噛み合わせ指摘★★★


★噛み合わせで悪い状態にある人は、噛みにくいので、反対側の歯と顎を使って噛んでしまう。
★生体力学要点・次のことを実行しましょう!
★噛み合わせについてつぎの習慣は身体のずれを助長します。
★横やうつ伏せで寝る ×
★非常に簡単な噛み合わせチェック方法
★口呼吸は万病をよぶ
●口・鼻・皮膚で呼吸をしています。
★体のゆがみをとるためには→鼻呼吸、利き腕でない方を使うようにしばらくの間習慣づけてみる
★噛み合わせのずれが助長される習慣
★噛み合わせをよくしましょう

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額関節症についてのいくつかの考察:
噛み合わせで悪い状態にある人は、噛みにくいので、反対側の歯と顎を使って噛んでしまう。→それにより悪くない方の顎が異常発達する結果となります。その結果、顎が異常発達した側の半身が特に過緊張状態になり、身体のバランスを崩す原因になるわけです。
歯科矯正についての考察:
歯科矯正と同時進行に整体やカイロプラクティックを受けた場合。
歯科矯正をするときには顎関節にもかみ合わせパターンが矯正器具の強い締め付けなどにより変わります。顎関節(顎の関節)は大変重要な関節で、体中の関節に関連している関節の一つです。つまり、顎関節が可動性を失うと、その失われた可動性に比例して体全身の関節の動きが同時に制限を受けます。そのような関節はもうひとつ仙腸関節もそうです。そして週一度や2週間に一度などのペースで矯正具の絞め変えのたびに、体中の関節の硬くなるパターンが変化します。一概には言えませんが、矯正自体外部の圧力を掛け続ける行為である以上、”身体に対しての負担”となります。よっていくらボディワークの筋膜解放テクニック等で解放していこうとしても矯正具の締め付けを変えることによりまた新たな歪みが生じます。かつて歯科矯正中のクライアントのワークをして、そのことを実感を持って強く感じました。
額関節症の方の姿勢パターンの考察:
立っている姿を横から写真を撮って観察をしてみます。すると、体が前傾している、または前傾しすぎている方が非常に多く見受けられます。そのことを発見してからより、前傾姿勢傾向が強い方、または明らかに立位時に体を支えているのが骨格という頼り甲斐のあるパートではなく使いすぎれば筋肉疲労を起こしてダメージを受ける筋肉を使って支えている方などは自ずとこちらから額関節に負担がかかりすぎているということを予想します。そしてその予想が外れることはほとんどないのが現状です。
これは僕の予想なのですが立位姿勢のときに体が前傾しているときには知らず知らずのうちに奥歯を食いしばっている状態を作り出します。それは「前傾していて倒れそうだ!だから体が前に倒れないようにぐっとこらえなければ!」という声が聞こえてきます。そのときにぐっと奥歯を食いしばっている状況となります。つまり立っているとき、または座っているときなど体を起こしている間中、無意識のうちに歯を食いしばり続けることとなっています。その証拠にこう筋という顎関節の上に位置する顎を上下に動かす筋肉が非常に硬くしこり状態となっております。
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左端:OK/中央:こう筋の硬化が見られる。しこりとして張り出していてアゴのラインが出っ張ってくる。初期では片側のみが特に。経験からしますと7割以上が左側です。左右の脊椎の側湾傾向があれば顎関節に不快なサインが出ているでしょう/右端:全体的に顎関節の開きが悪くなる、または閉じにくくなる。左右両顎のこう筋に硬いしこりが見られます。僕は本能的に「顎関節に支障があるだろうな、このクライアントは」と予想します。ほぼ常にそれはあたっています。

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左:OK、言うことないです。美しいバレリーナのようなよくのびた首筋。胸鎖乳突筋がはっきり見えます。/右:無意識のうちに歯を食いしばって頭が前に倒れるのを必死に防いでいます。顎関節に負担が大きい首の位置です。この立ち方をする以上、額関節症の手術を受けたとしても再度以前の額関節症の状況に陥ります。注意すべきです。
↓ ボディワイズでの対応方法 ↓
★ボディワイズでの解放メリット★
顎関節を解放していくと同時に、
顔が美しく、若々しく変わります!

