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太極拳は手足に力を入れて打ったり蹴ったりすることを「拙力?」と呼んで厳しく戒める。
これに対して気に導かれた正しい力を「勁力」という。
この力の源は地面に接触している足の裏である。
そこから膝関節、股関節、脊椎、肩、肱、手首とスムーズに伝わって、たとえればムチのようにしなやかに攻撃の部位(例えば掌、剣の切っ先)に達しなければならない。
ついでに言えばこうして伝わった勁力が最後に爆発して相手を打つことを発勁という。