ボディワイズ編★★★
身体の叡知を身につけましょう。
★無理な筋肉の付け方(筋肉のアンバランス、慢性的硬直、悪い姿勢)はやめよう!
★体内のどこかが緊張すると、組織への体液の流れが減少するため、その部分の生体エネルギーが低下します。
★身体を鍛えるといえば、フィットネスクラブ・ボディビル・スポーツクラブなどに通えばいいと考えている人が大半です。
★学んでいる身体
★無理な筋肉の付け方(筋肉のアンバランス、慢性的硬直、悪い姿勢)はやめよう!

普通わたしたちは身体を鍛えることは、肩幅が広く筋肉が十分に発達してパワフルなスタイルだと思い込んでいる。鎧としての筋肉とか肉体美、自己防衛的態度をつくりだすことに重きをおいている。とっさの防衛としては役に立つが、そのスピードや強さは、もっと洗練された感受性や微妙な動きや性生活には役にたたない。

だけど、それ以上に身体を鍛えることに重要な役割が柔軟性を活かした優雅な動きができる身体をもつことであることとはあまり知られていない。
身体に柔軟性がなく筋膜や筋繊維が硬直化してくれば身体がアンバランスに傾き肉体が変形して生体エネルギー(血液、リンパ液、脳脊髄液、筋膜のコラーゲン流動代謝)の流動性をそこねてしまい、身体の至るところに細胞の飢餓状態をつくりだすことになる。生命活動を維持する恒常性(ホメオスタシス)を確保しなければ、エネルギー不足で疲労しやすく老化しやすい身体にあまんじて生きていかねばならないのだ。
特に成人病に多い循環器系障害(動脈硬化により心筋梗塞、脳梗塞、クモ膜下出血など)を起こしやすくなるだけではなく、腰痛や関節痛など幅広い病気の原因になる。

例えば、今前の人の首をちょっと絞めてください。そうすれば、呼吸により酸素を取り込むこともできないでしょうし頚動脈を押さえたり静脈を押さえたりした結果血液による一時的な栄養・老廃物運搬作業も止まります。エネルギー代謝ができなくなるわけですね。そして10分もしないで絶命してしまいます。ほら、こんなに苦しいんです。

実はこの現象は身体の中でアンバランスな状態をえたときに起こっていることなのですよ。確かに身体には生理的な寛容性がありますのですぐに死ぬことはないし、運動することにより生命エネルギーは一時的に大きな力のポンプで押し出されるように流れて補給されます。しかしいつもこの状態では身体の中でエネルギーを受け取れない箇所が硬直化してしまい、筋肉も硬化してしこりができエネルギー補給路は断たれ、さらにエネルギー不足の飢餓状態を呈します。
細胞が苦しがって活力がなくなり収縮するし場合によっては形状が変化するのです。これがすぎると身体が悲鳴をあげるのです。これが病的症状として現れるのです。


★体内のどこかが緊張すると、組織への体液の流れが減少するため、その部分の生体エネルギーが低下します。


というのも、まず第一に、圧縮が分子間のスペースを縮め、それによって体液を運搬する脈管が締め付けられて収縮するからです。組織に達する体液の量が少なくなるということは、届けられる栄養が減ることを意味します。餓死寸前の生物が示すように、栄養の摂取量が減少すればエネルギーも減少します。

第二に、体液の流れが悪くなると、組織から出た老廃物を排出する効果も悪くなります。その結果、尿酸や乳酸などの老廃物がそのまま圧縮されて組織内に残留することになり、組織の機能効率をさらに悪化させることになる。

第三に組織が圧縮されるため、カルシウムのような大形の分子構造を持ったミネラルが、圧縮されていない部分に比べて細胞間の隙間につまりやすく、そのためさらに機能効率が下がってしまいます。

堅くなって変形した筋肉から緊張を取り除き、調節して、あるべき姿に戻すと、身体の堅さにともなう心の硬直したパターンもゆるんで、リラックスする傾向があります。


★身体を鍛えるといえば、フィットネスクラブ・ボディビル・スポーツクラブなどに通えばいいと考えている人が大半です。

身体の筋肉を鍛え、持久力や柔軟整を主体としたトレーニングがおこなわれています。例えばベンチプレスを持ち上げ上腕二頭筋を堅くしたり、グラウンドを何周も息が上がるほど走り続け心臓に負荷をかけ、エアロビクスで肺機能を酷使して汗をかきます。それは身体の基礎的知識や動作の習慣性ができていなければ、体中に乳酸をため、過酸化酸素を吸収し、身体に対する構造学的なアンバランスをおしてでの身体へのトレーニングとなり、健康を増進するというよりも破壊する結果になります。

トレーニングをおこなうならば、最低必要条件として次のことが望まれます。身体の柔軟性を確保するために、構造設計された設計図どおりに体を無理なく使いこなすための重要性に気づき、興味を持ち使い方を深く理解することです。

身体は、大きく考えれば筋肉の張力骨格の仕切などからなっています。
身体の構造を支えるアーチのワイヤー役である筋肉は堅く硬直化していてはいけません。本来の設計なら柔軟性を活かして動作に対してしなって危険なダメージを最小限に押さえるような機能が使えなくなっているのです。また、慢性的に緊張したり硬直した筋肉は、壊れた体形や姿勢を支えるためにエネルギーを浪費することになります
。これではいつでも疲労をからだに感じ続けることになり、筋肉を鍛えるだけでは堅い鎧をかぶさせるだけです。絶対にその身体が持っている構造学的に無理がなく素晴らしい生命力を享受できるスタイルにはなれません。


★学んでいる身体
わたし達の身体は、もともと優雅に効率よく動けるようにうまく設計されています。
子供の頃に覚えた動きにも失敗作があります。成功の輝きの影で目立たなくなっているエラー、つまり不完全なバランスの類。わたし達はこの種のエラーを修正するために、筋肉を緊張させるなどの努力をします。その結果、最初のエラーとそのエラーの修正に必然的に伴うエラーを合体させて、その先の人生をずっとそのやり方でつづけていきます。それは不用な負担を随時強いて緊張を呼び、身体の硬直化を促していく。
こういった身体的障害は回復不可能というわけではありませんが、自覚している人は少ないものです。運動効率の悪さやバランスの悪さを学習により取り込んでいます。

人間は動きや動作を学習することが大切なのでしょう。


★無理な筋肉の付け方(筋肉のアンバランス、慢性的硬直、悪い姿勢)はやめよう!
★体内のどこかが緊張すると、組織への体液の流れが減少するため、その部分の生体エネルギーが低下します。
★身体を鍛えるといえば、フィットネスクラブ・ボディビル・スポーツクラブなどに通えばいいと考えている人が大半です。
★学んでいる身体
トップへ