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■2000/11/16 (木) またまたマッシュピローをつかって

最近買ったマッシュピローをつかっていて気づいたこと。

マッシュピローは、テンピュール枕と同じ形状で、頚椎をサポートするような出っ張っている凸部位がある枕。
しかしテンピュールのようなしなやかさがない。。。正確に言うと或程度暖まっている状態では軟らかくなっていくという性質を持ったウレタンが入っているので夏にはきっと軟らかいのだろうなぁと思うのだが、寒いときにはちょっとごつぅっとしている。

そのごつっつとした頚椎サポート部分を、頚椎の上端部分にあてると後頭骨にあたってとても嫌な頭部に血液を流さないようにする不快な圧迫感がある。
それをしながら「あ〜ぁ。なんだかいやなかんじやなぁ。まいったなぁ」と思って、思い切って頚椎サポート部分を頚椎の7番〜胸椎2番くらいの下の方にもってきた。
・・・
「あれ?後頭骨の嫌な圧迫感がない。それに、なんだか胸椎の1〜3をソフトに調整してくれている!」というのが実感としてもてた。

そうです。頚椎をサポートする部分を、よりフィットするところに調整したらけっこう使いごこちがよくなりました。枕として、というよりも結構矯正しにくい胸椎の調整を非常にソフトに寝ているだけでしてくれる「矯正器具」として使い出しました。^^!
災い転じて・・・ですね。かなり気に入ってまして、寝る前に5分くらいやってます。おそらくデスクワークなどで頭をずっと同じ位置にキープしなければならない方など、肩こりや首凝りの人にもよいかもしれないと思います。

枕の条件について諸説あるのですが、
高い枕はよくなく、枕は頚部の下に置くもの、太い竹を半分に割り、タオルを巻いて頚部の下におくのが理想というようにいわれています。一度あおたけ踏みの竹とかを利用して試しにあててみて30分くらいじっとしてみてください。

または、薄いクッションとバスタオルを用意して、そのクッションの上にバスタオルをちょうど自分の首と布団との間の空間を埋めるように丸めてみて、テンピュール枕のような形状を創って試してみてもいいでしょう。

最後にせっかくテンピュール等の高価な枕を買ったのに頚部をサポートする部分をしっかりと首に当てていない方。ぜひ一度、どの位置に枕をもってくればいいのかを1cm刻みにずらしながらベストフィットする場所を見つけてみましょう。

■2000/11/16 (木) 脳へ血液が回り出すと・・・1

成人の脳は、平均1.4キロあるといわれます。体重が70キロですと、僅か2%にしかすぎません。ところが、この体重の2%しかない脳が、身体に取り込まれる30%もの酸素を消費しているのです。脳は酸素を運んでくる血液を身体の中で最も多く必要としています。それだけ脳は多くの仕事を担当しているということになるでしょう。ですからこそ血液の送られてくる量が少なくなることで多くのデメリットが発生することも容易にイメージできるかもしれません。

その脳に正常に血液を送る事できるようになる・・・
そうすることによりいくつものメリットが生まれてきます。
例を挙げてみましょう!

・脳がパワーアップ。血液量が少ないと旧皮質の生存に必要な脳には血液が起こられるが思考に必要な新皮質におくられる血液量が少なくなります。よって思考力や判断力が減少します。これが解消へ。
・全身の神経網が活性化する。すべての神経は脳へと通じているのですから・・・
・内臓が活性化する。脊髄神経が各内臓へのデータのやり取りをしており、正常な反応をするためには、微妙で繊細な情報のやり取りをするため脳が活躍。
・免疫系が活性化する。
・病気や怪我への抵抗力がつく。怪我なども治りやすくなる。
・脳に血液が回り出すとき回復運動と呼ばれる、体がピクピクっていうような軽い痙攣が起きることで筋肉の緊張を解放する。
・・・etc。

■2000/11/16 (木) 脳へ血液が回り出すと・・・2

では、どのようにして脳への血液の流れを回復させるか、その強力でソフトなアプローチ方法はといいますと・・・

現在ワークのときに頚椎の筋肉をカウンターストレインでゆるめています。時間はかかり、脳脊髄液の流れをサーチしながらおこなうので、神経を多大に集中しなければならないので大変なんですが、その効果は大きいアプローチ。

