■2004/03/31 (水) 施術の「間」について

整体の本(姿勢均整術系)を読んでいたときのこと。

よい整体かどうかについて、箇条書きで書かれていた。
・短い時間で仕上げられること
・強い刺激を体に与えないこと
・全身を調整しないこと

簡単にいえばこのような内容。
いまの僕のワークスタイルの真逆をいくものだ。
・長い時間をかけ、強い刺激を与え、全身を調整する、から。

長い時間をかけないことは、
お客様にもメリットがある。
体をケアする時間がそれだけ少なくてすむ。
ボディワイズまで過半数のお客様が電車で1時間以上かかります。
2〜3時間かけておみえになられる方も。感謝。
プラス2時間以上のワーク時間により半日がかりの仕事になります。

強い刺激を与えないことは、
ワークに関しての安全性を向上させる。
物理的な圧が少なければ、
加圧時に発生する危険が回避できます。
強い刺激を与えることのリスクは、確実にあります。
だから考えられないほどの集中力で、
2時間以上のワークをします。
ワーカーの疲労は、精神的緊張感からも多くなる理由です。

全身を調整しないこと、について。
体の全体のバランスをとるためには、
必要な箇所を「間」を推し量って調整すべき。
おそらこここで使われている「間」のことばは、
私が全体のバランスを計算してというものとは、
種類が異なると思います。
少量の刺激により、
ダイナミックに状態を移し変える計算をされているのでしょう。

『「間」か・・・』

しばし呆然としていました。

おそらくどの手技療法の本にも書かれておらず、
またおいそれとは書き記すすべをもてないもの。
施術をする個人個人の真価が問われるところです。
その「間」には、原因と結果の科学があるはずです。

私の場合、仕上がりを考えて、
常に頭の中で体の部分と全体のバランスを計算をしています。
一円玉を延々とつんで行くような作業のイメージ。
基底部分がゆがんでいようものなら倒れます。
ですが著者はそれを観る以上の「間」を割り出されるわけなのですよね。

まだまだ勉強不足です。

この著者と私とはワークに関しての切り口が異なります。
異論もあります。
ですが素敵な奥深いことを書かれておられます。

素直に考えさせられました。
改めて均整術の本を読み返してみます。

■2004/03/29 (月) パターン化した動きは執着心の固まり?

パターン化した動きとは、無意識にとってしまう動き方のパターンのこと。

一般的には自動車を運転し慣れて勝手に手足が動くがごとく、
コントロールできるようになったとき。

または職人レベルの話では。
幾度も繰り返し練習をして、職人さんは動きを身につけていきます。
その身につけられた動きは、職人芸レベル。
寸分違わないことが常に再現できるまでの緻密さと、
器用さを兼ね備えてできるもの。
すばらしい役に立つ技術です。

ですがパターン化した動きにはまってしまっていると、
そのパターンの外に出られなくなるときがあります。
そのパターンの中で考えすぎるとそれしか見えなくなり、
それに固執しようと言う執着心が芽生えます。

ほんとうはそのパターンを上回るよりすばらしいものが、
まだ知らないだけでたくさんある(はずな)のにそちらには目が届かなくなります。
その固執した執着心によって、
日常の動き方は作用されることがほとんどです。
それが体の癖を作り、筋膜の癒着をもつくり出すのです。

・あなたはいつも第一歩を同じ側の足を前にのばしていませんか?
・あなたの姿勢には右肩が上がっているなどのパターンはありませんか?
・etc...

体の動きに工夫を求め、
タブーを鵜呑みにせずに創造していくような運動を、
日常レベルで取り入れることは素敵な作用をもたらします。
運動神経を通して、脳には多くの創造力をかきたてます。
なにげない自分の動き方のパターンを発見してみてください。
そしてそれを手放して。

ただ執着心を捨てよ!といわれても、あまりよいアドバイスとは思えません。
執着心を捨てるためには、
より多くのすばらしいものがそれを失っても
もたらされると言う事実を悟るしかないのですから。


体の動かし方でそれを体感してみることは、
とても有意義な体験です。

そしてこの実感は、心理的な執着も乗り越えることができるようになるための、
とてもすばらしいエクササイズになります。
心理的なモデルも、パターン化され(考えなし)反射的に出てきてしまう。
それでは改良の余地がありません。
パターン化された思考に執着することがなくなり、
よりすばらしい心理的な創造が待っていると信じ、
体験できれば感動モノです。

