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■2004/07/31 (土) ソケイ部内側の痛みケアの間違いと正解

知人の相談より。

「ストレッチ等を行っているのに、
いったんソケイ部の内側に引き連れる痛みを感じると解消されないのだが」

歩いていて普通に歩いているだけならば、
あまりその痛みを感じることもない。
だが理想的なウォーキングスタイルに変えていくと、
ソケイ部内側に引き連れる痛みを感じる。
最初は左側のみだった。
だが5日ほど時間がたつにつれ、
右側もその痛みを感じ始めた。

だからその引き連れたソケイ部が緩んでいないから、
仰向けで膝を胸に近づけるストレッチを行ったり、
立った状態でソケイ部分を伸ばす。
少しは改善が見られたが、
本調子とはいいがたい状況。

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私がボディチェックで見てみる。

ソケイ部内側のつまりが問題の一端ではあるが、
そこは痛みの感じられる原因の本体ではない様子。

小臀筋と中臀筋のつまりにより起こっていたものだった。
ここが原因であれば、
この部位にアプローチするしか効果的な対処法ではない。
知人が行っていた対処法は大腿直筋や内転筋そして恥骨筋をリリースする方法。
だから一瞬よくなるような気がしたが、
痛みの発生にかかわる本体は改善されていない。

おかしいな〜ということで
私のところへ遊びにくるついでに相談に乗りました。

ポイントをはずさなければ簡単に結果が出ます。
横向きに寝てもらい両足の間にクッションを挟んでもらう。
そして中臀筋と小臀筋を100回〜200回ほど「トントン」たたきました。
力を加える方向性を間違えず、リズミカルに。

柔らかくなる度合いを見ながら行います。
やりすぎ中臀筋と小臀筋が柔らか過ぎては(×)。
バランス力がいい人は特に注意。
歩き方を忘れた感覚に陥ります。
ですが理想的に脚を使いこなせる人は、
この感触で使えているわけです。
人は鏡のように磨かれた股関節の球状面を、
絶妙に乗りこなす力を、本来持っています。

ですがその試練はまたの機会に。
そうなる手前の硬さを残します。

自宅でもそのケアはできますから、
時間をかけて改善させるようにするようにとアドバイス。

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中臀筋等がリリースされると腰の筋肉の張りがみるみる減少します。
腰をなんら触ることなく柔らかできます。
そうして腰の過緊張がなくなり、
姿勢も楽によい状態になります。

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間違えば長引きますが、
正解ならば、
意外にカンタンにケアできる例でした。

■2004/07/31 (土) 体の柔らかい人ほど、ダイエットしやすい

体が柔らかい人ほど脂肪が燃焼しやすいそうです。

100人の男女を被験者にして、
体の各関節の柔らかさを調べ柔軟性指数を算出。
そのうえでウォーキング時のエネルギー消費量を計測。
すると体が柔らかい人のほうが脂肪の燃焼率がよかった。

そして体を柔らかくしたほうが、
それだけで休んでいるだけでも
代謝率が向上して健康的なダイエットになります。
意外なのですが運動して代謝をあげるよりも、
安静時に消費するエネルギーのほうが大きい比率になります。

それは運動時と安静時を時間長さで比較しますと、
生活の中の占める安静時の時間が多いのです。

一日24時間。
そのうち運動時間を2時間持ったとしても、
運動していない時間は22時間になります。
だからこそ体が柔らかくなることで、
安静時の代謝がよくなっているほうが運動するよりも、
2倍以上の率でエネルギーを消費する理由です。
ここに目をつけると効果的です。

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【余談ですが】
体のしなやかさや柔らかさは、
こころの柔軟性にも関係があると思います。
こころの明るさやさわやかさ。
体の柔らかい人はそんなメッセージも、
対面する方に与えるのではと感じます。
こころのコリも減らして柔らかくする努力もあわせれば、
からだのコリも減らしていきやすいようです。

■2004/07/31 (土) 硬くなった筋肉は、老廃物の宝庫

筋肉が硬くなることで、
体の伸び縮みがしにくくなり疲労します。
それはたとえが飛躍しますが、
体の中に伸び縮みしにくいガムテープを張って暮らすようなイメージ。
実際に筋肉を柔らかく解放した後には、
何気ない振り向く動作も、
さまざまな筋肉がおのおのの役割を十分果たしてくれます。
ごく自然に大きな筋肉から小さな筋肉まで協調して働きます。
そのことによってエネルギー効率よく動けるから疲れません。

伸び縮みしない筋肉があれば、
ギクシャクとした連動性のない動きしかできません。
見ていて動きの流れが途切れ途切れとなり気持ちのいいものではありません。

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血管レベルで見てみましょう。

体中には血管が枝分かれしています。
大動脈から毛細血管まで血液は流れ、
毛細血管から大静脈へと返していきます。
きれいな血液が運ばれていき、
そして老廃物を回収していくシステムです。

動脈や静脈は血栓ができたりしませんと、
詰まることはありませんん。
それは血液は液体ですから、
隙間があればある程度流れていってくれるありがたいものですから。
ですが毛細血管が問題となります。

毛細血管の太さは10μm(※1μmは1000分の1mm)。
赤血球は12μm。
ということは次のことが言えます。

『毛細血管の中を通る赤血球は、
毛細血管より大きいものである』

ということは血液は物理的に通りにくいものなのです!

筋肉が弛緩したり緊張することによって、
ポンプのような血液を送り出す力を持ちます。
その力があって初めて、
その通りにくい毛細血管に血液を流すことができます。

筋肉の血液を流すポンプの役割がなければ血流は滞るのは当然なのです。

そして筋肉のしこりがあれば、
筋肉の収縮ができなくなり血液ポンプ作用が減少。
血液が毛細血管を通れません。
栄養不足。
溜まった老廃物を排泄できない。

そして溜まった老廃物には乳酸(疲労物質)を含み、
疲れが抜けなくなるのです。

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一般的にいえば、
『体が柔らかい人は血行がよくなりやすい』。
体が柔らかいことと代謝の正常度合いは関連します。

ただ体を詳細に見ていけば、
単純にこのことがいつも言えるわけではありません。
2〜3のポイントを付け足して考慮しなければなりません。
私どものボディワークのワークは、
その改善ポイントをよく押さえています。
ワークを受けるメリットです。

■2004/07/30 (金) 内臓のマニュピレーション

便秘がとてもつらい人がいました。

つらい状況を改善するために、
内臓のマニュピレーションを行いました。
それは腹部の硬化が強いことにより、
腸の動きが悪くなることがあるからです。
腸自体はすべて筋肉によってできていて、
食物を消化吸収するためにいくつかの運動を行っています。
たとえば大腸に入った内容物は、蠕動(ぜんどう)運動、
分節運動、振子運動などの大腸の基本運動によって運ばれていきます。
それらの運動を内臓全体の硬化によって妨げます。

また胃の下垂があるとき、
直腸や下降結腸に圧迫を与えます。

すると内臓の働き全体があまりよくない。
スタミナがなくなるだけではありません。
複式呼吸がしにくくなることで、
胸式呼吸に頼りきりになります。
それは酸素の摂取量が低くなり、
精神的にいらだちがつのります。

それを解放させるひとつの手段が、
内臓を柔らかくする手技です。

-

腹部の硬化している状態をチェックしました。
いくつも気になる硬さの箇所が見当たります。
『石』のように硬く、腹を押されているのに、
腰にまで痛みが響くところもいくつか発見。

※その人が特別というわけではありません。

もうすでに脚部や肩、起立筋などなどを、
十分リリースしてある人が対象なので、
スムースに内臓のマニュピレーションができます。

クッションを複数利用して、
腹部が柔らかくなる姿勢に。
これがポイントの一つです。
その状態でしばらくいてもらうだけでも、
おなかの調子は少しずつよくなります。

その状態でソケイ部や横隔膜下、腹横筋などをリリース。
これらの部分がしこり化していると
内臓のマニュピレーションをするにしても、
効率がよくない。
ですのでここをリリース。

このリリースのとき、
事前に腹部が緩む姿勢をキープしているので、
痛みなどの不快感は比較的少なくできます。
痛みが強く出るほど圧をかけることは危険です。
呼吸のリズムにあわせた動きでリリースします。
これをとてもシビアに守らなければなりません。

そしてようやく内臓のマニュピレーションに取り掛かります。
その詳細は省きます。

そして後日『でた!!』という報告をもらいました。
めでたしめでたし。

下記のサイトは便秘解説サイトです。
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帝人ファーマ株式会社
便秘ってなあに?
http://www.teijin-pharma.co.jp/benpi/benpiqa/index.html

■2004/07/29 (木) 体の使い方や姿勢は固定観念的に決め付けないで

■理想的な体の使い方とは?
■または理想的な椅子の座り方とは?
■理想的な歩き方とは?
・・・

その理想的な一定の回答「らしきもの」はあると思います。

ですがその理想的な使い方とされるものも、
たいていは暫定的なものだと思います。

理想的な使い方は、
力学的な作用の力のモーメントが関係していますし、
骨の体の支える力を引き出せるようにする。

ですがそれらを計算しながら姿勢を正してみても、
最初は都合がよく楽な感じがしますが、
時機にまた居心地が悪い感じになることが多いもの。

そうなったら少しずつまたやり方を変えていくことが必要です。
固定観念的に、偉い先生が言うからこの姿勢でよいのだろう、
というようにその姿勢や動きで固定させるとなにかと後悔することがあります。
もちろん先生方のおっしゃるやり方を参考にするのは大切なことです。
ですが最終的にはそのような一般論的な作法を噛み砕いて、
自分なりのアレンジをしてください。
自分の体を知り心地よさを求めて試行錯誤するのです。
その試行錯誤は、長い目で見れば大きな進化につながるでしょう。
その試行錯誤中のトライ&エラーの数と、
目からうろこが剥がれ落ちる体験は比例して起こるでしょう。

考え方をいつまでも固めきらないことは、
優柔不断さをあらわすものではありません。
その人の若さと未来の可能性を示すものです。

■2004/07/29 (木) 音読は感性を豊かにし、脳と体にもいい

『音読』をすることって、
ありますか?

