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■2003/07/31 (木) 肩甲骨がよみがえり、呼吸が気持ちよく変る (その1)

合気道をされている方で、目眩やふらつきを感じる方がおられた。
30代の女性。
その状況が数カ月続いているという。

それは心もとなく、
特に合気道の稽古で受け身をとるときに気になってしまうといわれる。
大切な身体。
不安に思いながらでは、稽古に身が入らないのは口惜しいと。

でも、実は、からだが出来上がってきている状態まで、
あと一歩まで来ている方なんです。
首も一年前よりずっと細くなり、詰まった感じが少なくなってきている。
かなり以前は大変な状況で、頸動脈が強い肩のしこりにより、
圧迫を受けていた状態でした。
それが改善されて1/4程度残存しているかどうか。

しかしながら身体が変化していく段で、
苦しさを敏感に感じ取れるようになる場合があります。
その状況に陥っているかどうか、
見分けるのは難しいので最初は「お医者様の診断を受けてください」、
とアドバイスするのです。
そして医学的な問題点がないと判断されれば、
安全を確保してより繊細に身体をコントロールする術を覚えてもらうことで
目眩などの苦痛は軽減又は消失します。

■2003/07/31 (木) 肩甲骨がよみがえり、呼吸が気持ちよく変る (その2)

彼女の場合は、僕は肩関節のずれ、つまり大胸筋の肥大収縮で、
肩が前にもっていかれていて、肩甲骨が外側にずれていることで、
首を前にたらすようにしてしまう、それが問題だと思いました。

それを改善させるためには、いくつかのステップがあります。
肩甲骨を広背筋、きょくじょう筋、きょくか筋、肩甲下筋で動かす。
斜角筋を使い肋骨の形状を整える。
腕の筋肉を一本一本分けて使う、三角筋や上腕筋群などの太い筋肉も当然ですが、
指を一本一本繊細に動かす筋肉も分けて使うトレーニング。

かなり自己流のやり方を編み出しました。
いつものことなんですがこれは。。。
理学療法のやり方というより、
私自身が太極拳の練習中に拮抗筋を同時期にフリーズさせるときに起こる、
筋膨張に着目しました。

練習中、筋肉がぷるぷるいいます。

やってはいけないやり方すれすれのやり方です。
この拮抗筋コントロール方法は、
身体の中心軸をキープし続ける動きを同時にとることで、
やってはいけない禁じ手を180度転じます。
直接指導しないと、身体がぼろぼろになります。
できているつもりでやっていても、
できていなければ・・・筋肉が腫れ上がります。

でも、正確にやりこなしていけば、
信じられないほど深部層の筋肉まで動かせます。
その動きは筋肉同士の癒着がはがれる動き方。
結果として筋膜リリースが自力でできる。
しなやかでぷにゅぷにゅっっとした、
赤ちゃんの筋肉に変ります。

全身に、この動きを応用することはできるでしょう。
面白い研究課題ですね。

僕の身体も変ってきた実感があります。

合気道の友達の女性には、昨日うちにきてくれてやり方を学んでくれました。
無事に習得してくれて身体が無事復活されることを祈ってます。

■2003/07/29 (火) 書籍 『 犬の歩様力学 』 を読んで

犬の解剖学的なイラストがすばらしい!!

「 え〜!
なんで犬の本? 」

といわれそうですね。

人体の解剖学をある程度理解している方が
この本の詳細な犬の筋肉図や骨格図をみると、
人体と犬の身体が比較できます。
人体と犬体との差異をつかむことにより、
二足歩行をするために、
どの筋肉が肥大化し、
どの骨格が進化したかが一目瞭然です。
四足であった動物が進化し、
二足になった筋、骨格の変容を知ることで、
人体を別の視点でとらえなおすことができます。

すると人体の理解に深みが出るように感じます!!