上記に挙げました顎関節に負担がかかりやすい姿勢で立つ状態を改善しなければなりません。そうするためにはまずは顎関節が歪むことによって全身の関節が影響を受けて筋肉の硬化が著しいパターンを持たれている方がほとんどですので、まずは全身レベルでの筋膜の解放が進んでいくことがもっとも大切です。
・・・それができませんと、真っ直ぐ立つ、グラウディングをする状況を体得することは個人で立ち方をトライアンドエラーでブラッシュアップをかけていっても不可能に近いからです。

次に大切なのが頚椎という首の骨の周囲の筋肉が非常に硬くなっていることに着目し解放しなければなりません。また同時に背部の筋肉群も解放していく必要もあります。例えば斜角筋や胸鎖乳突筋・僧帽筋・脊柱起立筋などなど様々な入り組んだ首の筋肉に硬化している傾向が見られます。ちなみに胸鎖乳突筋が硬く硬化してしまっている方が多いので、真っ直ぐ立つ状態に頭の位置を調整しますとちょうど顎の下の筋肉が二重あご状態となります。余分な筋肉をずいぶんとつけてしまっているのです。そのことでかなりの方が「Ohh!」と驚きの声を上げます。そしてこれらの筋肉群をカウンターストレインによって調整していき柔軟性に富む状態に書き換えていきます。
同時に頭部の頭蓋骨の縫合部分(ぎざぎざしたトウガイコツのパーツが組み合わさっている縫い目のところ)が歪んでいるケースもほとんど。頭蓋骨縫合部分の調整が必要となります。蝶形骨という骨がずれていたり頭頂骨・側頭骨・後頭骨がずれていたり、頬骨もずれていることが多いのです。こちらのほうも基本的にカウンターストレインで対応していきます。縫合部分のずれをとっていきますとそれだけでもかなり顔の筋肉が軟らかくなっていき、トウガイコツのサイズもたいていは理想的な状態へと変化を遂げます。
つぎにこう筋という下顎を上下に動かす噛む筋肉を調整します。これまたカウンターストレイン。なぜカウンターストレインを多用するかというと、基本的に顔の筋肉を筋膜マッサージで解放することはいたしません。顔の筋肉は非常に繊細な筋肉が縦横に入り組んでいます。そして細い筋肉であるがゆえに顔の筋膜癒着を即座にとりたいからといって筋膜解放マッサージをしては繊細な筋肉を傷めてしまうなどのリスクが伴います。ですので唯一筋膜解放テクニックで顎関節の調整に生かすときはあまりにも硬く岩のように変化して盛り上った状態のこう筋を解くときのみです。このレベルの硬さのクライアントもじつのところかなりおられます。極力は痛みが少ないかまたは無痛のカウンターストレインでとき、最後の最後に十分なやわらかさを確保できてその仕上げとして筋膜解放テクニックを使います。
また体全身の調整が進んでから次のステップの頚部や頭部の調整にいかなければ、また必ず顔の状況や顎の状況がもとの不都合のある状況にもどりますので、上記の手順通りすすめなければなりません。

けっしてここまでくるまで平坦な道だったといえないでしょう。しかし、ちゃんとここまでこれるとかなり顔の左右のシンメトリーな状態が引き立ちます。
顎のいらない筋肉が減少してすっきりしていきます。目尻の左右の不釣り合い、右目が小さくってとかがなくなり左右が揃っていきます。顔の表情筋が十分にスムースな動きをとれるようになります。どうしても顎関節に不具合があると片側の口元がうまく動かずに意にそぐわずにシニカルな感じを相手に与えてしまい損をしています。それが美しく微笑むことができるようになるわけです。
あと首の筋肉の柔軟性が増していくと頭の中に流れていく血液が充分流れ込みはじめ、顔色がよくなります。
ですので顎の関節が調整されていくだけではなく、より魅力的な表情となりますから、女性のクライアントには大変喜ばれています。鏡で観てわかりますから。もちろん男性も喜んで頂けることでしょう。顎関節の機能が向上すると同時に、大切なプレゼントがまっている、という感じです。

(上記の頚椎の調整や頭部の調整は、ボディワイズでは2000年半ばより大幅に取り入れられています。)

★生体力学要点・次のことを実行しましょう!
  1. 上向きに寝ること
  2. 食事スタイルを整えて左右均等に噛むこと
  3. 鼻呼吸をしましょう
  4. 体の緊張側の反対を使いましょう(右利きの方は左手を使う練習を)