小学生のときに、
授業で立たされていらいの方もおられるかもしれません。

音読をすることにより、
脳の機能が向上し、
感性が豊かになるというデータがあるそうです。

私は昔、場末の俳優養成所に通っていたことがあります。
そこで台詞を読むことからはじまり、
演じるまでを教えていただきました。

教えていただいたのは俳優座上がりの先生です。
ですからTV向きというよりも、
舞台向きの台詞回し。

本を読み上げるときに、
声はある程度澄んで出すことができるのですが、
途中で息が上がってしまいます。
諸先輩をみるとうまい人がいて感心して眺めていました。

そんなときに先生が口癖でいっていたアドバイスが、
『空気を吸うのはタダ!もっと空気を吸って』。

確かに言われてみると空気を吸わずに声をだそうとしていました。
なるほどね〜。

呼吸の間合いがつかめるようになるまでは、
とりあえず空気を吸うことに注目しよう。
そんなときに発見したのが、
空気を吸うときって吸おうとすると、
胸の上部にだけ「ごぉぉっ」と空気が入り、
腹に入りません。
吸おうとせずに、
息を吐ききったら下腹部の緊張をゆるめる、
それだけのときのほうがよい仕上がりでした。

息を吸おうと努力する緊張がなく、
下腹部の力を抜こうという弛緩が入る。
そうすると読み上げるときの『間』が、
少しだけつかめたような気がします。

永続して繰り返す運動には、
かならず「緊張と弛緩」が交互に入ります。
呼吸でいえば息を吐くときが緊張で吸うときが弛緩です。
息を吐くときに肩の力が抜けて弛緩といえなくもありませんが、
そのときには呼吸筋群は緊張して力が入り働いているのです。
ですのでちょっと違和感があるかもしれませんが、
呼吸筋群について捉えればこうなります。

当時のことを思い出しながら、
図書館で借りてきた『遠野物語』などを音読しています。
うまく読もうとする必要もないので、
自由に気分よく読むというのが目標。

音読したものをMP3にして、
暇なときに聞いています。

テキストをワープロ打ちする作業ばかりのとき、
感性が鈍り始める感じがあります。
その対処方法として気に入っています。

■2004/07/28 (水) スポーツ選手のプレイ中の舌が動くときの集中力

プロスポーツプレイヤーで、
かなりの能力を発揮している人の中に、
プレイ中に舌をぺろっと出して引っ込める人がいます。

ゴルフのタイガー・ウッズや、バスケットボールのマイケル・ジョーダンなど。
幾冊もの本でその舌を動かす様子を解説している本があります。

なぜ舌をだすの?というようなことを、
そのプレイヤーに確かめたという記述を見たことがありませんので、
『なぜ』というところは分かりません。

おそらくやっている本人も、いつの間にかそうしているのでしょう。
自分で意識的にしていることじゃないと思うのです。

私事ですがウォーキングの途中、
体のバランスがうまく取れだして、
上半身が浮いた感覚をつかめたとき。
腸骨と肩甲骨の動きをうまく制御できだしたときに、
いつの間にかひとところに意識を集中する瞑想状態に移行する方もいますが、
私の場合は自分の意識が前後左右に広がり始めるのを感じます。
日頃、近場しか見ていない目が鋭く視線を動かします。
そして視線が動く前に『舌』が既に先行する形で動いていて、
舌先が向けられたほうに意識が向きます。
同時にあごも向きます。
そして耳もそちらへ「くくくぅっ」っと動く感触。
自然に聴覚情報を求めだすのです。
意識ベクトルが向いた瞬間、
向けられた方向の情報が流れ込みだす。

そしてより気分よくバランスが取れ始めると、
舌が「くるっ」と口の中で回ります。
すると不思議なのですがその瞬間、
広角レーダーのようなもので自分の周囲の情報が「ぐんっ」と押し寄せる。
リアルに感じます。周囲との一体感というか。。。
周囲の環境や状況を把握する能力が、
格段に広まったような高揚感があります。
手に取るようにわかる。

スポーツ選手がゾーンに入っているときに、
舌が動いているシーンを見ると、
その的確なプレーは偶然でありません。
究極にまで周囲の状況を把握してできたものでしょう。
もちろん自分の体の内部情報もあわせて計算しているはず。
舌を出したときにその選手の成績がいい、
その関係はなんらかあるそうですよ、
ということをどちらかの本で読んだ記憶があります。

私の場合は、
プレイヤーの体をイメージするのが楽しくて。
そういう錯覚におちいっているだけです。
ほんの入り口しかわかりません。

おそらく超人的な選手たちは、
感じ入る世界が豊かなのでしょうね。
うらやましい限りです。

■2004/07/28 (水) 健康関係フリーソフト紹介

【サイト紹介】
(1)いきいき健康教室
http://homepage1.nifty.com/ikiiki-kenko/index.html

生活習慣病予防士の方が作成したホームページ。
健康情報は豊富です。

その中でも目を引くのが健康関連のソフト情報です。
自作ソフトとして
『超おもしろ肥満度測定』
『おもしろ健康チェックシート』
『内臓年齢チェック』などを紹介しています。
ほか「健康に役立つソフト紹介」として、
ダイエット関係のソフト紹介や
本格的な医療機関向けソフトも多数紹介。

関心のある方はお立ち寄りを。

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(2)ニッチ技研
http://www.niche-giken.jp/
また血圧記録ソフトでフリーソフトは少なく、
ほとんどがシェアウエア。

ですが上記のサイトではフリーで提供してくれています。
ダウンロードページより
血圧データ分析・管理ソフト『血圧チェックしま専科』を
ダウンロードしてください。
血圧の変化はグラフ化されて見ることができます。

血圧や脈拍などバイタルサインと呼ばれるものは、
日ごろより自己健康管理をするには大変よい指針となります。
それは大病になる前に、バイタルサインの変化が現れるからです。
ただその変化とは日頃計測して記録する習慣があってこそ利用できるもの。

健康診断で血圧が低かったり高かったりと、
医師に指摘された方には特にいざというときに医師に自分の
血圧の状況を記録したシートを提出すれば、
診断に役立てていただけます。

良質なボディワークを受けて血圧が正常に移り変わることもあると、
報告を受けています。
その推移をご自身でボディワークを受けるとき、
チェックしてグラフ化してみると興味深い結果を目の当たりにするかも。

目の当たりにできていなければ、
もうすこしがんばってワークを受ける必要があるか、
他のところへかかりなおすという選択もありますし。
ただケースバイケースなので
ワーカーによく説明を受けてくださいね。

またバイタルサインがすこぶる良好な方がワークを受けるときは、
比較的スピーディに体の変化を感じ取ることができるはずです。

■2004/07/27 (火) ワークショップや講座の意味とながい余談

体の使い方を教える先生方の
概要をインフォメーションされているホームページやブログをみると、
いい刺激になりますよね。

参考になるな〜、って思ってメモするときもあります。

ですが直接にその先生とお会いできる機会を持つほうが、
その先生を身近に感じられるようになります。
それに印象も強烈で勉強になります。

jimmy's soccer 掲示板
( http://hpmboard3.nifty.com/cgi-bin/bbs_by_date.cgi?user_id=MLF06012 )
を見ていたら、
古武術家・甲野善紀先生の講座を受けた方の書き込みがありました。

親しみと感動の意味を込めて『生甲野さんで感動です。』と、
語られていました。
先生の優れた身体能力を見せていただけたことと、
親しみやすい人柄に触れた喜びの表現でしょう。

体の使い方を、肌で触れて理解することは大切なことだと感じます。

甲野善紀先生は、
現在最も注目されている体に精通した先生の一人です。
注目に値する人格が整った方であろうと思います。

関心があるかたはお金と時間を惜しまずに。
それだけの価値があるでしょう。

-

余談ですが、肥田式強健術の肥田春充という人が
『天真療法』という本を出版いたしました。
昭和11年10月5日発刊ですから、戦前です。
彼の体操法は生理学、解剖学等を研究した上作り上げたもので、
公の軍事教練方法にも影響を与えました。
その天真療法は、治病の3要素を<<安静・排泄・真食養>>といいます。
そして同時に彼はソフトな微振動を加える施術法も開発しています。
その施術をするとき必要なことは、
・施術者が絶妙に重心をとること。
・患者を強圧しないこと。
・施術者の体の中のエネルギーを満ち満ちた状態にしその力を伝えること。
だそうです。

施術者が外形的な型を知っていても、
同じ再現することはかなわないでしょう。
気を整え溜めた肥田春充は、
周囲にまで気を満たしてしまうオーラ?が
出ていたのかもしれません。
(美空ひばりさんのようなオーラなのでしょうか)

彼いわく、そのような荘厳な雰囲気は
治病中にプラシーボとして効果的なのだ、
という意味合いのことをおっしゃられていたそうです。
研究者としての側面がある冷静な言葉ですね。

きっと彼と会えば影響を受けるだろうと思います。
その人が持っている圧倒的な魅力でしょう。

ただ肥田先生は故人。
もうお会いできません。

■2004/07/26 (月) 『ホームページ信用度』と『人的信用度』

ホームページにも弱点があります。

信用を得るための三つの要因と重要度

認知心理学でプレゼンテーションを企画する実験の結果。
プレゼンターのどこにあなたの注意が向きましたか?
その回答は次のように。

言葉---7%
声----38%
視覚--55%

プレゼンターの「言葉」に注意を向けられたのはわずか7%。
プレゼンターの「声・視覚」では93%。圧倒的です。

ここから推測すると、
この回答者は、プレゼンターの言葉(=コンテンツ内容)に関心が向く以前に、
プレゼンターの声や視覚(見栄え)などの人的信頼度に意識が集中した。
ということです。

言葉の内容は二の次というのは極論ですが、
プレゼンターの人間性を気に入るかどうか、
その人から誠意が伝わってくるかどうか、
そのようなことのほうが重要だったということです。

コンテンツ内容を必死に考え抜いても、
プレゼンで他社に持っていかれるのです。
内容が同程度であれば、
その話者、プレゼンターの人的信頼度が高いものを選ぶのです。
信頼できる人の言葉は素直に受け入れやすくなります。
印象に残りますし、その人のいうことに賛同したくなる。
結果、その人のプランを選びます。
人的信用性が行動を起こさせたのです。

ホームページには、多くのコンテンツが有益な知識を伝えてくれる半面、
ホームページで伝えにくい部分もあります。
ホームページは有能な営業マンです。

しかしそこには人的信用度が薄くなり、対話がもてません。
もちろんメールや掲示板でもコミュニケーションできます。
それも有益な双方向のコミュニケーションだと思います。

ですがそこには先ほどお話いたしました、
声という耳から入ってくる感触、
視覚という目から入ってくる相手の一挙手一投足がありません。

対人関係を敬遠しがちな傾向が強い都会では、
ソフトコミュニケーションとしてネットのような顔をあわせない
商取引のほうが気軽に利用できて好評と聞きます。

ですが実は歩き方や立ち方のカウンセリングをするとき、
指導をするときなどではホームページの力は驚くほど薄くなります。

実際に手本になる人の動きを見て、姿勢を観察すること、
人となりに触れてみること、
その上で得られたその講師の人的信用の影響が大きいのです。

講師を前にした講座体験、それはHPを凌駕します。
ボディワークならば実際に受けられれば幸いです。

■2004/07/26 (月) サイト紹介:姿勢人プロジェクト

姿勢人プロジェクト
http://www.h2.dion.ne.jp/~siseijin/index.html

姿勢ダイエット、立ち方や歩き方、体操など内容が豊富。
Poserのアニメーションもある。
有料でオンライン・カウンセリング(6000円〜)/出張パーソナル・カウンセリング(10000円〜)。
ネットでもかなり充実した解説が為されていますが、
1時間、楽しみながら見ることができたサイトです。

■2004/07/26 (月) 広く西洋のボディワークを理解できる講座です

今日、メールチェックしたら、
「西洋のボディワークの歴史的背景と21世紀への展望」講演会のご案内
というメールが来ていた。

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ボディワーク・身体志向心理療法の教育・研究の第一人者である
ドン・ハンロン・ジョンソン博士は、
Bodyにアプローチする西洋の様々な流派の共通 のビジョンを明らかにし、
医学や哲学など他の専門領域と交流する基盤を作るために長年にわたり
尽力されてきました。
今回の講演会では、西洋における身体と心への取り組みの歴史を振り返り、
こうしたアプローチの歴史的背景と21世紀の「身体」社会において果
たす共通の役割を明らかにしていきます。
また、体験的ワークショップでは、
呼吸、感覚、運動といったベーシックな「からだ」のあり方に焦点を向け
そこから浮かび上がってくる言葉を探ることで、
これら西洋のBodyへのアプローチが心理学や西洋医学や哲学など
より広い分野の専門家、あるいは日本など異なる文化で育まれた
身体技法の専門家と対話する新たな可能性を探っていきます。 
------------

西洋のロルフィングやアレクサンダーテクニーク、フェルデンクライス、
などなど個性的なボディワークたちを、
把握しやすい形で説明してくれるものらしい。
うまくその仕事ができれば、
卓越した洞察力が必要です。
本質を見抜く目を持っていなければ、
各ボディワークの個性の際立っているところを、
編集してつなぎ合わせる残念なものとなります。
それ以上の仕事がなされていそうな、雰囲気です。
その意味でどんな切り口があるのだろうか...
一方ならぬ興味を覚えます。

ただ講演(9/18)およびワークショップ(9/19)が行われるのが京都の法然院。
以前よりこの先生の講座を受けたいと感じていなければ、
東京在住の私にはいきにくい距離です。
もし東京で行われるならば、
講演は聞きにいきたいので残念。

講座・ワークショップに関心がある方は下記のURLへ。

----
Center for East-West Dialogue(イーストウエストセンター 村川)
URL: http://www.east-westdialogue.org/ 

----
ドン・ハンロン・ジョンソン博士HP(英文)
http://www.donhanlonjohnson.com/
HPはテキストばかりです。
学士号を持つ。
ボディワーク遍歴?が豊富。
だから西洋ボディワークを広く見渡し洞察できたのだろうと納得。

■2004/07/24 (土) リストラティブヨガってすごくいいかも!

