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内外相合 - 意識、呼吸と動作をうまく結びつけて動かして、内三合と外三合ができるようにします。

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意識、呼吸と動作をうまく結びつけて動かして、内三合と外三合ができるようにします。

「内外」とはここでは精神と肉体のこと。「内外相合」は、心と体の動きは常に一致していなくてはならないという意味です。

呼吸を伴うバランス運動である

・大極拳は、意識、呼吸、動きの三つを結びつけたバランス運動です。

・意をもって気を導き、気によって血をめぐらします。

・気を養い、息を整え、呼吸が動きを助け、気と力が一致します。

・姿勢の安定をはかり限界までの動作を追求するには、精神の統一が必要。

・精神の作用により、内(内臓、中枢神経機能)、外(関節、筋肉による伸縮運動)が統一され、身体に思いやり、全身の動きのバランスを取る。

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意識(気や心)と身体(動き)を自然にあわせることを指す。
意識又は肉体的な身体(動き)のどちらかが先行したり偏らないように一致させる事。
内面&外面共に一致させ動く事により自分自身では心と身体の一体感が生まれると共に全体の表現力が高まり本来の力強さや奧深さが出てくる動きとなる。

上半身はおもに精神や思考を司り、下半身は現実の生活で地に足の着いた行動や表現を司る部分とも考えられる。本来の自分自身の生きる目的や使命が達成されるためにも上下一致する事が理想的と考えられる。
頭で考えることと身体で感じること、思考と行動、精神面と創造性(表現)これらが一致する事で本来の自分らしい生き方につながる。
例えば他人や相手によく思われたい為に自分の本心と違うことを言ったり行ったりする事が多々あります。でも身体や心は正直でそんな時は何か違和感やストレスを感じたりするもの。
日々の現実問題や起こる物事への対応にも知性や思考ばかりを使わず身体が発している反応にももっと注目してみてもいいのでは!? 
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太極拳は精神の鍛練であり「精神の指令により体が駆使される」と拳論でいっています。

精神が常に目覚めていれば挙動も自然に軽快になり、動きはすべて開合虚実からなり、開とは手足をひろげることだけではなく、心もともに開き、合わせることも同様です。

内外の心身ともに一気であれば隙のない身法になります。