接引進轉撃蓄留停、八法。
接者交手也。
引者引透也。
進者前進也。
轉者轉關也。
撃者打敵也。
蓄者含蓄也。
留者留有餘地、勿用十分力也。
停者窮兵莫追不犯吾界、即止也。
「接」とは、敵と手を交えることである。
「引」とは、敵を引透する(間合いを深く詰める)ことである。
「進」とは、我と敵と、両者の前進(進攻)のことである。
「轉(転)」とは、関門を越すことである。
「撃」とは、敵を打つことをいう。
「蓄」とは、攻防に含蓄があることをいう。
「留」とは、余地を残し、十分(全部)の力を出し切らないことをいう。
「停」とは、「窮兵は追う莫れ」調子に乗って間合いを忘れないこと。
「接」は、間合いに係わらず、敵と接触することである。
「引」は、敵との間合いを、攻防手段に応じて充分に詰めることである。
「進」は、彼我の進攻状況のことで、間合いが詰まれば攻防は自然に生じる。
「轉(転)」は、攻防状態を突破して我に有利な体勢に轉換することである。
「撃」は、態勢充分にして敵を打つことをいう。
「蓄」は、敵に勝つ瞬間にも臨機応変の含蓄があることをいう。
「留」は、十分の十の力を出すのではなく、力の余裕を残しておくことである。
「停」は、圏(界限)を越さないように、動作は太過となってはならないことをいう。