リストラティブヨガという、アメリカで流行のヨガがあるそうです。

ナイナイの番組を見ていてて、
岡村さんが上大崎のスタジオでやっていました。

リストラティブヨガとは・・・
----
アメリカの医学博士Judith Lasater 氏によって考案された
新しいタイプのヨガで、ヨガ用の毛布、クッション、ベルトなどを使用し、
無理のない姿勢で様々なポーズをゆっくりと取ることで
深いリラクゼーションを得ようというものです。
----だそうです。

体の硬い方にもとても優しい、無理なく行えるヨガ。
観ていてこれはよさそう!!

見た感じリラクゼーション効果は高く、
安全にヨガを楽しめそうです。
これは一度体験してみたいと、本気で思います。

クッションをエクササイズに利用すると、
力みが抜けてストレッチ効果があがるように感じていました。
そのエッセンスが入ったヨガっていうことなのでしょうか。

下記のスタジオでリストラティブ・ヨガは行われています。
難易度の高いヨガも、下記のスタジオでは教えてくれているそうです。

Sun & Moon Yoga
住所:〒141-0021東京都品川区上大崎3-1-5
目黒駅前マンション204号
Tel:(03) 3280-6383
e-mail:leza@xpost.plala.or.jp
URL:http://www.lezalowitz.com/sunandmoonyoga/japanese/index.html

■2004/07/24 (土) 脚を鍛えなくては・・・

中国拳法では体を鍛えるときの優先順位を次のように言う。
『練武先ず腿力を求む』

----
すべての武術の基本は、
腿(股の付け根から足首まで)の力、つまり足を鍛えることにある。
腿を十分に鍛えれば、
五行(心臓、肝臓、脾臓、肺臓、腎臓の五臓、いわば内臓の総称)は順調であり、
六合(背中と肩、肩と肘、肘とて、腰と股、股と膝、膝と足首)のそれぞれはまさに一体として働くようになり、
動作にスピードが加わり、進むも退くもすばやく、
まさに自分の体をやすやすと動かせるようになる。
腿と脚(足首から先)と腰の三者はまさに一体であり、
腿を鍛えることの中には、脚と腰を鍛えることも含まれている。
----
『中国口伝に学ぶ:武術の奥義名言集/永井義男』より

脚が鍛えられていなければ、
上半身がいくら強くても地面から押す力を伝播させることができない。
だから思ったほど重い力を発揮させることができない。

そして脚をみれば相手が次にどういう手で出るのか、
上半身を見るよりも明らか。
相手の上半身を見ていると、
手練で幻惑させられるが、
足を見ればその重心の移りで次の手がわかる。

足腰が運動不足や老化にともない一番先に弱っていく。
大腿直筋の筋肉量が減少していくことは、
データで証明されている。

とにかく脚を腰ともども鍛えること、
これこそが強さと若さのシンボルといえるでしょう。

ただ脚を酷使して鍛えればいいわけではなく、
要領よく科学的に鍛えていくことが大切です。
脚を間違えた形でトレーニングすれば、
健康を損ねます。
諸刃の剣でもありますが、
運動不足は明らかによくありません。

寝る前に少しでもお散歩する習慣をつけたいと思います。

■2004/07/23 (金) 生理痛の一時的な回避をするときに

生理痛がきついとき。

骨盤の調整をすることで、血液循環を正常に近い形へ移行させ、
腹部内臓部へ血液が集中して圧迫し起こる生理痛を軽減させることができます。

日ごろより血液循環を整えることができていれば、
この原因によって起こる生理痛は発生しません。
ちなみに骨盤調整をして、脚部へ正常に血液が流せるようになっても、
まだかなり痛みが強く感じられるときもあります。
そのような場合には婦人科へすぐ相談に行くべきですが、
ときとして『骨盤隔膜を緩める操作』をすることで、
痛みが大幅に減少することもあります。

生理痛が強い女性は、
恥骨上端を押されると針で刺されるような痛みがあります。
(特に右側恥骨上端が強い)
それは骨盤のずれにより恥骨がずれた位置に
固定化しているときに感じることがあります。
恥骨のずれと骨盤隔膜の張りや骨盤隔膜の骨に付着する付着点部分の癒着は
関係があります。
骨盤調整をしただけでは、
骨盤隔膜の恥骨部などへの癒着ははがれません。
すると骨盤を調整して骨盤が整っていたとしても、
骨盤隔膜の張りの強さは落ちていません。
その場合、下腹部の硬さが抜けづらく、
脚部へ流れる血流循環は正常化されません。

ですので生理痛の緊急避難的な痛み解消には、
骨盤の調整、そして必要に応じて骨盤隔膜の解放も行うこと。
そうすると痛みが減少または解消します。

※ただ痛みが強いときにはかかりつけの婦人科を訪れること。

ちなみに骨盤隔膜のリリースの仕方はいくつかあります。
先生ごとに得意な解き方がありますので、
お知り合いのボディワーク屋さんがおられましたら、
お尋ねください。

■2004/07/23 (金) 昨日スパスパ人間学をみて:美肌への肌断食

肌トラブルを解消するための、新知識を公開していました。
乾燥肌、脂性、しみなどはなぜ起こるの?

その理由に、『アカを落としすぎてしまうから』

えっ!ていう感じの理由ですけど、
テレビを見ていくうちにその主張の正しさを感じました。

皮膚を傷つけるようなクレンジングやごしごしと体を洗うことは、
体を外界から傷つけないような保護力のあるアカを流すことは×。
軽く入浴時に手洗いをする程度の人が、
一番はだがきめ細かくてキレイだった。

そして番組の中では、
肌断食というユニークな提唱。
日経ヘルスでも肌断食の特集は組まれていました。
ずいぶんとその効果が認知されている模様。
ネットで検索してもかなり情報が手に入る。

また肌断食の強い味方となるエキス?の作り方も紹介されていた。
ミネラルウォーター、もずく、にがり(=マグネシウム)、リンゴをちょっと加工したもの。
それらを規定分量でミキサーで混ぜる。
そしてこす。
これがとても肌をすべすべにしてくれる効果があり、
しみなども比較的短期間に落としてくれるときもあるらしい。

きっとタイ人の入浴のようにできれば一日3回水浴びをするのがいいのかも。
それができなければウエットティッシュで顔や体をさっとぬぐう程度がよいのかも。
そうすれば入浴のときに、ごしごしと強く肌をこすらなくてもすみますし。

「肌がきれいな人はクレンジングをちゃんとしているから」、
という認識を大きく塗り替えたような気がする。
化粧はワンポイントにとどめて、
素顔で街中を歩く女性が増えるかもしれませんね。

■2004/07/23 (金) アウストラロピテクスの歩行

生体力学シュミレーション研究プロジェクトの成果物ダウンロードPDFを
参照していたら「アウストラロピテクスの歩行」というものがあった。

アウストラロピテクスの骨格を元に、
歩き方を分析している。

僕が予想した以上に効率的な足の使い方で
歩んでいる絵だ。それに驚きました。

街中で私が前を行く人の歩き方を遠目でチェックしていると、
もっとアウストラロピテクス以上に乱れた歩き方をしている人がいる。
人は自然淘汰を繰り返し、状況に適応したもののみが生き残る。
それを進化といいます。

日本では戦時下の軍事教練によって
行進の足を大きく上げた歩き方を強いられた。
それ以降、その歩き方に支配されている。
これは古来の和服を着てぞうりを履く日本人の歩き方とは程遠い。
効率的に足の重みを活かしているとはいいえない。
もちろん日本の古来の歩き方のほうが、脚の重みを使った、
疲労しない効率的な歩き方だ。

生物は体の重みを最大限利用して運動していけるもののみしか、
子孫繁栄して生き続けることはできないといいます。
それは効率的な動きができなければ、
捕食動物に捕らえられてしまったから。
今はその捕食動物はいないが、
体内の繊細なシステムを非効率的な動きを強いられ続けることで破壊される。
それによって大きな影響が出始めることは想像つきやすい。

アウストラロピテクスの歩き方よりも、
非効率的な歩き方となってしまったとき、
生きつづける危機感を感じる。

-

自分はまだまだ歩き方が達者になったとは言いがたい。
以前と比較すればそれは当然よくなってきます。
ですがその先を感じます。
まだ歩き方では頭の中の理論と、
実際の体の使われ方とギャップが激しく苦しい状況です。

今、イメージトレーニングを意識的に強めて、
うまく対応できるようにすることは可能かどうか探っています。
予想するところでは、
良質なイメージ描画は目的の筋肉がよく反応し、
動きを制御するシュミレーション体験を可能とします。
『シュミレーション』をイメージで体験すること、
そこに肉体的トレーニングの効率化を図る秘密があると感じています。

気功トレーニングでは『意念』(=イメージトレーニング)として、
古くから取り入れられている瞑想法っぽいものです。
古の賢者のやり方を、
「あれってやっぱりすごいんだ」って、
再認識するようなものですね。

■2004/07/23 (金) サイト:生体力学シュミレーション研究プロジェクト

独立行政法人理化学研究所
生体力学シュミレーション研究プロジェクト

http://www.comp-bio.riken.jp/1/index.html

こちらの生体力学シュミレーション研究プロジェクトでは、
生体力学シュミレーションを手がけています。
たとえば血管に血栓ができるまでをCGを使ってシュミレーションしてみたり、
運動力学シュミレーションを研究して体の下の筋肉の動きをシュミレートしたり、
肌の下の見えない世界を可視化してくれるプロジェクト。

そして独立行政法人が運営しているので、
その成果物は、シュミレーション映像・論文PDFで公開されています。
個人的には運動シュミレーションに関心があります。
運動の元となる、
運動中の骨と筋肉の関係をアニメーションで可視化できます。
その筋肉の動きをみて、
人の動きとそのなかの筋肉と骨の動きをよりリアルにイメージできるよう
努めるときに役立っています。

また「スポーツにおける生体力学シミュレーション研究と新運動原理」・
「筋骨格系モデルを用いたスポーツ科学へのアプローチ 下肢動作に関するシミュレーション研究」
などなどスポーツを研究する人たちにとって、
参考になる論文などもダウンロード可能です。

そして『循環器系シミュレーション』の成果物も多くあります。
その中の血管中の血流のシュミレーションをいくつも参照していくうちに、
筋肉のしこりにより血管が圧迫されてしまうときにはどのようなことが
そこでおこっているのだろうか、ということがイメージしやすくなります。
「なるほど・・・ここで細い血管の中で血液が先に進めなくなると、
くるくると行きつ戻りつの渦を巻き始めるのか・・・」
流体力学の世界ですね。
血液の粘性(粘り気)も計算してあるシュミレーション画像ですから、
よりリアルさを感じます。
水とは粘性が違うので流れる速度も違います。
水での流体実験シュミレーションのアニメは目にするチャンスがありますが、
血液の粘性を伴ったシュミレーションは初めてなので、
流れ方が遅く感じました。

ソケイ部や主要関節部のしこりで血液が流れにくくなる箇所は、
血液の跳ね返りがあるのですね。
多少より実際に近づけたイメージが持てやすくなりました。
やはり流体は写真で静的にみるのではなく、
アニメーションで動的にみるに限りますね。

■2004/07/21 (水) 体の感覚逆転現象が起こる。それを見抜こう!!