独自にそのようなエクササイズを考えています。
で、一人でやって楽しんでいる今日この頃です。

■2004/03/29 (月) 昨日ローザンヌ・バレエコンクールをみました

スイスのローザンヌ・バレエコンクールは、
進行や会場の整備の方、審査員など多くの方がボランティアだそうです。

それを知り文化的な背景を感じました。
バレエと言うものを高く評価していく思いがある方が多い街なのでしょう。
そして審査員は高いギャランティをもらえそうな面々なのに、
ボランティアだったということも。

もともとローザンヌ・バレエコンクールは、
東洋人に人気のあるバレエコンクール。

イギリス人などは、バレエコンクールに出場するよりも、
直接ローヤルバレエ団の方へ入団試験を受けることが普通です。
ロシアだったらワガノワなど。

バレエコンクールで入賞したものは、スカラシップや生活費を与えられ、
各バレエ学校への入校が許されます。
熊川哲哉もローザンヌを経てプロのプリンシパルまで上り詰めました。
それを考えればバレエ界の大きな登竜門であるともいえましょう。

韓国の女性はすごいな〜とか思いつつも、
去年のほうが内容が全体的に濃かったようなきがするとか、
ぶつぶついいながらみてました。

そのようなおり母が一言、あの人はいい、
といったダンサーがいました。
僕の目からみても確かにいいと思います。
関節の微妙な動きをも表現できるだけの、
繊細さを感じました。
いくつかの評価するためのポイントを知っている僕には、
どこがどううごかせているし、
音楽とのタイミングが、など解説めいたことをいえますが、
母はそれを超越したところで「いい」と判断したようです。
そのいいと評価した方はスカラシップをもらえました。
審査員にも、いい、と眼に映ったのでしょう。

すこしだけ「ただものではない」、と思いました。^^1

■2004/03/28 (日) 春風亭 小朝 の健康法-洗腸-

昨日、テレビで春風亭 小朝 さんが出演。
健康法に-洗腸-を取り入れているそうです。
毎日行うというものではなく、思い立ってやってみるという頻度で行うそうです。

洗腸、といいますとひと頃は、
ダイエットに良いとか噂されて、
洗腸をしてくれるお店が数店舗できていました。

小朝師匠は、ご自身でご自宅で行っているそうです。
洗腸するためのキットがありまして、
その形状はポリタンクのようなものに水を入れ、
上方に吊るし下に水を流し入れるというもの。

私は高田馬場の「光の治療院」で一度それの実物を観たことがあります。
もとはアーユルベーダでは、腸を洗浄したり胃を洗浄したりなど、
身を清める方法を取り入れております。
光の治療院では、アーユルベーダ系に優れた知識と経験をもつ治療院ですから、
その洗腸道具がつるしてあったのでしょう。

でも始めてみたときにはちょっとびっくりしました。

腸内の有益菌も体外に出してしまうので、
その事を計算に入れてヨーグルト等で菌を補充するなどしないといけません。
それに挿入の際にもテクニックが必要となるようです。

洗腸について良いかどうかの議論はあると思います。
ですがやり方を正しく理解した上で行えば、
体質を変えるための効果的な一手段となるものです。

ただ実際に器具を使いやってみるには勇気、必要です。
外見、あまりかっこいいものではないようだ。
痛そうだし・・・。
医者にはそんな馬鹿なことをやってはならない、
とお叱りを受けそうだ。

そうかんがえると、小朝師匠。
テレビで堂々とおっしゃるというのはすごい人です。

■2004/03/26 (金) ショック・・・またパソコンがクラッシュ。。。

なんてことでしょう。
立て続けにパソコンが不調に。

ほんとうに心臓によくない。
いくつもハードディスクを増やして、
どれが使えそうかと選ぶような生活。
早く抜け出したいです。TT1

やはりSotecは、辞めておけばよかった。
ハードディスクを確実にクラッシュに追い込んでます。
周辺機器の新調ではまかないきれそうもなくなったら、
パソコン自体をやはり新調しなければならなくなります。

ここにきて大幅な出費は厳しくって。

■2004/03/26 (金) 身体を活かして機能的に使う術を研究する理由は?