その意味合いには、上記のメリットを享受するためにおこなっています。首の周りの筋肉の硬化、それに伴う頚椎(首の骨)の歪みが血液の流れや脊髄神経の送受信を大きく妨げているからです。それが解消されれば、極々自然に自分自身で治っていくかぁ!というようなもともと自分でもっている力を発揮することができるようになるわけです。自分自身で治っていく力を取り戻してもらうこと・・・これが大きくからだの状態を変えていくためには絶対必要なキーワードだと思います。これがなければよほど注意深く変化をモニターしていくか、よほどわずかな変化を積み重ねていくという形でない限りかえって大きなリスクが裏に潜んでいると考えられます。。。

かなり首の緊張がきつい人、ましてや石のようなしこりが大きくありすぎて単なる肩こりを心配するだけではいけないと思われる方が多くおられるのが実状です。また胸鎖乳突筋の張りが強くなりすぎて、それで自ら首を絞めていることに気づかないケースも。。。そんな場合には、血液が脳に届く量が70%を下回ることもままあるとのこと。非常にソフトでリスクを最小限度に押えた頚椎のカウンターストレインをつかっていき徐々に対応していけば、脳への血流量をスムースに増やすことができるでしょう。

■2000/11/15 (水) 身体の基礎工事が必要なとき---1

”歪体(=骨格レベルで歪みができたからだのこと)”について理解できるとわかりやすくなるかもしれません。これは整体や操体法を学習して頂ければよく出てくる言葉です。

歪体とは、例でいいますと2階建ての一軒家があったとします。
その一軒家が、基礎工事が設計通りに施工されていなければ、
家がしっかりとしている年数が少なく、
地震や家自体の老朽化により歪みが出てきてしまいます。
玄関のドアが開きにくくなったり、2階の床が斜めになったり、
水道の出が悪くなったり、下水の逆流が出たりetc。
そのときにただ単にじゃあ玄関のドアを修繕すればいい、と考える人はいないと思います。
とりあえずのところまずは玄関のドアの修繕を頼んだとしても他の不都合なところにも目が行くはずです。
そしてその各修繕をおこなっても、年数が経てばまたその歪体としての基礎建築がうまくなされていないために不都合な部分が必ずでてきます。

問題はどこにあるのだろうか?
それを始めから考え直さなければならないこともあるんです。

これは鍵を無くしてしまって合鍵を作ればそれで事足りるという問題ではないはずです。
よりトータルで歪体となっている体のことをとらえて、どこがどういう問題となっているのかの問題点を探り、その問題は様々なところに連動して起こっていることに気づく必要があります。
体でいえば脚部が歪みますと骨盤より上の身体に”必ず副産物的な影響”が出ています。
腰椎・胸椎・頚椎のゆがみがロベットブラザーズの脊椎相関関係図の通りに影響が出ています。
その他様々なパターンの歪みがワークが進むにつれて深層部位の筋肉の硬直が発見されるにしたがってでてきます。

■2000/11/15 (水) 身体の基礎工事が必要なとき---2

その影響はときとして脚部を改善すればとれてしまうという、意外に簡単に処理できるケースもあります。
これは大変ラッキーな方ですよね。
しかしこれはめったにないのが実状です。
身体がまだ使われかたが癖のない子供時代でしたら、そのような自然な連動的解放がスムースに進んでいきます。
だが年齢を重ね、自分のからだの使い方の弊害が起こり得るパターンについて何ら不思議に思うことなく使い続けるようになっておりますとその自然な連動的解放を期待するよりは、その連動的解放が自然に起こせる力が少なくなっていると考えて直接的に手を打つことが重要となります。そうしなければ、一端からだが解放されたとしてもまたすぐ無意識に使う自分自身の弊害が起こり得るからだの使い方パターンによりまたからだの硬直が進んでしまう結果となります。

一般的な整体やカイロをなされているところでは、無意識に使う自分自身の弊害が起こり得るからだの使い方パターンまでアプローチすることが時間的にも難しいのが実状です。

うちもかなり経営的にも肉体的にもそこまで一人のワーカーの知恵で対処しようということは、かなり無理をしている部分があります。しかしより優れたアプローチを求めていけば、僕の理想とする形はこのようなものなのだとアウトラインが浮かび上がってきています。それに伴って10回目のワークが終了した後のクライアントの変化の度合いなども比例していいると見受けられます。(まだまだ改良の余地ありですから、今後とも勉強を怠ることはありませんが。)