からだの一部にものすごく気になる場所、
たとえば張りが強く感じるようなところがあると、
そこに向けられる『意識の量』が増える。

それにより体の感覚がまったく当てにならなくなるときがある。

先日左肩および左肩甲骨周辺に張りが強くて気になる、
という方にいくつかの質問をしてみた。

仰向けに寝た状態。
目をつぶってもらって、
・左右の肩について感じ取ってください。
・ちょっと観察してみてください。

「左右肩はどちらがあがっていますか?
それとも同じくらいですか?」
---回答:左肩が上に感じます
「左肩があがっているよう感じますね」

「それでは肩は左右どちらが前に出すぎてますか?
それとも同じくらいですか?」
---回答:あと、左肩が前のほうへねじれて出すぎている感じです

「左右肩甲骨はどちらが地面に強く当たっていますか?
それとも同じくらいですか?」
---回答:左肩甲骨が・・・強くあたっているみたい。

など、他鎖骨の高さの感じなどもいろいろ質問しました。
するといくつも僕が見ていて明らかにからだの感じていることと、
実際に感じていることとはまったく逆な回答がいくつもあった。

実はこの質問をすることで自分のからだの体性感覚に意識を向けていくと、
それだけでからだの筋肉は弛緩し始める。
それを狙った。

だが感覚と実際の歪みが逆転した回答がなされていた。
とても興味深い。

からだの箇所の強い張りなどがあれば、
意識量の差が生まれる。
無意識に痛みやはりがある箇所に多くの気を配る。

気の配られる量により、感じ方が逆転してしまうことがある。

張りの強い場所をリリースしたあと、
肩の高さも正しく感じられるようになった。
右の肩が高く感じられるようになる。
実情にあった感覚を、感じとれなくなるようになる。

気の配りかたいかんで、体の感覚の錯覚が入りだす。
錯覚は、多くのからだの情報を誤ったものとして解釈する。
するとその錯覚からは適切な手を打つことができなくなる。
錯覚を鵜呑みにしてはいけない。

体のねじれのことを未熟な形で聞き知っていると、
よけい精神的に泥沼にはまります。
間違った錯覚情報を信じて対処しようとすると、
自分が思い描いた理想的な結果とはかけ離れていきます。
泥沼です。

そのようなとき体の状態を感じ取る質問を受ければ
いい結果を得られるときがあります。

■2004/07/20 (火) 野口体操語録の中より『関節について』

関節を分かりやすく的確に説明した言葉があります。

「関節は動くために生まれた骨の構造です。
特に関節の近くの筋肉は、動きの時間経過のなかで、
次々順々に交換して働く能力を持っていることが、
いい動きの条件になります。
滑らかに交換が行われず、
ある一部分の筋肉だけが長い時間緊張し続けることは、
筋肉疲労を起こし、ひいては老化を早めます」

関節は、波のように骨から骨へ力を伝えます。

その波がからだの内側で途切れることなく流れています。
力が伝えられていきます。
重力により力が与えられた体は、
その存在を内包した形で力を蓄え、負担をかけることはありません。

繊細かつダイナミックに、
骨から骨へ関節を通り流れ続けるのです。

海の水の流れのごとく、
エネルギーをひとところに寄り付かせるものではありません。
常に寄せては返し流れ続けるのでしょう。
満ち引きは死ぬときまで止まりません。

それは生命の流れの良し悪しにも関係のある大切なものです。
心臓の鼓動と同じようなものですね。

野口三千三先生は、
関節の重要さを、老獪というよりも、
ほんとうによく捉えた表現だとおもいます。

ほんとうに、野口三千三先生は、すごいです。

■2004/07/20 (火) 野口体操語録より

『からだは、いろいろな管の集まりである。
管とは「入り口、通り道、出口」があり、
何かが通り伝わっていくものである。
老化とは、この管の働きが悪くなることといってよい。
体操はこのような働きをよくするような刺激を与えるのに
重点を置いているといってよい。』

的確に老化と代謝との関係を指摘した言葉です。

若い状態は、
管の通りがいいということ。

そういうようにいえるでしょう。
むくみや冷え性、動脈硬化、そしてしこり化した筋肉は、
からだの老化を象徴する状況なのです。

「からだは、いろいろな管の集まり」
という指摘にははっとさせられます。
常にからだの各部分は「管」の役割を負う。
すべての部分は、入り口であり、通り道であり、出口でもある。
そう考えるとからだの部分と全体の関連が、
手に取るようにイメージしやすくなる。
人間は、
イソギンチャクのような口から肛門まで一本道の動物ではない。
だがからだの各部分をクローズアップして観察すれば、
まるでシンプルな管の集まりでしかない。

そういう視点で語られていることに、
野口三千三先生の深遠な人体の把握能力を感じてやまない。

先生は人体をどのようなイメージで把握してたのだろうか?
その透き通った瞳が何を観ていたのかを知りたくなる、
そこに野口体操の本を読む楽しみのひとつがあります。

■2004/07/20 (火) 書評:『自分の仕事をつくる』

[※治療書関係ではありません]

自分の仕事に情熱を傾ける人たち。
そのような方々の仕事スタイルはすばらしい。
魅力的なものづくりをしている人々の現場を訪ね歩き、ルポした本です。

読んでいて、
・ものづくりの身体感覚
・できるだけ多くの失敗を重ねるために注力する
・パンは手段であって気持ちよさを届けたいんです
などなど。

印象に残る言葉が多くて、
いいな、こだわりを持って仕事をしている人たちの自信とこだわりって、
そんなことを感じました。
パン屋さんがミヒャエル・エンデの言葉を引用していました。
仕事に対する愛はないが頭はいい。そんな人たちが作り出す社会を
「機能は完璧だけど、本質をまったく欠いた世界」と評しています。

いつしか他社(他者)に負けないようにするため、
製品をローコストで短期間に作り出すことに力を注ぎ込み、
作り出す製品に対して愛情が減っていく。
そんな時代背景の煙に巻かれたとき、
とても考えさせられる一冊です。

こんな仕事にこだわりを持った面白い人がたくさんいるんだ。
そう分かるだけでも、
自分の仕事をもっと愛したくなる思いが強まりました。

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書籍:自分の仕事をつくる
著者:西村 佳哲
価格:¥1,995 (税込)
出版:晶文社
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■2004/07/19 (月) 書籍紹介:『靱帯性関節ストレイン』(すごくいい!)

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【書籍紹介】
書名:靱帯性関節ストレイン
編集:オステオパシー・マニピュレーション
Ligamentous Articular Strain
C.A.Speece D.O.ほか原著
森田博也D.O. 監訳 堤 一郎 翻訳

出版:エンタプライズ
価格:7,875円(税込)

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今日、目黒の有隣堂にいってきました。
そして一番インパクトがあった本です。

190ページの比較的薄いテキスト。
以前よりエンタプライズのホームページでこの本のことを知っており、
関心を持っていました。

ですがここまでエッセンスがさらっと惜しみなくだしてあるんですね。
自分なりに考え抜いて、こんな調整法は効果的だ、
とたどり着いたものもさらって書いてありました。
(※よ〜く読むと私よりももっと深い点があるのかもしれません)

関節の調整をする方向を示すベクトルも複数にわたり解説され、
イラストが丁寧です。
隔膜のリリースもとても分かりやすい。秀逸です。

書籍の紹介で、
『すべてのオステオパシーテクニックはここに帰す!』
というインパクトのある一文がありました。
書籍を手に取る前は言いすぎでしょう、と思いましたが、
このテクニックを身につけて応用すれば、
からだの改善率がとてもいいはずです。
それを実際に体験してみると、
そういいたくなる心持になることでしょう。
すばらしいオステオパシーのエッセンスが詰まっている、
そういう本です。

■2004/07/19 (月) 自作ストレッチポールを60分やってみて。

ストレッチポールを使ったストレッチを60分行いました。

やり方の解説書は持っていません。
ですので適切な指導の下ではないとお断りしておきます。

自分なりに考え、
いくつかの基本的な筋肉の運動を試しに当てはめてみました。

やってみて思ったのですが、
手の使い方を学ぶとき。
たとえばバレエダンサーが手を使うときに、
肩甲骨をうまくコントロールして動かします。
立ちながら手を動かすトレーニングをすると、
あまり立つのがうまくできない方の場合は、
それは腰を痛め肩や鎖骨を上にずらしたままにするもと。
からだに良くないことになりかねません。
そのようなときには、フロアレッスンで、
横たわりながら、または仰向けになった状態で行います。
すると腰をそらす量が減少できます。
それにより腰が伸びた分、膝を伸ばせるし、肘も伸ばせます。
伸ばせる、というかコントロールができるようになるというほうが適切ですね。
ですが寝た状態でのフロアレッスンのときの難点がありました。
仰向けで腕を広げます。
そして胸が広いたらすぐに肘がフロアに当たります。
肩甲骨の可動域も狭まった状態。
たとえば手を前に伸ばすとき、
(寝ているのですから上にあげる動作をするときですね)
肩甲骨は後方向に突き出されていきます。
それがフロアではできない。途中で止まってしまいます。

それらがストレッチポール上で行えば、
まったくもって楽に理想的な形でできたのです。
脚の動きもより理想的に動きます。
「これはダンサーに受けるだろうな〜」って、
感動モノでした。

最近、デスクワークが多くて胸椎3・4あたりに違和感を感じていました。
それがこのストレッチをしていたらすっきりと伸びていきました。
呼吸もとても楽になります。

「おぉ!」
こんな楽になるし、
他のストレッチなどでやった場合、
ときどきでるような後発的に起こる不快感も皆無。

これはすばらしいと感じ入りました。

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ストレッチポール代用として、
タオルケットをぐるぐると巻き、
その周りに厚めのクッションシートを巻きつけたもの。
それでもなかなか使えました。

ちなみにストレッチボール(玉)とストレッチポール(円柱)とは、
紛らわしいですが、
今回お勧めしているのは(円柱)のストレッチポールです。

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【参考】
日本コアコンディショニング協会
http://www.jcca-net.com/index.htm

