座りかた


・膝を直角に曲げられるように椅子の高さ、または足の下に台になるもの
を置くなどして調節する。

・座骨(座ったときに骨盤の椅子にあたる骨)に体重が左右均等にかかるようにする。

・背骨を垂直に伸ばしてゆくようにイメージをする。

・顎をひき頭頂部が糸でつられているようにイメージをする。
(=スカイフック)

・重心を丹田(恥骨の指2本分位上でお腹の中に2、3cmほど入ったところ)
に落とすように意識をする。かるく指で触ってみて確認するとよい。

・肩甲骨、うむね(腕と胸の付け根)の力を抜く。




*負担の多い座りかた
・腰かけるときに、背中を曲げてしまう。(=猫背)
・体を過度に緊張させ、背中に無理なアーチを作り、胸を突き出すような状態。

この時には、体重は大腿部をとおして支えられるために、座骨で支えることが
困難になる。
この状態で座り続けると、大腿部、腰部、背部、の筋肉が緊張し、胸部、腹部が縮められ
て呼吸が浅くなったり、腹部の内部の機能が低下しやすくなる。
そしていくら理想的な座り方をしていても、長時間同じ姿勢をとると、体の中では血液が鬱血してくる箇所が必ずでてきます。適度に席を立ったり、気分転換を図るようなストレッチを30分おき程度に繰り返すことが必要です。