もちろんこの本は歩き方をバイオメカニズム的に
分析した本です。
ですので動物の動きを表現する職業、
アニメーターやイラストレーターにも、
とても有用な書籍といえるでしょう。

そして犬のマッサージをするときにも、
とても参考になる本だと思います。
どこの筋肉が疲れがたまりやすいかも、
私には瞬間的に読み取れましたし。

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書籍詳細
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『 犬の歩様力学 』
Leon Hollenbeck‖著 村田祐子‖編 五十嵐一公‖監修
鳳鳴堂書店

【 内容詳細 】
犬および他の四足獣のゲートとストラクチャーに関する書、
初の邦訳。犬のアクションの素晴らしさ、構造による影響、
コンディションによる影響、性格ほかから来る影響などを
どう評価するかを、ビジュアルに詳しく解説。

■2003/07/27 (日) 本・出版について

本日、熱風書店という本屋さんにいってきました。
外苑前駅をおりて、伊藤忠ビルの向かい側にあります。

主に新風舎という出版社が自費出版・共同出版で出版した本を販売する書店。
非常にこじんまりとしています。かつ味のある書店。

自費出版や共同出版は、マイナーなイメージがあります。
とりあえずのところ書籍コードは、
出版社経由での出版ですからつけてもらえますが、
書店で平積みされることはないでしょう。

ですが平積みされることのない商業ベースに乗らない本だからこそ、
ストレートに熱いものをぶつけることができる場でもあります。
そういうのって、僕は好きです。
通常例えば、健康関連の自費出版は、『現代書林』という出版社が有名。
圧倒的なシェアがあります。
ですがやはりもし僕が自費出版等で、何か出すのだったら
もうちょっとおしゃれな本が並べられているとなりにおいて欲しい。
表紙がメシマコブの写真の本の隣は、絶対にいやだなぁ。 ^^1

ここ数カ月、自分自身の勉強のために、文章を書きためている。
人さまに見せようと思って書いているわけではないもの。
かなり踏み込んだ、一般の方でしたら「え!?」と驚くような、
内容も書き記している。
結果その原稿は独走しすぎていて、
すぐに出版できる原稿とはならない代物。

ですが『本は読むよりも書くほうが10倍面白い』と思う。
あと2〜3カ月すれば、かなり文章も書きたまるはず。
時期を観て、編集して本にしてみたい。
自費出版はお金かかりそうだけど、「本」という手に触れられるモノになると、
インターネット上のページとは全く違った感触になっていいんだよね。

だれか買ってくれるひといるだろうか。

きっと自分で全部引き取って、知人にばらまく。
そのときにはご丁寧に、
極秘映像のついたCD−ROMもつけちゃいましょう!
結果、世に出ない。ーー1

ひとまず将来の展望へのきっかけになれば、満足です。

(昔の僕の友達はご存じでしょうが、
過去、物書きの経験があるので・・・それも役立てばいいな〜〜)

そんなことを熱風書店の本達を観ていて考えてしまいました。
ことし後半戦の目標のひとつですね、これが。

新風舎ホームページ(中に熱風書店リンクあり)
http://www.pub.co.jp/

■2003/07/24 (木) ボディワイズの説明会

メール問い合わせを頂いた。

『ワークを受付されていないようですが、
できればボディチェックだけでもという希望があります。』

私もできればそのご期待にそいたい。
ですがかえってワークをしているときよりも、
一日の割り振られたスケジュールがきつくて
対応することができない状況です。
前日の夜に、翌日のスケジュールを本決めしてるんですが、
サディスティックなスケジュールを組んでます。
こんなはずでは、という悲鳴を上げてます。

実は複数名の方々より、説明会依頼の問い合わせがありました。

現状ではワークご依頼の受付は困難ですが、
直接お会いして説明をするようなチャンスは、
設けられればと思います。

またなかなかそれもばたばたして難しいようでしたら、
インターネット上での双方向コミュニケーションを
試してみるのもいいと思ってます。
それはかなり遠方から問い合わせをしていただくケースがあるので、
その方々にも何らかの形で関わっていければと願っていますから。

例えば
(1)チャット形式/or(2)インターネット会議形式:(音声・画像)
などが考えられます。
仮に水曜日のPM8:00〜PM10:00に私がアクセスするチャットルームを設置。
気軽に訪れてもらって、聴きたいことや質問をしていただく。
インターネット会議で映像があれば、ボディリーディングなどで、
ある程度の身体の歪みの情報もチェックできますし。
・・・という形もよいかも。