■2004/07/17 (土) 書籍:「アンチエイジングのすすめ」を読んで

書籍「アンチエイジングのすすめ」(著者:米井 嘉一/出版:新潮社)という、
抗加齢の本を読んでみました。

主に女性が対象の本のようですが、
とても読みやすくイラストで説明されていたわかりやすい。

本書の中では、30のルールを提唱しています。
そのなかのいくつかをご紹介いたしますと。

ルール1-----「30歳の心とからだをキープする」と誓う
ルール2-----10年後だけでなく、50年後の自分を思い浮かべる
ルール3-----有害なフリーラジカルを許さない
ルール4-----レプチンのコントロールは女の条件
ルール5-----女友達の目で自分をチェック
ルール6-----ホルモンの泉をからさない
ルール7-----万能選手のブロッコリーを食べる
ルール8-----ゆったりと緑茶を飲む
ルール9-----美食の翌日は粗食に戻す
ルール10----乳がん予防にもブロッコリーを食べる
ルール11----ゆっくり、楽しく、三食、スローフード
ルール12----寝る直前に食べない。2時間は空けること
ルール13----オメガ-3脂肪酸の油を摂る

などなど。

やはり鉄がさびていくときには、
【酸化】して朽ちてゆきます。
人も同様。
肉体が酸化することが、
老化していくことです。

いかにすれば酸化しにくくなるかのポイントは次のようなものでしょう。

*そのためにからだを鍛えてさびないようにする
*食事に注意を払うこと
*ストレスをためないこと

ただアンチエイジングをするためには、
さまざまなルールがあるということは、
それだけ学ぶことが多いということ。
それは自らのからだを若くい続けるためには必要なことなのでしょう。
ただ、アンチエイジングを自分のからだで
表現している人とお会いすることは大切。
その機会を多くもてればいい経験になります。

ボディワーカーの先生たちでなかなかの人たちは、
若々しい人がとても多いのです。
ボディワーカーめぐりをしてみると、
とっても印象的な経験となると思います。

下記に著者のホームページを掲載させていただきます。
米井抗加齢研究所
http://www.yonei-labo.com/

■2004/07/16 (金) 最近、からだの通に流行の『ストレッチポール』

雑誌ターザンなどをみると、
ストレッチポールが絶賛されている。
抱きつきまくら位の大きさの円柱状クッション。
そのクッションを利用し自分の体重をうまく使って、
ストレッチを行う。

やり方はいろいろあるようですが、
そのひとつは次のようなものです。

ポールを床に置きます。
そのポールの上に『■■■■』背骨をあてがうように仰向けに寝ます。
そして「胸」や「股関節」などを伸ばしストレッチをします。

実はこのストレッチポールを体験された「とある先生」が、
メールで下記のような感想を教えてくれました。

> 初めて体験した時は、
> 床がまるで布団に変わってしまった様な錯覚を覚えました。

かなりの好感触をもたれたとのこと。
そして職場の方々に利用を促されいずれもまた好感触。
後々障害予防プログラムに組み入れをと考えて
精力的に現在奮闘中とのこと。
ご活躍を心より期待しています。

また氏より
ストレッチポールを利用したエクササイズを促進する協会を、
教えていただきました。

日本コアコンディショニング協会
http://www.jcca-net.com/index.htm

コアコンディショニングエクササイズの紹介、
資格認定制度、講習会カリキュラム、
マスタートレーナー一覧、メールマガジン受付など。

【ストレッチポール販売店】
株式会社 LPN( http://www.lpn-sp.co.jp/
ストレッチポール製造・販売元からも購入可能です。
ホームページ上で、商品写真が掲載され、同時に通販可能です。
・各種ストレッチポール(¥6090〜)
・ガイドブック /¥1,260
・ビデオ「肩上背部・腰下背部」/¥2,940
・ビデオ「ベーシックセブン」/¥2,100
・その他

ストレッチポールについては、
【30日間使用して頂いても返品ができる。
他にはないとっても安心な完全返金システム! 】です。
かなり自信がなければできない販売システム。
製品のよさとエクササイズの効果を自負したPRですね。

またストレッチポールは、先日東急ハンズ渋谷店などでも見かけていますし、
ターザンの通販でも見かけました。

■2004/07/15 (木) ワークの学習のときの手の感触、記憶

一人でボディワーク系の本を読みながら学習する。
それでもそれなりに勉強にはなります。

本で読むだけでは印象に残りにくい。
それは脳と目だけの学習だからです。

ワークのトレーニングには、
手の感触、空間感覚、嗅覚、聴覚が必要です。
あとは実際にどのような作用があるかわかれば、
記憶保持できる期間は飛躍的に延びます。
この過程を通すことがなければ、
なかなか腑に落ちませんし、身につきません。

水泳の本を読んでも実際にプールに入って練習しなければ、
からだが泳ぎのコツを習得しないのと同じようなものです。

そんなときうちのマスコットの
ゴム製のガイコツ人形に活躍してもらいます。
いつもデスクの隣においてあります。
ワークを受けていただいた方は、
一度は目にしたことがあるものでしょう。
よく説明する際に用いますから。

一人で本を読むときには、
このガイコツ人形をくねくね折り曲げたり、
上下左右、斜めから見つめてみながら読みます。
指先が動くことで少しだけイメージを固められます。

するとただ本を読んでいるだけよりも、
そこに書かれていることの意味がわかりやすくなります。
難解かつ繊細な本を読むときには、
多少でも手の感触を残すことが重要です。

『手の記憶装置』を使えるように働きかけるのです。

ときどきこの記憶装置は
脳と別にある独立した記憶媒体のように感じられます。
手先の記憶。

暖かさや、柔らかさ、湿度などをよく言語以外の情報として把握し、
記憶してくれる装置です。

人形ではこのような情報は伝わりません。

ですが擬似的に自分の感覚を投入しやすくなります。
本に書かれている文章で指し示された、
からだの部位名を追うときにも便利です。
それにイラストがあっても、
そのイラストの存在をより充実した形で補足してくれます。
上下左右多角面から眺めているうちに、
「あっ、そうか!」と気づくことが多いのです。

絵でスケッチすると2次元の世界に入り込み、
それなりの視覚化はできますがそこまでのもの。
見栄えよくスケッチできればうれしいが、
少しだけ絵空事に感じてしまいます。

奥行き情報などがなくなるのです。

カンタンな人形でも良いから、
立体物を指先で押し曲げたり、
伸ばしてみたりして感じてみる。
その3次元的な感触が大切です。
僕にはこのやり方は役立っています。

■2004/07/14 (水) からだを壊す前に手を打ちたかった。。。

ワークテクニックを磨きたい、
その気持ちは強くあります。
いざというときにちゃんと勉強しておかなければ、
そのときに後悔するからです。

しかしそれ以前の問題があります。

ワークを緊急避難的に受けることになる前に、
そうならないようにする方法を知りたいのです。
こちらの優先順位はワークテクニックを磨くことよりも上です。

それは家族や友達が肉体的に苦境に立ち入る前に、
回避したいという発想です。
苦境に立ったときの顔をみたくないのです。

今日お盆で父の御霊を迎えたのですが、
父には何もして上げられなかった。

晩年、父は椎間板ヘルニアで、
医師に成功するかどうか分からない手術を勧められていた。
父は拒んだ。
それを回避するために、多くの整体院や民間療法を試みた。
僕が整体などに興味を持つ以前の話です。
手当たり次第に情報を僕が集めて、
電話で問い合わせをしたり、
実際にいってみた。
だが本に書いてあることと実際になされていることのギャップが著しい。

「いっていること」と「やっていること」が、
玉虫色。

語弊があるが、
『ねずみをとるのがいい猫』。
自慢話を聞きたいのではない。

『本物』とはご縁がなかった。

僕のそのとき持った素直な感想です。

結果、痛みがひどくなったためと、
家族の経済状況を苦しめていることに気を病み、
自殺という道を進んだ。
父はプライドを持って左官業を営み、
その壁を塗っている後姿が好きだった。
椎間板ヘルニア後は、もうその道も閉ざされた。
そのことも大きな悲しみであった。

からだを壊すその前にそうならないようにしたい。

僕には、
その願いが父への弔い合戦的な意識があります。

その発想に基づき体の使い方を自分なりに検証していき、
『なぜ肉体を壊すほどの負担を強いたのか?』を分析します。
それは精密な計測機器や適切な指導者がいる元ですることではなく、
素人の域を超えないものかもしれません。

ですが少しでもからだに負担をかけない使い方が広まることが、
僕の願いです。

まだその研究過程で、
関根に説明しても『よくわからない』とそっけなくいわれて玉砕。
(ただ武道系のお友達にはストレスなく通じあえます。
「伝え方」のプロセスが未熟すぎるのです・・・)
めげながらも、地道に進んでいます。

住職のうしろでお経を唱えながら、
そんな気持ちを強く感じました。

■2004/07/13 (火) 『はじめての構造力学』を読んでみて。

『絵でわかる!
はじめての構造力学』

著者:高木任之
出版:日本実業出版社
価格:1800円

この本はもちろん整体の本ではありません。
でもこの本を読んでみた後に、
からだのさばき方や圧の繊細なかけ方を
イメージで視覚化しやすくなりました。

構造力学の専門的なことはまったくかかれていない本です。

何冊も体を構造体としてシンプルに理解するため、
構造力学の本を読み漁りました。
それらの本と比べると、
本当に初級も初級。

ですがこの本を読んでから、
すっと頭に入りだしました。

力のモーメント、力の合成、外力・内力・反力、応力など。
それをベクトルの矢印が見える形でイメージできるようになりました。
単純な平行四辺形によるベクトルが見えるだけでも、
かなり自分の力の意図が伝わるようになった。
そして平行四辺形のベクトルよりも、
少しずつ複雑なベクトルを入れていく。
するとより理想的な圧に変わっていく。

自分の意識した範囲内しか体は表現できない。
だが気づき理解できると、それにあわせて応用力が広がる。
そこが面白い。

ワーク方法を伝えるとき、
人にこのベクトルのイメージを伝えられるかどうか。
大きなポイントとなった。
逆にこのベクトルのイメージがつかめないと、
そこで止まってしまった。

『はじめての構造力学』は、
体使いの上達のために必須本だと思う。

■2004/07/13 (火) 知人の方よりモデル募集のお知らせをいただきまして

治療効果の高い施術を教えている学校があります。
実名は本当はのどまで出掛かっているのですが、
そちらの学校にご迷惑をおかけするかもしれないので、
あえて実名は伏せさせていただきます。

そちらでは3年間、4000時間を越える講義および実技を受け、
質と内容の高いことでは知られています。

そちらの卒業を控えた生徒の施術モデルをしてみませんか、
というお誘いをそちらの学校の、
ワンクッションある関係者からご連絡をいただきました。

素直に好奇心が強いので関心があります。^^1

学校を主宰なされている先生方、
またはその組織関係で長年勤められている先生方は、
当然その施術能力は高いものでしょう。
そう推察されます。
臨床で常に学び続ける姿勢がある方々がおおそうですから。

学校で実践的なことを学ぶことができる、
それは専門学校などのメリットです。
しかし実際にお客様に接してみて、
かなり勝手が違うことに戸惑います。
今の自分には知識・経験で至らないところがあると、
正直に感じるときもあります。

ですがその学校ではモデルを募集して、
スクール内で実際の施術を行うそうです。
その際には隣に心強い補佐役のベテラン先生がおられて、
もしミスがあればリカバリーをしていただけます。

それは理想的な環境でのオン・ジョブトレーニングです。

(モデルになる方は無料だそうです)

まだそのモデルに実際になったわけではないもので、
これ以上のことはお伝えできませんが、
そちらのスクールは慎重かつ誠実であることは、
このような実践的教義姿勢からも受け取ることができます。

