1.妊娠から理想的なお産へ 妊娠するように対処するだけでよいのでしょうか。 いざ妊娠したとしても精神的には穏やかではありません。 たとえば身体のとくに骨盤の周囲の筋肉がいつも緊張しているタイプの女性は必ずといってよいほど難産になるそうです。ということは不妊について考えていくことも大切ですが、それをより発展させてお産という女性にとっては非常に多くの生命の危機に対して積極的に取り組んでいきましょう。そして、とても丈夫な赤ちゃんを産んでいただけるよう祈っております。 ちなみに骨盤が前傾したままでの妊娠は以下のようなイメージとなります。ご覧いただきましてわかりますように、胎児の肩口や肋骨部分が母体の骨盤にあたってしまっていることにより過度な圧迫が常時加えられています。つぎに骨盤の中にうまくおさまることができませんからその分不安定な揺れを感じ続けなければなりません。例えば車でもスムースにすぅっと走る乗り心地の良い車と、うまくシートに密着できないでゆっさゆっさ揺れている状態とではまったく違いますよね。もちろんしっかりと骨盤の位置が整えられていることが理想的な胎児の生育や出産にも重要となります。
2.妊娠障害への対応から次へ 一般的な解消方法は産婦人科への通院。不妊科があるところも。 そのほか健康食品、民間療法、その他温泉温経湯などの各種健康法などが挙げられます。 各種療法のうち、ボディワークで対処できるものもあります。 ボディワークは内臓も含めた体全体を考えていく方針。 整体でつわりを軽くすることもできますので、整体院にも妊婦さんがきていただいています。不妊治療目的の女性もきていただいています。 それは健康になることが理想的な体型が一番妊娠しやすく、同時に安心してお産ができるからです。 とりあえず整体をしていたらカゼもひかなくなったし、丈夫になりました。そして腰痛や肩こり、生理痛などがなくなり虚弱体質やダイエット効果もあるんです。そのために一度いってみようかな、っていう感じのきっかけでもいいでしょう。 そして特に骨盤内の血流を良くすることが、結構必要なようですよね。 あと、病院で、《血行を良くする薬》を出されて飲んでいるときなど、ある程度元気だったら、散歩くらいの軽い運動をした方が良いのでしょう。 卵管造影をした後は卵管の通りがよくなるので、妊娠しやすくなるそうです。 そのような卵管の通りを物理的にスペースをうまく空けることによっておこなうことができます。 不妊症などの妊娠障害の方のなかには、体質改善からはじめなければならない人がいます。 生殖系の障害、たとえば生理不順、生理痛、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮の後屈前屈、排卵痛など。 首こり、肩凝り、腰痛もち、体の芯が緊張しすぎているなどの症状があります。 花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー体質。 内臓癒着、腹部の血流異常、恥骨のずれ、仙腸関節のずれ(出産時の骨盤の開きが悪くなる)、冷え性、むくみやすい、特に消化器系が弱い、脚部がO・X型が多い、腰のくびれがない、脊椎のずれ(特に仙骨や腰椎部分)、骨盤のずれ(一方が開いたまま、前屈型<=子宮前屈になりやすい>、後屈型<=子宮後屈になりやすい>)、股関節脱臼など。 ちょうど良い位置に生殖器があるかどうかをアバウトですが外見的に見ますと次のような見分けかたができます。骨盤がしっかりした位置にあり、生殖機能がよい状態の女性は恥骨がちょっとぽっこりとでています。ある意味昔言った小股の切れ上がったよいオンナっていう感じです。小股のVの字が鋭角になって恥骨が高いところにあるということをあらわしています。しかし残念ながら最近の女性では恥骨がずれてしまい引っ込んでしまっている状態の方が非常に多いいのです。
そして男性不妊のときも、男性の生殖機能が向上していきます。 以上のような機能性不妊の疑いが濃い人のときは一度試してみては。 投薬以外のアプローチとして、 そのときに一つの選択肢としてボディワークや整体などを取り入れるのもよいでしょう。 |
男性不妊 | 40% |