ネット上でしたら、ワークをさせて頂いたクライアントの方々が
気軽に「こんにちは」とよっていってくれそうです。
そういうひとときを持てれば、最高に幸せですから。

そのことはちょっと真剣に考えてみて、
試験的に2〜3回やってみたいと思います。
後日、ホームページのトップで、公表したいですね。

■2003/07/24 (木) 私の作業中の音楽のこと

たいていは軽音楽がかかっている。
作業の種類に合った曲を選びながら聴いている。

音楽があるときとないとき。
人それぞれ作業効率が異なる。
私の場合は、作業効率が上がる。
それはこの曲が終わるまでに、ここまでやってみよう、
という時間のリミットを仕込んでいるからだ。

それはジャズシンガーの鈴木重子の曲を聴きながらも効果的。
眠くなりそうな曲でも、かえって脳波がα波に傾く。

それに心理的な側面を考えてみると、
とくに単純な作業をしていたり、ちょっとしたアイデアが欲しい場合には、
音楽があることは助けになる。

たまに新しい曲を試してみて、
自分に会う音楽を見つけるのが楽しい。
けっこう同じ曲を繰り返し聴いていると、
脳への新しい刺激を受ける効果はなくなり、
深いリラックスが得られる。

だが、CGをつくったりという、アーティスティックな
作業をするときには、イングゥエイとか・・・ぎゅいんぎゅいんと
うなるようなものを聴いていたりする。
いつもの自分から離れた世界に舞い降りて、
違う自分を見つめ直すような作品をつくりたいときには、よい。

そしてワーク中もたいてい同じような曲をかけている。
ヒーリングミュージック。
ただ同じ曲ばかりをかけていて、
聞き飽きたとのクレームもある。

最近は音楽療法用の、少し高価なCDもインターネット上で販売されていて、
いつかそれなども試してみたいですね。
本を読んでいるときに気づいたら気を失って眠ってしまうかもしれません。
ちなみにしたに記したページのCDに興味があるんですが、
試したことがある人がいたら教えてくださいね。
音楽療法QLE.co.jp
http://www.qle.co.jp/start.htm

■2003/07/23 (水) 世界水泳を観て

イアン・ソープしかりすべての選手がことごとく、
驚異的なまでに顔の左右が揃っている。

観ていて俳優や女優に今すぐなれそうな逸材ばかりが目につく。

これは『驚異的な事実』。
水泳は、身体の左右を同量動かすことがまっすぐ進むポイント。
だからうまく左右の体の筋肉をバランスよくつける。
それに大腰筋を理想的なまでに使っている。
それも脊椎をまっすぐに保たせるための秘訣で、
脊椎がまっすぐであれば首の左右への傾斜が消えて、
肩や首の片務的な筋緊張がなくなる。
そうなれば顔の左右は整い出す。

あと水泳の選手の筋肉は独特。
過去中学〜大学まで競泳をしていたクライアントの体をチェックして
その質のよい筋肉に驚いたことがある。
皮膚に近い表層の筋肉は、頑固な固さだが、
その箇所が柔軟になった瞬間、
即座に骨まで柔らかい筋肉しかないと悟る。
筋肉が、瞬間的に変質しとけ出すという感じ。
主要関節の柔軟性があるので、よけいスムースに体がこなれる。

そのような意味合いで理想的な泳法を研究しながら
水泳を楽しまれることは、大変理に適った健康法といってよいだろう。
あとはプールの消毒用塩素が怖いだけだ。
それに気をつけてやればとてもすばらしい効果を生むだろう。

■2003/07/17 (木) メールサーバー接続不能によるお知らせ

☆ 以前よりボディワイズにご連絡を頂いているお客様、およびお友達へ。

bodywise@mx13.freecom.ne.jp

が完全にPOPサーバー接続不可能に( 7/13以降〜 )なってしまっています。
どうにか復旧できないかあらゆる手段を試みているのですが、無理でした。
調査したところメールサーバーの運営会社の撤退とのことで、
過去数日後にメールサーバーのダウンは6時間前後で復旧しておりましたが、
今回はそれが期待できません。

