靴の選び方


爪先とハイヒール&インソールについて

自分の足形を知りましょう。


基本は爪先の形。
それが合わなければ、外反母趾やハンマートウを引き起こす原因になったり、疲れやすくなったりなど弊害がでてきます。

エジプト型(合う爪先タイプ=ブラントトウ、ラウントトウなど)

日本人に一番多い、親指がもっとも長いタイプです。親指が側面から圧迫されることで内側につまり外反母趾になりやすいでしょう。親指側の傾斜が緩い靴を選ぶようにしましょう。

ギリシャ型(合う爪先タイプ=ポインデトトウ、セミラウンドトウなど)

第2指が長いタイプです。比較的トウの細いエレガントな靴を履いても爪先に負担をかけることが少なく、外反母趾にもなりにくいでしょう。親指と第2指が同じな側の人もこれに当てはまります。

スクエア型(合う爪先タイプ=スクエアトウ、オブリックトウなど)

5本の指の長さに差がなく、爪先全体が四角形に近いタイプです。スマートなトウシェイプをはいたとき指にタコができたり、指の間にはウオノメが生じやすいでしょう。ゆったりとした幅の靴をおすすめします。
靴を選ぶ注意点としては他に、
・爪先は10ミリくらいの捨て寸が必要です。
・ヒールの高さは3センチくらいまでが疲れが少ないでしょう。
・サイズはあくまでも目安ですから、自分にあったかたちを選びましょう。
・親切なシューフィッターがいる靴店を探すこと。
あるシューフィッターさんいわく、ちゃんとした靴選びをすれば一人に約2時間はかかるそうです。まずは普段履くシューズについては、デザイン性も大切ですが、機能性を充分にかねそろえたものを選んでいくことが大切です。 ---------------------------------------------------
例えばハイヒールについてちょっと考えてみましょう。

裸足のとき
50Kgの人が立っていたとき
爪先に13Kg かかとに37Kg
ハイヒールのとき
50Kgの人が立っていたとき
爪先に23Kg かかとに27Kg

つまりハイヒールを履いたときのほうが、このケースでは10Kgも多くの体重がかかっていることになります。10Kgとは、1リットルの水が10本分の重さです。それを、細いトウの部分で支えるのですから、少しでも靴に圧迫などがあれば、タコやウオノメ、外反母趾、ハンマートウなどになるのは容易に理解できます。
たこや魚の目のでる箇所によりどのような障害があるのかを診断をする表があります。

足裏のたこによる障害判断図


もともと本来の足は、裸足で歩くように設計されていますので、その設計より遠のけば負担になってくるのです。

ハイヒールにより、10Kgにも及ぶ圧力をかけ続けられれば、足の指や足のトウ部分の関節や腱、筋肉がつまってきて固定化して運動能力が衰えてきます。それにより血行不良状態が進行し、神経も麻痺しがちになり、いざ痛みがでてみるときにはかなりの激痛として現れてくるという仕組みです。

また、体の前後の体重のかかり方が変わってきてしまいますので、長時間無理なヒールを履き続けると、骨盤がゆがんでしまう(だいたいが骨盤の恥骨部分が後ろの方にいってしまうようです)結果を引き起こします。


インソール(中敷き)について

私は足裏がかなりベストコンディションです。でもインソールがあった方がより行動的になれるからしております。外反母趾や土踏まずがないから・・・などの悩みがなければ中敷きが必要ないというのには疑問を持ちます。靴を履く先進国の人々の多く(4〜8割程度らしいです)が靴による足のダメージを受けております。

インソールは足の裏のマッサージが長時間継続してできる。
(ちなみに健康な人には、はだしが一番健康にいいそうです。脚部に障害を持たれている方は別ですので。)
従来のマット型のインソールは増幅された体重を一点で支えています。
ウォーター・マッサージ・インソールはいつも衝撃を足の裏全体で分散吸収します。
ちょっと早めに歩くと従来のインソールとウォーター・マッサージ・インソールでは毎日200トンの差となります。
ウォーター・マッサージ・インソールをはいた効果は人によりますが、2週間くらい履き続けるようにしましょう。(私は一応3週間履いてみました^^1---飽きちゃいましたので他に移った口ですがでも悪くはないとおもいます。というのが私の評価です。)

衝撃吸収・血行促進・冷えの解消・心拍数が少なくなるなどがきたいできるでしょう

ほかソルボの製品ゴールデンゲイトの製品などが代表的です。インソールについては、足が特に外反母趾などの障害などが無い方でも積極的に利用していくようにされることを希望します。歩きやすくなることにより行動範囲が広がりますから。
ちなみに私は現在ゴールデンゲートのダイナソールPCを愛用しています。ちょっと2500円と高いんですがなかなかよいです。
またソルボのDSISシリーズのラインナップの中から選択するのも手です。キッズ版もソルボのインソールシリーズから出ています。 そしてソルボ・メディカルフットケア・システムという足底板を造るためのパーツが5−10個単位でばら売りされています。それを使用して個人にフィットした足底板を作ることも可能です。ただしある程度の基礎知識がなければ難しいので一般的でなないでしょうが、DSISの足底板作成方法については講習会なども開かれていますので治療院や靴屋さんなどで通われている方々も徐々に増えてきて対応してくれる方もこれから多くなってくるよう期待しています。
私どものワーク中の方はお気軽にお問い合せいただければカタログがあります。またここはなかなか信頼の置けそうな靴屋さんだというところがありますのでご紹介します。
靴が合わなくって歩きかたがなかなかマスターできなくって悔しい思いをしている方も多くってそんな方にはとりあえず知っておいていただきたい情報ですよね。

個人的に一般書として以下の書籍が非常に詳しくてお勧め!

書名:歩くこと・足そして靴
著者:清水昌一
出版社:風涛社
価格:1553円+税
また専門書としましては以下のものがあります。 かなり写真入りで詳細なところまで突っ込んでありますので 専門家の方には必須アイテムでしょう。 書名:Foot function フットファンクション 出版社:Michael O.Seibel,入谷誠,黒木良克,山崎勉 出版社:ダイナゲイト 出版年:1996 価格:10600円+税
また1999/7月現在:東急ハンズ渋谷店***電話(03)5489-5111(代表)でインソールの売場面積が増えてかなり充実した内容となっております。商品のなかには片足分だけですが商品サンプルがあったりもしますので確かめてから購入することが出きるというメリットがあります。興味のある方は一度いかれることをお勧めいたします。
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