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卵管性不妊 | 30% |
黄体機能不全 | 20% |
排卵障害 | 15% |
頚管粘液性不妊 | 15% |
免疫性不妊 | 5-10% |
子宮異常 | 8% |
原因不明 | 10% |
★ 不妊症 ★ 子供を希望しながら2年以上子供のできない状態を不妊症といい、女性側に明らかな不妊の原因があれうものを女性不妊、男性側に原因のあるものを男性不妊といいます。 もちろん双方に原因のある場合、どちら側にも原因が見当たらないという場合もあります。 また、結婚後一度も妊娠したことがないものを原発不妊、過去に妊娠ないし出産した経験はあっても、その後不妊であるものを続発不妊といいます。 |
★ 原因 ★
女性側の原因としてあげられるのは次のようなものです。 1.卵巣機能に異常がある 卵巣の障害には、排卵の異常と卵巣ホルモン分泌の異常があります。無排卵の場合はもちろん、排卵回数の少ない場合も不妊の傾向があります。また卵巣ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)の分泌の異常は、子宮内膜の増殖に影響し、たとえ受精したとしても、受精卵の着床が阻害されて不妊の原因となります。また、卵巣そのものの異状以外に、下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンの低下、甲状腺や副腎など他の内分泌腺の機能異常によることもあります。 2.卵管通過性に異常がある 卵管腔に障害があると、卵子と精子が出会えません。原因は、ほとんどが炎症による内腔の閉塞や分泌物がたまったためにできた腫留です。内腔に変化がなくても、腹膜炎などによって卵管が周囲の臓器と癒着したりするとやはり通過性が妨げられます。 炎症の中でももっとも変化が強く、治療の困難なものは結核によるものでしたが、最近はほとんど見られません。結核菌以外には、淋菌のような特殊なものを除くと、一般細菌によるものも多く、また卵巣や卵管の子宮内膜症は、しばしばその周囲の臓器と癒着して、卵管の通過性を妨げ、不妊症の原因となります。 3.子宮に異常がある 子宮の高度な発育不全や奇形は不妊の原因となります。また、子宮内膜の増殖の異常や、子宮内膜の炎症、子宮内膜症、子宮筋腫、特に粘膜下筋腫は不妊の大きな原因となります。 子宮頚管から分泌される頚管粘液の異常は、精子の進入を妨げますが、その原因としては卵巣ホルモンの分泌異常、炎症などがあげられます。 4.膣に異常がある 強い炎症があるときは不妊の原因になりますが、この場合、子宮頚管炎や子宮内膜炎などを併発していることがよくあります。まれには膣欠損などの奇形もあります。 5.全身性疾患 下垂体、甲状腺、副腎などの機能異常による内分泌障害、糖尿病などの代謝障害、中毒性疾患、栄養障害、精神障害などがあります。 男性側に不妊の原因がある場合 大部分が精液の異常で、精液1ml中に精子が4000万個以下(正常値は6000〜1億)を精子減少症、精子がない場合は無精子症といいます。これらの原因は、炎症やホルモンの異常や睾丸の静脈瘤によって、睾丸組織の中で精子の産生がおこなわれていない場合と、産生はおこなわれても、その通路である精管が閉塞しているために排出ができない場合とがあります。また女性の場合と同様に内分泌障害、代謝障害、中毒性疾患、栄養障害、精神障害、放射線障害などの全身性疾患が、不妊の原因となることもあります。 |
★ 治療 ★ 排卵異常にたいしては、排卵誘発をおこないます。最近は下垂体ホルモン剤、クロミフェンなど、優れた排卵誘発剤瓦解初され、効果をあげています。 卵管通過性障害があるときは、卵管通気法、卵管通水法などを繰り返して、通過性の改善を試みます。これで効果の上がらない場合は、卵管形成術で手術的に再疎通をおこなうこともありますが、術後の妊娠率はあまり高くはありません。 卵巣ホルモンの分泌異常にたいしては、ホルモン療法をおこないます。ただし、性ホルモンの投与はかえって排卵を抑制したり、不正出血の原因になることがあるので、専門医の指導の下に慎重におこなうことが必要です。 男性側の治療は、精子減少症にたいしてはビタミン剤やホルモン剤の投与がおこなわれます。