メールを bodywise@mx13.freecom.ne.jp で送られた方、
大変申し訳ありません。

お手数をおかけいたしまして恐縮ですが、

sfcsfcsfc_2001@yahoo.co.jp
に再送していただければ幸いです。
私どもの不手際によりご迷惑をおかけいたします。

なにとぞよろしくお願い申し上げます。

■2003/07/16 (水) 「 臨床歩行分析入門 」

歩き方を、詳細に分析した本がある。

「 臨床歩行分析入門 」
医歯薬出版株式会社
土屋和夫監修
\5850

歩行障害〜義足まで言及された専門的な書籍。

しかし歩くときの力学的な床との力のかかり方や、
歩いているときの歩行シルエットを通してのアウトラインが理解できる。
特に力学的因子の分析は、イラストが多く解りやすい。

☆ ------------------- ☆

ただ一般の方には、下記の本のほうが解りやすいでしょう。

書 名 メディカルウォーキング
歩き方を変えて、本物の健康を手に入れよう
著者名1 黒田恵美子‖著 久保明‖監修
出版社 健康ジャーナル社
出版年月 2003.5
価格 1300円

健康のためにウォーキングをしているつもりが、間違った歩き方をしたばかりに、かえって健康を害することになる。本書は、上手に歩くためのエクササイズ・矯正歩きなどを解説した、正しい歩き方の教科書。

■2003/07/14 (月) 解剖学の本の紹介

整体やカイロプラクターなどやアロマセラピーを志している方へ。
リアルな解剖学の本よりもはじめは『トートラ人体解剖生理学』を購入して、
ふんだんにある美しいカラーイラストから入っていくというのはいかがでしょう。
医学書ですから高価な書籍です。
しかし非常に広範囲かつ詳細に人体を解説しています。

本当にイラストがアドビ・イラストレーターで描かれた雰囲気で、
おどろおどろしさがありません。
同時に緻密なイラストでもあり、資料価値が高いです。

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書 名 トートラ人体解剖生理学
副書名 からだの構造と機能
著者名1 Gerard J.Tortora‖〔著〕 Sandra Reynolds Gra
出版年月 2002.3
ページ数 626p
価格 6900円

内容詳細 新時代の医療のための解剖生理テキスト。現代医療のキーワード、ウェルネスおよびクリ
ティカルシンキングを応用し、解剖および生理学の知識を統合。美しいイラストレーショ
ンを多用してわかりやすく解説する。

■2003/07/13 (日) どうも、ボディワイズの関根です !!

木曜日、金曜日に、ハードなダンサー向けのトレーニングをしてくれるスタジオで、
個人レッスンを受けてます。

主にインナーマッスルを使って、身体を動かす。
身体の筋肉を一つ一つ分けて動かすのが、
とても難しいです。

レッスン後はとても筋肉痛があってきついですが、
しばらくするとかえって筋肉の柔軟性がアップします。
筋肉を使うと、硬くなったり、
筋肉量が増えすぎたりすると思われるのですが、
そうではないのです。

理想的な使い方さえできれば、
筋肉量は適度な量にとどまり、
筋肉の柔軟性が増していきます。

スタイルもスリムでしなやかになります !!
体力がついてきたり、
自分自身の身体のコンディションが以前より把握しやすくなりました。

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補足:
上記のレッスン・スタジオではさまざまなエクササイズがあります。

・ 一本下駄にのって、バランス力を向上させる。
・ 聴覚や嗅覚を使って周囲の情報を獲得して、視覚だけに頼らない。
・ バレエダンサーをされていた先生が教えてくれているので、
バレエの身体の使い方も教えてもらえます。