体を機能的に使うことは、
疲労を防ぎ、
肉体年齢的な老化を防ぐ手だてです。

それを学ぶ過程で多くの無駄な力を省き、
合理的な動きの尊さを教えてくれます。

年齢が進めば、疲労回復は遅れます。
それは肉体疲労が主だった子供時代を卒業し、
精神疲労が加わりだしたことも原因のひとつ。
だが肉体的にも回復しづらくなる要因が増えてくるのも確か。
筋硬化による血管の圧迫、それによる新陳代謝の阻害。
主な業務がデスクワークの方は、筋肉を動かす時間の減少。
そのようなことを回避するための有効な手だてを、
体の十分余力のあるうちから取り入れる姿勢を持ちましょう。

それは将来の自分に対しての最大のプレゼントになるはずです。

下記URLに、(表)年齢別に見た疲労のタイプと回復(矢部、1986)
をのせました。
http://bodywise.hp.infoseek.co.jp/hhpp/hirou.html
ご参照いただけましたら幸いです。

■2004/03/24 (水) 慢性疲労症候群は鬱症状のときもあるそうです

アメリカの医師により書かれた本をみた。

そのなかに慢性疲労症候群と呼ばれる方々のなかに、
鬱症状が起因している割合が多いと記されていた。

慢性疲労症候群、というと「〜症」となるが、
一般的にすっきりと寝起きできなかったり、
すぐに疲れてしまう、または何かする前にけだるく体が重く感じる。
そして動きたくないと訴える方は、密かに多くおられるようだ。
ネットで健康関連の掲示板を観ると、そのような書き込みをよく見つけられる。

ただ疲れているだけで、本人はなんだかやる気がでない。
だから動かないでいると周りから『怠け者扱い』される。
そしてさらに精神衛生上よくない作用を受けてしまう。

大変な苦境に立たされた状態となる。

鬱は、肉体的な過度の疲労のみが原因ではない。
「自分を人が必要としてくれない」
「自分がいないほうがよいのだ」
「人生の意義がわからなくなった」
という思いにより生まれるときが多い。

その思いが深刻であり、深刻に受け止めれば受け止めるほど、
鬱の症状は重くなってくるという。

そのようなときには慢性疲労症候群を、
マインドの面からとらえなおしていくことも、
体のケアと同時進行でおこなうと効果的だ
とされていた。

たまたま私が読んだ本の著者が、
アメリカで医師資格をもち開業されていると同時に、
インド系アメリカ人でもあるのでアーユルヴェーダに精通している。
アーユルヴェーダでは、その人のこころの傾向を診断し、
投薬やマッサージなどで体を癒していく。
だから「こころ」と「からだ」の両面からのアプローチを、
自然に語ることができていたのだろう。

落ち込んでしまうとき、
落ち込んでしまうこと。
だれしもあると思う。

僕も疲れ果てスランプに入るとひどいものだ。
だがこころに浮かび上がって来る言葉を、
「自分を誰も必要としていない」というようなものから、
別のものを選択するように心がける。
クールになれるわけでもないが、
勇気を奮い立たせてくれる映画や本、音楽に助けを求める。
みなさんも映画の「ロッキー」をみてあのロッキーのテーマ曲がかかったとき、
自然に【陽の気】を与えてくれるような感じがする、かもしれませんよね

落ち込んでも最終的には、
「自分でやりたいことをしないで妥協すれば後悔する。それは嫌だ!」
という思いに突き動かされて前にも増して動きだす。

いつものパターンです。

■2004/03/24 (水) 知人のおばあさんのお話・・・

品のよい80代の女性がいます。
以前はお姉さまとの2人暮らしでしたが、
先にお姉さまが先立たれました。
それからは独り暮らしです。

遠方に甥の夫婦がおられ、時々気遣い電話をし訪問してくれます。

ですが持病で大病を患われており、
そのこともあり気弱になってしまわれています。
詳しいところまではお話しできませんが、
いま生活していけるのは以前に土地に投資し、
それにより得られた収益により生計を立てられているそうです。
ですが病気により入院が相次ぎ、
年齢で国により医療費の補助はあるものの、
何かとお金がかかるそうです。
それにより、もうその生活費も残りが少なくなってきたとおっしゃられて。。。

胸がつまる思いをしました。

そして気丈だった方が、「いつお迎えに来てもいいように私は備えています」、
「これ以上生きたくはありません」といわれるように変わりました。

数年前までお姉さまとともにお暮らしのとき。
体の弱かった姉を看病されたり、
さまざまなご苦労がありました。

しかしいま生活していくためのお金が底を突き始め、
その大きな不安にさいなまれていること。
そして体がつらい状態で耐えられないほどの苦痛を抱えていること。
晩年になりとても信仰心のあつい方がこのような思いをいだかれるいま。