しかし、確実に精子数が増加するとは限りません。高度の精子減少症や無精子症にたいしては、治療はいっそう困難です。最近睾丸の静脈瘤にたいし、それを取り除く手術が盛んにおこなわれ、かなりの効果があるといわれています。 精子減少症にたいしては、夫の精液を用いて人工受精(AIH)をおこなうことがあります。また、高度の精子減少症や無精子症で、どうしても子供を望む場合は、精液提供者による人工受精(AID)をおこなうこともあります。しかし、これは優生学的、社会道徳的、あるいは法律的に多くの問題を含んでおり、実施にたいして批判的な意見も多くありますので、もしおこなう場合には、慎重な配慮が為されなければなりません。 |
40%の割合で男性不妊のケースも多い。 たとえば無精子症とか、精子異常など。
女性の場合は卵管性不妊が多い。30% 卵管が癒着していたり、卵巣から放出された卵子がうまく卵管に取り込まれない、卵管内のひだがうまく卵子を運ばない。 子宮内膜症のときは不妊症の3人に1人。 子宮内膜症とは、子宮の内側をあつく覆う子宮内膜が子宮以外のところで増殖してしまう病気。本来ならば、妊娠が成立しなかったとき、剥がれ落ちて、月経血となって排出されるものが、なぜか逆流して卵巣や卵管、腹膜などで増殖してしまう。すると、卵巣や卵管に癒着をおくして排卵を妨げたり、不自然な場所で増殖している内膜を排除しようとするからだの免疫の働きで、精子や受精卵に有害な物質が放出されたりするらしい。 免疫性不妊 5−10% 精子に対する免疫抗体によるもの。つまり、女性の体が男性の精子を異物として認識してしまい、それを排除してしまうような抗体を作ってしまう。 抗体があると、膣内に放出された精子を一斉に抗体が襲ってやっつけようとするのだから精子はたまらない。当然妊娠なんてできません。単純にいえば、女性が男性の精子にアレルギーを起こしています。この抗体は特定の男性の精子だけに働くということではなく、精子一般に対して反応します。 排卵に問題がなく、受精できたとしても今度は受精卵がうまく子宮に着床しないというとき、着床してもうまく育たず流産を繰り返してしまう場合。 これは受精はしても胎児が育たない不育症という。原因として、女性ホルモンの働きが悪く、赤ちゃんのベッドになる子宮内膜がうまく準備されなかったり、子宮の形が異常だったり、子宮に筋腫があることも。 いろいろな原因で排卵がうまくいかず、いつも卵子不在となる。 原因として多いのが、卵管が癒着していたり、卵巣から放出された卵子がうまく卵管に取り込まれない、卵管内のひだがうまく卵子を運ばないなど。クラミジアなどの細菌に感染して炎症を起こしている場合や、先天的に卵管の通りが悪い場合もある。 不妊治療方法 一般不妊治療 (タイミング指導、人工受精、薬物療法、手術) 高度生殖医療 (ギフト法、体外受精、顕微受精) 婦人科系疾患 婦人科系の疾患を持っている方は、急な血圧上昇や過呼吸状態に耐えられず、いきにくい傾向があります。 子宮内膜症:食生活の欧米化で20-30代の未婚女性に急増 症状(月経前の激痛と性交時の、奥に痛み) こんな人は気を付けて! (主な発生部位:卵管、卵巣、大腸、子宮筋層、子宮外膜、子宮体部、膀胱など) 子宮筋腫:自覚症状がなく、30代以上の女性の20%に発生 症状(頻尿や便秘も筋腫の注意信号・月経の量が多くなったり、月経痛がひどくなったり、月経周期が長くなったりなどの月経異常を起こします。) こんな人は気を付けて! (主な発生部位:有茎しょう膜下筋腫、粘膜筋腫、筋層内筋腫、頚部筋腫など) 子宮膣部びらん:性成熟期の女性によくある生理的現象 症状(セックス後の出血に疑いが・全く症状がないこともあります) 卵巣ガン:静かなるガンといわれるほど、初期症状のないガン。定期的に検診を受けて早期発見を。 症状(初期症状が全くないことが多い。急速に周囲に広がり、瞬く間に卵管、子宮、膣、直腸などに転移します。) こんな人は気を付けて!「未婚で、肉食が中心」 子宮頚ガン:症状が出たときにはもう遅いことが多い。定期的に検診を受けて早期発見を。 症状(ガンが進行してくると、性器からの出血、値の混じった汚い織物が増える、腎臓の機能障害、座骨神経痛、下半身のむくみなどの症状。) こんな人は気を付けて!「不衛生なセックスをしている」 子宮体ガン 症状(不正出血と血性の下り物が出現) こんな人は気を付けて!「太っている、血圧が高い」 ほか膣炎、性行為感染症、生理不順など 月経不順の主な原因
