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連貫円活 - 太極拳の各々の動作のつなぎが中断したり途切れ途切れにならず、機敏に自然に順序良く前後の動作を繋ぎ、綿々として大河の流れの如く絶えることなく完成させる。

太極拳の各々の動作のつなぎが中断したり途切れ途切れにならず、機敏に自然に順序良く前後の動作を繋ぎ、綿々として大河の流れの如く絶えることなく完成させる。


「連貫」とは、拳式や動作のつなぎの過程が中断したり途切れないで、前後につながっていくことである。

その特徴としては、主に各々の姿勢の調和した動作がつながっていき、動作が完成する節もあるが、その動作は決して滞ることはない。

「円活」とは、太極拳の動作を行う際、機敏に自然に順序よくつなげていくことを示している。

例えば、上肢についていくのは、手法の変化の過程で、腕を彎曲した状態(掤勁)で固定したまま動かしていくのではなく、身体全体の動きに合わせてその形は変動していく。

また、下肢についても、いつも自然な彎曲状態を保つが、動作の過程においては、腰と脊柱で四肢の進行活動を導いていくようにすることが大切である。


勁の運用とは、身体全体から力が出せるよう、身体の全部が一つになるように動作や姿勢を組み合わせることで、第一に大切なことは「連貫」ということです。動作と動作が穏やかに連なるように、また、力も途切れないよう繋ぐことで、切れ目をださないように注意することです。

第二には「円活」で、足,腰、手が上から下まで一つのまとまった状態となる動作をいいます。動作を円活にするためには腰の役割が大切で、腰を軸に身体を動かすことが要求されます。ここには上下を連結する役割もあります。

第三に「協調」があります。協調とは、すべての動作を併せ行うことで、虚実の協調が特にポイントとなります。すべての動作は「虚」と「実」の繰り返しからなり、例えば雲手の動作で言うと、手をまるく動かす中に柔らかく力を抜いて行う部分と少し力を出していく部分があるように、また、速度も少し軽やかに行う部分と少し安定させる部分があったりしていることをいいます。

そして、両手は常に協調させながら虚実を変化させていきます。一つの動作の中で、発勁する場合は実になり、引く場合は虚になるといったように、すべての動作には必ずポイントがあることを注意してください。