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上下相随 - 上半身と下半身の動きがばらばらでなくまとまりよく動くことです。

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上半身と下半身の動きがばらばらでなくまとまりよく動くことです。

・「上下」とはこの場合上半身と下半身の事。

・手と足が相従い一体である、バランスがとれていると言う意味です。

・個々の動作をすべて一致させる。一つの動きは全身の動きである。

・手足、腰、頸、などを一つの動きとし、四方八方に伸縮を繰り返す。

・腰と脊柱を中心に据え、手が先、足が先、とバラバラにならないように。

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上半身と下半身が自然に関連し相連なった動きであることを指す。
上半身と下半身のバランスがとれ協調一致することにより全身がまとまった動きとなり無理のない安定感が表現できる。

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手の位置を定めた後に足の位置を定めるのではなく、手と足の動作と視線の変化を互いに調和させ、方向と位置の変化につれて全身の各部が止まることなく動き続け、動作の定式にいたる時、身体全体の動きが実の頂点に達して型を決めることが大切である。(上下肢と頭・目・呼吸を含む胴体との動きの調和)

たとえば、野馬分鬃の動作で、弓歩が先に完成し、手がまだ動いているのは不可。
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「その根は足にあり、腿から発して腰で主宰し、手指に形づけられる。足から腿、そして腰のすべてが完全にそろってなければならない」という拳論がこの上下相ともなうことです。

手、腰、足、眼神経が一気に動かなかったり、ひとつでも停まれば全身が散漫になります。