■2003/07/11 (金) 合気道流の腕の使い方トレーニング

ひとりで合気道の手の使い方のトレーニングをしてみた。

ひとりでのトレーニングとかじみーなこと、意外に好き。

「 合い気がかかる 」という表現があります。
それは火事場の馬鹿力的な力( ケイ力ともいう )を利用するときもありますし、
相手の動き、呼吸の間隙をとらえてタイミングを合わせて無力化するときもあります。
そしてケイ力とタイミングの双方を駆使するのが一般的。

ゆっくりと丹田に重心を落とし、相手が私の手をとらえてきたというイメージを、
シャドーボクシングのようにとらえます。
当然相手が私の手を持った瞬間、私が幾ばくかでも手を持っていかれないようにと
抵抗をすれば、相手の力が私より強ければ確実に持っていかれます。
相手には「 がつん!! 」という、私の手を取ったときのあたった衝撃が感じられる。
手応え、というやつです。

ですがそのときに「 ガツン!! 」という衝撃を感じないような感じしか手応えが感じられなかったとき、すごく気持ち悪いです。
無意識で「 がつん!! 」とあてたときに、その反動が自分の身体に衝撃としてやってくると脳は判断していまして、それに備えているのです。
でも、現実にはその衝撃がこなくって相手にあたったときに自分の身体を支えてもらおうという結果を期待していたのが、その支えてくれる相手の存在がなくなり、つっかえ棒がなくなってたバランスがとれなくなります。
そのときにはもうすでに自分では立っているのがやっととなります。
これが合い気がかかった状態。

・・・というのをイメージして、手を使っていました。
時間にして20〜30分。
そうしたら肩甲骨がよく下に落とせるようになり、
三角筋、下部・中部僧坊筋がバターのように柔らかくなってきた。
呼吸器にはとてもやさしい。
肩もより下に落とせるようなった。
首が長く伸張できる。

きっと相手がいてのトレーニングでは、まだまだ余裕を持って動けないです。
でも少しずつ「 はぁはぁ〜ん 」という感触がつかめてきました。
まだまだ研究の駆け出しですが、とても面白いです。
こんどまた合気柔術・六方会のKさんやSさんにご指導頂こう!!

もちろんこのトレーニングは今後のワークをするときの役に立つだろうと、
期待してるんです。

手の動きがいくぶんかできたら次に脚の使い方をトライ。
脚のトレーニングをすると、死んだように後で眠くなるんですよね。

■2003/07/10 (木) 大きな関節を正せば身体は変る ?!

関節面が大きな関節っていくつかあります。

足首や膝、股関節、肩関節などはイメージしやすいでしょう。
それ以外にも骨盤関係の仙腸関節・腰仙関節、恥骨結合など。
要解剖書チェックです!!

そしてそれらの大きな関節がしっかりとかみ合っているかどうか、とても重要。
他の関節ももちろん大切ですが、とりわけ全身に渡っての影響が大きいのです。

上記の大きな関節のはまり具合が良いかどうかというのは、
家を建てる際に支柱などの骨組みをしっかりと釘うちしてあるかどうかというたぐいの問題。(←解剖学に精通された方にはこのたとえは適切じゃないのはわかるはずですが、いまちょっとよい例えがうかばないもので・・・)
もし釘うちされていなくってぐらつくようでは、構造体として不安定極まりないです。
またはときとして間違ったところを釘うちされているようなところもあります。

ですが、実はその大きな関節周りにはすでに大きなしこりが出来上がってしまい、
自由に関節を動かすことを妨げる構造体になってしまっていることがあります。
・・・といいますか、大なり小なりそのしこりは着いてしまっていて、
身体の動きを制限させてしまい、その方の個性的な動きを形成します。

動きの制限と現在の自分の動きの個性が一致しているところがある、
そうきくとぴんとこない方もおられるでしょう。

でもとりあえず大きな関節の周囲の筋肉群のしこりを解放していき、
本来動けるだけの関節の可動域が確保でき、
同時にその可動域をしっかり使うように意識できるよう簡単なトレーニングをするだけで、
動きの質が違ってきます。

動きがスムースになり流れが生まれます。
そして集中力が生じます。

そのときに動きが理想に近づけば近づくほどエネルギー効率がよくなります。
つまり最小限のエネルギーを消費すれば、今まででは思いもよらないほどの
大きな仕事ができるようになります。