ですから、その意味で私どものところでは大変特異なアプローチであり実際にワークを受けてそれが進んでいかなければ、「なんとなく言われている意味がわかってきた!(身体を合理的に動かす運動法やボディワークをされている人にははっきりと体の使用感覚レベルが向上していくことが理解でき、それによりかなりのハイレベルな運動能力を発揮される方もでております)」ということまで理解しづらいというものでしょう。
これは説明のみを聞きなんとなく頭でわかるレベルと、ワークを受けていき身体コンディションが研ぎ澄まされていき体が納得できるレベルの差だと思います。
からだが変わらなければ理解できないことがいかに多くあることか、驚かされることが多くあるはず。

これには天と地ほどの差です。

■2000/11/14 (火) 図書館で本を借りて・・・続編---1

最近図書館で本を借りて、返却期限までに必要な情報をすべてうちのパソコンの中に入れるかコピーを取って勉強をするというのがマイブームになっています。

できれば全て必要な情報はワープロでテキストデータとしてコピーしたいと考えています。それは、ただ読むだけでは僕の場合、なかなか頭の中に正確な情報が記憶できないということと、あとあと再利用できそうな情報ならいつも手元で見返すことができるようにするためです。

そしてだいたい2週間に1どのぺーすで 15〜6冊借りてきて、だぁーっとデータ整理します。ときとしてその本の内容を全て書き写すということもままあります。さすがにいくら文書入力が速くなったとはいえ、200ページを超えるものを幾刷も入力していると「肩が凝ります」^^!
まいった、ほんとに・・・。

今週はクライアントの方々が風邪を引かれることがおおくて、突然のワークキャンセルでは他のクライアントの方が入ることができませんので、そのようなときにはもっぱら上記のデータ入力に時間を当てています。
主に健康関連の民間の本や、気功やヨガ、ボディワーク関係などから心理学まで。つくづく世の中日本っていっぱいあるのだと思い知らされますし、それと同時に知らなかった事実がたくさんあることを再確認しますし、あっこれっておかしいぞぉぉ!?という、著者の実はこの情報はクローズドにしておきたいがためにお茶を濁したな、なんてことを考えながらデータを入れています。

人間の”記憶曲線(忘却曲線?)”をご存知ならば、ただ読むだけ・・・では、あまり過去にさかのぼって適切な記憶に残すことが不可能なことはおわかり頂けると思います。読んだことを1時間後にその内容についてのテストをすれば、だいたい7割ができるが、1日経つと4割に減り、そう、そして数日経つと当然もっとその記憶は少なくなり、過去その本を読んだとしても正確に記憶できているところは、よほど印象に残っているところだけです。それでは、データーとして使いたいという意図を持ってデーターを入手していく姿勢ではないですもの。
ですから、出来るだけ手間暇かけてその情報を自分の物にすべくじかんをかけ、がんばります。

■2000/11/14 (火) 図書館で本を借りて・・・続編---2

で、今週の話なのですが予想以上にクライアントの方々のキャンセルが多くて、実はちょっとだけ手抜きしてコピーを取っておしまいにしようとした文章まで、ワープロ入力できる時間ができてしまって、さあ大変。どうかんがえても深くないようを頭の中に刻み込むと同時に理解を浸透させるには、かたかたと文章をまどろっこしく打っている間がすばらしい時間を与えてくれます。