身近にそのような方と接するとき。
将来の自分を重ね合わせます。

昔の日本。
おばあちゃんがいて、孫がいて。
楽しそうにしている風景。
「トトロ」のカンタ君とおばあちゃんのような生き方、
そういうシーンが郷愁に満ちていて、とても素敵なものに思えてきます。

昭和初期とライフスタイルが変わりました。
人と人との結びつきも変わりました。
それがよくなったのかどうか。

自分がどういう世界を生きていきたいかを選べるようになりたい。
そのために大切なものは・・・。
きっとそのようなものを手に入れたとき、
こころの安息をえられるのでしょう。

からだの安息もそこからでなければうまれてこない、
そう感じます。

■2004/03/23 (火) エイジレス社会の実現をめざして産業デザイン

大阪府では、
2015年に人口の4人に1人が65歳以上の高齢者になることが予想されています。
東京を含めて、全国的にその超高齢化社会の波は押し寄せています。

--------------------------------------------------HPより引用
「誰もが年齢にとらわれることなく、
個人の能力意欲に応じて社会の一員として
いきいきと充実した暮らしをおくることのできる、エイジレス社会」
を目指してエイジレス社会の実現を、
新たな商品開発のあり方を通じて、
デザイン・産業面から支援するため、
平成4年度から6年間にわたり「エイジレスデザイン研究」を発足。

大阪府産業デザインセンター
エイジレス社会の実現をめざして
http://www.pref.osaka.jp/oidc/ageless/index.htm
--------------------------------------------------

超高齢化社会まで、あとタイムリミットが10年数カ月。
それまでに来るべき予想された社会を受け入れる準備をしなければなりません。

支えるべき若者たちの能力の向上も飛躍的に伸ばすことができなければ、
同時に社会的に立ちいかなくなるでしょう。
つまり高齢者が元気でおられること、そして労働者が健やかであること。
その二つが必要。

さまざまな規制が医療や健康産業にあります。
ですが実質でどうしていくべきなのか。
どのようにしていけば明るいビジョンが描けるのか。
そのような視点で手を取って検証し、
ネットワーク化していくことこそが、
明るいシナリオを勝ち取る手だてのように思えてなりません。

■2004/03/21 (日) 書籍紹介『クリニカルマッサージ』

※ こちらは専門書です。

書名: クリニカルマッサージ
著者: James H.Clay/David M.Pounds
翻訳: 大谷素明
出版: 医道の日本社
価格: 5,200円

この本の概要。
医道の日本(http://www.idononippon.com/)のホームページでみると、
以下のような説明になります。

--------------------------------------------------

クリニカルマッサージとは簡単にいえば、
スウェーデン・マッサージをベースにオステオパシー筋エネルギーテクニック、
ストレッチなどをおりまぜた手技療法である。
本書はそのクリニカルマッサージのテキスト本だが、
今までの伝統的なアプローチ法では考えられなかった
新しい手法で詳細な解剖学情報がわかりやすく盛り込まれている。
具体的には生体モデル写真に筋組織などの内部構造のイラストを重ねることで、
マッサージする筋肉の位置や筋肉の付着部などを手で探し出す方法を正しく示し、
さらに筋肉の異常や、それを治療する基本テクニックを紹介している。
初学者でも、体表の特徴や複雑な筋肉構造を正確に捉えることができ、
どこをどうマッサージすればいいのかがひと目でわかる。
いわば、人体解剖学とマッサージテクニックを同時に学べる画期的な一冊なのである。

--------------------------------------------------

こんなに美しく筋肉と骨格の位置が表現された本を他に知りません。
マッサージ業界の方のみならず、美術関係の方が人体構造をつかむために、
サブテキストとして利用することも視野に入れるべきイラストの品質です。
リアルな3DのCGを制作するアニメーターにも役立つかもしれません。

マッサージテクニックも、スウェーデン・マッサージをベースですから、
マッサージ受け手が痛みを感じることなくリラクゼーション体験できます。
同時に安全で治療効果の高い手技療法としての、基礎が押さえられています。