スポーツや技芸をなさっている方々の、
動きの質を向上させるきっかけになります。
それに腰痛や首や肩こりなどの、ある特定部位の筋肉を恒常的に酷使する方は、
要チェックです。
腰痛になられる方は、かなりの確立で腰仙関節がくっつきすぎてますから。

■2003/07/10 (木) 予知テクニック

身体についての予知、予測をする。
その予知のでどころは、関節の可動域の制限や筋膜の癒着量など、
概算で計測することができるところからだ。
将来的にはどのような負荷がかかり続け、
その負荷がどのように身体に影響を与えるかを予想する。

予知テクニックは、質の高いワークをするためには必須。
ときとしてビジュアルでそのクライアントが1年後、3年後、5年後、10年後・・・
どうなっていくのかがイメージで見え隠れする。
そのビジュアルイメージを、より改善された方向へと転換すること。
そのきっかけを提供できればと考える。

ただ天気予報という、人工衛星を使ってという科学の粋を結集したデータを得ていても、予知は難しい。
やはり気象予想をする人、それぞれ予想した結果が違うこともある。
予知精度の問題だ。
しかし難しいながらも、最近ではより詳細な地域天気予報もあり、
確実に予報のベネフィットは向上している。
天気予報と同様にさまざまな理学的な検査法を駆使をするが身体の予知も難しい。
ベースは理学療法的検査法。
理学療法は医師が開発した検査法で、
それをもとにチェックするよう心がけている。
そして経験と独自のチェック方法で精度をあげる必要がある。

だが医師ではないので予想を伝える権限はない。

唯一、身内や同業者にだったらストレートにものが言える。
なかなか苦しい立場です。

■2003/07/10 (木) ワークを受ける方の男女比

整体院をされている方々と話をする機会があります。

そのときに、クライアントの男女比が話題になります。
たいていは男女比は ( 女性 > 男性 )。
女性のほうが多いようです。
私のところもそう。

基本的な身体構造として、
骨盤の形状を考えると、女性は出産時に骨盤が開かなければならないので
お皿型です。。。
お皿型というのは、男性の骨盤はちょうどバケツ型という堀が深くなっている
ものと比較して、その堀が浅いですよ、という意味。
お皿型ですと、仙腸関節という骨盤の後ろ側にある仙骨と腸骨との交わっている関節部分が浅くなります。
仙腸関節の関節部分は、耳状面といわれています。耳の形に似てます。
その面がさまざまな骨盤周りの筋肉や靱帯により合わさるようになっているのですが、圧倒的に女性のほうがその面のずれが生じやすい形になっています。
それはお皿型により物理的になってしまっているのです。
そしてこの仙腸関節とは身体のなかでももっとも大きな接触面を持つ関節。
そのずれは他の身体全体の関節のずれを引き起こす結果を生みます。
精巧な時計のメイン歯車に、油の乗っていない回りにくいパーツを入れたような動きになります。その歯車のぎくしゃくした動きに、すべての他のパーツも引きずられてしまう結果をもたらします。

ですが女性のほうが比較的その仙腸関節がずれやすいのですが、
逆も真なりです。
ずれやすいことはそのずれている状態を、
ずらして正常に持っていくことも容易です。

とくに女性は生理のときに、身体の関節をゆるめるホルモンが出ています。
そのようなときには比較的スムースに正常化した位置に移動させやすい。
そんなこともあるのです。

■2003/07/09 (水) 『Shall we dance ?』

東京にお住まいの社交ダンスの先生と、メール交換をさせて頂いてます。

社交ダンスは、取り組みやすくそして楽しみながらできるダンスです。
本場がイギリス。
ですが日本のほうが、社交ダンスを楽しまれている方々は圧倒的に多いそうです。

先生は競技ダンスという形で取り組まれていて、
大変真摯に努力されている方です。

きっと大人のダンスとして、
御夫婦で一度トライしてみるのも
すばらしい経験になるでしょう。

社交ダンスのレッスンで、
姿勢よくリズムにのって動く様子は、慣れてくれば美しくなるし、
また美しく見せる工夫も板についてくるのではないでしょうか。
そして同時に社交ダンスを愛好されている方々は、
大変品がよくて、すばらしい方々が多いようです。
そのような方々とおつきあい頂ける希有な機会を与えてくれるでしょう。