・・・しかし、欲張りすぎたのがまずかった。結局は、ここ一週間で睡眠時間一日4時間で、10時間以上なんやかんやいいながら文書をテキストデータに変化した日々。きっとこれが自分がやりたくてやっている作業でなければ致死量に至るストレスでしょう。いちおうのことワープロ入力するときには、半分目を閉じて体の筋肉の緊張を抜いて、動かす筋肉はこれとこれとこれでそれ以外は全部お休みにして、ちょうど冥想状態の思考能力や身体の反応を創って、自動書記的に入力作業をします。キータッチも音がわずかに出るかどうか程度の弱さで、省エネしています。そのときには完全にからだの姿勢を整え、キーボードポジションやデスクポジションを1cm単位でよりよい状態はどれかと調整していきます。これが必須です。おそらく行動のワークをするときに、私のこのシーンを観て頂いたら参考になることもあるかもしれません。(でも入力速度の速い方では上には上がいることをよく知ってます。鬼のように速い、プログラマーをしていた友達が)これをしていなかったら、体がぼろぼろになっています。能率も上がりませんし。おそらく。。。もともと痩せている方ですが、もっと痩せてしまった。やばいです。。。
とりあえずは本日こんぐらいでよしとするか・・・ということで翌日本を返却してきます。

おそらく健康関連の一般書籍についてですが、書籍の内容にも大変優れたものや施術者の偏った意見が述べられたものやと様々なものなのですが、でも非常に参考になる書籍を思わず手にしたときには躍り上がって喜びました。そのおかげで、以前から疑問に思っていたことが解消されるケースが多くあり喜んでいます。

■2000/11/13 (月) マッシュピロー(低反発型)を買ってみたところ・・・

先日、マッシュピローという枕を買った。
ちょうどイメージでいうとテンピュールの枕と同じような低反発型まくらで寝心地がいいという広告を読んで関心を持っていたからだ。
一応のこと医療機関などでも使っているところがあるんだということでそれなりの信頼があるのだろうと思っていた。

・・・でも、やっぱり個人的にはテンピュールを購入した方が枕として使うのでしたら正解なような感じがしました。実は医療用具の卸業者より定価15000円のマッシュピローがかなり安くを提供されていて、テンピュールよりも安価であるためクライアントにマッシュピローが推奨できるかどうかを判断したかったがために購入に踏み切った。現在僕の場合そのマッシュピローという枕をバックハガーのような形に使ったり、単なるクッションとして使っている。そうするとかなりフィットしてくれるのでその意味ではすごく満足しています。特にデスクワーク中に椅子の上にクッションとして使いますとお尻が安定しそして長時間座ってもフィット性が優れているので長時間座ったときの痛みがなく、集中力が向上しました。これはかなりお勧めでしょう!!そしてワーク中に頚椎の調整をするときに私は長時間座らなくてはならないのでその時のクッションとして使うと足の痛みや痺れがなくなりました。床や畳に正座して座ることの多い人には低反発型クッションはぜひぜひお勧め。だから幸いに、後悔はしなくてすんでいます。

改めてマッシュピローをつかってみて、テンピュールのソフトな感触が感動的なものであることを知り得た。

あと、実は頚椎(首の骨)が硬すぎたり、腰が凝りすぎている人の中の多くの方がテンピュールの低反発型枕でさえも高さが高く感じるまたは低く感じるという報告をえている。それは寝入りばなで無意識の状態で常に首の回りの筋肉に力がかなり強く入っていていることから起ることも多い。その場合には腰背部及び頚椎が解放されていくと、初めてテンピュールの枕の恩恵を正当に得られるようになっていく。

ですのでワークを受ける前にテンピュールを買って、なんだかあわなくって失敗したと考えている人は、ワークを受けたあとにはその心配が薄らぐかまたはなくなっているのに気付くことがほとんど。安心してくださいね。

■2000/11/07 (火) 胎児&赤ちゃんが環境ホルモンで大変!!---1

赤ちゃんが大変
先日たまたまテレビのニュースを観ていたときショッキングな情報が伝えられた。
「病院で出産された赤ちゃんのへその緒からつよいダイオキシンなどの環境ホルモンに汚染されているケースが6名いた」
というものです。確か以前読んだ環境ホルモンについてかかれている本では、妊娠すると母体から赤ちゃんへ多くの環境ホルモンが移動することで、母体のなかの環境ホルモンの保持率が少なくなるということを読んだ。
もちろん環境ホルモンとは例えば遺伝子を傷つけてしまって、赤ちゃんが正常に生育していくことを妨げてしまうなどのよくない影響が懸念される。

ですからできましたら日頃より妊娠される確率が高い状況の方の場合には、日々の生活の中でできるだけ環境ホルモンに汚染された食物を摂取しないことや、または食物繊維などの大腸・小腸内部に溜まった環境ホルモンをかき出すことを最低限注意するべきでしょう。