■2004/07/13 (火) 母の心臓がちょっと痛く感じる・・・

心臓がちょっと変な感じということですが、
本当は腕の使いすぎで大胸筋と肩甲挙筋、棘下筋などの胸周りの
筋肉群が硬化している状態です。

数日ハードな仕事をこなしてきたことによって起こるものです。

ですのでその周囲を深く解放しようと試みましたが、
急性の症状でもあり痛みが強く、
息子には容赦なく「おぃおぃ」というクレーム。
おそらくどこぞの治療院で施術をうけるのならば
ある程度の痛みがあっても我慢するのでしょうが、
そのようなことをすることもなく。。。

で、仕方がないので、
モイストヒートパックを肩甲骨の下にして横になるように勧めました。
これにはとても気分をよくしたようで、気に入って自分で電子レンジで
3分ほど暖めて横になって、さめてきたらまた暖めて、
というのを幾度も繰り返していました。
とても気持ちいいものですから気に入ったのでしょうね。

かなりこの部分のモイストヒートパックによる暖めは、
肩こりにもいいです。
同時にかなり腹部も楽になるという連動した効果も期待できるようです。

そして数日が過ぎると心臓が痛いということも言わなくなりました。
少し一安心です。

ただ血圧が高めですから、あまり油断はできないので、
何かある前に
うらのかかりつけの小野医院に行くようにとも勧めておきました。

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※モイストヒートパックとは、
湿性の暖かさが持続する患部を温めるグッズ。
いくつかのサイズや種類があります。

----
【後日談】
一週間経過。
母、しっかりとモイストヒートパックを寝る前に行い続ける。
その結果、私が予想していた以上に、
臀部筋が柔らかくなっていくことに気づく。

「えっ?」という感じでした。
母の場合は、体を良く動かすことで固めたため、
解放するのは比較的スムースです。
ですがここまで肩甲骨周囲の筋肉と、
臀部筋、そしてハムストリング筋までが影響が出るとは。
たまたま母の場合は、私が肩関節をリリースして、
それからモイストヒートパックをおこないましたので、
相乗効果があったのでしょう。

それにしてもこの相乗効果は、
予想外の効果でした!!!

血圧にも改善が見られた感じもあります。
ちなみに肩甲骨の部位と腰仙椎の下にも、
モイストヒートパック置くとよさそうに考え、
それを少し実験中です。

■2004/07/11 (日) 『なぜ高くっても買ってしまうのか』を読んでみて

アメリカの最近の消費動向。
高学歴で晩婚、少子化傾向が強くなり、
自分の暮らしを楽しむことにお金を使うことができる
可処分所得が多い者が増えた。

だから自分を幸せにしてくれるものに対しては、
手の届く範囲内で高価なものを買う。
だからといって浪費家となったわけではなく、
興味の薄いものはウォールマートなどの、
大規模ディスカウントショップで安価なものを選んで買う。
そこで節約をして、自分がお気に入りで思い入れが深いものにお金を使う。
そういう経済動向が顕著になってきているそうです。

商品やサービスに取り入れたテクノロジー、デザイン、性能、機能は、
すばらしく気に入るもので、
それを使うことでベネフィット(利便性)を強く感じる。
この商品を手に入れるならば、
子供のころから情報を得て育った目が肥えたお客たちは、
一般的な平均レベルの価格帯製品以上のお金を支払う。
このような商品やサービスを、
『ニューラグジュアリー』な商品などという。

このニューラグジョアリーな商品が投入されるようになると、
中間層の価格帯商品が売れなくなる。
お金をセーブするための対象として、
安価な商品であるか、
お気に入りのニューラグジュアリーな商品が選ばれるから。

そして日本でもその傾向が強まっています。

ボディワークなどの業界でも、
賢い目を持った人が多い。
活発な情報交換がなされるようになるだろう。

するとやはり平均的なサービスの提供をしている印象が強い商品は、
より安くそのサービスを提供するコンセプトをもって伸びた企業へ流れるか、
一気にニューラグジュアリーな価値を主張できるところへ流れるでしょう。
中間層商品が減退するよう変わっていくのでしょう。

ニューラグジュアリーで生き残りをかけるために、
以下の8つのニューラグジュアリーポイントが語られています。

1.決して顧客を侮らない

2.価格-数量の需要曲線を崩壊させる

3.真の「ベネフィットの階段」を創出する

4.絶え間ないイノベーションと品質向上により、完璧な体験を提供し続ける

5.ブランドの価格帯やポジショニングを拡大する

6.バリューチェーンをカスタマイズして、「ベネフィットの階段」を提供する

7.従来とは異なるマーケティング手法を用い、ブランド信奉者を通じてヒットの種をまく

8.アウトサイダーのように当該カテゴリーを攻め続ける

参考になります。

■2004/07/11 (日) 『Tortal Physical CD』という自作CD-ROM

jimmy's soccer( http://homepage3.nifty.com/hida-takayama/ )
というサッカー関連のページを主催なされている方が、
自作CD-ROMを発売(\2800)なされるとのこと。

ホームページタイトルからわかりますように、
サッカーのことがメインのホームページですが、
CD-ROMは『Tortal Physical CD』というより広い内容です。
そして対象は『子供』の模様(誤解していたらごめんなさい)。
子供はかえって大人のような
『これは、なんだか難しそうだなぁ』
という物怖じがない分、
高度なエクササイズもスムースにこなせます。

過去の経験が、目の前の経験を邪魔しない。
そこが無垢である強みですね。

もちろん体の活きた動きを学びたい
大人にも役立つ内容でしょう。

内容的には充実している反面、
高度な点が多く、
初心者よりも中級〜上級者向けと思われます。
ただ理解を助けるようイラストなどは、
ふんだんに利用されている、はずです。

関心がある方はぜひ、
上記サイト『Tortal Physical CD』へアクセスしてみてください。

■2004/07/10 (土) 体の中の天使の羽のイメージ

良質な腕の使い方を表現するとき。

腕の末端の指先を意識する以前に、
腕の付け根を動かすようにする。
たとえば肩甲骨を天使の羽のように動かすようにと表現する。

肩甲骨がやわらかい人ならば、
肩甲骨を上げたり下げたり、
上側を開いたり閉じたり、
下側を開いたり閉じたり、
全体を開いたり閉じたり。
その動きのなかで、
自然に腕の末端が大きな動きを示していることに気づくはずだ。

その動きは手先・指先に力みはない。
勝手に動いてるようなものだ。

だから肩甲骨の羽を重視することが多い。

ですが肩甲骨の羽のような動きを重視しすぎるあまり、
体の重心が上方へとあがりすぎてしまうことがある。
合気道などしている人は、
すぐに合気道の技の合気あげができないので、
これは変だぞ、と気づく。

だがそういうチャンスがない場合。
気づかないうちに重心を理想位置からずらしてしまう。
バランスを崩す。
それにより肩甲骨をよく使うことで、
普通の人よりは強い力を容易に取り出せるようになるが、
呼吸がしにくく変わっていくことに気づく。
最低限私はそう気づきだした。

そのようなときもうひとつの大きなイメージの羽を見つけた。
ちょうど左右腎臓の位置。
そこから背後に翼を伸ばしているイメージ。
呼吸反射で起こる前後への振幅ある動きと同時に、
その翼を大きく羽ばたく。
すると呼吸を妨げられることなく、
容易に『背部全体の筋群の力が取り出せる』ことに気づく。

これは自分なりの独特なイメージの持ち方かもしれないが、
肩甲骨の部分に小さな翼があり、
腎臓部分から大きな翼が生えていて羽ばたく。

これは中国拳のケイ力の発揮の仕方を、
自分なりのイメージで表現したものかもしれない。
この小さな翼と大きな翼を同期させて力を相乗させる。
力の発揮するベクトルを一致させたときに、
力みがない強い力が取り出せることに驚く。
呼吸力がうまく利用できるときはこんな”さばけた”感触なのでしょう。

ワークにもそれが活きているのが感じられる。
力みなく動く質の高い動きの下では、
思考が静まり状況判断が的確となる。
その成果も満足できる。

だがこの力がうまく生み出せる日と
懸命に感覚を取り戻そうとトレーニングしても難しい日と分かれる。
その感覚をウォーミングアップで、
必ず取り出せるようにできたらいいのですが。

そこまではまだ道のりがありそうです。

■2004/07/09 (金) 正論を語る人ともっと泥臭い人の違い

思ったこと。

本当に一生懸命にがんばっている人。
そういう人は、たとえ自分と同じ土俵でなくても分かり合える。
たとえ立場が対立関係にあっても、ふとした瞬間分かり合える。
互いの気持ちが熱い。
それだけで十分、居心地がいい。

しかし頭だけの、あまりがんばってない人。
そういう人が、たとえ正論を口にしても貧弱でしかない。
本気で大切なものを賭けてないからいえる人の正論。

だがときとしてその貧弱な正論を語られて、
戸惑うときがある。
たいていは知恵を絞って苦しみながら道を選ぶ。
正論通りに話が進むものではなく、
実質を求めて食いつくのが精一杯。
正論を語れるほどかっこよくない。
だからさらりといわれた正論に、
そうはならない自分を見つけ動揺する。

しかし本当に一生懸命がんばっている友達にあうと、
その戸惑いは一瞬にして気にならなくなる。

不思議なものだ。。。

■2004/07/09 (金) ボディワークを教えることについて

一般の方にワークの仕方を教えて一年になります。

そしてされば私にも教えてほしいという希望のメールをいただきました。
その際にいくらかかりますか?というご質問をいただきました。

実は、お教えしているといっても、
金をいただいてお伝えしているわけではありません。
金銭の授受ができるほどのことを伝えられない、
と判断したからというわけではなく、
一般の方が『どのように私の言葉を理解し』、
『どのように行動に移すか』が知りたかった。
かえって私のほうが電車賃を使い赤字状態です。
経済的には痛いのですが、
私なりに目的がありました。
そこに集中したかったのです。
ある面、私が彼らに教えを受けている立場です。
勉強になっています。

また一般の方へお伝えすること、
そのことについて慎重に安全面を考慮しています。
いくつかの「してはならないこと」を文書で明示し、
契約書形式でサインをいただいてます。
あとでその方々に習うのではなかったと、
苦言を呈されては私の本位ではありません。
その点はもしなにかあれば廃業覚悟です。

ですので、いい加減なことやっているところを見つけたら、
即座に帰ります。
二度とお伝えしません。

本来公的に教えるためには資格が必要となると思います。
多くの方に伝える手法がわかれば、
公的な指圧師の免許を所有する友人に、
私の持つ知識を伝えたいと思います。
彼がそれに納得できるところがあれば、
使ってくださいというスタンスになるでしょう。
それでいいと思います。

社会的には、
『はりきゅうBBS| http://www.harikyu.com/bbs2/type-a.cgi 』等々
では無資格でマッサージをするものに、
危険が伴うという警鐘が鳴らされています。
「税務的」には整体やカイロプラクティックも、
暗黙のうちに認知されています。
ですがマッサージをして良いものとしての身分規定は
法的に違法性があると判断されます。

