省エネ効果に優れた立ち方や歩行:それにはフィットした靴がいる!

足の仕組み
■ショックアブソーバー・クッションの役割
(クッションがあるから仙骨や腰部など大切な器官を守れる。足裏全身反射効果。)
■構造体としての基礎(ピサの斜塔ではいけない!)
■循環器の要(静脈のポンプ)

以上は靴で改善できます!
オーダーインソールやコンフォート靴は、脚長差、足底部の傾斜度、クッションの強さなどその他多くの項目を調整していきます。それにより脚部の変化が骨盤の位置を正し、姿勢を美しくするのです。

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■ショックを吸収するクッションの役割
(クッションがあるから仙骨や腰部など大切な器官を守れる。足裏全身反射効果。)


■足裏の3アーチ

★アーチが萎えていたり、ありすぎるときは足指を鍛えるトレーニングで復活させましょう。最低3ヶ月は一日5分続ける事。またキネシオテーピングによるサポートも有効です。
●前アーチがなくなると”開長足”。中足靭帯が萎えてしまったという事。


●横アーチがありすぎるとハイアーチ、なくなると偏平足。どちらも歩いていて非常に疲れる。足跡はフットプリントをとるとよくわかります。



 

 



■構造体としての基礎
(脚部はピサの斜塔ではいけない!)

●身体は内骨格を使いバランスを取って垂直に体を支えます。骨で体を支えているから疲れない。ですがO脚、X脚、内反足・外反足では骨格が垂直になれず傾斜をしており、”筋肉をあたかも骨と同じ硬さにして体を支え続けている”事となります。この状態になるとあとは特別な事をしない限りより悪化していきます。その解消法の一つがボディワークであり、そしてインソールやコンフォート靴なのです。




O脚・X脚を根本から対応するためには不要な全身の筋力を解放するしか手はない。歩き方の改善もそれに関わる。
また内反足・外反足では身体を骨で正常に支える事は不可能。それらは常に筋肉を骨と同じ硬化に緊張させて支えています。それを適切なインソールは即座に補正して骨で体を支える事を実現。それにより筋肉の硬化が防げ、貴重な身体の柔軟性を取り戻すきっかけとなるでしょう。
●靴は身体のもっとも基底部を支えているものですから、フィットしなければ常に体の状態を傾斜させて筋肉が支え続けます。靴によるわずかな傾斜も頂上の頭部では信じられないずれとなります。それはO脚・X脚・外反母趾、膝痛、足首痛、股関節痛、腰痛、肩こり、背部痛などの原因となります。デリケートな補正が必要です。

■循環器の要(静脈のポンプ)
ふくらはぎの静脈ポンプとしての役割を発揮する事。これをミルキンアクションといいます。これがなくなると脚部のむくみ、冷え性、静脈瘤などにつながります。
筋肉の収縮力で血液を心臓に、
リンパ液をリンパ節へ。

 

 

 

 

 




■靴の現状チェックシート
・靴底の方減り
(右/□かかと □外側 □内側)
(左/□かかと □外側 □内側)
・足裏の□マメ □タコ
・普段履く靴の種類(□ヒールが5センチ以上 □ピンヒール・厚底靴)
・□内反足 □外反足(直立時かかとのそる方向)
・□O脚 □X脚
・足裏の3アーチ
(右/□縦 □横 □前_______________)
(左/□縦 □横 □前_______________)
・シンスプリント(すねの筋肉の痛み)
(右/□外側 □内側 □後側_________)
(左/□外側 □内側 □後側_________)
・脚柔軟性(足の骨を前後左右から触れるか)
(右/□ふくらはぎ □大腿筋)
(左/□ふくらはぎ □大腿筋)
・□外反母趾
・□腰痛
・□肩こり

●靴を選ぶ注意点:実際にチェックしてください

・指形状(□正方形 □エジプト □ギリシャ)

・採寸データ(絶対に実際に計測してください!)
足長さ_______________cm
足周囲_______________cm


・爪先は最低でも5〜15ミリの捨て寸が必要。
・かかとのホールドがしっかりしているか。
・かかとが食い込まないか、あまらないか。
・ヒールの厚みは?健康を保つには3cmが限度。
・足裏のアーチサポートがあるか。特に土踏まずのアーチサポートはしっかりしているか。
・足の甲が圧迫されたり、食い込まないか。
・トウスプリングは1.5cmあるか。(多少爪先がそり上がっているものがよい)
・ひも靴がベスト。甲の高さを最適調整可能。
★親切なシューフィッターがいる靴店を探すこと。
本格的な靴選びは一人に約2時間かかります。機能性を充分に考えたあとにデザイン性を要求してください。


○特にヒールのある靴を買うとき
・理想は3cm以下(それ以上は大腰筋ウォーキングが必須)
・土踏まずがフィットしている(空きがあってはだめ!歩いているときに前にずり落ちて開長足・外反母趾になります)
・かかとの重心がヒール中央に来ているか
・厚底靴は足首が固まる




■あなたの必要なシューズ:レベルA・B・C
チェックシートや上記の靴の選択ポイントで症状を参考にして判断し、症状が重い順にレベルA・B・Cと分けてみました。

レベルA
●コンフォート靴:素足で歩くときのように足指をよく使い、足裏のアーチが整いすばらしいクッションの役割を果たします。足の悩みが深刻な方はこちらをお勧めします。

私が知る限りではデザイン性もよいドイツ製の”ガンター”やアシックスの”ペダラ”などがよいでしょう。ALKAや赤い靴などのシューズショップがよいでしょう。ALKAは特にすばらしいですがかなり高額となります。