この本を手にしたとき、
「なんてすばらしい本が邦訳され出版されたのだろう!!」
と、うれしくてたまらなくなりました。

■2004/03/21 (日) 書籍紹介『アプライド・キネシオロジー入門』

※ こちらは専門書です。

書名: アプライド・キネシオロジー入門
著者: Robert Frost
翻訳: 栗原 修
出版: 医道の日本社
価格: 4,700円

キネシオロジーとは。
医道の日本(http://www.idononippon.com/)のホームページでみると、
以下のような説明になります。

アプライド・キネシオロジー(AK)とは、
解剖学・神経学・生理学・物理学等の基礎的知識が統合された治療法で、
マニピュレーション、反射療法、栄養指導、ライフスタイル指導、
そして経絡理論など様々な角度からアプローチしながら、
身体機能の分析、検査、治療を試みるテクニックである。
本書はAKの歴史、原理からその治療法まで包括的にまとめられたAKの入門書。
豊富な検査・治療写真や、心理学とAKの複合研究を続ける著者ならではの
わかりやすい解説で、初心者でも追試しやすい内容となっている。

--------------------------------------------------

ただいままでアプライドキネシオロジーの専門書は、
ハードカバーでどれをとっても数万円を越えるもの。
上下巻で膨大な量の知識とテクニックを紹介される。

「アプライド・キネシオロジー入門」をチェックしてみましたが、
必要なエッセンスをわかりやすく掲載してある良書。
そのコスト面を考えてみても、
お勧めできる本です。

この書籍を読んでみて気に入ったらステップアップに、
ハードカバーの書籍に手を出してみるとよいでしょう。

応用筋肉学という物理的に筋肉を緩める手技に精通したい方向き。
また筋肉反射で筋の状態を調べる「タッチ・フォ・ヘルス」という、
ヒーリング手法の原型になりました。
そして「スリー・イン・ワン・コンセプト」という心身リリースメソッドでも、
このアプライド・キネシオロジーのチェック方法を利用しています。

その現状をみれば大変影響力のある、
優れた技術手法であることがおわかりいただけます。
中国の陰陽や経絡と西洋のカイロプラクティックの融合がなされた、
独創性ある体系といえるでしょう。

■2004/03/20 (土) 積極的休養をすれば、早くからだが楽になる

積極的休養と消極的休養。

積極的休養とは、デスクワークなどで疲労した体を、
軽い運動をすることで休ませる休養。
消極的休養は、横たわるなどにより疲労を解消する休養法。

この両者の休養法でどちらが効率的に体を休めることができるでしょう。
疲労物質である血中乳酸量を計測することで調べたデータがあります。

そのデータを参照すると、
積極的休養をとったほうが短時間で疲労回復していくことがわかります。

20分程度の休み時間が与えられていたとき。
血中乳酸量は以下のようになります。

◎積極的休養=70〜80%回復
〇消極的休養=20〜30%回復

複数の被験者を調べデータをとったものですが、
積極的休養は短時間で回復していくことがわかります。
その効果は2倍前後の開きとなっていることがうかがえます。

下記URLにグラフをおきます。
(http://bodywise.hp.infoseek.co.jp/hhpp/kuyou.html)

仕事をしていてちょっと疲労がたまったときの対処法は、
軽く運動をすること。

休み時間に席を立ち動いてみれば、
心拍数も上がり疲労物質を効率よく除去してくれます。
精神的なストレスの解消も多く、
リフレッシュ効果があります。

お昼の休み時間には、かるいウォーキングをしてみるのもよいでしょう。
出版社の宝島社では、昼休みに多くの社員が皇居周りをランニングするそうです。
健康関連の本も多く出版し、
激動の出版業界で生き残って成長していく原動力?のひとつかもしれません。

■2004/03/20 (土) 「施術に善くも悪くも自己流の癖が付く」

同業の方よりメールをいただきました。
多謝!