■2000/11/07 (火) 胎児&赤ちゃんが環境ホルモンで大変!!---2

もともと環境ホルモンは脂溶性で身体の中の脂肪に溶け込んでいて、その脂肪が胎児に栄養分をへその緒を通してあげるときや、赤ちゃんに授乳するときにその栄養分の中に解けこみやすい環境ホルモンを与えることとなります。どう考えても現代社会の中で通常の生活をしていれば環境ホルモンを摂取しないような生活をすることは、例えば玄米正食にもどしていったり、肉などを信頼ある無農薬肥料で育てたものから創っているメーカーから取り寄せるなどの事をしなければなりません。東京湾近海でとれた魚にはもうすでに多かれ少なかれ環境ホルモンが染み込んでいるというケースが多いので食べることができなくなりますし・・・。かなり厳選に厳選を重ねた食生活をしていく必要があると思われます。マクロビオテックのMLをROMさせていただいているのですが、その真剣に取り組まれている姿勢には頭が下がるときもしばしばあります。また、普通に汗をかくだけではほとんど体内の環境ホルモンは排泄されないのですが、スマーティなどの遠赤外線サウナでは脂溶性の環境ホルモンを皮脂腺から排泄していくということができます。それらを積極的に取り入れることも必要な時代に完全に移行してきたのかもしれないと強く感じた次第です。将来自分の子供が・・・と真剣に考えると大変です。(また環境ホルモンは発癌物質でもあります)

なんだか環境ホルモンという”見えない恐怖”に脅かされているという感じですよね。やっかいな時代になったものです。ほんとうに。。。

実はその内容があまりにもショッキングだったので、いつもだったらニュースを聞くのに5W2Hを心がけているのに全く聞き逃してしまった。・・・うちって、しょっちゅう流れる暗いニュースを手元に残さないようにと3年くらい前から新聞をとらないことにしてしまったもので確認の仕方がないのです。きっと新聞をとられている方でしたら古新聞のなかにある情報ですからぜひ確認をとってくださいね。

■2000/11/07 (火) お腹の皮膚が硬い・・・すると呼吸が浅くなる?!

前傾した姿勢を長時間続けると、嫌でもみぞおち周辺の筋肉が硬化してきてしまいます。張りが強くなってしまっているというだけでしたらまだまだ自然回復の余地ありですが、でもフクチョク筋が全体的にゆるむことができなくなり、みぞおちにしこりができてしまってはすでに横隔膜を上下させる腹式呼吸がし難い状態となっています。

そのようなとき、腹部のマッサージをして腹部表層の筋膜を解放していくと呼吸が楽になります。

呼吸とは息を吸うときには胸を膨らませたり、横隔膜を下へ下げる仕事をします。明らかに力を使って動かしているのです。しかし息を吐くときを観察しますと、自然呼吸の場合なのですが、ちょうど風船の中に空気が入っていたらその空気は風船に穴があいて空気が抜けるときに勝手に外に出ていきます。つまり息を吸うのには努力は必要なのですが、息を吐くときには横隔膜が下におろされた状態や肋骨が開いた状態が勝手にしぼんでいく力を持っていますのでその力により吐かれるので努力は要らないはずです。

しかし腹部の筋肉が硬くなりすぎますと、スムースに息を吐ききることができなくなってしまって体内に排泄されるべき息が溜まってしまいそれをまた使うはめに陥ります。そのようなときには腹部のマッサージをすることが必要になると思います。また、私などでは呼吸法(ヨガや気功法のポーズをするときももちろん)の練習をするときには腹部のマッサージをおこない、時間があるときには前肋骨の上の皮膚をちょっと痛めの整皮テクニックでといていきます。すると、どんなにがんばっていても調子が悪くってうまく呼吸ができなかったのが意外なほどスムースに呼吸が出来るようになります。

それに腹部の皮膚が固くみぞおちがしこっているときにはいくらがんばって丹田のポイントに重心をキープしようとしても不可能に近く、身体は筋肉全体に鎧のような固い筋肉をまとわせる結果となり硬直化の一途をたどるでしょう。その意味でグラウディングはおなかが硬いと難しいです。