そのことを踏まえれば私自身が有料で講習に携わることは、
今は考えられません。

公的な行為ではなく、
私的なものにとどめおく現状です。
友人にも家族を守る技術を身につけてほしいという願いで
はじめたことがきっかけですもの。

無料での持ち出しの活動なのです。
それゆえに人数は、
増やすことはできないのが現状です。

■2004/07/09 (金) 前屈を楽にする秘密

もちろん脚部の前後や、腰部は柔らかいことも前提です。

プラス、肩甲骨周囲の筋肉のリリース。
臀部が硬いと前屈するとき、
うまくいかないものですが、
同時に肩甲骨周辺の筋肉がポイントになります。

四足で歩くときをイメージします。
赤ちゃんのハイハイです。
後ろ足のお尻の部分は、もちろん臀部。
では前足のお尻に当たるところは?
肩甲骨の上に当たります。

ちょうど腸骨の動きと肩甲骨の動きは、
四足で歩くとき対象的な動きを示します。
観察してみてください。
するとお尻が左右にふりふりと振られながら、
肩甲骨の部分もそれにあわせて、
お尻のふりふりを帳消しする方向へと振れています。

そして立位になったとしても、
理想的な歩き方をする人の歩きを見ると、
その傾向が見受けられます。

すると前屈をするときに臀部の柔らかさが必要、
といいましたのと同値の意味で、
肩甲骨周囲の筋肉が硬ければ、
すぐに臀部も硬くなります。
臀部の力を抜いていこうとしても、
気づかないうちにはいってしまう。

そして肩甲骨周囲の筋肉は、
あまりしこりになっていることを気づかない人が多い箇所です。
肩甲骨の骨の硬さとその周囲のしこりの硬さが、
一見すると同じと思えるほど硬くへばりついている。
肩が常にあがる傾向がある人の多くは、
すでに肩甲骨周りにしこりがついていることが多い。
すると前屈のときに気づかないうちに首を縮める癖が出る。
首の短縮は、頚椎という7つあるくびの骨の不必要な曲がりを強めます。
するとより強く首を短縮させることとなると、
脊髄神経などにダメージを与えかねないそうです。
するとそっから先まで前屈をして首を短くさせないように、
「抑制反応」が起こります。

この反射が起こらなければ、
自ら容易に頚椎捻挫を起こしかねません。

ですが肩甲骨周辺の筋肉を、
ちょっと・・というかだいぶ痛みをこらえて解放したり、
柔軟性が出るように日々トレーニングに励みますと首が伸びてきます。
上部僧帽筋や胸鎖乳突筋などの短縮も同時に柔軟性を取り戻させれば、
キレイに肩がコントロールでき、
腕が美しく大きなモーションで動かせるように。

すると、下半身は今までどおりでも、
『あれあれっ?!』という感じで前屈が楽になります。

(もちろん足腰や関節周りの柔軟性が富んでいる人は、
肩甲骨の上にしこりがついていても平気で前屈しちゃいます)

■2004/07/07 (水) パワーポイントで簡単なPRファイルを作成しました

ボディワイズの概要をプレゼンするPR用パワーポイントファイルです。

■ファイル保管場所[ZIPファイル圧縮-59KB]
(以下URLをクリックでDownLoad)
http://bodywise.hp.infoseek.co.jp/hhpp/BW_PowerPoint/bodywise-vol1.zip

■Bodywise提供のファイルを参照する場合の注意
このファイルは[Microsoft PowerPoint2000]で作成してあります。
Microsoft PowerPoint をお持ちの方は、表示に問題ありません。

しかし「PowerPointもっていないんだけど」という方、
大丈夫です。

Microsoftより[PowerPointViewer]が提供されています。
このソフトを利用すればPowerPoint本体がなくても表示可能。
ただし以下の制限があります。
アニメーション等一部制限が加わります。
そして表示に一部タブのバグがあります。
・・・あと数点不具合ありましたTT1

【[PowerPointViewer97]のダウンロードとインストール】
以下の[マイクロソフト社のダウンロードサイト]へ行きます。

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=428d5727-43ab-4f24-90b7-a94784af71a4&displaylang=ja

そして本文をお読みいただきスクリーン右側上方にある
[PowerPoint 2003 Viewer日本語]をダウンロード。
あとはパソコンにインストールしてください。
指示に従えば容易に完了できます。

[PowerPointViewer97]のプログラム起動はスタートメニューの
「すべてのプログラム」→「Microsoft PowerPoint Viewer 97」
開きたいPowerPointのデータを指定して開始ボタンをクリックします。
それでスライドショーが始まります。
あとはクリックやスペースバーをたたくなどして、
スライドを先に読み進めていきましょう。

興味のあります方は、お時間のあるときに一度ご覧ください。

どうかよろしくお願いします。

■2004/07/07 (水) ペパーミントオイルとピーナッツオイルのマッサージ

今日、ピーナッツオイルをベースオイルとして、
ペパーミントオイル(=ハッカオイル)を混ぜてオイルマッサージを試みた。

ペパーミントの効果は、
疲労回復や炎症部分を癒すなど力が強い。

同時にピーナッツオイルも、
炎症を効果的に癒す。
酸化しにくく、私が好んで使うオイルです。

その二つのオイルの性質を混ぜ合わせることで、
強い炎症を抑えるちからがあるのではないか?
マッサージをしてみると、
ピーナッツオイル+ペパーミントオイルのセットは、
オイルマッサージをしている私自身の手が、
熱くぴりぴりするような強さを感じる。
ペパーミントオイルの量によってこの感じは変わるのでしょう。

しばらくしたあともそのぴりぴりした感触は継続していて、
以前ターメリックを混ぜて行ったオイルマッサージと似ている。
だが迫ってくる厚さの力はペパーミントのほうが強く感じた。

またターメリックは、黄色い色素がそこかしこに飛び散り、
後処理が大変です。
しかしペパーミントでは、その点とても楽です。
部屋の中でもさわやかなペパーミントの香りが残る。

いい感じでした。

ちなみに腕、肩甲骨周辺などを深く解放するために、
そしてリンパ液の廃液を促進するためのオイルマッサージでした。
腕や肩甲骨外側周辺などはとても強い痛みが出ますが、
それでもオイルを利用すれば痛みはだいぶ減少します。
ですけどある程度深部のリンパ液も流そうとすると、
やっぱりけっこう痛いものです。^^1

また体の中でオイル切れになっているとき、
皮膚からオイルを必要な分だけ吸収していきます。
全身のオイルマッサージをするときは、
場合によりますが、100ml以上からだがオイルを吸収します。
プッチンプリンのカップなみなみくらいの量が、
体に吸われていくのです。

すごいですよね!
今日も、かなり驚くことになりました。

また多量のオイル切れが体の筋肉にあった証拠ですから、
それも驚きです。
オイルが補充された後には、
筋肉の動きや関節の可動がよくなるのもうなづけます。
かなり楽になるものですよ。

興味がある方は、一度ペアオイルマッサージを試してみてくださいね。

■2004/07/05 (月) 紫外線対策の必要な季節

紫外線が強くなりました。

近年紫外線を浴びる量に比例してしみや肌荒れ、
そして癌にまで至るといわれています。

そのような折、紫外線対策として、
日焼け止めクリームやパウダーが利用されています。
購入するときに、SPF値を参考にする方が多いでしょう。

表示されているSPF(スキン・プロテクト・ファンデーション)は、
日本人の平均的な日焼け度合いを計測し、
20分の日焼けを食い止めることのできるSPF値が1です。

日焼けをしたくない、
その気持ちが強いので、
SPF値の高い商品が売れています。
過去、SPF値が100もある製品が売られていたほどです。
(現在ではメーカー同士の申し合わせで、50までとしております)

ここで注意しなければならないことがあります。
紫外線予防機能がある化学物質が、
SPF値の高い製品には多く配合されます。
するとその化学物質に肌が負けてしまい、
肌荒れの原因になるケースも。

日差しが強く日焼けを気にするオーストラリアでも、
SPF値は30未満と国で規定していることからも推し量れます。

したがって日焼け止めクリームの利用は、
弱めのSPF値の製品を2〜3時間おきに。
そして汗で流れたらすぐ塗りなおすこと。

----

【SPF値と日焼けを食い止められる時間】
■SPF10 の製品を利用すると 3.3時間
■SPF30 の製品を利用すると 10時間
■SPF50 の製品を利用すると 16時間

日中の日差しの強い時間が長く続いても、
16時間も炎天下にいることは少ないでしょう。
スポーツや外勤が多い方などに限られてくると思います。
うまく紫外線と日焼け止めクリームの化学物質からも、
肌を守ってくださいね。

■2004/07/04 (日) 『自然文検索』って便利ですよね

【自然文検索】
自然文(話し言葉)検索と呼ばれる検索法で、
キーワードの代わりに文章を入力して検索ができます。

以下の二つのサイトなどがあります。

Goo ラボ > 日本語自然文検索実験 [お勧め!]
( http://labs.nttrd.com/ )

インフォシーク[○infoseek]検索エンジンを選択
( http://www.infoseek.co.jp/ )

検索サイトが変わると表示される結果がずいぶん違う。
たとえば「ボディワークを学びたい」と言葉を入れて検索。
すると両サイトでは膨大な量の検索結果がでることは共通するが、
その並び順が異なってくる。

どちらかといえばインフォシークのほうが
細かい文言まで拾ってこられてしまい使いづらく感じる。
この検索文でうちのサイトがいくつか該当する。
検索キーワードの重み付けがあまいように思える。

結果Goo日本語自然文検索を使うことが多い。

自然文で、お問い合わせ文を書けばその答えが返ってくる、
意識の流れが途切れないので検索サイトGoogleの次によく使っています。

■2004/07/03 (土) 頚椎の強圧のリスク--(1)

今日、以前一度こちらへこられた方がお見えになられた。

どちらかの整体院で頚椎の2番が後にでっぱっていると、
押し込まれたそうです。
既に首前の胸鎖乳突筋が強く張り、
頚椎、首全体が短い。
その状態では胸鎖乳突筋、臀部筋・起立筋、僧帽筋などを深くリリースせず、
強圧を加えると思わしくない反応が出ることが多いので注意が必要です。

頚椎2番を後からのど側へ押し込まれたときのリスク。
頚椎のずれの補正を意図した行為が、
あごが強く前に突き出される結果に。
(解かれた本人は気づかないはず)
そしてのどが強く締め付けられます。
同時に頭の後頭部辺りにいく血液が減少していきます。

そのときの気分の悪さがとても強かったそうで、
解いていただいた治療院へ電話をしたところ、
解いたことにより風邪の症状が進んだのだろうとの回答。
運悪く微熱が続いていたそうなので。。。

とりあえず、その方の首の後を見せていただきました。
頭の後ろ側の付け根部分に大きなしこりがありました。
特に左側。
後頭骨が強い力で下へ引き摺り下ろされる働きがあり、
後頭部への血流が悪くなります。
そして数ヶ月前からその不調が続かれていて、
どうにか持たせてきていたところ。
既に頚椎周辺は筋硬化のダメージが溜まってます。
その弱っているときに「あと一押し」が、
危険なときがあります。

施術を行う側も一言、
「あとで何か反応が出るかもしれません。
そのときはすぐに電話をください。」
といっていただければ心強い印象が残りますよね。

■2004/07/03 (土) 頚椎の強圧のリスク--(2)

外圧をかける場合、リスクがゼロとはいいきれません。
(慎重な先生は安全性確保に余念ありませんから、
不用意なまでに恐怖心を持つことも実利がないことですので)

頚椎にずれが生じるほどの首周辺の筋硬化があり、
そのしこりで頭を支えていこうとしているのです。
不用意にそのしこりを抜くと「つっかえ棒」が消えてしまい、
頭という重い質量のある物体が倒れてきます。
するとしこりが取られたところやその周辺を急激に固めて、
しこりをまた作ろうとします。
そのときの苦しさが強く、
精神的になえるほどです。