たまたま筋膜という検索語でうちのページにたどり着いたそうです。

マッサージ業をなされている方で、
セミナー等に積極的に通われて研鑽しておられます。

その方が「施術に善くも悪くも自己流の癖が付く」
とおっしゃられてました。

これは他人事じゃない問題です。

ほんとうにさまざまなワーク形式が存在します。
指圧や鍼灸、野口整体、井本整体、姿勢均整術、操体法、血液循環療法、
オステオパシー、エサレンマッサージ、タイ式マッサージ、三軸療法、十字式健康法、
構造医学研究、ケイシー・ライリー・マッサージ・・・。

知られていない手技を合わせれば30〜40くらい挙げられます。
頭の中で、いくつかの軸を設けマッピングして判断するわけですが、
分類に苦慮しています。
目移りするばかりです。

手技療法業界の方で、
自分にふさわしい仕事をもとめると、
多くの手技情報が飛び込んできます。

情報が多くなれば多くなるほどいいかといえばそうでもない。

すべてに接し深く学ぶ時間はないのです。
時間という資源は、有限です。

個人の力量によりますが、
セミナーを受けても表面を習い覚えるに留まることが多い。
深いレベルまで理解することは至難の業です。
教える側も相当な努力をしてそこまできている。
その相当な努力と同様なものをおこなわずして、
【身につける】ことは難しい。
身につけなければ使い物にならないし、
応用まで至らず発展性がない。

だが「教え方」は、それ自体が高等な技法です。
身体に影響を与えるものですから、責任が重いです。
その教える技術を身につけ、
教義されるシステムが体系化され昇華している、
そのような大変良質なセミナーにめぐり合えれば幸運です。

ですがその幸運をつかむために多くの他セミナーに顔を出し、
必要経費と割り切ってお金をはらうときも多い。
費用対効果を実感できなければ悲しくなります。

いろいろとまじめに取り組んでいれば多かれ少なかれ迷いを生じます。
果たして自分はこれでよいのだろうか・・・、と。
そんなときに「施術に善くも悪くも自己流の癖が付く」
という言葉が出てくるのかもしれません。
かえって基本が見えなくなってしまう。

だが自分のスタイルを確立できれば、
ずいぶんこころ穏やかになれると思います。
そのためには頭を使って頑張らねば。

■2004/03/20 (土) Ageless body

【アンチ・エイジング】という言葉を、聴いたことはありますか?

人は、加齢に伴い、体力が衰えます。
肌の艶なども衰えてきます。

いま加齢に伴う容姿の衰えや身体機能の低下を、
手術や薬を使って改善する抗加齢医療が
注目を集めています。
美容外科のアンチエイジング治療では、
老人性色素沈着をケミカルピーリングするのもそのひとつ。

体全体の加齢への取り組みでは、血液検査や骨密度、
ホルモンバランスなどを総合的に測定して
体全体の「老化度」を測定します。
その人の弱点を特定し、
食生活などの生活習慣の改善や簡単なストレッチ、
筋肉トレーニングなどの運動療法を指導して、
老化予防を目指します。

いつまでも美しく健康的にありたいという切望を、
具体的な形で表現したプログラムです。

ですが僕は、アンチ・エイジングという言葉の響きが、
生理的に受け付けられません。

(アンチ〜)という、響きが気に入らない。

このプログラム自体は今後の高齢化社会に入るに際し、
重要性は増すばかり。
その自覚があります。

加齢による健康面の不安がよぎることのない生き方が、
すべての人に提供されるべきだと願っています。
外出先で食事をしていたとき、
階下で腰を痛そうにしながら掃除をなさっておられる方を見たとき。
自分の中で、切ないこころもちになります。
父が体を壊して晩年、難儀していたから、
強くそう感じたのだろうか。。。

だが「アンチ・エイジング」という語感を、
【エイジレス・ボディ】に変えた瞬間、
パッと目の前が透き通った気持ちがしました。

より広義の意味を感じ取れたからです。

-

エイジレス・ボディという言葉は一般性がなく、
はやらないでしょう。
だが僕の中では【エイジレス・ボディ】

だが『加齢』への対抗心のみが、
エイジレス・ボディではない。

「加齢を気にするとき、
人は体が衰えていく」と、
チベットの先人がいっていた。

エイジレス・ボディとは、
加齢による身体機能の衰えに対抗する気持ちではなく、
心身の使い方を知り、生きる技を身につけること。

僕はボディワークの役割は、
「エイジレス・ボディ」を作り上げるためのツールと考えている。
僕がおこなえるボディワークだけではまだ不十分。

可能性は∞?

だが発想の原点はここにあり、
すべてがここに帰って来る気がします。

■2004/03/19 (金) 「1/fのゆらぎ」のサウンド-【T-WAVE】

波の音のみのインターネット・ラジオ。
ゆったりした気持ちになれます。

無音状態でファンの音を聴いているよりも、
波の1/fゆらぎの音を聴いている方が肩の力がゆるみますね。

T-WAVE
http://www.t-step.jp/beach/



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