★噛み合わせについてつぎの習慣は身体のずれを助長します。
  1. 口呼吸(腰痛、痔の原因に)
  2. 片側で噛む

★横やうつ伏せで寝る ×
寝る姿勢は、いつも噛んでいる顎の反対側でガム噛むことと、鼻呼吸で3-6カ月で矯正されていきます。

(顎の負担)
寝返りをうつと  370g
うつ伏せに寝ると 120g
歯科矯正のとき20〜60g

結果:いくら歯科矯正をしても寝相が悪いとすぐに矯正状態異常の負担がかさんでしまいます。つまり、歯科矯正が60gだとしてうつ伏せに寝るときの顎への負担はその2倍にもなり、1日に8時間睡眠をとっているとしてかなり長い間、顎によくないストレスがかかり続けます。それにより歯科矯正の何倍もの威力で、顎は変形していきます。左右の顎でバランスを崩し噛む力が強い方がでると、そちら側の身体は縮小することが歯科医のデータで明らかになっています。おそらく長期にわたるこの習慣は、必ず身体の姿勢をずらす結果に拍車をかけるでしょう。



非常に簡単な噛み合わせチェック方法
  1. 右の靴の踵が減るとき→右側の噛み合わせが悪い→左側で噛む癖ができあがります。
  2. 靴の前側が減るとき→姿勢が前屈みになり奥歯が悪くなります。


★口呼吸は万病をよぶ
  1. 口呼吸をする習慣は、顎をゆがませ、全身骨格ゆがみをつくり、高血圧、痔、呼吸器系疾患になる危険性があります。
  2. ・口呼吸のときの寝方→横向き、うつぶせ→自分の体重でつぶれる・成人の頭部は5kgの重量があり、それが顎を押しつぶす→習慣悪→鼻がつまるので口呼吸になる→一方のみの噛む力が大きくなる。
  3. 口呼吸←→うつ伏せ横向きに寝る←→片側噛み全身ゆがみ
  4. 生体力学→口呼吸と寝方→全身のゆがみへ


●口・鼻・皮膚で呼吸をしています。
(鼻が悪いと鼻呼吸ができない)
  1. 1歳までは鼻呼吸しかできない
  2. 口呼吸の食事→片側だけで噛むようになる
  3. 口呼吸と片側噛み→噛む方が縮む


★体のゆがみをとるためには→鼻呼吸、利き腕でない方を使うようにしばらくの間習慣づけてみる
  1. 鼻呼吸で予防
    風邪、扁桃痛、花粉症、リュウマチ、アトピー、筋無力症、潰瘍性大腸炎、白血病、心臓病、糖尿病、肝炎
    (口からはいる免疫病予防ができる)
  2. 鼻呼吸がよいのは、鼻の粘膜、リンパ節(白血球リンパ層)、鼻毛があるから
  3. 鼻呼吸になりにくい人→おしゃべりな人
  4. 口呼吸になると、口内リンパ節に病巣ができ免疫機能が低下します。
  5. 自然な状態で口が開く


★噛み合わせのずれが助長される習慣
  1. いつも同じ側でモノを噛む
  2. うつ伏せで横寝をする
  3. 利き腕が決まっている
  4. 口呼吸→顎がでて腹がでる


★噛み合わせをよくしましょう
  1. 唇を閉じて噛みにくい方でガムを噛むトレーニング
  2. 左右差がとれること
  3. 唇を開く運動(上唇は自然に寸ずまりになることがありますので、自然に口呼吸になります。物理的に上唇をもってのバストレーニングをして、できるだけ口呼吸をしないようにします)
  4. 食事スタイル→まっすぐ座り左右均等に食物を分けて、30回噛むようにすること。
  5. 寝るときに口に漢字の八の字のようにばんそうこうを張って口をあまり開かないようにします。しかしきつめに張りますと、危険なケースがあります。例えば、無呼吸の人やくしゃみをした人などです。くしゃみをしたとき口が押さえられていると鼓膜が破れる恐れがあるからです。


★噛み合わせで悪い状態にある人は、噛みにくいので、反対側の歯と顎を使って噛んでしまう。
★生体力学要点・次のことを実行しましょう!
★噛み合わせについてつぎの習慣は身体のずれを助長します。
★横やうつ伏せで寝る ×
★非常に簡単な噛み合わせチェック方法
★口呼吸は万病をよぶ
●口・鼻・皮膚で呼吸をしています。
★体のゆがみをとるためには→鼻呼吸、利き腕でない方を使うようにしばらくの間習慣づけてみる
★噛み合わせのずれが助長される習慣
★噛み合わせをよくしましょう

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