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''=[[放松]]''
放松とは軽松柔和ということに尽きます。
軽松とは力を抜いてリラックスさせることで、柔和とは柔らかい動作をいいます。
そのためには肩の力を抜き、腰の動きに調和させることです。腰が動けば肩も動き、腰が動かなければ肩もうごきません。腰が動かず肩だけ動くということはありません。腰、股関節、膝、肩、肘が一緒になって、変化しながら動作をします。
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良い姿勢、構えの時は、体内に自然のゆらぎが有ります。ところが緊張して固くなるとこのかすかなゆらぎがありません。日本の武術でも「居付く」と言って戒められています。
このゆらぎは体がふらついているのでなく、十分な安定感の中で揺らいでいます。一見止まっているようで動いているのでいつでも動くことが出来るのです。この状態を「静中に動あり」と言うのでしょう。
体の力をぬき、重さに任せきった動きがどんなに気持ちがいいか、実感したものでないとわかりません。
動きのエネルギーは体の重さである。筋力は、体の重さを地球の重力に任せて地球の中心に向かって働く引力や反作用と交流し、いかに効率よく働かせるかと言うことなのです。
自らの体の感覚を問い直し、本来の武術の動きを求め、自然の動きを探求していくのは無常の喜びです。
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心身ともにリラックスすること。
まず、肩幅位に足を開き、膝はやや緩め、つま先は心もち広げて立ちます。
その際、体重は、かかとに70%、つま先に30%位の割合で、やや後ろに重心を置きます。また、肩の力を抜き、手は自然に下ろします。
天頂(百会:頭頂部)と密処(肛門と性器の間)を結んだ延長線のとに意念(意識)をおいて、気功の基礎であり、且つ最後まで付いて回る奥の深い重要な技術です。