中国古代からある基本的なものの考え方。 すべてのものは二つのものから成り立っていると考えます。 しかし、これは対立しながら、しかもお互いに補い合い、変化しながら二つのバランスの上に物事は展開すると考えます。 一般に中医学では、「陰陽」が物事の判断基準になります。 身体の状態が陰・陽どちらかに傾き過ぎた結果、病気になるという考え方です。 陰陽は対極にありながら、不可分(ふたつに分けることの出来ない)なものです。 陰陽論は、絶対的なものでなく、相対、バランス論です。 陰のなかにも陽があり、陽のなかにも陰があります。 陰陽のどちらにも偏らない、これが太極です。 大極図はこの陰陽が運動するさまを現しています。 → → → また、太極拳の名は、ここからきています。 人体における陰面、陽面の見分け方: 簡単に言いますと、四つん這いになって、日の当たる側(背中側)が陽、かげ(陰)になる側(腹側)が陰です。