もし関心がある方は、私にメールくださいね。

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< 下記に先生から教えて頂いた社交ダンスのサイトをお伝えします >
社交ダンスの世界トップクラスのムービーを
見られるサイトがありますので、
もしお時間あるようでしたらご覧頂けたらと思います。
http://www.danceuniverse.co.kr/default.htm (英語)
(ページを開いて、ちょっと下に、Enjoy Dance Video !と書いてあるところで
す。)

■2003/07/07 (月) 少しずつ身体の使い方のレクチャーに自信が・・・

最近、身体の使い方を理解するためのメソッドを、
自分なりにイメージできるようになった。

まだ未完成ではあるが、
時間をかけてやる気のある方にコーチングしていけば、
クライアントの期待している以上の
成果が出るようにプログラムできるようだ。
( ただグループでは×で、一対一のみ )

最初の導入部が入りにくいかもしれないが、
徹底的にわかるまでインストラクター・サポートを保証し、
思ったよりかは?簡単で、
非常にメリットが大きいことに気づいてもらえるだろう。

少し充実感を感じる。

--------------------------------------------
あとはもうちょっとタイトにスマートに伝えることができるよう、
工夫していく必要がある。
『 思ったよりかは?簡単で 』というのが、
まだまだ一般的には受け入れられづらいレベルだと思うので、
それを落とし込んでいけば面白いことになりそうだ。

■2003/07/06 (日) 小よく大を制す ( 繊細に身体の筋肉を分けて使う )

最近武道付いている。

理由は甲野善紀先生の、
『古武術からの発想』を読んだから。
( http://www.shouseikan.com/ )
おそらく最近つとに話題になられている先生なので、
ご存じの方も多くなられたでしょう。
巨人軍桑田投手との関わり合いなども有名です。

そして先生の言葉で、
身体を分けて使うことが大切だという言葉がありました。

最近、「大腰筋を鍛えよう!」「インナーマッスルを鍛えよう!!」など、
大変革新的な体を鍛える方法が述べられています。
そうすることによって、効率的に身体能力を向上させることができます。
例えば「丹田」の意識を持つこと、というのも然りです。

体を鍛えるための入門的な位置では、
このポイントを十分に押さえておくことが大切だと思います。
スムースに身体改善をするための起爆剤になりますから。

ですが 効率 を重視すると、案外それ一辺倒になりがちで、
そこ以外の箇所に対しての意識が向けられなくなります。

例えば大腰筋が鍛えられることで、骨盤のコントロールがしやすくなります。
それと同時に大腰筋という太く長い筋肉が動くことで、
その太くパワーのある筋肉が自在に使えるようになることは
すばらしい運動能力やバランス力を飛躍させてくれます。
ですがそこで見落としてはならないのが、太い筋肉の陰に隠れている
細く短い筋肉達の動きを注意深く観察する目です。

もし太く長い筋肉のみにしか意識がいかなければ、
その意識されていない筋肉をうまく操れるはずもないでしょう?
ですが身体の繊細な動きを支配しているのは、
太くて長い筋肉だけではないんです。

ベースとして太くて長い筋肉なんかが使えるようになっていれば、
小さな筋肉群を意識的に分析し、
その機能を十分に引き出そうと努めたほうが、
繊細な身体に負担のかからない運動ができるようになるでしょう。
それができる人は、身体の表現力が精妙に至ります。

甲野先生のお体をチェックすると、小さい筋肉達も、
とてもしっかり鍛えられれているそうです。
その様子がありありとわかるそうです。
効率的な運動のみを重視することなく、
丁寧に自らの身体が活かせるようにと、
工夫し、進化し続けている証でしょう。

とりあえず他の方の身体がそこまでいたっているかどうか、
理解できるだけの目利きになりたいですね。がんばらねば。



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