レベルB
●オーダーインソール:その人の足の形状に合うインソールを作成していきます。直立時/歩行時の状態をチェックし、姿勢矯正をします。赤い靴などで対応。またソルボ・メディカルフットケア・システムを施す施術院などもあるようです。


レベルC
●既製品インソール:これはすべての方にお勧め
”ソルボDSIS製品”や”ゴールデンゲイト社製品(ダイナソールPC¥2500【←お勧め】)”などが市販品ではよいでしょう。(東急ハンズ渋谷店B2にて販売)普段履く靴は足のことを考えて造られたアシックスの靴屋「歩人館」の健康シューズなどにしてください。



コンフォート靴・インソール採用必然性
インソールは外反母趾などなくても必要です。靴を履く先進国の人々の多く(6〜8割程度)が靴による足のダメージを受けてます。”靴をはけば身体が歪む”という宿命を背負っていると受け止めてください。特にフィットしていない靴でしたらなおさらです。
フィットした靴は姿勢矯正・衝撃吸収・血行促進・冷えの解消・心拍数が少なくなるなどが期待できます。体も軽く感じ行動範囲も広がります。




■脚・足指などのトレーニング

●開張足解消の運動(どの運動も数分でよいから毎日続ける事)足指のトレーニング、足裏3アーチの復活にも役立ちます。
・グー・チョキ・パー運動
椅子に座って足を浮かせ、指を足の裏に丸め込んでグーの握り。
親指を上にして他の指を下にに開く。またその上下を入れ替える。
足の指の間を広げるように、思いっきり開いてパーを作る。
・タオルつかみ
タオルなどを足の指で摘み上げる運動
・タオルつかみ
タオルを広げ端から手繰り寄せていく運動
・足指を開く補助ツールを使用

●脚部、足首の運動
・アキレス腱伸ばし
アキレス腱が心地よい張りを感じる程度に、すこしだけ角度をつけて力を加える。慣れてきたら少しづつストレッチの度合いを増し60°までいけばベスト。
・かかとの曲げ伸ばしと足の外回し内回し
寝そべって足を台の上に乗せておこないます。




■シューズショップ情報

アルカ(ALKA)★★★
・マイスターシューエ アルカ本店
東京都豊島区東池袋2-14-10
TEL 03-3983-0033
・マイスターシューエ アルカ恵比寿店
東京都渋谷区恵比寿4-5-28
TEL 03-3280-0088
http://village.infoweb.ne.jp/~fwhg2667/

有限会社赤い靴「ドイツ足の健康館」 ★★
・藤が丘店
神奈川県横浜市青葉区藤が丘2丁目1−7
TEL 045-971-3022
・横浜元町店
横浜市中区元町4-163-3 元町太陽ビル1F
TEL 045-664-2113


歩人館★
・自由ヶ丘店
東京都目黒区自由ヶ丘1−26−2
TEL 03−5729−3907
・銀座店
東京都中央区銀座3−4−17(銀座チェリービル1F)
TEL 03-3562-5355
(その他数店舗あり)
http://www.asics.co.jp/urban/hojinkan/hyousi.htm


ダイナソールPC フルインソールシリーズ発売元
ダイナゲイト株式会社★
東京都渋谷区神宮前 5-50-6
TEL 03-3400-0199
http://www.dynagait.co.jp/index2.html

注記 :
・靴の中敷きは、インソール、オーソテックス、アイラーゲンなどの名称で呼ばれる事があります。

・オーダーインソールを作るときは4〜6割り程度の矯正を施されます。それ以上の矯正をするとかえって体に与える矯正ストレスが強く体調を壊します。ご自身で市販インソールをあてるときなどにもそのことを考慮してください。

・ワーク終了間際に慣れない靴を履き、足に新たなストレスを与えワークの回数が1〜2回追加されることがあります。ワーク期間中は身体の状況が大きく変わっていく時期です。必ず靴の専門家に相談のうえ新規の靴をお選びください。

・女性用ストッキングで強く締め付けるものを履くと外反母趾になりやすい。

・靴を長時間履き続ける生活のときはインソールでフィットした靴と足底が固い靴を交互に履く事が必要。足にフィットした靴のみ履いていると足裏のスプリング機能がいつも補佐されているのでなかなか育たなくなる。足指や足のストレッチを定期的に行う事を併用して足裏を理想形へ近づける事。

・女性の場合ヒールの高い靴は本当に必要なときだけ履くようにしてください。また履かない日を定期的に作りインターバルが必要となります。

・足裏は想像以上に多くの神経が集中し少しあたっだけでも強烈な痛みになります。痛みがなくてもタコやまめができている場合は要注意。その痛みやバランスのずれを補正するために変な歩き方になり、それが習慣化します。また足にストレスが強くかかる靴を3時間〜1日履くだけで、生涯におよぶ悪い歩き方へと変形するケースがあります。

・ファッション性優先の靴選びではなく、体のことを考えた靴選びが必要です。
例えば靴を自分に合うものを選択すればそれだけで日頃の腰痛が軽減しますし、午後に足がむくむということも少なくなるでしょう。歩き方がうまく出来ない方はヒールの高い靴をはくことは厳禁。
健康的な靴は高額な商品となりますがそれだけの価値はあります。必要がある方は積極的に足のことを考えたシューズショップに足を運んでください。Bodywise:いい靴は健康維持向上に絶対不可欠! 1999/10/19
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