お腹の皮膚が固いと自覚できる方、一度腹部の皮膚をマッサージされてはいかがでしょうか。

また、ちなみに腹筋トレーニングを過度の負荷をかけてやりすぎないようにするというのは腹部の皮膚をかためないためにも守るべきでしょう。みぞおちがかたまると肝臓や胆のうが痛んだりとデメリットが多いモノです。

■2000/11/06 (月) 図書館の利用

個人的な話しだが、なんやかんやいって本を買うのが好き。

でもこの本を買うとこれだけの自分の成長が期待できる!と思っても、実際に買ってしまうと読まずに安心してしまう。非常に悪い習慣がある。ゆっくり読むための時間を見つけるのが難しいという事もあるのだが、でもそんなことではまずいのでどうすればよいかと考えて、最近図書館で本をまとめて借りてそれを読むようにしている。

その読み方は、ちょうど速読に似た読み方で全編をだぁぁっと右脳に焼き付けて、使いまわせそうな情報がかかれている場合には、時間がかかったとしてもワープロでその文章を抽出。ひたすら書き移します。そうすることによってただ読むよりもより深い理解へつながっていきます。
その他、絵やグラフなどがおおいものは近所のコンビニでコピーをします。そして一応データストック。

こちらのページをずっと更新できなかったのは、常時図書館から借りた書籍が15冊前後あり、それを返却期限ぎりぎりまで読み続けてデータを抜き出してなどの作業に追われていたからです。

おかげでかなりの情報がたまってきました。やっぱり、期限を切られてやっていたレポート提出のような学生時代を思い出した生活。なかなかできない貴重な経験です。でも、残念ながら近所の図書館ではもうどこからも必要そうな書籍を借りまくっていまして借りるものがなくなってきそうです。
気の精かもしれませんが図書館には気功のほんとヨガのほんがすごく多い。そんな感じがしました。

とりあえず、おりを見てお勧めの書籍をご紹介できればと考えていますのでよろしくお願いいたします。では。

■2000/11/05 (日) 歯並びが動く?!

本日ワークをしていたときの、バレエをしているクライアントの方の話しなのですが、気がついたら歯並びがよくなったそうです。

これは実はワークを受けたからだけではないのですが、彼の場合、身体の筋肉を一つずつ分けて使うことが出来るような特殊なトレーニングをしています。
そしてかなりの線まで進化を遂げ、その様子は私が見ても「Oh!!すごいぞぉ!これは!!」と驚くほどです。

で、その方曰く、最近視力がよくなって、左右が1.2(おそらく以前は右が悪かったはず)、頭蓋骨の歪みが整ってきた、インナーの筋肉群が左右対称に発達してきた(驚異的なバランス力と持久力を備えられたということ)、顔が年齢では信じられないくらい青年のようになってきてすばらしく整いはじめてきた、、、あげたらきりがないほどです。前回のワークでもずいぶん変わったなって驚いたんですが、今回も、いや今回の方が驚きました。

でその彼が言うには、「実は最近は並びが変わったんですよ。以前からも別段悪かったというわけではないと思っていたんですが、なんだか下顎が広がって歯並びの揃えがよくなっていったんです」といわれました。
実は、歯の一本一本は筋肉との関係があります。例えば下顎第三臼歯と大腰筋が関連があって・・・などなど。歯並びの悪くなっているところを見ることでその方の筋肉のバランスがどうなっているかをチェックすることができます。(AKのテクニックによる)
で、たしかに理論的に考えると、関連のある筋肉が状態が改善されることで歯にも影響が出てくる事もあるのでしょう。そう考えると彼の筋肉が一本一本意識して分けて使えるようになったことで歯並びが変わっていったことにも肯くことができます。

かなり多くの方に歯並びがもっとよくなることができないだろうかと悩んでいる方がいるので、そういうやり方があるのかもしれませんよ、という指針になるのかもしれないと思いました。

でもでも、彼がそこまでたどり着くまでの恐ろしいほどのストイックな努力を観ていると、やはり一般的なやり方ではないなぁと考えてしまうのですが。僕もそのやり方は手をだそうと思って思わず手を引っ込めてしまいました。^^!

しかしやっぱりからだって整いはじめて、使い方が非常に深く理解できるようになると不思議なことが起るものだとつくづく思う今日の日の午後のワークでした。



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