原発性月経困難症:子宮や卵巣、卵管といった内性器の部分に、炎症や腫瘍など器質的な異常がない場合に出てくる生理痛を言う。 器質性月経困難症:内性器などに器質的な原因があり、それによって月経困難症が引き起こされます。代表的な原因は子宮内膜症と子宮筋腫。 |
便秘になるとおきる婦人科系疾患のこと ちょっと婦人科系の疾患とは異色ですが、女性内性器(子宮や卵巣)に大きな影響。 ウンチはからだに必要のない不要物と有害物質のかたまり。 うんちが腸内にとどまるわけですから、うんちから発生したガスは、うんちで出口がふさがれている腸内に充満し、腹痛を起こすことがあります。 パターンとしては次の4つ。
子宮後屈は流産や不妊症に? 子宮後屈には移動性と癒着性があります。移動性の後屈は特に治療必要ない。整体などでも理想的な位置に戻すことができます。癒着性の後屈で通過障害を起こすときは、不妊の原因になることがあります。 子宮後屈の人は10%程度。妊娠して子宮が大きくなると、たいてい自然に腹腔のなかにでてきます。 一般的に子宮の頚管は膣に対して前傾位置にあり、子宮体は頚管にたいして前方に曲がっているのが正常位置。 たばこはお腹の赤ちゃんに影響を与えます? 妊娠中の喫煙は、胎児の体重増加を妨げるほか、自然流産、早産、周産期脂肪、妊娠合併症を促します。たばこの煙に含まれる有害物質、ニコチン、一酸化炭素、シアン化物によるものです。 多嚢胞性卵巣の人には、太っている・ニキビが多い・毛深い、という人が多いとありますよね。多嚢胞性卵巣の症状を本で読んだときに愕然としました。確かに生理が始まってから太り始め、にきびもひどくなったからです。毛深いのもそうでした。 チョコレート嚢腫の治療でここ9ヶ月も排卵&生理がなかった・・・大変ですよね。 一般的ではありませんが、妊娠治療時の薬の副作用により次のような症状を起こす人もいます。 「薬を飲んで、卵巣が腫れて全身にむくみが来て、心不全を起こしたこともあります。」 私も排卵は正常ですが、時々排卵誘発剤 (HCG) を注射することがあります。排卵をより確実にするためのようです。 しかし精子の具合があまり良くありません。 そのため今の病院では排卵誘発剤をだされました。 薬によって卵の数をふやしたり、大きくしたりして妊娠の確率を上げるそうです。 男性不妊の場合はあまり薬(ビタミンEとか漢方)がきかないらしく、 (きく人は3ヶ月くらいできくらしい) 私の状況をさらに良くする方法が良いらしいです。 薬を飲んで、卵巣が腫れて全身にむくみが来て、心不全を起こしたこともあります。 「子宮卵管造影我慢しすぎて失神する人もいる」・・・体験者談 「卵管造影をした後は卵管の通りがよくなるので、妊娠しやすくなるそうです。」 通水検査で判るのは、「少なくともどちらか一方の卵管が通っている」か、「両方の卵管が詰まっている」かのどちらか。 私が通水をする前、先生に「痛いんですか?」と聞いたことがあります。すると、「卵管が通ってない程痛いことが多いそうで痛みも重要な所見のうちです。」といわれました。 基礎体温の高温期が8日間しか無くギザギザだったので、 黄体機能不全と診断されました。 男性不妊症検査 精巣生検自体は数時間で済むのだけど、一応麻酔してメス入れるわけですし事後の経過を見るのに、約3日くらいの入院が必要。 精索静脈りゅうの可能性があるときは、赤ちゃんの時に鼠径ヘルニアの手術もしてるので、精管の方まで調べて手術するということになったら入院7日。 「子供を産むこと。それは女性にとって、また男性にとって、 心の底からの欲求ですよね。女としての本能なんです。 だから、それが満たされないことが時々こんなにも苦しく感じるんだと思います。 」 「健康になることは、妊娠しやすくなること。そして安産と丈夫な子供を産むことへつながります。体質改善は大きなポイントのような気がする。 妊娠できるイコール健康であるってことですもの。」 |