既にダメージが強くみられるとき、
反応がでやすい場所はいくつかあります。
頚椎はその筆頭です。

安全な解放の仕方を選択してほしい場所です。
結果、ワーク回数は増えるかもしれません。
経済的なご負担をおかけして申し訳ありません。
大切な体ですから安全に解きたいのでご協力お願いします。
そのような気持ちをつたえることあります。

ちなみにオステオパシーの手技のひとつ、
カウンターストレインで頚椎部分をリリースするときには、
強圧を使わずに解けます。
後に後頭部に血液が流れが減少することで、
強く気分が悪くなることはとても起こりづらい。
ワーク回数は多く見積もっていただくことになりますが、
リリースのときの痛みもなく、
ねむ〜くなって寝てしまうほど快適です。

■2004/07/03 (土) 打たれ弱い自分に効くもの

精神的に打たれ弱いもので、
自分がどこへ進もうとしているか迷子になります。
なかなか思うようにいかないと、
気ばかりが焦るとき。

たいていが自分の殻に閉じこもろうとしているときです。
そのときには好きな名言を小声で「音読」します。

きっとこれは心理学で言うアフォメーションなのでしょう。
「私は〜をしよう」とか「私は〜だ」という宣言なのです。
名言にもセンスがいいか洗練されているかなど、
音読してみるとわかります。

自分が気に入ったフレーズの名言を、
お守り代わりにメモリーしておくと、
止まった思考がやわらかくなりだします。

少し自分の気に入ってる名言を抜書きして、
ホームページにくっつけてみました。
関心がある方はぜひ。

『こっそり伝えたいやる気の出る名言-はっとする名言』
http://bodywise.hp.infoseek.co.jp/hhpp/wise-word-wakuwaku.html

■2004/07/02 (金) 人体模型販売サイト紹介と焼きトンでの研究者?

株式会社アヴィスは国内の人体模型販売サイト。

一般の方にも模型であるがゆえに、
リアルな写真よりも客観的に詳細を観察しやすい。
実物を観察しデッサン、そして型を起こしたので、
わかりやすい。
要点を押さえてデフォルメされているからです。
人体模型を手にして触ってみると、
その大きさが空間認識的に把握できます。
これは写真からでは伝わらないものです。
感触は手の圧感からくる情報なのですね。
視覚だけでは信じられないものも、
触ったとたん身近に感じられる。
その作用は強烈です。

医師であれば解剖学実習があります。
ですが整体やカイロプラクティック、
各種マッサージをなされている方で、
その経験がないかたも多くおられます。
私もその一人です。
現状として医師か、
それに準じる国家免許を持っているものでなければ、
その経験をすることは難しいでしょう。
後は海外に研修するしか手はないように思います。
中にはその実習も目的のひとつとして、
海外研修へいかれる方もいます。

変り種な話ですが。
人体の内臓の様子と、
豚の内臓の様子は類似しています。
心臓の大きさも同じくらいですし。
他の臓器の模様も驚くくらい似てます。
医師により豚の臓器を人体に移植できないか?
という研究がなされていたのがうなづけます。

内臓の勉強をするために、
『豚の焼き鳥』をしている店にバイトをしたものもいます。
やはり彼女は内臓の話になると一目置かれる存在です。
豚の内臓に病巣を見つけたり、
どのような質感があり、
どのような位置にできるか。
多くの豚の内臓を見比べて理解しています。
その甲斐あって人体の内臓を見るときも的確。

頭のイメージで作り上げた像ではなく、
リアルに手の感触で触って、観察して、
ということを繰り返した成果は強力です。
気味悪がられるからという理由で、
リアルなことはいいたがらない方ですので、
控えめなことしか口にしませんが、
かなりの精度で体を読んでるなぁという、
そんな手をしています。

そこまではしたくない。
でも、
少しでもよりリアルに学びたい、
人体パーツの仕組みを感じたい。
そのような方に模型はとても参考になります。

現在PDFカタログをダウンロードできるようになっています。

株式会社アヴィス
http://www.humanbody.jp/human/index.html

■2004/07/02 (金) 手術にはお金がかかる・・・

近所の美容室での会話で。

美容室店長の義理の妹が、
昭和医大にかかった。
病状は正確にお伝えすることはできませんが、
7時間かかる手術を受けたそうです。
腫瘍摘出にはやはり細心の注意をしてほしいので、
丁寧にやっていただくことはうれしい。

ですが長時間にわたるほど、治療費が加算するみたいなんですよね〜、
とおっしゃられて複雑なご様子。

その際に任意のニッセイなどの健康保険に
入っておられればよかったのですが、
未加入でした。
国保も未加入らしくて。

アバウトですが700万円の治療費を請求されて、
泣きつかれたのですよ・・・と。
そちらの店長はとても熱心に仕事をする方ですから、
いざというときの親類縁者からとても頼りになる、
「駆け込み寺」となっているそうです。

そのお話を聞き、
手術は受ける側もつらく、
支える側も相当な負担がかかるものと思いました。

生命保険に入るようにすることと、
手術を受けるまで病気が重くなる前に予防すること。
その二つが重要なのでしょう。

いまうちの家族が倒れたら、
どのようなことになるのだろうか。

ぞっと身震いしてしまいます。

家族のものは、
今ワークの実験台になってもらう日々です。
その甲斐あってか、
健康面は順調に良好となっています。
筋肉の柔軟性はまして、
肉体年齢を若返るようにしています。

これが功を奏して病院へいく機会をすくなくする
予防効果へとつながればと願っております。

だって700万円急に出せって言われてもだせませんし。
だからよけい真剣になります。
予防できるかどうかの結果にかかっているシビアなものですから。
結果を出さねば、、意味ありませんし。

冗談のようでまじめにそう思うこのごろです。
家族の健康を維持・促進することは、
セーブマネーにもつながるのですね。
もちろん手術のような
精神的にも肉体的にもつらい経験をしてほしくない。
このことも大きいです。
が、やっぱり今日は700万円払えないぞ、
でワークにも真剣みが増してしまいました。^^!

■2004/07/01 (木) 匿名ではないネットコミュニケーション

ソーシャル・ネットワーキング・サービスが世の中をにぎわせているそうです。

Gree[[ http://www.gree.jp/ ]]
miki[[ http://mixi.jp/ ]]
など。

匿名でのコミュニケーションがベースのインターネット。
不用意に個人情報が漏洩すれば、
トラブルの元。
人的な不信感が募り、
人間不信に陥るまで。

さびしいし悲しい現実です。

ですがソーシャル・ネットワーキング・サービスの上記サイトでは、
紹介制で会員になる方式。
名前、写真、自己紹介文、紹介者が書いたその人の印象、
最近書いたブログの記事などを表示します。

そして名前は本名。
公開します。

トラブルも少なく、
互いの信頼関係を築けるそうです。
トラブルがあるようなひとを紹介者は紹介できない、
そこがポイントですよね。^^)

理想的なコミュニケーション環境ですよね。

ただ上記のサイトは紹介制ゆえ、
すでに会員になっている方の紹介がなければ。
・・・残念。

匿名性メディアには気楽さがあるが、
信頼性がかける様子もある。
本名で語れる場をもてている人たち。
いいですよね。

個人的にそう感じます。

-

余談ですが、
誰でもページを書き換えできるWikiサイトを
運営している人たちへのアンケート回答で、
『荒らし』に合うことはほとんどなかった、
という人たちが多いようです。

漠然とした不安感で、
より大きなコミュニケーションメリットが失われること。
バランス感覚を失っている状態なのかもしれません。

もちろんリスクは想定すべきですが、
リスクとメリットのプラスとマイナスをかんがみて、
その「リスクをとること」も必要なときもあります。
事前に想定されたリスクがあれば、
対策を講じること。
正面から前向きに取り組めば、
その知恵が出てくるはずです。
よね。

■2004/07/01 (木) よろず医者いらず(書評)

書籍:「よろず医者いらず」旭利彦著/新潮社/1300円+税

副題に『体の悩みをお持ちの方へ、365日分』
と書かれた薬袋のデザインが印象的だ。

『超チキンスープ』『黒五』など他多くの健康食材が紹介されている。
著者は「夕刊フジ」や「壮快」などで健康関係のライターをしている。
医師が書いた本、ではなくモノ書きが書いた本だから読みやすい。
読めばついつい引き込まれていく。
健康促進食品の紹介では、
今となればよく知られたものも多いのですが、
改めてこの本で読んでみるとあいまいになりかけていた知識を再確認。

筆者がセレクトした食材もおもしろい。
・「ビワ」の効用

に始まり一部紹介すると


・髪が蘇る「黒ゴマ」パワー

・クエン酸が豊富「コウジ黒酢」

・血栓溶かす「ミミズ」の食べ方

・うつ症状に効果「セントジョンズワート」

・強壮食のチャンピオン「すっぽん」

・長寿を支える「大豆イソフラボン」

・脳梗塞の後遺症に「松葉サイダー」

・便秘に即効「イチジクの実」
etc...

目次を読むだけで内容が伝わってくる。
最後ページには食材を販売している連絡先もカバー。

健康食品を売っているお店の通になれそうです。

ちなみに「黒ゴマ」と「黒五」は、
すぐにでも食習慣に取り入れる予定です。

■2004/07/01 (木) Xoopsを利用して可能性を感じました--(1)

コンテンツ・マネージメント・システム(CMS)のXoopsをいじってみて。

多種多様なモジュールが用意されていました。
XOOPS日本公式サイト(http://jp.xoops.org/)に登録してあります。
カレンダー兼簡単なグループウエアソフトやブログツールまで。
簡単に導入できて高機能。

おそらくHTMLをまったく知らない人でも、
簡単にホームページ運用をすることができる世の中になったのでしょう。
それにCGIの便利な機能もとりこまれており、
パーミッションの設定なども必要ない。

インストールが簡単で、
どんどんダウンロードして試してみている最中です。
ホームページの立ち上がり速度は、
シンプルなHTMLで書かれたページと比べれば遅いですが、
それを上回る便利な機能が多くて。

どうすればこれらをうまく有効活用できるか?
そのような悩みがでてくるほどです。

Xoopsの利用目的としては、
ボディワーク業の方々のためのサイトを作ってみたい。

ただ考えるのですが、
ボディワークといいましても、
行動面を重視したムーブメントワークを得意とするもの、
施術面を重視するものさまざまです。
各流派があります。

その流派ごとでは気心が理解できますから、
そこの書き込みを見ても何を意図しているのかがわかりますが、
他の流派の人の書き込みを見てもぴんとこないこと、
よくわるものです。
いいとかわるいとかいう判断するための、
共通の土俵に立っていないのですから組み合えない。
そのような感覚です。

各流派を超えて話し合うことで、
その知識が相互に融和発展することも大きな成果です。
ですが他業種の共同開発事業が暗礁に乗り上げること、
とても多いという事実があります。

ちょっと別の例で考えれば、ダンスの流派では、
古典のバレエダンサーを目指すものと、
ブレイクダンスやヒップホップを目指すもの。
相互相容れる「ダンス」という大項目のくくりがあるのですが、
バレエダンサーにブレイクダンスのエクササイズを取り入れるように
進めても取り合ってくれる方は皆無に等しいでしょう。
同様にブレイクダンスをしているものはダンスのエクササイズとして、
バレエのレッスンを取り入れることがあったとしても、
やりたいのはブレイクダンス。

「ダンス」という大項目に、
その両者を押し込めて話をさせようとしても
不協和音が聞こえてくることが多い。



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